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健康食品の利用は慎重に!

最終更新日:2013年10月2日

 市場にはさまざまな健康食品と呼ばれるものが流通していますが、この健康食品が原因で体調を崩す事例なども出てきており、注意が必要です。
 健康づくりにおいては、バランスの取れた食生活を送ることが大切です。あふれる情報にふりまわされず、健康食品について正しく理解し、適切な選択をしましょう。

「健康食品」とは

 ほとんどの人が知っている健康食品という言葉ですが、実は、法律上の定義はなく、広く健康の保持に用いられる食品として販売されるもの全般を指しています。また、健康食品には、サプリメント、栄養補助食品、健康補助食品、機能性食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、特別用途食品など、さまざまな名称の食品があります。

 健康食品で最も注意が必要なことは、医薬品との違いです。私たちが口から摂取するもののうち、医薬品(医薬部外品を含めて)以外のものは全て食品に該当します。食品に対して医薬品のような病気を「予防する」、「治療する」、「軽減する」などの効果や効能に係る表示をすることは原則として認められていません。

 ただし、国の制度として、特別用途食品、特定保健用食品、栄養機能食品については、例外的に限られた範囲で、特定の保健機能や栄養機能を表示することが認められています。

主な分類と表示
定義 表示例 その他
医薬品(医薬部外品含む。) 疾病の診断,治療,予防に使用されるもの。 国が認めた効果 国などが,品目ごとに,品質、有効性、安全性の承認許可をしている。医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による一定の健康被害に対しては医療費等を給付する制度がある。
特別用途食品 乳児,幼児,妊産婦,病者等の発育または健康の保持もしくは回復の用に供することが適当な旨を医学的,栄養学的表現で記載したもの。 例えば,「病人食」、「糖尿病者用」などと表示できる。 国が,製品ごとに,表示について許可している。
特定保健用食品 特定の保健の目的が期待できることを表示した食品であり,身体の生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含んでいるもの。 例えば,「おなかの調子を整える」、「血圧が高めの方に適する」などと表示ができる。 国が,製品ごとに,有効性や安全性を審査し、表示について許可している。
栄養機能食品 栄養成分(ビタミン・ミネラル)の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいう。 例えば,「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。」などと表示ができる。 製品ごとの審査はなく,国の基準をもとに営業者自身が判断する。
いわゆる健康食品 一般の食品と同じ扱い。 効果や機能の表示はできない。 菓子やそうざいなどの一般食品に分類されない場合には、製造、販売時の許可や届出は必要ない。

健康食品を買う前に「本当に必要かどうか」考えてみましょう

 健康食品の包装には栄養成分表示がありますが、購入を考える前に「本当にその健康食品が必要かどうか」冷静に考えることが大切です。
 バランス良く通常の食事を摂っていれば、栄養がそれほど不足することはありません。1 日に必要な栄養素の量は決まっていますが、これは「習慣的な摂取量(約1 カ月の平均値)」を指しています。多く摂ったり、少なく摂ったりする日があっても構いません。1 日だけを取り上げて、摂取量を満たしたか/ 満たしていないかという考え方は間違いです。
 足りない栄養素を気にするよりも、食事全体のバランスをチェックしましょう。

その体験談は「ホントか」考えてみましょう

 体験談の多くは「人が、ある食品を摂取して、なんらかの効果があった」とするものですが、科学実験とは違いますのでそれだけで有効性の証明にはなりません。
 また、「医学的に適切な治療を同時に受けていた可能性」などが無視されているものも多く、「良くなった」という根拠が「健康食品によるものか、医学的な治療の結果か」はっきりしないものも含まれています。
 「本当にその健康食品だけで良くなったのか」が客観的に明らかでない製品に、過度な期待は寄せないほうがよいでしょう。

健康食品で病気が治るのですか?

 健康食品で病気が治ったということを明確に示した研究結果は現時点ではありません。
 また、病気の人が健康食品を使用することには、以下のようなリスクが伴います。

●適切な治療の機会を失う
 (健康食品を使用して病院へ行かない → 病状の悪化)
●飲んでいる薬との相互作用
 (健康食品が、薬の効果を強めたり弱めたりする → 健康被害を受けることも)
●経済的負担の増大
 (治療費に加えて、健康食品にかかるお金)

違法品への注意方法・・・「海外製品」「個人輸入」に注意

 健康食品の中で最も注意しなければならないのが、故意に薬の成分を添加した製品です。「食品です」と宣伝しながら、その製品中には薬の成分が含まれますので、添加された薬の含有量や種類によっては、重大な健康被害を受ける可能性があります。
 また、薬の成分が添加されていなくても「○○に効く」「△△が治る」など、「薬のような表示・表現」をしているものも薬事法に違反します。
 インターネットを介した購入だけでなく、海外旅行のおみやげ品も個人輸入に該当します。これらをあげたりもらったり、軽い気持ちでやりとりしないように気をつけましょう。

体調に異常を感じたらすぐに使用を中止して医療機関を受診

 「健康食品は薬ではなく食品なのだから、いくら食べても害はないし、副作用もない」ということはありません。
 特に、錠剤・カプセル状の健康食品は、その形状から、容易に過剰摂取しやすくなります。また、錠剤・カプセル以外の健康食品であっても、使用する人の体調や体質などによってアレルギー症状が出たり、具合が悪くなったりすることもあります。また、医薬品と併用しないことも大切です。
 食品だから安心、と楽観せず、健康食品を使用する場合には「どんなものを」「どれくらいの期間」「どれだけの量」摂取したのか、メモをとるようにしましょう。メモをとるのが負担であれば、ラベルや容器を捨てずに保存しておくのも一つの方法です。いずれにしても、体調に異常を感じたらすぐに使用を中止して医療機関を受診し、厚生センターへ報告してください。「具合が悪くなるのは体が反応して毒が出ている証拠、継続使用すればそのうち毒が出なくなる」などのセールストークを信じないことです。

【 情報発信元 】
厚生部 生活衛生課 食品乳肉係 電話:076-444-3230  [ お問い合わせフォーム
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