県では、県内の海洋関係高等学校等と連携して、貝類や海草などの海の生き物(海洋生態系)が、地球温暖化対策や海洋環境保全に果たす役割を学ぶプログラムを実施しています。
10月の氷見高等学校さんに続き、11月12日(木)に滑川高等学校さんで公開授業を行いました。
地球温暖化の原因や状況を知っていただくとともに、貝殻(イワガキ)の重量測定・炭素量推計などをとおして、海洋生態系による水質浄化や二酸化炭素の固定・吸収(ブルーカーボン)について学んでいただきました。
今年度の授業予定はこれで終了となりますが、今後もこうした機会等を通じ、まだ新しい概念である「ブルーカーボン」への理解、具体的な取組みが進むよう啓発していきたいと考えています。
滑川高等学校海洋科の皆さん、ありがとうございました。
○ 日 時
令和2年11月12日(木)9時20分〜12時
○ 参加者
滑川高等学校海洋科3年生 資源増殖選択者 14名
○ 内 容
講義及びイワガキ殻の重量測定・炭素量推計(資料1及び2を活用)
参加の生徒さんからは、「温室効果ガスを出すことは簡単だが、それを削減することは
とても困難なことと知り、意識して生活しようと思った」、「ブルーカーボンについて知
っていたが、海洋科で取り組む海底のごみ拾いなどの活動が、海洋資源の保護だけではな
く、地球温暖化防止にもつながるということをあらためて理解した」といったご意見をい
ただきました。
○ その他
本プログラムは、「北東アジア地域自治体連合(NEAR)環境分科委員会」において、
韓国忠清南道から提案された共同プロジェクトとして実施しているものです。
講義等実施のご要望があれば、環境政策課地球環境係までご連絡ください。