主要地方道富山上市線は、上市街道と呼ばれて地域の人々はもとより広く県民からも親しまれています。
その起点側の向新庄地区は、加賀・富山藩境に近く古くからの交通の要所として発達してきましたが、昭和40年代からのモータリーゼーションの発達以後は、一転して交通渋滞が深刻化し、長い間、地区の生活環境に深刻な影響を与えていました。
昭和年代の終わり頃から抜本的な道路改良を図ってほしいという地元からの切実な声が寄せられ、地元との協議・調整を経て、平成7年度に県の道路改良事業がスタートしました。
以来、多くの関係者のご尽力、そして地元の皆様のご協力を得て整備が順調に進み、事業開始から20年余りの年月を経て、この平成28年12月に終点の半俵川まで整備を終えることができました。
常願寺川上空より整備が完了した富山上市線を望む