県では、県内の減塩の機運を醸成するため、スーパーや社員食堂と連携し、利用者に伏せて惣菜やメニューの減塩に取組む「とやま美味しい減塩推進プロジェクト」を実施いたしました。
今回、プロジェクト実施に関し、県内企業2社と、富山県富山中央警察署の食堂にご協力いただきましたので、その結果をご報告いたします。
1 事業の概要
メニューに「減塩」と表示されていると、「味が薄く、美味しくない」「私には必要ない」などの理由から選ばれない場合があります。
そこで、健康意識の有無にかかわらず減塩できるよう、協力いただく食堂の方と相談のうえ、利用者に伏せてメニューの減塩を行い、利用者へのアンケートによりその取組みへの反応を評価します。
2 協力いただいた社員食堂(実施順)
・株式会社YKK(2事業所)
・日本曹達株式会社高岡工場
・富山県富山中央警察署
3 アンケート調査概要
・調査対象:協力いただいた社員食堂の利用者
・調査時期:令和2年11月〜12月のうち2週間
・調査方法:直接配布、回収
・有効回収数:860枚(93%)
4 調査結果
対象メニューを0.1%程度減塩した結果、以下のとおり6割以上の方が減塩しても味は「変わらない」と回答しました。
◎「以前のメニューと比較し、味はいかがでしたか。」(回答数:726)
・変わらない 459人(62%)
・薄い 172人(23%)
・その他 63人(9%)
・濃い 42人(6%)
その他の設問結果については、関連ファイルをご覧ください。
5 今後の目標
多くの方が減塩しても「変わらなかった」と回答したことを踏まえ、協力いただけるスーパーや社員食堂を拡大し、普段からスーパーや社員食堂を利用する方が、自然と減塩につながることを目指します。