統計情報ライブラリー/教育・文化学校基本調査
卒業後の状況調査/高等学校
大学等進学率(現役)49.6%で全国第11位

表29 高等学校卒業者の進路別推移  (単位:人、%)
各年
3月

卒業者総 数

大学等
進学者

専修学校専門課程進学者

専修学校一般課程等入学者
E
就職者

左記以外の者

死亡不詳

BCDのうち就職している者(再掲)

大学等
進学率
B/A

就職率
(E+H)/A
平成8
14,758
6,799
2,706
1,370
3,667
216
136
46.1
25.8
14,107
6,494
2,769
1,229
3,308
307
94
46.0
24.1
10
13,135
6,309
2,485
1,149
2,903
288
1
54
48.0
22.5
11
12,328
6,093
2,389
972
2,598
276
64
49.4
21.6
12
11,934
5,919
2,210
1,022
2,419
363
1
28
49.6
20.5
男子
5,939
2,950
735
672
1,432
150
7
49.7
24.2
女子
5,995
2,969
1,475
350
987
213
1
21
49.5
16.8
公立
9,512
5,019
1,801
828
1,644
219
1
22
52.8
17.5
私立
2,422
900
409
194
775
144
6
37.2
32.2

1.卒業者数
 平成12年3月の高等学校卒業者数は11,934人で、前年より394人(3.2%)減少した。
 男女別にみると、男子が5,939人で前年より202人(3.3%)減少、女子が5,995人で前年より192人(3.1%)減少した。
 設置者別では、公立が9,512人、私立が2,422人となっている。
 課程別では、全日制課程が11,708人、定時制課程が226人となっている。
 進路別では、大学等への進学者が5,919人(構成比49.6%)、専修学校専門課程への進学者が2,210人(同18.5%)、専修学校(一般課程)等入学者が1,022人(同8.6%)、就職者が2,419人(同20.3%)、左記以外の者が363人(同3.0%)、死亡不詳が1人となっている。
 前年との比較では、卒業者総数が(394人減)減少し、大学等進学者(174人減)、専修学校専門課程進学者(179人減)、就職者(179人減)も減少しているが、専修学校一般課程等入学者(50人増)、左記以外の者(87人増)が増加している。
(表29、統計表112、113、114)
2.大学等進学者数(現役)
 大学等への進学者数は5,919人(男子2,950人、女子2,969人)で、前年より174人(2.9%)減少した。その内訳は、大学学部4,501人(男子2,680人、女子1,821人)、短期大学本科1,377人(男子260人、女子1,117人)、大学・短大の別科3人、高等学校専攻科35人、盲・聾・養護学校高等部専攻科1人、大学・短大の通信教育部2人となっている。

 卒業学科別では、普通科が4,789人(構成比80.9%)、農業科が58人(同1.0%)、工業科が267人(同4.5%)、商業科が352人(同5.9%)、水産科が7人(同0.1%)、家庭科が107人(同1.8%)、看護科が29人(同0.5%)、理数科が134人(2.3%)、総合学科が176人(同3.0%)となっている。

(表30、統計表112、113、114
表30 大学等進学者の進学先別内訳  (単位:人)
各年
3月
大学(学部)
短大(本科)
大学・
短大の
別科
高等学校
専攻科
盲聾養護学校高等部専攻科
大学・短大の通信教育部
総数
男子
女子
総数
男子
女子
平成8
4,618
2,683
1,935
2,140
430
1,710
15
24
2
4,531
2,625
1,906
1,914
337
1,577
11
37
1
10
4,455
2,630
1,825
1,814
341
1,473
7
30
3
11
4,406
2,603
1,803
1,646
299
1,347
2
37
2
12
4,501
2,680
1,821
1,377
260
1,117
3
35
1
2
3.大学等進学率数(現役)
 大学等進学率は49.6%で、前年より0.2ポイント上昇し、全国第11位(前年第8位)となった。このうち、大学学部への進学率は37.7%で、前年より2.0ポイント上昇し、男女ともに大学学部への進学志向が高まっている。また、短期大学への進学率は11.5%で、前年より1.9ポイント低下した。
 大学等進学率を男女別にみると、男子が49.7%(前年47.5%)、女子が49.5%(前年51.3%)で、男子が女子をわずかに上回っているが、このうち、大学学部への進学率では、男子が45.1%(前年42.4%)、女子が30.4%(前年29.1%)と、男子が女子を大きく上回っている。
 女子の進学率の内訳をみると、大学学部への進学率(30.4%)が、短大本科への進学率(18.6%)を7年連続で上回り、その差は広がりつつある。
 卒業学科別の進学率は、普通科が59.7%(前年59.3%)、農業科が17.4%(前年15.7%)、工業科が18.0%(前年15.8%)、商業科が38.3%(前年34.8%)、水産科が7.7%(前年8.4%)、家庭科が27.0%(前年29.4%)、看護科が26.4%(前年23.9%)、理数科が66.7%(前年80.1%)、総合学科が46.8%(前年69.1%)となっており、特に理数科と総合学科の低下が著しい。
(図14、15、統計表112)
ChartObject Chart 1

ChartObject Chart 1
 

4.就職者総数
 就職者総数は2,447人で、前年より215人(8.1%)減少した。その内訳は、就職者2,419人、就職進学者9人、専修学校専門課程に進学しながら就職している者10人、専修学校(一般課程)等へ入学しながら就職している者9人となっている。
 男女別にみると、男子が1,439人、女子が1,008人となっている。
 産業分類別では、「製造業」が1,153人(構成比47.1%)で最も多く、次いで「卸売・ 小売業,飲食店」が400人(同16.3%)、「サービス業」が361人(同14.8%)、となっている。
 職業分類別では、「生産工程・労務作業者」が1,351人(構成比55.2%)で最も多く、次いで「販売従事者」が299人(同12.2%)、「サービス職業従事者」が294人(同12.0%)、となっている。
 就職先を県内・県外別にみると、県内就職者が2,280人で、県外就職者の167人を大きく上回っている。
 県外就職者の都道府県別では、石川県48人、大阪府26人、東京都19人、、愛知県15人の順に多い。
(図16、17、統計表112、116、117、118、119)

 
 

図16 就職者の産業別割合
ChartObject Chart 2
 
 

図17 就職者の職業別割合
ChartObject Chart 1



 
 
 
 
 

5.就職率
 就職率は20.5%で、前年より1.1ポイント低下し過去最低となり、全国の18.6%を上回っている。
 男女別にみると、男子が24.2%(前年25.9%)、女子が16.8%(前年17.3%)となっている。
 県内就職率は93.2%で、前年より1.6ポイント上昇し、全国第4位となっている。
(図18、統計表112、118)
ChartObject Chart 1