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富山県の埋蔵文化財行政

最終更新日:2016年12月21日

発掘調査について

Q 発掘調査とは(What)


 埋蔵文化財包蔵地を調査目的で掘削することを「発掘調査」と呼びます。
「発掘調査」は考古学上必要とされる場合に行われる「学術発掘」と、土木工事等によって遺跡が壊される場合に行われる「緊急発掘」があります。富山県では平成7年度の調査件数216件のうち、「学術調査は」6件でした。
 また、「発掘調査」は屋外現場で掘削をおこなう「現地調査」のみを指すと思われがちですが、現地調査で出土した遺物を洗浄し分類したり現場で記録された図面類を屋内整理する「整理作業」も含み、「整理作業」の成果である「発掘調査報告書」の刊行をもって「発掘調査」の完了となります。(参考:発掘調査の進め方(図解) 参照)
 なお、埋蔵文化財包蔵地で土木工事等を実施する前に,文化庁長官への届け出が義務づけられています。

(参考)
文化財保護法第92条
土地に埋蔵されている文化財(以下「埋蔵文化財」という。)についてその調査のため土地を発掘しようとするものは,文部省令の定める事項を記載した書面をもって,発掘に着手しようとする日の30日前までに文化庁長官に届け出なければならない。ただし,文部省令の定める場合は,この限りではない。
2 埋蔵文化財の保護上特に必要があると認めるときは,文化庁長官は,前項の届出に係る発掘に関し必要な事項及び報告書の提出を指示し,又はその発掘の禁止,停止若しくは中止を命ずることができる。

文化財保護法第93条
土木工事その他埋蔵文化財の調査以外の目的で,貝づか,古墳その他埋蔵文化財を包蔵する土地として周知されている土地(以下「周知の埋蔵文化財包蔵地」という。)を発掘しようとする場合には,前条第1項の規定を準用する。この場合において,同項中「30日前」とあるのは,「60日前」と読み替えるものとする。
2 埋蔵文化財の保護上特に必要があると認められるときは,文化庁長官は,前条で準用する前条第1項の届出に係る発掘に関し必要な事項を指示することができる。

Q 道路や工場を造る前に発掘調査をしているけれど(Why)


 遺跡はそのまま後世に残されるのが好ましいのですが、道路の新設・拡幅,ほ場整備,工業団地の造成など,人類の生活利便上やむなく壊される場合も少なくありません。
 様々な調整の結果,遺跡が壊されることが決定的となった時点で,地中に埋もれていた遺跡を写真や図面で「記録保存」するため,工事に先立って緊急発掘調査が行われます。
 緊急発掘調査は主として県や市町村などの教育委員会や認められた財団法人などが実施します。
平成7年度の緊急発掘調査面積の内訳では,高速や国道などの国関連事業が30%,県道やほ場整備などの県関連事業が34%,市町村道や企業団地など市町村関連事業が8%,個人住宅や住宅団地など民間事業が28%となっています。

Q 発掘調査は誰がしているの(参加するには?)(Who)


 富山県で発掘調査を実施している機関としては、県埋蔵文化財センター,各市町村教育委員会,財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財事務所があり、発掘調査等の埋蔵文化財行政事務に従事する専門職員は県23名,市町村47名,財団23名の計93名です。(平成9年4月現在)
 現場で陣頭指揮をとる専門職員(発掘調査員)は,考古学や歴史学を専攻した発掘調査の専門家で、上記機関の発掘調査担当部門に従事していることが前提です。
 発掘調査員になるには上記の機関等に専門として採用されることが必要ですが、採用の前提として教員資格や学芸員資格が必要とされる場合もあります。
 また、発掘調査の現場では,専門職員を補助する「調査補助員」や実際に土を掘る「屋外作業員」,出土した遺物を洗浄したりする「屋内作業員」など多くの人々が携わっています。
 作業員は地元の方々が従事されていますが、口コミで広がる場合や求人広告が出される場合など様々です。近年ではシルバー人材センターから派遣される場合も多くなっています。参加したい場合には地元教育委員会に問い合わせてみるのも一つの手です。
 ただし、発掘調査は新聞等で華々しく報道される一面、作業の大部分は暑さ・寒さに耐えながらの肉体労働ですので、中途半端な気持ちでは続きませんのでご注意を。

Q 発掘調査はいつやっているの(When)


 発掘調査の大部分は「緊急発掘調査」といい,開発事業に先だっておこなわれています。従って、1年の季節の中でいつ始まるかは開発事業との関係によってまちまちです。
 ただし、富山県の場合,冬季は雪が積もりますのでおおよそ12月から3月までの間は休止せざるをえません。また、田んぼや畑の耕作の関係で耕作前や収穫後に集中する傾向があります。さらに,発掘調査は土の性質や色調を観察しながらの繊細な作業を伴いますので,雨の日や夜間の作業は困難です。 
 では、冬季や雨の日は何をやっているのでしょう。実は,出土した土器や図面の整理をおこなっています。土器を1片づつ洗ったり,割れた破片をくっつけたりと現地調査での繊細な作業に輪をかけて地道な作業です。

Q 発掘現場を見学するには(How)


 発掘調査途中の現場は,不規則なでこぼこや,ベルトコンベアー・足場などの機材があり、危険がいっぱいです。安全管理上,通常は関係者以外立入禁止となっています。また、発掘調査は期間を追われて実施している場合も多く、見学に来られても十分な対応ができないことがあります。
 そこで、たいていの場合は,発掘調査が一段落つき、現場が見頃になったところで「現地説明会」を開催しています。このときには写真や図入りの解説書が配布され、現地を実際に見ながら調査員からの解説を聞くことができます。
 「現地説明会」は不定期に行われますので、事前の新聞報道や市町村等のホームページ情報などで確認してください。

【 情報発信元 】
教育委員会 生涯学習・文化財室 電話:076-444-3434  [ お問い合わせフォーム
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