10月号のダイジェスト
平成24年10月号
2012.October
寄稿 ロシア極東地方への旅
〜最近のシベリア鉄道事情〜

富山県 国際・日本海政策課
ロシア連邦沿海地方派遣職員  裏田  裕史

シベリア鉄道は、ウラジオストクとモスクワを結ぶ世界一の長さの鉄道です。近年、歴史あるシベリア鉄道に、これまでにはない充実した設備とサービスを備えた新しい車両が誕生しました。

本稿では、ウラジオストクとハバロフスクの間を結ぶ列車の新型車両を例に、シベリア鉄道での極東ロシアの旅の様子をご紹介します。

また、APEC開催を機に行われた一連のインフラ整備で、大きな変化を見せているウラジオストクの様子も併せてご紹介します。

 

ガマズミ

ガマズミ

 ガマズミは2〜3mほどの落葉性の低木で、秋になるとたくさんの小さな赤い実を枝先につけます。1つの実は5mmほどで房状につきます。熟した実は甘酸っぱくて生食できますし、果実酒としても利用できます。富山県内では、山野の雑木林などの林縁部によく見かけます。秋には葉が赤く紅葉するものもあり、赤い実とともに秋を感じさせてくれます。枝には柔軟性があって強靭なため、薪を束ねるのに使われたり、かんじきの材料に使われたりもします。

(富山県中央植物園で撮影)

写真・文:富山県中央植物園