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更新日:2021年2月24日

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朝日岳一帯におけるライチョウ生息数調査の結果(H29)

国の特別天然記念物であり、県鳥でもあるライチョウの保護対策の基礎資料とするため、県では、昭和47年から生息・生態調査を実施しています。
このたび、生息地の標高が低く温暖化の影響が懸念される朝日岳一帯で平成23年以来6年ぶりに調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。

調査期間・体制

平成29年6月28日~平成29年7月2日
平成29年7月12日~平成29年7月16日(計10日間)
株式会社BO-GA 7名(のべ52名)

調査地域

イブリ山(1791m)から夕日ヶ原、前朝日(2210m)、朝日平、赤男山手前鞍部、朝日岳(2418m)を経て長栂山(2267m)を経てアヤメ平までの主稜線を中心とした地域 870ha

調査結果

現地調査で視認されたライチョウの成鳥の生息数は13羽(オス6羽、メス7羽)、ヒナが6羽でした。視認されたライチョウ及び繁殖期特有の生活痕跡(ナワバリ)の観察結果から、20のナワバリの存在が推定されました。今回調査ではナワバリを形成していないいわゆるアブレオスを2羽確認できたため、調査地域内には少なくとも42羽(オス22羽、メス20羽)の成鳥が生息していると推定されました。
これは、前回調査(平成23年度)の44羽に比べ5%減となっています。

調査方法
調査員が踏査(急斜面では双眼鏡、地上望遠鏡による確認)により個体及び生息痕跡の確認を行い、ナワバリの数及び位置を確認します。ライチョウは原則一夫一妻のためナワバリを形成したつがいとアブレオスの合計値を生息数とします。

これまでの調査結果

ライチョウの生息数調査結果
調査年度 推定生息数(羽) 雄 雌 ナワバリ数 性比
S48(1973) 42 23 19 19 1.21
H6(1994) 56 34 22 22 1.55
H23(2011) 44 22 22 22 1.00
H29(2017) 42 22 20 20 1.10

調査結果に係る所見:調査委託先 株式会社BO-GAコメント

前回調査と比較したところ生息数、なわばり数ともに減少していますが、残雪の影響により過去の調査でなわばりが確認された地域でなわばりが確認できなかったことが原因として考えられるため、繁殖への影響は無いと思われ、生息環境は安定していると考えられます。
また、北アルプスにおけるライチョウの生息域は標高2,300m以上とされていますが朝日岳においては2,000m以下でもナワバリが確認されており、繁殖期の生息地としては日本で最も標高が低いものです。
温暖化により低標高域の生息地消失が懸念されていますが今回の調査では温暖化の影響は見られませんでした。

お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部自然保護課 

〒930-0005 富山市新桜町5-3 第2富山電気ビルディング6階

電話番号:076-444-3396

ファックス番号:076-444-4430

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