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農林業関係の各種研修会について

最終更新日:2018年3月3日

これまでに行った研修会について

研修会レポート〜GAPは経営改善・安全な農作業に役立ちます〜

 大手食品メーカー及び流通業者でGAPへの関心が高まるなか、3年後の東京オリンピック・パラリンピックで提供される食材には、安全性に関する認証が求められる等、GAPへの取り組みが、今後ますます重要になることは確実な情勢です。
 このため、当センターでは管内の担い手の方々を対象に、GAP(良い農業の実践)についての研修会を平成28年12月と、平成29年11月24日に開催しました。その時に実施したアンケート結果の中から、事故につながりかねないヒヤリ・ハット経験(以下、ヒヤリ経験)の事例など、GAPの必要性を理解いただきたく紹介します。

1 半数の農業者が「ヒヤリ経験」あり
 ヒヤリ経験」があると答えた人は61名中、31名(51%)にのぼり、その件数は41事例ありました。内訳は、農業機械に関するものが最も多く、次いで草刈機や刈払機の使用時、熱中症が続きました。

2 機械別の状況〜トラクタが最多、フォークリフトも〜
 トラクタが最も多い9件で、次いでコンバイン、田植機が各4件でした。最も危険な場所は「ほ場への進入路」で、転倒・横転・前輪のはね上がり・居眠りによる畦畔の乗越え等の報告があります。
 また、フォークリフト(3件)は、「周囲の状況不確認」が主な原因で、積荷の落下や、建物への衝突、水田への転落といった回答がありました。

3 草刈機・刈払機 〜装備の不備〜
 草刈機・刈払機では5件5名で回答がありました。「足元が滑り、機械が不安定化した」、「顔や目に石などが当った」事例がありました。草刈り作業では、作業時間の長短に関わらず、メガネ・マスクの着用等、安全装備を心掛けましょう。また、「作業現場を通りかかった自動車のガラスを割った」例では、防止策として、作業中であることを知らせる看板の設置も有効となります。

4 熱中症 〜救急搬送したケースも〜
 育苗ハウス内、機械作業中、晴天時の雨具着用時の発症が各1件ありました。同じ組織で出席した3名全員が熱中症を経験した例もあり、組織ぐるみで、熱中症にならないための対策を徹底することが重要と考えられます。
 ほ場内で身体が動かなくなった方は、「無糖のコーヒー飲料で水分補給していた」とのことでしたが、コーヒーのように水分の排出を促す作用のある飲み物を水分補給に用いないことが大切です。持病のため利尿剤を服用している方も特に注意が必要です。
 「意識がない」、「自力で飲み物が飲めない」、「応急措置をしても症状が改善しない」のいずれかにあてはまる場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

5 まとめ 〜GAPの入り口は農作業安全対策から〜
 最も大切なのは、農業経営者、構成員、従業員の生命・安全です。GAPに取組むことで、経営体に潜むリスクを洗い出し、その対策を事前にしっかり行なうことで、厳しい経営環境にあっても貴重な人材が守られます。一方、国補助の事業要件にGAPの取組みが加えられる動きも出ています。GAPの第一歩として、まずは農作業安全から始めましょう。
 当センターは、これからも経営改善に役立つ研修を行ってまいります。

ヒヤリ経験の内訳

【 情報発信元 】
富山県富山農林振興センター 電話:076-444-4463  [ お問い合わせフォーム
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