クレマチス
キンポウゲ科クレマチス(センニンソウ)属の多年草。花びらのように見えるものは、実は、がく片。クレマチスという名は、ギリシャ語のKlema(つる、まきヒゲ)が由来らしい。花言葉は、「高潔」、「心の美」。
日本では、『クレマチス』よりも『テッセン』という呼び名の方が一般的かもしれない。これは、中国原産のクレマチスの一種「テッセン」と、日本原産の「カザグルマ」の園芸種が、花の形や姿が似ていたため、いつしか混同されて広まったため。
現在のクレマチスは、日本原産の「カザグルマ」や中国原産の「ラヌギノーサ」がヨーロッパに伝わり、様々な西洋の原種と複雑に交配された園芸植物。 ガーデニングが盛んなイギリスでは、空間を立体的に彩る『つる性植物の女王』としてバラに次いで人気がある。日本でも古くから、美しい大形の花を咲かせる植物として親しまれている。比較的栽培しやすいことに加え、花色や形などの多様性、品種を選べば長く花を楽しめる点なども魅力的だ。
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