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ホーム > 組織別案内 > 教育委員会 > 生涯学習・文化財室 > 国の登録有形文化財(建造物)の登録について

国の登録有形文化財(建造物)の登録について

最終更新日:2019年11月26日

 かねてより地域の歴史と文化の継承のため、適切な保存と活用に向けて取組を進めていた次の建造物について、平成31年3月18日(月)に開催された国の文化審議会において、登録有形文化財(建造物)として登録するよう答申がなされました。

1 文化財の概要

(1)名 称  冨田家住宅長屋門、味噌蔵、北土蔵、南土蔵
ア)所在地/所有者:南砺市安居188番1/個人所有
イ)建築年代 :
 長屋門 江戸後期建設/江戸末期移築、昭和前期移築
 北土蔵 明治前期建設
 味噌蔵・南土蔵  昭和前期建設
ウ)特徴等
 ・冨田家は、戦国時代の武士の末裔で、江戸時代初期に当地に屋敷地を構えた当地屈指の
  旧家である。
 ・長屋門は、当初は物置がない薬医門形式だったとみられ、旧家の屋敷構えの表門として
  正面に厳かな趣を添える
 【薬医門…門柱の後ろに控柱を2本設け、切妻屋根をかけた門】
 ・並んで建つ北土蔵と南土蔵は、建築時代が異なるが、背面の屋敷構えを重厚に見せている
 ・主屋は平成16年に登録済であり、今回の登録で敷地内の歴史的建造物はすべて登録文
  化財の登録となる
 【冨田家主屋…昭和3年建築で、上質な大工技術が隅々まで発揮され、ガラスを多用した
  建具などに近代の和風意匠が表れている】

(2)名 称  桂湯
ア)所在地/所有者:南砺市城端字大工町590番地/個人所有
イ)建築年代:昭和5年(1930)建設/昭和37年、41年、52年改修
ウ)特徴等
 ・約120年続いた銭湯の建物で、平成16年の廃業後に雑貨店として再生・活用されている
 ・脱衣場棟、浴場棟、住居棟からなり、脱衣場棟は、木造二階建てで正面銅板張のいわゆる
  「看板建築」である
 【看板建築…関東大震災後の一時期、木造2〜3階建て建物の正面外壁を銅板やモルタル
  などの耐火材で覆い、耐火性と洋風の装飾性を持たせた店舗併用の都市型住居】
 ・善徳寺門前町の景観に彩りを添える洋風意匠の建物である

(3)名 称  吉江地区招魂社(旧吉江小学校奉安殿)
ア)所在地/所有者:南砺市南砺市荒木725番/吉江自治振興会
イ)建築年代:昭和5年(1930)建設/昭和21年頃解体、昭和32年移築
ウ)特徴等:
 ・西洋古典様式基調の上質かつ重厚なつくりの石造建築物
 【西洋古典様式…各柱の柱礎と柱頭、柱頭上部の帯状装飾や蛇腹状の廻り縁、エンタシス
  付きの柱身などの特徴がある】
 ・戦前の奉安殿の好例である
 ・「竹内源蔵記念館(旧小杉町役場庁舎)」(H16登録済)などの公共建築を手掛けた
  宮浦才一郎による設計である

2 登録の意義

(1) 所有者のみならず、県民が、地域の身近な文化資産の価値や魅力を再発見・再認識するとともに、地域の宝・誇りとして末永く保存・継承していくための契機となる。
(2) 地域固有の優れた歴史的・文化的な資源が保存されることで、住民全体でまちづくりや観光などへの積極的な活用の推進に繋がることが期待される。

【参 考】これまでの県内の登録文化財(建造物)

登録有形文化財(建造物)  富山県庁舎本館など 64箇所132件
※今回の登録で県内の登録文化財(建造物)総数は合計66箇所138件となる。

冨田家住宅長屋門

冨田家住宅長屋門江戸時代後期に建設され、江戸時代末期・昭和時代前期に移築された冨田家住宅長屋門

桂湯脱衣場棟、浴場棟、住居棟

桂湯脱衣棟正面脱衣場棟、浴場棟、住居棟からなり、木造二階建ての脱衣場棟は、正面銅板張のいわゆる「看板建築」

吉江地区招魂社(旧吉江小学校奉安殿)正面

吉江地区招魂社(旧吉江小学校奉安殿)西洋古典様式基調の上質かつ重厚なつくりの吉江地区招魂社(旧吉江小学校奉安殿)

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教育委員会 生涯学習・文化財室 電話:076-444-3434  [ お問い合わせフォーム
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