1 労働力状態
(1)労働力人口・・・労働力人口は男女ともに減少
 平成12年の労働力人口(就業者及び完全失業者)は619,025人で平成7年(632,871人)に比べ13,846人、2.2%減少している。
 男女別にみると、男性が351,666人、女性が267,359人で、平成7年に比べ、男性が8,774人、女性が5,072人減少している。


(2)労働力率・・・労働力率は2.1ポイント低下
 労働力率(15歳以上人口に占める労働力人口の割合)は、64.3%で、平成7年(66.4%)に比べ2.1ポイント低下している。
 男女別では、男性が76.5%(前回79.4%)、女性が53.1%(前回54.6%)で、平成7年に比べ、それぞれ2.9ポイント、1.5ポイント低下している。


表1 労働力状態、男女別15歳以上人口
  15歳以上人口 労働力人口 非労働力人口
E
労働力率
(B/A*100)
就業率
(C/A*100)
完全失業率
(D/B*100)
A(B+E) B(C+D) 就業者C 完全失業者D
H12 総数 963,274 619,025 597,702 21,323 341,565 64.3 62.0 3.4
459,469 351,666 338,106 13,560 105,856 76.5 73.6 3.9
503,805 267,359 259,596 7,763 235,709 53.1 51.5 2.9
H7 総数 952,959 632,871 615,202 17,669 319,203 66.4 64.6 2.8
453,794 360,440 348,800 11,640 92,812 79.4 76.9 3.2
499,165 272,431 266,402 6,029 226,391 54.6 53.4 2.2
増減 総数 10,315 ▲ 13,846 ▲ 17,500 3,654 22,362 ▲ 2.1 ▲ 2.5 0.6
5,775 ▲ 8,774 ▲ 10,694 1,920 13,044 ▲ 2.9 ▲ 3.3 0.7
4,640 ▲ 5,072 ▲ 6,806 1,734 9,318 ▲ 1.5 ▲ 1.8 0.7


(3)年齢階級別労働力率・・・男性の台形型と女性のM字型
 労働力率を年齢階級別にみると、男性は25〜59歳の各年齢階級でいずれも95〜97%台と高い台形型、女性は20〜24歳の77.0%と40〜49歳の82.7%を頂点とし、30〜34歳の69.2%を谷とするくぼみの浅いM字型となっている。


図1 年齢階級別・男女別労働力率(平成12年・平成7年)


(4)就業者数・・・17,500人の減少
 15歳以上就業者数は597,702人で、平成7年に比べ17,500人、2.8%減少している。男女別にみると、男性は338,106人、女性は259,596人で、平成7年に比べ男性は10,694人、3.1%、女性は6,806人、2.6%それぞれ減少している。
 また、65歳以上の就業者数は54,175人(就業者の9.1%)で、平成7年に比べ1,965人、3.5%減少している。
 就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)は62.0%で、男女別では、男性が73.6%、女性が51.5%となっている。


(5)完全失業率・・・3.4%に上昇
 完全失業者は21,323人で、平成7年(17,669人)に比べ、3,654人、20.7%増加している。これを男女別にみると、男性が13,560人、女性が7,763人で、平成7年に比べ、それぞれ1,920人(16.5%)、1,734人(28.8%)増加している。
 完全失業率は3.4%で、平成7年の2.8%から0.6ポイント上昇している。男女別では、男性が3.9%、女性が2.9%で、平成7年(男性3.2%、女性2.2%)に比べると、男女とも0.7ポイント上昇している。


図2 男性、年齢階級別完全失業率(平成12年・7年)


図3 女性、年齢階級別完全失業率(平成12年・7年)