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朝日岳一帯におけるライチョウ生息数調査の結果(H23)

最終更新日:2017年1月18日

 国の特別天然記念物であり、県鳥でもあるライチョウの保護対策の基礎資料とするため、県では、昭和47年から生息・生態調査を実施しています。
 このたび、生息地の標高が低く温暖化の影響が懸念される朝日岳一帯で17年ぶりに調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。

<調査期間・体制>

平成23年6月29日〜平成23年7月5日(7日間)
富山雷鳥研究会を中心に17名(のべ115名)

<調査地域>

 イブリ山(1791m)から夕日ヶ原、前朝日(2210m)、朝日平、赤男山手前鞍部、朝日岳(2418m)を経て長栂山(2267m)を経てアヤメ平までの主稜線を中心とした地域 870ha

<調査結果>

 現地調査で視認されたライチョウの成鳥の生息数は25羽(オス16羽、メス9羽重複確認を含む。)でした。視認されたライチョウ及び繁殖期特有の生活痕跡(ナワバリ)の観察結果から、22のナワバリの存在が推定されました。今回調査ではナワバリを形成していないいわゆるアブレオスを確認することはできなかったため、調査地域内には少なくとも44羽(オス22羽、メス22羽)の成鳥が生息していると推定されました。
 これは、前回調査(平成6年度)の56羽に比べ21%減となっています。

調査方法
 調査員が踏査(急斜面では双眼鏡、地上望遠鏡による確認)により個体及び生息痕跡の確認を行い、ナワバリの数及び位置を確認します。ライチョウは原則一夫一妻のためナワバリを形成したつがいとアブレオスの合計値を生息数とします。 


これまでの調査結果

調査年度 推定生息数(羽) ナワバリ数 性比
S48(1973) 42 23 19 19 1.21
H 6(1994) 56 34 22 22 1.55
H23(2011) 44 22 22 22 1.00

<調査結果に係る所見:調査委託先 富山雷鳥研究会コメント>

 前回調査と比較したところ生息数は減少していますが、ナワバリ数は同数で繁殖への影響は無いと思われ、生息環境は安定していると考えられます。
 また、北アルプスにおけるライチョウの生息域は標高2,300m以上とされていますが朝日岳においては2,000m以下でもナワバリが確認されており、繁殖期の生息地としては日本で最も標高が低いものです。
 温暖化により低標高域の生息地消失が懸念されていますが今回の調査では温暖化の影響は見られませんでした。

【 情報発信元 】
生活環境文化部 自然保護課 電話:076-444-3396  [ お問い合わせフォーム
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