富山県高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業支援計画について
明るく活力ある高齢社会をつくるためには、高齢者が住み慣れた地域で、できる限り健康で活動的な生活を送ることが重要です。
このため富山県では、平成30年3月に策定した「富山県高齢者保健福祉計画」を見直し、高齢化の急速な進展に伴う課題に適切に対応するため、今後3年間の高齢者施策の総合的な推進方向を示す新しい計画を策定いたしました。
1 富山県高齢者保健福祉計画の趣旨
- 計画の趣旨等
- ア 計画の趣旨
いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上となる2025年、さらにその先のいわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年を見据え、要介護高齢者や認知症高齢者の増加、高齢者の生活様式の多様化等に対応した、保健・福祉をはじめとするさまざまな高齢者施策を総合的に展開するとともに、地域住民や関係機関が連携しながら、高齢者が人として尊重され、健康で生きがいをもちながら住み慣れた地域で安心して暮らせる社会を構築していくための具体的な施策を明らかにするものです。
- イ 計画の性格
- 1)「高齢者保健福祉計画」は老人福祉法に基づく計画、「介護保険事業支援計画」は介護保険法に基づく計画であり、一体的に作成することとされています。
- 2)介護サービス見込み量や基盤整備目標などの数値目標は、市町村計画の内容を包含しています。
- ウ 計画期間
- エ 高齢者保健福祉圏域の設定
- 新川圏域〔魚津市、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合(黒部市、入善町、朝日町)〕
- 富山圏域〔富山市、滑川市、中新川広域行政事務組合(舟橋村、上市町、立山町)〕
- 高岡圏域〔高岡市、氷見市、射水市〕
- 砺波圏域〔砺波地方介護保険組合(砺波市、小矢部市、南砺市)〕
2 計画の基本目標と施策体系
- ア 基本目標
「すべての高齢者が、人として尊重され、健康で生きがいをもちながら、住み慣れた地域で安心して暮らせる社会の構築~2025年・2040年を見据えた地域包括ケア体制の深化・推進に向けて~」
<説明>
この計画では、行政、サービス事業者、企業だけでなく、地域社会で暮らす高齢者自身や県民一人ひとりが、互いに連携・協力し、すべての高齢者が、健康で生きがいをもちながら、また、介護が必要となっても、住み慣れた地域の中で、安心した生活を営み続け、その人生を全うすることができるような社会の実現を目指しています。
- イ 施策体系
この計画では、3つの『施策の柱』を掲げるとともに、8つの『重点項目』により施策体系を構築し、高齢者保健福祉関連施策を総合的に展開していくこととしています。
※具体的な施策は、計画書をご覧ください。
1「高齢者の健康・生きがいづくり」
- (1)健康寿命を延ばすための若いときからの健康づくり
- (2)エイジレス社会(生涯現役社会)への取組みの推進
2「介護サービスの充実と地域包括ケアシステムの深化・推進」
- (1)市町村の自立支援、介護予防・重度化防止に向けた取組みの促進
- (2)介護との連携による在宅医療等の推進
- (3)認知症施策の推進
- (4)災害・感染症への備えと安全安心なまちづくり
3「地域包括ケアシステムの深化・推進を支える体制づくり」
- (1)地域包括ケアシステムを支える人材養成・確保と資質向上
- (2)サービスや制度運営の質の向上・業務の効率化
関連ファイル