5 居住期間(新規調査項目)・・・7割以上が出生時とは異なる場所に居住
 平成12年における富山県の人口について居住期間別の割合をみると、出生時から引き続いて現住居に住んでいる者は24.5%、出生時の住居とは異なる場所に移動したことがある者(以下「移動者」という。)は75.3%となっている。移動者について居住期間別にみると、「20年以上」が32.2%と最も高く、次いで「1年以上5年未満」が14.2%、「10年以上20年未満」13.4%、「5年以上10年未満」が9.6%と続いている。
 「出生時から」の割合を年齢階級別にみると、0〜4歳で男性75.2%、女性74.8%で最も高く、年齢が高くなるにつれて次第に割合が低くなる傾向にあり、20〜25歳までの各階層では男女ともほぼ同様に低下しているが、25〜29歳では男女間で6.4%の格差が生じており、女性の結婚による住居の移動が始まっていることが伺える。30〜34歳以上の段階では、男性がほぼ20〜30%となっているのに対し、女性は結婚による住居の移動が男性より多いとみられることなどから、すべての階級で10%未満となっている。
図6 年齢階級、居住期間別人口割合
(男、平成12年)
  図7 年齢階級、居住期間別人口割合
(女、平成12年)