12月号のダイジェスト 平成28年12月号
2016.December
寄稿
日本銀行富山事務所長 武田 英俊

2015年3月14日の北陸新幹線金沢・富山開業からあと数か月で2年になります。首都圏等からのアクセスが大幅に改善したことを受けて、本県を巻き込んだ交流人口が大幅に増加し、地域経済に大きな効果をもたらしています。

一方、新幹線2年目に入った本年4月以降、北陸新幹線の利用者数が前年(開業初年)を下回っていることもあり、新幹線開業効果の持続性を問う声も聞かれるようになっています。

本稿では、交流人口の観点から開業2年目の終盤を迎えつつある北陸新幹線の経済効果について、ご見解を示していただきました。


 

カンラン

ナンテン

ナンテンはメギ科ナンテン属の常緑低木です。中国原産の植物で西日本の野外に見られますが、これは渡来したものが野生化したと言われています。和名の読みが「難転(なんてん)」と聞こえることから、縁起の良い植物として家の鬼門などに植えられます。江戸時代には葉の形の変わったものが選び出され、葉が糸状になったキンシナンテンや丸く膨れたオカメナンテンなどが今も栽培されています。

(富山県中央植物園で撮影)

写真・文:富山県中央植物園