環境省は、今年7月の北海道洞爺湖サミットの開催にちなみ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、昭和60年に選定した「名水百選」に加え、新たな名水として「平成の名水百選」を選定しました。
富山県からは次の4件が「平成の名水百選」として選定されましたので、その概要についてお知らせいたします。
1 県内で選定された「平成の名水百選」
全国で100件選定された「平成の名水百選」のうち、県内で選定された4件の名水は以下のとおりです。(概要については関連ファイルをご覧下さい。)
昭和60年に環境庁により選定された「名水百選」※とあわせると、選定数は8件となり、熊本県と並んで全国最多となります。
名 称 | 所在地 |
いたち川の水辺と清水(いたちがわのみずべとしみず) | 富山市大泉本町〜今木町 |
弓の清水(ゆみのしょうず) | 高岡市常国 |
行田の沢清水(ぎょうでんのさわしみず) | 滑川市上小泉 |
不動滝の霊水(ふどうだきのれいすい) | 南砺市大谷 |
2 選定の経緯及び評価
(1) 本県は、市町村より推薦のあった名水について、水環境に関する学識者・有識者の意見を聴いて4件を推薦しました。(環境省への推薦数の上限は4件)
(2) 環境省は、選定にあたって、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水及び水環境の中で、特に地域住民等による主体的かつ持続的な水環境等の保全活動が行われている点を重視しており、選定された4件の名水は、水及び水環境のすばらしさに加え、地域住民や地域の活動団体による水汲み場の清掃、環境教育の場としての活用、貴重な動植物の保全などの熱心な活動が評価されたものと考えられます。
※ 飲用できるかどうかについては選定の基準とされていません。
3 今後の県の取組み
県においては、イベント等の機会を通じて、選定された名水を県内外に広く紹介するとともに、今後とも地元4市と連携し、名水の保全活動がより一層促進されるよう普及啓発を図ってまいります。
※ 昭和60年に選定された県内の「名水百選」
・ 黒部川扇状地湧水群(黒部市、入善町) ・ 穴の谷の霊水(上市町)
・ 立山玉殿の湧水(立山町) ・ 瓜裂清水(砺波市)
◎ 関連ファイル
・ 選定された名水の概要
◎ 関連リンク
・ 「とやまの名水」について