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「あいさつにまつわる いい話」優秀作品のご紹介

最終更新日:2016年7月6日

平成18年度「あいさつにまつわる いい話」最優秀賞受賞作品

 平成18年度「あいさつにまつわる いい話」作品募集では、2,037作品という多数のご応募をいただきました。その中から選ばれた、各部門の最優秀賞受賞作品は、以下の通りです。

【小学生の部】最優秀賞

題名「あいさつは、まほうの言葉」
 富山県氷見市 四年 菊池 佳恵

 私は、あいさつが苦手です。とくに、大人の人には、はずかしくて大きな声で言えません。でも、商店街の魚屋のお母さんは、毎朝、道路のむこうから、
「おはよう! いってらっしゃい!」
と、私たちに大きな声で元気よく言って、手をふって見送ってくださいます。私は、はずかしいので、少し頭を下げて、笑顔でこたえるだけです。
 学校に着くまでの間、緑のぼうしをかぶったパトロール隊の方がおられます。雨の日も、風の強い日も、そして雪の日も、毎日、私たちの安全のために立っておられます。私たちが通ると、
「おはよう。」
と、やさしい笑顔で出むかえてくださいます。私は、やっぱりはずかしくて、小さな声で、
「おはようございます。」
と言います。
 お年寄りなのに、毎朝、立っておられて、本当に大変だなと思います。私は、いつも感しゃの気持ちでいっぱいになります。
 学校で先生が、「あいさつ」について話をしてくださいました。あいさつの「あ」は「明るく」、「い」は「いつも」、「さ」は「さわやかに」、「つ」は「つねに」、「あいさつは、いつも明るく、つねにさわやかにしよう」ということでした。
 私のあいさつには、元気や明るさがありませんでした。小さな声で言うだけでは、人にさわやかな印象をあたえることもできません。私の「おはよう」は、なんの感じもしない、ただの「おはよう」だったのです。私は、自分の事をとてもはずかしく思いました。
 毎朝、手をふって見送ってくださる魚屋のお母さんの「おはよう」には、明るさがあります。私たちは、いつも「元気」をもらっていたのです。そして、パトロール隊のおじさんたちの「おはよう」には、いつも私たちを見守ってくださっている「あたたかさ」があることに気付きました。
 私は、その日から、自分も勇気を出して、大きな声であいさつをしようと心に決めました。
 パトロール隊の中には、犬を連れている人もおられます。しば犬の「ラン」は、毎日、帰り道にいて、すぐに仲よしになれました。私の家には、犬がいないので、ランに会えるのがとても楽しみです。時々、一緒に散歩したりもします。
 ある日、おじさんが、
「いつもランと一緒に散歩してくれてありがとう。」
と、写真立てに入ったランの写真を下さいました。私はうれしくて、大きな声で、
「ありがとうございます!」
と、言いました。すると、おじさんのやさしい笑顔が返ってきました。
 大きい声であいさつをすると、心の中がすっきりします。相手も私も、とってもうれしい気持ちになれます。
 「おはよう」「ありがとう」のたった一言で気分が明るくなれるあいさつは、まほうの言葉です。
 私は、いつでもみんなが明るくなれる、気持ちのいいあいさつができるように心がけていきたいと思います。

【中学生の部】最優秀賞

題名「父の『ありがとう』」     
 富山県富山市 三年 佐藤 美帆

  私の家では、朝、家族が顔をあわせる時、必ず「おはよう」と言っています。当たり前のことですが、私はとても良い習慣だと思います。母に怒られた次の日は、リビングにも入りにくく、母の顔色をうかがってしまって、結局何も言えずに家を出てしまいます。そんな日は、気持ちがすっきりしません。だから、一日のスタートをきるためにも、明るく「おはよう」と言いたいものです。
 我が家では、もう一つ自慢できることがあります。それは、父が何かしてもらったら必ず「ありがとう」と言っていることです。母が、父にお茶を出したり、食事を出したり、どんな小さな事でも何かしてもらったら「ありがとう」と言います。そして、そのせいか、弟も何かしてもらうと「ありがとう」と言っています。このことにしても、「おはよう」と同様、当たり前のことであり、他の家でも当然のことだと言われるかもしれません。しかし、私はそんな父や弟の姿を見て、「なかなかやるじゃない」と思うことがあります。ほほえましく感じたり、時には、立派にさえ思えることがあります。
 それに比べて、私はどうでしょうか。私は、父は会社で働き、私と弟は学校へ行っているのだから、母は家で家事をするのが当然だと思っているのかもしれません。友達には「ありがとう」と言えるのに、家族に対しては、ついつい照れくさく思い、口に出すことができなくなるのかもしれません。
 部活動で、私の譜面がなくなった時、同じパートの二年生が探してくれました。そして、見つけてくれた時、とてもうれしかったので、笑顔で「ありがとう」と言うと、その子も笑ってくれました。
 私自身も「ありがとう」と言われると、とてもうれしいものです。母の帰りが遅い時、洗濯物を取り込んでおくと、母は必ず、私に「ありがとう」と言ってくれます。そう言われると、少し誇らしくて、母が喜んでくれたことがうれしいのです。
 私が生まれた時、父と母は、「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に言える子に育てたいと思ったそうです。きっと、私がそうできるように、身をもって実践しているのかもしれません。
 「ありがとう」という言葉は、温かく、満ち足りた気持ちにしてくれます。また、言われた方も、とても幸せになる言葉なのだと思います。私も、人に何かしてあげて、「ありがとう」と言ってもらえたら、とてもうれしいので、そんな気持ちにさせてくれる「ありがとう」は、とても良い言葉だと思いました。
 家の人に言うのは、少し恥ずかしいかもしれないけれど、いつも感謝の気持ちをもって、素直に「ありがとう」を言えるようになりたいです。そして、私に関わる人たちが、私の「ありがとう」で幸せな気持ちになれたら、それは、すばらしいことだと思います。

【一般の部】最優秀賞

題名 「未来を開く挨拶」          
 大阪府大阪市 鈴木 睦美

 「おはようございます。今日も一日よろしくお願いいたします。」
 ある日突然、家内が朝食のテーブルに手を付き、頭を深々と下げて言ったこの挨拶に、私は目を丸くした。何しろ結婚して何十年もの間、そんな改まった朝の挨拶など聞いたことがなかったからだ。
 だが、言い終わって顔を上げた家内の目は恥ずかしそうにニヤッと笑っていた。その瞬間、ああ、そういうことか、とその前日に家内と交わした話を思い出して納得がいった。
 昨年の夏、家内は勤めていた会社の希望退職者の募集に応じて仕事を辞めた。当初、あと二年で定年だからと随分悩んでいた。だが、長年お世話になった会社の経営状態も考え、前途有る若い同僚の将来にも思いを馳せて、迷った末に結局は締切日に応募したのだ。
 それでも、元気なうちは少しでも外に出て働きたい、社会参加し続けたいという気持ちは消えなかったようだ。退職した翌日からハローワーク通いが始まった。
 だが、現実は厳しい。五十八歳という年齢は予想していた以上に高いハードルで、経験を生かした事務系の職種はすべて年齢ではねられる。いくら条件を下げて求人検索しても、コンピューターの画面にはゼロ件の表示しか出ないらしい。
 そんなある日、ハローワークから帰宅した家内が玄関の戸を開けるなり落ち込んだ表情で言った。
「この年になって挨拶の仕方を教えられるなんて・・・・・・。」
 聞けばその日、就職相談をした担当者から、求人があった場合の履歴書の書き方、面接時の挨拶の仕方などについても話が及んだというのだ。数十年も第一線で働いてきた家内にとっては、そのことがかなりショックだったようだ。
 だが、その話を聞いた私には、それはしごく当然のことに思えた。ただでさえ高齢者には厳しい就職環境だ。企業の採用担当者に、少なくとも、さすが人生経験の豊富な人は違う、と印象付けなければ始まらないからだ。それにはまず礼儀正しい挨拶なのだろう。
 家内の趣味は編物を始めとする手芸だ。事務系の仕事が無理ならば、趣味と実益を生かせる手芸店での販売員ができたなら、と考えるようになった。だからといって、すぐに求人があるわけではない。いや、もっと難しいかもしれない。それなら挨拶は一層重要である。家内も過去のプライドを捨て去らねばと気が付いたようだ。そしてその結果が、冒頭の私への朝の挨拶である。
 その日から家内の挨拶に対する関心が高まった。近所の人付き合いにおいても、それまで以上に相手の目を見て笑顔で挨拶するようになった。スーパーマーケットやデパートでも、販売員の接客の仕方に注意を払うようになった。
 今では部屋へ出入りする私に対して、
「いらっしゃいませ」
「ありがとうございました」
「またおこしくださいませ」
と練習をするほどの熱の入れようである。
 今も家内はハローワークに通い続けている。厳しさは相変わらずのようだ。だが、たとえ再就職は叶わなくても、人間関係の潤滑油とも言える挨拶の重要性を再認識したことは、これからの家内の人生をきっと豊かなものにしてくれるに違いない。
 私も家内に負けぬよう、相手の目を見て笑顔を絶やさぬ挨拶を心掛けたいと思う。

「あいさつ運動」テーマソング 「あいさつDEともだち」

あいさつDEともだちイメージ※ この曲は、平成13年に県内の小・中学生から募集した「あいさつのうた」のなかで、最優秀賞を受賞した富山市立月岡小学校6年生のグループ の作品です。関連ファイルから試聴できます。

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電話 076-444-3136

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