統計情報ライブラリー/教育・文化学校基本調査
学校調査/小学校
児童数61,863人で、過去最低
長期欠席者数は476人で増加
 

表1 小学校の推移  (単位:校、級、人、%)
年度
学校数

学級数

児童数

教員数
1学級
当たり
児童数
C/B
教員1人
当たり
児童数
C/D
女子教員
の占める
割合
対前年度
増減率
対前年度
増減率
対前年度
増減率
対前年度
増減率
平成8 245 2,548 68,734 △3.3 3,862 △1.3 27.0 △0.2 17.8 △0.4 69.4
243 2,494 66,476 △3.3 3,789 △1.9 26.7 △0.3 17.5 △0.3 70.4
10 243 2,459 64,692 △2.7 3,746 △1.1 26.3 △0.4 17.3 △0.2 70.5
11 240 2,409 63,038 △2.6 3,687 △1.6 26.2 △0.1 17.1 △0.2 70.4
12 238 2,383 61,863 △1.9 3,681 △0.2 26.0 △0.2 16.8 △0.3 70.2
国立 1 12 480 0.0 17 0.0 40.0 0.0 28.2 0.0 17.6
公立 237 2,371 61,383 △1.9 3,664 △0.2 25.9 △0.2 16.8 △0.2 70.4

1.学校数
 学校数は前年度より2校減少(氷見市で統合、砺波市で廃止)し、238校(本校233校、分校5校)となり、このうち休校は11校(本校6校、分校5校)であった。
 設置者別にみると、国立が1校、公立が237校となっている。
 市町村別では、富山市49校、高岡市26校、氷見市19校の順に多い
 学級数別学校数をみると、6学級の学校が47校(構成比19.7%)で最も多く、次いで7学級が36校(同15.1%)となっている。
 学級規模別学校数では、11学級以下(小規模校)が142校(構成比59.7%)、12〜18学級(標準校)が78校(同32.8%)、19学級以上(大規模校)が18校(同7.6%)となっている。
 1校当たりの学級数は10.0学級(前年度10.0学級)で、全国の11.3学級を下回っている。                          
(表1、統計表2、11)
2.学級数
 学級数は2,383学級で、前年度より26学級減少した。
 編成方式別にみると、単式学級が2,188学級(構成比91.8%)、複式学級が37級(同1.6%)、 75条の学級が158学級(同6.6%)となっている。         
(表1、統計表3) 
3.児童数
   児童数は61,863人(男子31,651人、女子30,212人)で、前年度より1,175人(1.9%)減少した。
 その推移をみると、昭和33年度に159,700人とピークに達したが、その後は年々減少し、昭和48年度には87,558人(ピーク時の54.8%)に落ち込んだ。昭和49年度からは増加し始め、昭和57年度には109,983人となったが、昭和58年度からは再び減少傾向が続いており、本年度は過去最低(ピーク時の38.7%)となっている。
 学級編成方式別では、単式学級児童が61,229人、複式学級児童が293人、75条の学級児童が341人となっている。
 市町村別では、富山市17,438人、高岡市9,250人、氷見市3,036人の順に多い。対前年度 増減数をみると、富山市302人(1.7%)減少、氷見市163人(5.1%)減少、高岡市115人(1.2%)減少など28市町村で減少している。前年度より増加したのは、舟橋村37人(24.0%)、滑川市33人(1.8%)、砺波市32人(1.3%)など7市町村であった。
 1校当たりの児童数は259.9人(前年度262.7人)で、全国の305.6人を大きく下回っている。
 1学級当たりの児童数は26.0人(前年度26.2人)で、全国の27.1人を下回っている。
(表1、2、統計表4)
表2 男女別及び学年別児童数の推移  (単位:人)
年度
男子
女子
1学年
2学年
3学年
4学年
5学年
6学年
平成8
68,734
34,937
33,797
10,393
11,023
11,010
11,709
12,006
12,593
66,476
33,855
32,621
10,174
10,411
11,067
11,043
11,745
12,036
10
64,692
33,132
31,560
10,129
10,158
10,444
11,099
11,083
11,779
11
63,038
32,324
30,714
10,051
10,153
10,187
10,457
11,107
11,083
12
61,863
31,651
30,212
9,838
10,063
10,160
10,207
10,473
11,122
4.教員数及び職員数
 教員数(本務者)は3,681人(男子1,098人、女子2,583人)で、前年度より6人(0.2%)減少した。教員総数に占める女子教員の割合は0.2ポイント低下し、70.2%となっている。
 1教員当たりの児童数は16.8人(前年度17.1人)で、全国の18.1人を下回っている。
 1校当たりの教員数は15.5人(前年度15.4人)で、全国の16.9人を下回っている。
 職員数は1,036人で、前年度より14人減少した。
(表1、3、図1、統計表5、6、19)
表3 男女別教員数  (単位:人)
年度
平成8
3,862
1,180
2,682
3,789
1,122
2,667
10
3,746
1,106
2,640
11
3,687
1,091
2,596
12
3,681
1,098
2,583

5.理由別長期欠席者数
 平成11年度間の30日以上の長期欠席者数は、平成10年度間より34人(7.7%)増加の476人で、理由別では「病気」が184人(構成比38.7%)で最も多く、次いで「不登校」が159人(同33.4%)、「その他」が133人(同27.9%)となっている。全児童数に占める「不登校」の比率は0.25%で、低い順に全国第5位であった。
 なお、「その他」が前年と比較して、104人増(359%増)となっているのは、平成12年度から「その他」には、「欠席理由が2つ以上(「病気」と「不登校」など)あり主たる理由を特定できない者」や「保護者の無理解・無関心から欠席している者」等が含まれることとなったことによる。 (表4、5、図2、3、統計表8)

表4 理由別長期欠席者数   (単位:人)
年度間 総 数 欠 席 理 由
病 気 経済的理由 学校ぎらい 不登校 その他
平成7 430 229 3 159 39
8 493 226 221 46
9 467 217 1 199 50
10 442 194 1 218 29
11 476 184 159 133
* 長期欠席者の理由別調査項目の「不登校」は、平成10
年度は 「学校ぎらい」として心理的な理由などから登校をきらって長期欠席した者を把握していたが、11年度は何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくてもできない状況にある者と定義を明確にした。

*12年度から「その他」は、「欠席理由が2つ以上(「病気」と「不登校」など)あり主たる理由を特定できない者」や「保護者の無理解・無関心から欠席している者」「外国での長期滞在、国内・外の旅行のため長期欠席している者」「連絡先が不明な者」等と定義を明確にした。

ChartObject Chart 1

表5−1 全自児童に占める学校ぎらいの比率  (単位:%)
年度間 富山県 全 国
平成 7 0.22 0.20
8 0.32 0.24
9 0.30 0.26

 
比率 各年度間学校ぎらいの欠席者数 × 100

各年5月1日現在児童数

表5−2 全児童数に占める不登校の比率  (単位:%)
年度間 富山県 全 国
平成 10 0.34 0.34
11 0.25 0.35

 
比率 平成10年度間不登校の欠席者数 × 100

各年5月1日現在児童数

ChartObject 図3 長期欠席者の推移