統計情報ライブラリー/産業漁業センサス
漁業就業者数
1.自営・雇われ別漁業就業者数 ― 雇われ就業者は約7割で、全国とは逆の就業構造―
 漁業就業者数(漁業の海上作業に30日以上従事した人)は1,819人で、前回と比べ356人(16.4%)減少した。
 市町村別(7市2町)の漁業従事者数をみると、氷見市が519人で最も多く、次いで魚津市の310人、新湊市の261人の順となり、この3市で全就業者の6割を占めている。前回と比べると全ての市町で減少した。
図11
 自営漁業・漁業雇われ別にみると、自営漁業のみ又は主として自営漁業に従事した者は575人(構成比31.6%)、漁業雇われのみ又は主として漁業雇われに従事した者は1,244人(同68.4%)となった。
 この構成割合は、全国と比べると、ほぼ逆転した形となっており、本県海面漁業の就業構造の大きな特徴の一つとなっている。

2.沿岸、沖合・遠洋漁業就業者数 ― 約9割が沿岸漁業に従事―
 漁業就業者が従事した漁業種類と乗り組んだ漁船のトン数によって沿岸、沖合・遠洋に区分すると、沿岸漁業就業者は1,654人(構成比90.9%)で、前回と比べ258人(13.5%)減少した。
 一方 、沖合・遠洋漁業就業者は165人(同9.1%)で、前回と比べ98人(37.3%)と大幅に減少した。

表21

沿岸漁業就業者 10トン未満の動力船使用の漁業、定置網漁業などに従事した者
沖合・遠洋漁業就業者 沿岸漁業就業者以外の者

3.年齢別就業者数 ― 就業者の約4割は65歳以上 ―
 男女別でみると、男子は1,766人(構成比97.1%)、女子は53人(同2.9%)である。
 年齢階層別にみると、65歳以上で17.7%、29歳以下で12.5%増加したほかは、他の年齢階層では大幅に減少している。この結果、65歳以上の高齢者の占める割合は前回を11.3ポイント上回る38.8%となり、一段と高齢化が進んだ。この割合は昭和53年の17.1%から、20年間で2倍以上になったことになる。
 なお、29歳以下で今回初めて増加しているのは、氷見市などで増えたためである。

表22

表23