県では、県内において自ら命を断たれる方をできる限り少なくすることを目指し、6月に「富山県自殺対策アクションプラン」を策定しました。
プランの概要
1 策定趣旨
プランを策定し、各種施策を実行していくことで、県内の自殺者をできる限り少なくすることを目指すもの。
2 目標
平成28年までに、平成17年の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺死亡者数)である30.7よりも20%以上の減少を目指す。
3 プラン構成
富山県自殺対策推進協議会の提言を踏まえつつ、重点的取組みと具体的取組みで構成
4 重点的取組
県における自殺現状と課題を踏まえ、国の地域自殺対策緊急強化交付金も活用しながら3年間で集中的に取り組む事項を記載
(1)県民一丸となった自殺予防対策への取り組み
・県民全体で自殺予防に取り組む機運を醸成するためのPR
・県民一人ひとりが主役となるよう知識等の普及啓発
(2)利用しやすい相談体制と的確な支援体制の整備・充実
・集中的に相談・支援体制の連携、強化に取り組む
・各相談機関等が自殺予防の認識を持つなど相談・支援機能の向上
・各相談機関等における高齢者や未遂者の特性の理解促進
(3)うつ病等の早期発見、対応
・かかりつけ医や市町村等と連携したうつ病の早期発見、早期対応の促進
・うつ病の知識の啓発と周囲の理解の促進、受診の啓発
・高齢者のうつ病の早期発見、対応機能の強化
5 具体的取組
実態の把握と分析や自殺のステージ別(予防、危機介入、事後対応)、ライフステージ別(児童・思春期、青年期、中高年期、高齢期)にそれぞれ「継続すべきもの」「今後取り組むべきもの」として具体的な取り組みを網羅的に記載
関係機関、団体等における取り組みについて具体的に記載