9月号のダイジェスト 平成27年9月号
2015.September
寄稿
株式会社日本政策投資銀行富山事務所 鵜殿 裕
奥村 渚

民間企業設備投資(以下、「設備投資」という。)は、個人消費などと並んで景気動向を左右する重要な要素となっており、また、企業の投資計画は、その時点の企業マインドを表す指標とされています。富山県の設備投資においても、国全体と同様、地域における企業の事業展開への意欲を示すものとして、地域経済の今後の姿を占うために重要な指標となっています。

本稿では、株式会社日本政策投資銀行が定期的に実施している設備投資計画調査を材料に、富山県経済の現状と特徴について考察していただきました。


寄稿
富山県国際課中国遼寧省派遣職員 後藤 圭佑

富山県と遼寧省は1984年に友好県省を締結し、それ以来、職員の相互派遣、留学生や研修員の受入等の人的交流をはじめ、文化、経済、観光、環境、スポーツ、教育など様々な分野で交流を行ってきました。

また、昨年は友好県省を締結して30周年の節目の年を迎え、10月には石井知事を団長とする友好代表団が遼寧省を訪問し、様々な記念事業を行いました。

本稿では、今年8月までの約1年間、中国遼寧省の省都瀋陽市に滞在していた富山県職員が、実際に生活した瀋陽市について、経済発展と交通事情という観点からご紹介します。

 

スイフヨウ

スイフヨウ

漢字は「酔芙蓉」、朝咲いた時には純白で、次第にピンクに色づき、夕方には赤くなって咲き終わることから、酒に酔ったように色が変化するということで名づけられました。写真は白とピンクが混じって見られる昼頃に撮影したものです。「おわら風の盆」が舞台となった小説「風の盆恋歌」に登場し、同名の唄でも有名になりましたが、花が見られるのはおわらが終わった後の9月中旬頃になります。

(富山県中央植物園で撮影)

写真・文:富山県中央植物園