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議会日程

平成28年10月臨時会 知事の提案理由説明

 
 本臨時会に提出いたしました案件の説明に先立ちまして、ひとこと申しあげます。
 本日ここに、先般執行されました県議会議員補欠選挙におきまして、当選されました議員各位をお迎えすることは、誠に喜ばしく、あらためて、心から当選の お祝いを申しあげます。
 また、先月開催された第十五回パラリンピック競技大会ボッチャ団体において、藤井友里子選手が見事に銀メダルを獲得されました。ボッチャでのメダル獲得 は、個人・団体を通じて日本初となるとともに、本県選手によるパラリンピック団体種目でのメダル獲得は、夏季、冬季を通じて今大会がはじめてとなる快挙で あり、県民を代表して、心からお祝い申しあげます。
 日頃の精進と鍛錬が実を結び、パラリンピックの大舞台でこのような偉業を成し遂げられたことは、誠に素晴らしく、まさに県民の誇りであり、また、県民は もとより国民の皆さんに多くの勇気と感動、障害のある方々に夢と希望を与えていただきました。県としては、来月四日に県民栄誉賞を贈呈し、県民の皆さんと ともにその栄誉を称えることとしております。藤井選手には、今後とも、ますますご活躍されることを心からお祈り申しあげます。

   一 最近の経済・雇用情勢等について

 次に、補正予算編成の背景にある、最近の経済・雇用情勢等について申しあげます。
 我が国を取り巻く内外の諸情勢は、この数年、雇用・所得環境が大きく改善する一方、少子高齢化や潜在成長力の低迷といった構造要因も背景に、個人消費や 民間投資は力強さを欠いた状況にあり、また、新興国経済の陰り、英国国民投票におけるEU離脱の選択等、世界経済の需要の低迷、成長の減速のリスクが懸念 されております。
 こうしたなか、安倍内閣においては、八月に「未来への投資を実現する経済対策」を閣議決定し、当面の需要喚起にとどまらず、民需主導の持続的な経済成長 と一億総活躍社会の着実な実現につながる取組みを中心とし、構造改革と未来への投資の加速を目的とする経済対策を打ち出され、それらの関係施策を内容とす る平成二十八年度第二次補正予算が、去る十一日に成立したところであります。
 今回の国補正予算には、一億総活躍社会の実現の加速や、二十一世紀型のインフラ整備、中小企業・小規模事業者および地方の支援などが盛り込まれ、本年四 月に創設された地方創生推進交付金に加え、未来への投資の基盤となる施設整備等を対象とする「地方創生拠点整備交付金」が創設されるなど、富山県として、 全国知事会とも連携しながら関係方面に対し強く要請してきた内容を相当程度活かしていただいたところであります。

   二 県の取組みについて

 県としましては、これまでも、国の取組みに先んじて、「ものづくり産業未来戦略」に基づく最先端ものづくり産業の強化、中小企業・小規模企業の経営支 援、産業振興と一体となった雇用創造や人手不足の分野における雇用型訓練等を通じた雇用の確保・創出、人材育成など、経済・雇用対策の推進に迅速かつ積極 的に取り組んできたところです。
 また、先の九月補正予算で有効需要の創出にも資するため、公共事業の増額とあわせ、地方創生に意欲的・先駆的に取り組む地域において、道路、橋りょうお よび農業農村・森林整備を重点的に行うための県単独建設事業を増額し計画的な実施に努めております。
 さらに、今般の国補正予算について、本県の積極的な働きかけにより現時点で本県への配分が見込まれる公共事業を中心として、できるだけ速やかに県予算に 計上し、事業効果を早期に発現させることにより、災害に強い県土づくり、地域の活性化、農林水産業の振興等につなげることが極めて重要であることから、関 係事業費等を盛り込んだ補正予算案を編成し、本臨時会に提案することとしたものであります。今後とも、本県経済の一層の発展、雇用環境のさらなる改善に向 けてしっかりと取り組んでまいります。

(一)災害に強く強靭な県土づくりの推進について
 災害に強く強靭な県土づくりの推進につきましては、橋りょうの耐震補強、通学路等の安全対策、河川、砂防施設等の防災・減災対策、下水道施設や工業用水 道管路の耐震化・老朽化対策を進めるとともに、農業水利施設の長寿命化対策、ため池の緊急的な耐震・安全対策や漁港の機能強化などに取り組んでまいりま す。

(二)地域活性化のための社会資本整備の推進について
 地域活性化のための社会資本整備の推進につきましては、国道四一号猪谷 楡原道路、富山駅付近の連続立体交差事業、高岡環状線や魚津生地入善線などの県 内幹線道路の整備による道路ネットワークの構築、伏木富山港伏木地区における大型クルーズ船受入れのための港湾施設等の整備、間伐による森林整備などを進 めてまいります。

(三)高収益・高付加価値な農業の振興について
 環太平洋連携協定(TPP)を見据えた高収益・高付加価値な農業の振興につきましては、産地の競争力向上のための大区画化等の農業生産基盤の整備をはじ め、主穀作農業の効率化や高付加価値な園芸農業の振興のための設備導入、担い手の経営発展に資する農業用機械等の整備、畜産の地域連携による経営基盤強化 のための施設整備などを支援してまいります。

(四)林業の成長産業化の推進
 林業の成長産業化の推進につきましては、森林施業を効率的に行うための林内路網の整備や高性能林業機械の導入、森林資源の有効活用に向けた間伐材等の搬 出、民間製材業者が行う木材加工流通施設の整備などを総合的に支援してまいります。

  三 提出案件について

 つぎに、今回提出しました案件について申しあげます。
 議案第一一六号から第一一八号までは、今ほど申しあげました、災害に強く強靭な県土づくりや地域活性化のための社会資本整備の推進、高収益・高付加価値 な農業の振興、林業の成長産業化の推進などに取り組むための、一般会計、特別会計および企業会計の補正予算であります。
 補正予算の規模は、
一般会計  一四八億七、八六一万円
特別会計   一三億四、七一七万円
企業会計    三億円
となっております。
 また、一般会計におきましては、公共事業に係る債務負担行為      
二億二、〇〇〇万円を追加しております。
 つぎに、予算以外の議案としましては、地方自治法第一七九条及び同法第  一八〇条の規定による専決処分について報告しております。

 以上をもちまして、今回提出しました諸案件の説明といたします。
 なにとぞ、慎重ご審議のうえ、適正な議決をいただきますようお願い申しあげます。


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