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第52回(平成29年度)「とやま県民家庭の日」に関する作品コンクールの結果について

最終更新日:2017年12月16日

富山県知事賞の受賞作品紹介

「「とやま県民家庭の日」に関する作品コンクール」富山県知事賞受賞作品を紹介します。 

富山県知事賞受賞作品(作文の部)

「えいえんに30さい」
   朝日町立さみさと小学校 2年 松本 麗子
 
「うらら子ちゃんのおばあちゃん。」
と、よくわたしのママは、わたしのおばあちゃんにまちがえられる。
 わたしのママは友だちのママよりも、けっこう年をとっているのだ。でもそれは、あたり前だ。だってわたしには高校生のおにいちゃんとおねえちゃんがいるからだ。
 ママは、おばあちゃんにまちがわれても、へいきな顔してニコニコ笑っている。
 なぜだろう。いやじゃないのかなあー。
 わたしはおねえちゃんに相談してみた。するとおねえちゃんは、わたしに、
「ママは、いろんなことを考えて、かくごして麗子をうんだからだいじょうぶだよ。ママは年をとっていることより、せっかくさずかった麗子のいのちを大切に思う気もちと麗子が元気にせい長してくれることを大切に思っているだけよ。」
と、わたしに話してくれた。わたしは、ちょっぴりビックリしたけど、ママの気もちがうれしかった。そして、ママが年をとっていても、わたしをうんでくれたことに、かんしゃしなくちゃいけないと思った。
 夏休みに入って、ゆう気を出して、ママに
「おばあちゃんって言われるのイヤじゃない。」
と、聞いてみた。ママは、びっくりしたかおをしていたけど、すぐ、いつものママになって、ぎゅーと、わたしをだきしめてくれた。
 ママはわたしに、
「見た目は年よりかもしれないけれど、ママの心はえいえんに30さいなんよ。」
と、にっこりわらった。そして、
「少しわかづくりでもしようかな。」
と、言った。わたしは、思わずふき出してわらってしまったけど、わたしは、ママはつよいと思った。わたしのママは、年をとっていても、えいえんにわたしの大大大すきなママなのだ。


「おばさんからの最後のプレゼント」
   富山市立堀川小学校 5年 田近 諒成
 
 今年の春、僕のおばさんが癌で亡くなりました。おばさんは、僕のお母さんのお姉さんです。二人はよく似ていて、とても仲良しな姉妹です。
 僕は、おばさんが癌だと分かった日のことをよく覚えています。夜におばあちゃんから電話がかかってきて、お母さんが、
「お姉ちゃんが末期癌だって。余命半年だって。」
と、お父さんに、泣き崩れて言っていたからです。末期癌という言葉を初めて聞きましたが、とても怖くて長生きできない病気だということは、なんとなく分かりました。
 病気が分かってから、おばさんに会いに行きました。末期癌と聞いて、どんな風におばさんは変わってしまったのか、僕は心配でした。でも、おばさんはいつもと変わらない笑顔で僕たちを迎えてくれました。会いに行くたび、おばさんの笑顔は変わることはなかったのですが、段々と痩せてベッドに横になる時間が多くなっていったのが、僕にもよく分かりました。おばさんとお母さんは、会うといつも抱き合って笑って、一緒に泣くことも多くありました。そして、帰りの車でお母さんは必ず泣いていました。おばさんの病気が悪くなっていくのを受け入れられなくて、どうしようもない現実が辛かったのだと思います。
 おばさんが亡くなった日、お母さんもおばあちゃんもとても悲しんでいました。そして、おじいちゃんは、少し離れたところで、静かに涙を流していました。
 僕は、大人の人がこんなに泣いて悲しむのを初めて見ました。僕もおばさんが亡くなって悲しくて残念な気持ちでしたが、娘を失ったおじいちゃんやおばあちゃん、兄弟を失ったお母さんの気持ちは、僕が想像してもしきれない、深いものだと理解しました。
 僕はただ遠くでお母さんたちが悲しむ姿を見ていることしか出来ませんでした。今でも、他に出来ることはなかったのかなと考えます。今は、お母さんと一緒に、おばさんの思い出を話します。お母さんはまた泣いてしまうけど、少し嬉しそうにします。大切な人を亡くすことは、とても悲しいことだけど、時々思い出して話をすることが、悲しみを癒す助けになるのではないかなと僕は感じています。
 そして、僕は、生きることは、なんだろうと考えるようになりました。お母さんが、段々と動くことが難しくなったおばさんに、
「どんな姿になっても生きていることが大事。」
と、言っていました。今までは、何かの役割を果たしたり、誰かの役に立ったりすることが、生きることだと思っていました。しかし、ただその人の存在そのものを大切に思う気持ちを知って、僕は、人の存在そのものが価値のあるものだと思うようになりました。
 また、幸せだと感じることは、僕にとっては誕生日に沢山の人たちからお祝いしてもらったり、何かを達成して嬉しいことがあったりした時のことで、特別な一日があることだと思っていました。しかし、「歩くこと」「食べること」をしたいと願っていたおばさんの姿から、特別ではない、普通の毎日こそ、幸せなことであると、気付くことができました。
 おばさんと過ごした時間の中で、人の気持ちについて考えることが増えたように感じます。僕には理解できないことも沢山あるけれど、その人の気持ちに近づこうと努力をします。
 おばさんは、僕が生まれてから沢山プレゼントをしてくれました。そして、生きる大切さや幸せの本当の意味、人の気持ちを考える大切さを教えてくれたことが、おばさんから僕への最後の一番大きなプレゼントなのかなと僕は思っています。


「協力し合って明るい家庭を」
   富山市立東部中学校 1年 堀 葉月
 
 「今こそが私の出番。」私の中のスイッチが入る。今日も両親の帰りはまだである。こんな時は、私と妹の出番なのだ。ひとまず、洗濯物を取り込み、きれいに畳み、それぞれの場所に片付ける。「さ、次は夕飯だ。何かできることは、ないかなあ。」と冷蔵庫を開けてみる。
 我が家は、両親、私、妹、祖父の5人家族である。幼い頃は、家族そろって旅行したり、公園でよく遊んだりしたものだ。しかし、年齢が上がるにつれて、そのような時間は少なくなっていった。私自身、中学生になって勉強や部活動で忙しくなったり、友達と出かけることが増えたりしたのも原因の一つだ。さらに、母も仕事に出るようになり、お互い忙しくなって、一緒に過ごせる時間が少なくなってしまったのだ。
 しかし、私にとって家族と一緒に過ごす時間は大切であり、少しでも長く持ちたいと思っている。そこで、その大切な時間を作るにはどうしたらよいか考えてみた。それぞれの予定もあるので、生活パターンを変えていくのは難しい。やはり、自分が動くしかないのだと気付いた。早速、自分ができることはないかと家の中を見渡してみると干したままの洗濯物があったので、取り込んで畳んでいると、妹も一緒に畳み始めた。私は、「あれっ。」と思ったが、嬉しかった。おかげで早く片付き、夕飯の後に両親や妹とゆっくり話をする時間ができた。自分が動いたことで、周りに人もそれを見て動くということにも気付かされた。そして、私や妹だけではなく、父や祖父も手分けして家事を行っている。だいたい父は部屋の掃除や食事を担当している。祖父は家の外回りや、畑の整備、私たちの習い事の送迎を主に担当している。また、母の帰りが遅い時は食事も手伝ってくれる。家族それぞれが状況を見ながら、家事を分担し、協力して毎日を過ごしている。
 最近、私は食事の準備をがんばっている。なかなか母のようにはうまくいかず、初めのころは、一つの料理を作るのに、とても時間がかかった。ぎょうざを焼くにも、焼き方というものがあって、水を入れ、ふたをして時間を計って焼くということを初めて知った。慣れてくると、手際よく上手く焼けるようになり、家族からは、「ぎょうざを焼くのは、葉月が一番上手。」と言われる。私が料理をしている間、妹はテーブルを拭き、皿やはしを用意する。祖父も自分が作ったおかずを並べ、夕飯が完成する。このように、作業を分担することによって、家事を効率よく進めることができる。そして、家族全員が力を合わせて、協力できるのは、やはり家族に対する思いやりや、感謝の気持ちがあるからではないか。
 明るい家庭生活を築くために、私たち中学生ができることは何だろうか。まず、今まで「お手伝い」だという感覚でしてきたことを、「当たり前のこと」だという認識に改めてみてはどうだろう。家事を行うことによって、今まで自分が知らなかったことやできなかったことができるようになるという利点だけでなく、家族の役に立てるという喜びや責任感を身に付けるよい機会になる。
 そして、よりよい家庭を築いていくには、家族全員が協力して、家事を「分担」して行っていく必要があると思う。それには、まず、自分から動き始めることが大切だ。すると、周りの人たちもその人を見て動き始める。周りの人も動くと、さらに大きな力となる。だから、まず「自分から」を大切に家事に取り組んでいこう。家族への「感謝」を伝え、明るい笑顔があふれる家庭を築くために。

富山県知事賞受賞作品(図画の部)

いもうと たんじょう!「全いんしゅうごう!カルタ大会」
   射水市立新湊小学校3年 河田 さくら子

わが家のブルーベリーおいしいね「楽しいソーメン流し」
    魚津市立本江小学校4年 奥平 大稀

富山県知事賞受賞作品(ポスターの部)

上坂 大空高岡市立福岡小学校6年 三可 涼未

寺山 可純魚津市立西部中学校1年 寺崎 和希

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厚生部 子ども支援課 青少年係 電話:076-444-3136  [ お問い合わせフォーム
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