保護者の皆様へ…・・・かけがえのない子供たちのために
いじめが大きな社会問題になっています
「いじめ」をなくすためにはどうすればよいのでしょうか
一緒に考えてみましょう
本人が“いじめられている”と感じたら、それはいじめなのです
なぜ「いじめ」が起こる…
子供たちは、「いじめ」はいけないことと口では言っています。でも、現実には「おもしろい」「スカットする」からやってしまうとも言っています。残念ですが、おもしろければ、善悪の区別がなくなってしまうようです。
現代っ子の特徴
☆ そばで見ていても、無関係という態度をとりやすい。
・他人や社会的なものに無関心である。
・人に迷惑をかけなければそれでよい。
・干渉されたくないから人のことにも干渉しない。
☆ 皆と同じでないと不安に思う。
・同じでない子は、だれでも「いじめ」の対象になる可能性がある。
a 目立つことをする子
b いい格好をする子
c 皆の知っていることを知らない子
ストレスの多い子供社会になっているようです。子供に対しては良い面を伸ばす方向で日ごろからかかわりましょう。
良い面を認めていくことによって、存在感をもたせましょう。ストレスにも耐えられるようになります。うさばらしの必要もなくなるでしょう。
まちがった競争意識を排除しましょう。まちがった競争からは優越感と劣等感しか生まれません。それでは人を思いやる心が育ちません。
日ごろから、なんでも安心して話し合える家庭づくりを心がけ、どんなことがあっても、かけがえのない大切な子供として接していきましょう。
いじめられているふがいなさを責めないようにしましょう。そんなことをすると、何も話さなくなってしまいます。
人間は欠点やみじめな姿をさらすことに耐えられないものです。身近な人に対しては、なおのこと話しにくいようです。
みじめなことであっても話せるように、日ごろから子供を受け入れていくようにしましょう。
あなたのお子さんが、もし……
いじめられていたら…
「いじめ」のサインを見逃さない
☆お子さんの表情や行動に注意しましょう。
・学校に行きたがらない。
・体の傷やあざを隠そうとする。
・持ち物がなくなる。
・教科書やノートに落書きがある。
・表情が暗くなる。一人で過ごすことが多くなり、部屋にとじこもる。
・黙って、家の金品を持ち出す。
・急にイライラし始め、暴言を吐いたり、ものに当たったりする。
気づいたら行動を
☆一番話しやすい先生を通して、学校に連絡しましょう。
・お子さんの話に真剣に耳を傾けてください。
・いじめを受けた子は精神的に深く傷ついています。心の痛みを共に分かち合う姿勢が大切です。
・「やられたら、やり返せ!」などと、言ってはいけません。
・悪質な犯罪的行為については、学校の先生や関係機関へ相談しましょう。
いじめていたら…
☆いじめ」は、どんな理由があっても許されない行為であることを教えましょう。
・いじめられている子供が、どんなにつらい思いをしているかを理解させ、他人を思いやる心の大切さに気づかせましょう。
・「いじめ」をする子供は、心に不満をもっているこ とが多いようです。お子さんの話に十分耳を傾け、心の通い合う家庭を築くように努「めましょう。
はやしていたら…・ 見て見ぬふりをしていたら…・
周りで「はやす子」、「見て見ぬふりをする子」の存在が、「いじめ」を大きくしていることに気づかせましょう。
・まずは、「いじめ」を止める強さと正義感を育てたいものです。止めることができないときは、先生に知らせる勇気をもたせましょう。(手紙や電話を使って相談する方法もあります。)
「いじめ」をのりこえた私たち
苦悩した一年間をふりかえって
(中学校3年生女子の保護者)
昨年は、娘への「いじめ」に親子とも悩み苦しんだ1年間でした。初めて娘かいじめられていると知らされたときは、ショックで食事も喉を通らない不安な日が続きました。でも、このままではいけないと思い、じっくりと娘の話に耳を傾け、いじめられている娘のつらい気持ちを理解してやることに努めました。また、親子でいる時間を増やし、「いじめ」の新聞記事を一緒にスクラップしながら、「いじめ」は絶対に許されないこと、力になってくれる人が必ずいるということを教えました。そして、「いじめ」をのりこえるにはどうしたらよいかを親子で真剣に話し合いました。
その結果、「いじめ」の事実を知ってもらうために、娘は自分で担任の先生に相談に行きました。私も学校に出向き、娘への「いじめ」解消のために、先生方と話し合いの場を何度ももちました。また、学校以外の信頼できる人にも助言を求めました。先生方の熱心な取り組みもあって、「いじめ」はその後なくなり、娘は少しずつ落ち着いて登校できるようになりました。
中学3年生になった娘は、仲のよい友達にもめぐり会い、今元気に学校へ通っています。
「いじめ」の解決は私たちの手で!
(中学校2年生男子)
1年の球技大会のころからでした。友達からちょっとしたことで、ねちねちと文句を言われるようになったのです。そして、陰で悪口を言われたり、持ち物をかくされたりするなど次第に陰湿になり、いじめが広がっていきました。
ほどなく、学校生活についてのアンケート調査が行われました。僕は、嫌がらせを受けていることを書こうか書くまいか迷いました。しかし、迷った末、ありのままに書くことにしました。数日後、僕は担任の先生に呼ばれ、いろいろと事情を聞かれました。自分が受けた嫌がらせについて話すのは、本当につらかったです。
しかし、そのことがきっかけとなって、僕たちのクラスでは、「いじめ」に本気で取り組もうという活動が始まったのです。「いじめ」はどうしたらなくなるのかを真剣に何度も話し合いました。そして、そのような活動を続けていくうちに、僕への嫌がらせがなくなってきたのです。僕は「いじめ」という地獄から抜け出すことができました。「いじめ」を生み出しているのが私たち生徒ならば、「いじめ」を止められるのも私たち生徒だということを知りました。
「いじめ」はこんな形で
「いじめ」は“人権”にかかわる重大な問題です!
※詳しくは関連ファイルをご覧下さい。