12月号のダイジェスト
平成25年12月号
2013.December
動き 県産材の利用促進について
富山県農林水産部森林政策課

富山県内の森林のうち、民有林の28%にあたる約5万haはスギを中心とした人工林です。このうち、木材として本格的に利用可能な森林が約7割を占めていますが、木材価格の低迷などから素材生産量は低く推移しています。

県産材の利用を促進することは、林業生産活動による森林資源の循環利用と健全な森づくり、木材産業の振興につながります。

本稿では、県産材の利用促進に関する県のさまざまな取り組みについて、ご紹介します。


動き 経済センサス-活動調査の結果について(その1)
統計調査課

経済センサスは、事業所及び企業の経済活動の状態を明らかにし、我が国における包括的な産業構造を明らかにするとともに、事業所・企業を対象とする各種統計調査の実施のための母集団情報を整備することを目的としています。

本稿では、平成24年2月1日を調査期日に実施され、本年8月から来春にかけて集計区分ごとに結果が公表されている経済センサス-活動調査結果の中から、第1回目として、産業横断的集計に関して、本県分の概要を全国との比較を交えて、ご紹介します。


 

ダイオウショウ

ダイオウショウ

 ダイオウショウは漢字で「大王松」と書き、北アメリカ東南部〜南部原産の樹木で、日本に渡来したのは明治時代末と比較的新しい植物です。葉が長いのが特徴で、お正月の生花によく使われます。日本在来のアカマツやクロマツは、2本の針状をした葉が根元でくっついていますが、ダイオウショウの葉は3本の葉がくっついています。

(富山県中央植物園で撮影)

写真・文:富山県中央植物園