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富山県食品衛生監視指導計画

最終更新日:2017年6月28日

平成17年度富山県食品衛生監視指導計画の実施結果

 平成17年度富山県食品衛生監視指導計画に基づく監視指導結果について取りまとめましたので、お知らせします。

1.施設の監視指導

【1】 食品取扱施設の監視指導については業種毎に過去の食中毒の発生頻度、製造・販売される食品の流通の広域性及び営業の特殊性を考慮し、重要度の高い業種(施設)の順にA〜Eの5ランクに分類し、厚生センターの食品衛生監視員が実施しました。
 監視対象施設数30,914施設に対し、延べ25,067回の監視指導を実施しました。

監視ランク 対象施設数
(平成17年度当初)
標準監視指導回数
(目標回数)
監視指導延べ回数
30,914 25,067
125 3回/年 353
6,172 2回/年 9,599
3,705 1回/年 3,989
17,419 1回/2年 10,420
3,493 営業許可更新時等の実情に応じ実施 706

○監視ランクとは?
[Aランク業種(施設)]
飲食店及び食品製造業のうち、食中毒の発生頻度が高く、大量調理又は食品が広域流通する業種(施設)
[Bランク業種(施設)]
飲食店及び食品製造業のうち、食中毒の発生頻度は高いが大量調理に該当しない業種(施設)又は食中毒の発生頻度は中程度で食品が広域流通している業種(施設)
[Cランク業種(施設)]
飲食店及び食品製造業のうち、食中毒の発生頻度が低く、大量調理に該当しない業種(施設)又は食品が広域流通する業種(施設)
[Dランク業種(施設)]
食品販売業等、食中毒の発生頻度が非常に低く、大量調理に該当しない業種(施設)及び食品が広域流通していない業種(施設)
[Eランク業種(施設)]
自動販売機などその場で消費される形態の業種(施設)

※ 業種別の施設数 関連ファイル参照

【2】 重点監視指導(上記の監視指導延べ回数に含まれる。)
ア 腸炎ビブリオの食中毒防止重点施設監視指導調査を実施しました。
 生食用魚介類を取り扱う飲食店営業、魚介類販売業等259施設に立入検査を実施しました。
 あわせて、簡易細菌検査等を実施し、その結果をもとに、営業者に対し指導をしました。

イ サルモネラの食中毒防止重点施設監視指導調査を実施しました。
 生食用食肉を提供する飲食店営業、食肉販売業及び食鳥卵を原料として使用する菓子製造業等131施設に立入検査を実施しました。
 あわせて、簡易細菌検査等を実施し、その結果をもとに、営業者に対し指導をしました。

ウ 集団給食施設等の一斉点検を実施しました。
 抵抗力の弱い幼児及び児童並びに高齢者等の食中毒を予防するため、学校給食施設及び社会福祉施設(老人福祉施設、保育所等)等の給食施設686施設に立入検査を行い、国が策定した大量調理施設衛生管理マニュアル」等に基づき重点的な監視指導を実施しました。

2.食品等の収去検査等

 大規模食中毒の未然防止及び不良食品の流通防止のため、厚生センター、衛生研究所及び食肉検査所において、次の検査を実施しました。
【1】 県内で製造または流通する食品について、成分規格基準及び食品添加物等の検査を実施しました。
 1,215品目について検査を実施したところ、魚肉ねり製品の成分規格違反(1件)が見つかり、出荷前だったため出荷停止の措置をとりました。

食品分類 計画数 実施数 検査項目
牛乳、乳飲料等 136 158 成分規格(細菌数、大腸菌群等)
乳酸菌飲料、発酵乳 5 5 成分規格(乳酸菌数、大腸菌群等)
アイスクリーム類、氷菓 80 94 成分規格(細菌数、大腸菌群等)
冷凍食品 45 38 成分規格(細菌数、大腸菌群)
レトルト食品 15 15 成分規格(微生物)
生食用かき 20 20 成分規格(細菌数、大腸菌最確数等)
氷雪 17 11 成分規格(細菌数、大腸菌群)
食肉製品 27 26 成分規格(亜硝酸根等)、保存料
魚肉ねり製品 75 80 成分規格(大腸菌群等)、保存料、甘味料
清涼飲料水
(ミネラルウォーターを除く)
17 17 成分規格(混濁、沈殿物等)
ミネラルウォーター 25 22 (混濁、沈殿物、腸球菌等)
味噌、醤油、ソース 50 59 保存料、甘味料
そう菜、佃煮、漬物、魚介類加工品 80 61 保存料、甘味料
魚介類加工品等 30 17 酸化防止剤
生めん、餃子の皮 30 27 品質保持剤
菓子、生野菜、漬物等 30 35 着色料
菓子、生鮮野菜、野菜水煮、ドライフルーツ等 30 29 漂白剤、保存料
弁当・そう菜、生めん、漬物、洋生菓子及びその半製品 420 421 細菌検査
生食用鮮魚介類 32 32 腸炎ビブリオ
大豆加工食品 8 8 遺伝子組換え
めん類、菓子等 40 40 アレルギー物質
合計 1,212 1,215

【2】 県内で生産される野菜・果実等について、残留農薬の検査を実施しました。 
 55検体(27品目)について検査したところ、基準値を超える農薬は検出されませんでした。

対象食品 計画検査数 検査実施数
玄米 6 6
野菜・果実 36 36
かんきつ類・バナナ等
(輸入品)
8 10
牛肉(輸入品) 4 4
54 55

【3】 食肉等の抗生物質、合成抗菌剤及び動物用医薬品(内寄生虫用剤等)の残留検査を実施しました。
 食鳥肉、鶏卵及び食肉297検体について、検査を実施したところ、基準値を超える動物用医薬品等は検出されませんでした。

検査品目 計画数 実施数
食鳥肉、鶏卵 8 8
食肉 300 289
308 297

【4】 環境汚染物質であるPCB、有機水銀、TBTOについて、県近海の魚介類、鶏卵及び牛乳を対象に検査を実施しました。
 44検体について検査を実施したところ、基準値を超える有害物質は検出されませんでした。

検査品目 検査項目 計画数 実施数
牛乳 PCB 5 5
鶏卵 PCB 4 4
魚介類 PCB 5 5
有機水銀 20 20
TBTO 10 10
  44 44

○PCBとは?
 PCBは、昭和43年に発生した「カネミ油症事件」の原因物質の一つで、その後の調査で、広く環境を汚染していると同時に食品等も汚染していることが明らかになりました。昭和47年にPCBは製造中止になりましたが、安定性が高く、分解されにくいため、自然界での長期間の残留性が問題になっています。

○有機水銀とは?
 水銀は、かつてアセトアルデヒドの製造工程で触媒として使用されていた時期があり、その副生成物である有機水銀が魚介類に蓄積し、これらを食べて起こった健康障害、いわゆる「水俣病」が大きな社会問題となりました。

○TBTOとは?
 TBTO(ビストリブチルスズオキシド)は有機スズ化合物で、船底や漁網の防汚剤(海藻や貝殻の付着を防ぐ薬剤)として使用されてきました。しかし、その有害性と海洋汚染が問題となったことから、平成元年12月に製造、輸入及び使用が禁止されました。
 厚生省(当時)は、昭和60年4月にTBTOの暫定的許容摂取量を一日に体重1キログラム当たり1.6マイクログラムと定めました。

3.その他

【1】 リスクコミュニケーションの実施
ア 「食の安全を語る会」の開催
 県下の厚生センターごとに、消費者、生産者及び食品取扱事業者の代表者が一同に会した「食の安全を語る会」を開催し、食品の安全性の確保のための参加者の日頃の取組みや県の施策について意見交換を行いました。

【開催状況】
主催 日時 場所
高岡厚生センター 平成17年10月26日(水)
14:00〜16:00
高岡総合庁舎
新川厚生センター 平成17年11月9日(水)
14:00〜16:00
新川厚生センター
砺波厚生センター 平成17年11月11日(金)
14:00〜16:00
砺波厚生センター
中部厚生センター 平成17年11月15日(火)
14:00〜16:00
中部厚生センター

イ 「食品安全出前講座」の実施
 消費者、特に食中毒や感染症のリスクの高い児童、生徒及び高齢者、さらに家庭で食事を作る機会の多い婦人を対象に、食品衛生知識の向上を図ることを目的に、食品の取扱い及び手洗い方法等を内容とする「食品安全出前講座」を実施しました。
   ◇出前講座回数・・・30回 ◇参加者・・・1,232人

ウ 消費者等との意見交換会
 食品安全に関する理解を深めるため、食品のリスク評価や食品安全情報をわかりやすく講演するとともに、消費者、生産者、食品関係事業者、行政関係者等の参加を得て、情報及び意見の交換を行いました。
 (ア) 食の安全フォーラムinとやま
    平成17年8月26日(金) 13:30〜16:30
    (富山県民共生センター サンフォルテ)
    主催:内閣府食品安全委員会、厚生労働省大阪検疫所、富山県

 (イ) 食の安全フォーラムinとやま?
    −米国及びカナダ産牛肉等の安全性確保について−
    平成18年2月8日(水) 14:00〜16:00
     (富山県民共生センター サンフォルテ)
    主催:富山県

(2) 食品事業者への衛生教育
 食品取扱事業者や集団給食施設の従事者等に対し、各厚生センターの食品衛生監視員が食中毒や不良食品の発生を防止するため、食品の衛生的な取扱い等について研修会を開催しました。
    ◇研修会回数・・・168回 ◇参加者・・・5,432人

【 情報発信元 】
厚生部 生活衛生課 食品乳肉係 電話:076-444-3230  [ お問い合わせフォーム
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電話:076-444-3230