小売価格はその時代を映す鏡

昭和45年を1とした平成27年の価格をみると、「大工手間代」は46年間で約7.1倍になっているのに対し、「清酒」は約1.7倍、「食パン」は約2.9倍とそれほど大きく上昇していません。また、教養娯楽関係の「グローブ(軟式野球用)」は約4.8倍、「映画観覧料」は約4.0倍となっています。
なお、「灯油」については、約4.5倍ですが、世界情勢などの影響を受けて、この46年間に大きく価格が変動していることがわかります。

年平均小売価格の推移(富山市)

グラフ・年平均小売価格の推移(富山市)

富山市県の物価は低い水準〜消費者物価地域差指数の結果より〜

平成27年平均消費者物価地域差指数(全国平均=100)を都道府県別にみると、富山県の総合(持家の帰属家賃を除く)は98.4で29位となっていることから、富山県の物価は、全国平均より低い水準にあることがわかります。
なお、最も高いのは東京都で104.0、次いで神奈川県が103.5となっています。

平成27年平均消費者物価地域差指数(全国平均=100)


順位 都道府県名 持家の帰属家賃を除く総合
1 東京 104.0
2 神奈川 103.5
3 埼玉 101.7
4 兵庫 101.1
5 山形 100.8
… … …
29 富山 98.4
… … …

「物価」は経済の体温計  〜小売物価統計調査の結果を基に消費者物価指数を算出〜

平成28年平均富山市消費者物価指数(平成27年=100)は総合指数で99.8となり、前年に比べ0.2%下落しました。野菜・海藻や肉類を中心に「食料」や「家具・家事用品」などが上昇したものの、原油価格の下落等により「交通・通信」や「光熱・水道」が下落したためです。

消費者物価指数(総合)の推移

グラフ・消費者物価指数(総合)の推移

季節によって価格が変わる?!〜消費者物価指数の結果より〜

商品のなかには年や季節によって大きく価格が変わるものがあります。
例えば、「生鮮野菜」の動きをみてみると、天候など供給側の要因により、年間を通して価格が大きく変動しています。
また、「他の光熱(灯油)」については、原油価格の変動により、平成27年末に灯油価格が大きく下落し、平成28年は上昇下落を繰り返しながら、少しずつ上昇しています。

「生鮮野菜」「他の光熱(灯油)」の指数の推移

グラフ・消費者物価指数(富山市)の推移

「交通」は3月、8月及び12月に上昇します。
これは、旅行シーズンにより需要が増え航空運賃などが高くなるためで、特に8月は大きく上昇しています。(平成26年については、消費税率引上げにより、4月以降大きく上昇しました。)

「交通」の指数の推移

グラフ・「交通」の指数の推移