11月号のダイジェスト 平成26年11月号
2014.November
寄稿
富山県 国際・日本海政策課 高野 早苗

富山県と中国上海市は、2005年(平成17年)に富山―上海便の就航を契機として、経済・文化・教育等の分野において、交流を推進していくことに合意しました。そして、人材交流の一環として、2006年(平成18年)から継続的に富山県の職員が上海市に派遣されています。

本稿では、派遣職員として上海に滞在していた富山県職員が、チャイナドレスのオーダーメイドを通して、今の上海をお伝えします。



 

ユチャ

ユチャ

 中国雲南省から導入したツバキの仲間です。漢字では「油茶」と書き、結実が良く、名前のとおり種子からはオレイン酸を多く含む良質の油が得られるため、食用や化粧品に利用されています。自生地は長江以南ですが、中央植物園では屋外で雪囲いを施して栽培しています。11月から1月にサザンカに似た白色の花をつけ、果実は翌年の秋に熟して裂開します。

(富山県中央植物園で撮影)

写真・文:富山県中央植物園