平成19年度富山県食品衛生監視指導計画の実施結果
平成19年度富山県食品衛生監視指導計画に基づく監視指導結果について取りまとめましたので、お知らせします。
1.施設の監視指導
【1】食品取扱施設の監視指導については、業種毎に過去の食中毒の発生頻度、製造・販売される食品の流通の広域性及び営業の特殊性を考慮し、重要度の高い業種(施設)の順にA〜Eの5ランクに分類し、厚生センターの食品衛生監視員が実施しました。
監視対象施設数27,942施設に対し、延べ23,780回の監視指導を実施しました。
| 監視ランク | 対象施設数(平成19年度当初) | 標準監視指導回数(目標回数) | 監視指導延べ回数 |
| 計 | 27,942 | 23,780 |
|
| A | 89 | 3回/年 | 216 |
| B | 5,331 | 2回/年 | 7,736 |
| C | 4,291 | 1回/年 | 4,733 |
| D | 14,935 | 1回/2年 | 9,925 |
| E | 3,296 | 営業許可更新時等の実情に応じ実施 | 1,170 |
◎監視ランクについて
◎業種別の施設数について
関連ファイルをクリックして下さい。
【2】 重点監視指導(上記の監視指導延べ回数に含まれる。)
ア 腸炎ビブリオの食中毒防止重点施設監視指導調査を実施しました。
生食用魚介類を取り扱う飲食店営業、魚介類販売業等275施設に立入検査を実施しました。
あわせて、簡易細菌検査等を実施し、その結果をもとに、営業者に対し指導をしました。
イ サルモネラの食中毒防止重点施設監視指導調査を実施しました。
生食用食肉を提供する飲食店営業、食肉販売業及び食鳥卵を原料として使用する菓子製造業等143施設に立入検査を実施しました。
あわせて、簡易細菌検査等を実施し、その結果をもとに、営業者に対し指導をしました。
ウ 集団給食施設等の一斉点検を実施しました。
抵抗力の弱い幼児及び児童並びに高齢者等の食中毒を予防するため、学校給食施設及び社会福祉施設(老人福祉施設、保育所等)等の給食施設674施設に立入検査を行い、国が策定した「大量調理施設衛生管理マニュアル」等に基づき重点的な監視指導を実施しました。
2.食品等の収去検査等
大規模食中毒の未然防止及び不良食品の流通防止のため、厚生センター、衛生研究所及び食肉検査所において、次の検査を実施しました。
(1) 県内で製造又は流通する食品について、成分規格基準及び食品添加物等の検査を実施しました。
1,224検体について検査を実施したところ、成分規格違反のものがアイスクリーム類で4件ありましたが、流通防止措置を取り、営業者を指導しました。
| 食品分類 | 計画数 | 実施数 | 検査項目 |
| 牛乳、乳飲料等 | 134 | 117 | 成分規格(細菌数、大腸菌群等) |
| 乳酸菌飲料、発酵乳 | 5 | 10 | 成分規格(乳酸菌数、大腸菌群等) |
| アイスクリーム類、氷菓 | 75 | 74 | 成分規格(細菌数、大腸菌群等) |
| 冷凍食品 | 45 | 35 | 成分規格(細菌数、大腸菌群) |
| レトルト食品 | 15 | 15 | 成分規格(微生物) |
| 生食用かき | 20 | 16 | 成分規格(細菌数、大腸菌最確数等) |
| 氷雪 | 17 | 11 | 成分規格(大腸菌群、細菌数) |
| 食肉製品 | 27 | 33 | 成分規格(亜硝酸根等)、保存料 |
| 魚肉ねり製品 | 75 | 82 | 成分規格(大腸菌群等)、保存料、甘味料 |
| 清涼飲料水(ミネラルウォーターを除く。) | 17 | 19 | 成分規格(混濁、沈殿物等) |
| ミネラルウォーター | 25 | 30 | 成分規格(混濁、沈殿物、腸球菌等) |
| 味噌、醤油、ソース | 50 | 56 | 保存料、甘味料 |
| そう菜、佃煮、漬物、魚介類加工品 | 80 | 88 | 保存料、甘味料 |
| 魚介類加工品等 | 18 | 15 | 酸化防止剤 |
| 生めん、餃子の皮 | 30 | 31 | 品質保持剤 |
| 菓子、生鮮野菜、漬物等 | 30 | 35 | 着色料 |
| 菓子、生鮮野菜、野菜水煮、ドライフルーツ等 | 35 | 40 | 漂白剤、保存料 |
| 弁当・そう菜、生めん、漬物、洋生菓子及びその半製品 | 435 | 415 | 細菌検査 |
| 生食用鮮魚介類 | 32 | 36 | 腸炎ビブリオ |
| 大豆加工食品 | 8 | 9 | 遺伝子組換え |
| めん類、菓子等 | 40 | 40 | アレルギー物質 |
| 牛レバー | 15 | 17 | 細菌検査 |
| 合 計 | 1,228 | 1,224 |
【2】県内で生産される野菜・果実等について、残留農薬の検査を実施しました。
58検体(24品目)について検査を実施したところ、基準値を超える農薬は検出されませんでした。
| 対象食品 | 計画数 | 実施数 |
| 玄 米 | 6 | 6 |
| 野菜・果実 | 37 | 40 |
| かんきつ類・バナナ等 (輸入品) | 8 | 8 |
| 牛肉(輸入品) | 4 | 4 |
| 計 | 55 | 58 |
【3】食肉等の抗生物質、合成抗菌剤及び動物用医薬品(内寄生虫用剤等)の残留検査を実施しました。
食鳥肉、鶏卵及び食肉332検体について、検査を実施したところ、基準値を超えるものはありませんでした。
| 検査品目 | 計画数 | 実施数 |
| 食鳥肉、鶏卵 | 8 | 8 |
| 食 肉 | 300 | 324 |
| 計 | 308 | 332 |
【4】環境汚染物質であるPCB、有機水銀、TBTOについて、県近海の魚介類、鶏卵及び牛乳を対象に検査を実施しました。
44検体について検査を実施したところ、基準値を超える有害物質は検出されませんでした。
| 検査品目 | 検査項目 | 計画数 | 実施数 |
| 牛 乳 | PCB | 5 | 5 |
| 鶏 卵 | PCB | 4 | 4 |
| 魚介類 | PCB | 5 | 5 |
| 〃 | 有機水銀 | 20 | 20 |
| 〃 | TBTO | 10 | 10 |
| 計 | 44 | 44 |
◎語句説明
※ PCB、有機水銀、TBTOについて
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3.その他
【1】リクスコミュニケーションの実施
ア「食の安全を語る会」の開催
県下の厚生センターごとに、消費者、生産者及び食品取扱事業者の代表者が一同に会した「食の安全を語る会」を開催し、食品の安全性の確保のための参加者の日頃の取組みや県の施策について意見交換を行いました。
| 主催 | 日時 | 場所 |
| 新川厚生センター | 平成19年11月15日(木) | 新川厚生センター |
| 高岡厚生センター | 平成19年11月 7日(水) | 高岡総合庁舎 |
| 砺波厚生センター | 平成19年11月13日(火) | 砺波厚生センター |
| 中部厚生センター | 平成19年11月28日(水) | 中部厚生センター |
イ「食品安全出前講座」の実施
消費者、特に食中毒や感染症のリスクの高い児童、生徒及び高齢者、さらに家庭で食事を作る機会の多い婦人等を対象に、食品衛生知識の向上を図ることを目的に、食品の取扱い及び手洗い方法等を内容とする「食品安全出前講座」を実施しました。
| 回数 | 参加者 |
|
| 出前講座 | 37回 | 1,547人 |
ウ消費者等との意見交換会
食品安全に関する理解を深めるため、食品安全情報をわかりやすく解説するとともに、消費者、生産者、食品関係事業者、行政関係者等の参加を得て、情報及び意見の交換を行いました。
(1)食品安全フォーラムinとやま
日時 平成19年10月5日(金)
場所 とやま自遊館
講演 1 食品安全委員会の役割と食品のリスク評価事例
2 食にかかわる「体に良い・悪い情報」を考える
主催 内閣府食品安全委員会、富山県
(2)食品表示フォーラムin富山
日時 平成20年1月25日(金)
場所 ボルファートとやま
講演 1 基調講演「加工食品の原料原産地表示について」
2 パネルディスカッション「食品表示の信頼性確保のために」
主催 農林水産省北陸農政局、富山県、社団法人日本農林規格協会(JAS協会)
【2】食品事業者等への衛生教育
食品取扱事業者や集団給食施設の従事者等に対し、各厚生センターの食品衛生監視員が食中毒や不良食品の発生を防止するため、食品の衛生的な取扱い等について研修会を開催しました。
| 回 数 | 受講者数 |
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| 研修会 | 274回 | 10,112人 |