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知事記者会見[平成29年度]

2018年1月24日

知事室 目次

定例記者会見[平成29年11月9日(木)]

◆日時 平成29年11月9日(木)午後2時03分〜2時56分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)平成29年度富山県原子力防災訓練の実施について リンク
(PDF 704KB)
リンク
(8分19秒)
(2)高志の国文学館開館5周年記念企画展「竹久夢二 音楽を描く」の開催について  リンク
(PDF 3055KB)
リンク
(5分31秒)
(3)富山きときと空港の冬季就航率の改善について  リンク
(PDF 33KB)
リンク
(6分10秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)知事就任4期2年目を迎えて
(2)石川県知事との懇談の予定について
(3)石川県知事の次期知事選挙出馬について
(4)高岡市の財政状況について
(5)国の減反政策の廃止の影響とそれに向けた「富富富」への期待について
(6)北陸電力の電気料金値上げについて
(7)地方消費税の清算基準の見直しについて
リンク
(33分26秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

会見の様子●知事
 今日は3点ありますけれども、まず平成29年度の富山県原子力防災訓練についてであります。お手元の資料をご覧いただきたいと思いますけれども、この11月26日に実施しまして、場所は石川県の志賀オフサイトセンター、また富山県庁、それから氷見市と、今回初めて砺波市にもご参加いただくということにいたしております。
 なお、今回初めて氷見市の全世帯に、約1万8,000世帯が対象ですが、この訓練の案内チラシを配布するということも行います。
 訓練の想定ですけれども、石川県の志賀町で震度6強の地震が発生した。そして志賀原子力発電所の2号機で原子炉が自動停止をして、外部電源が喪失した。その後、非常用の炉心冷却装置による注水が不能になって、全面緊急事態となった。さらには、事態が進展して、放射性物質が放出され、その影響が発電所周辺地域に及ぶ、こういう想定になっているわけでございます。
 主な訓練内容ですけれども、まず原子力防災訓練としましては、例年どおり今までやってきたものとほぼ同じ形で、緊急時通信連絡訓練ですとか、また県の原子力災害対策本部の設置運営訓練、これは県庁ですけれども、また志賀オフサイトセンターの運営訓練、これは志賀のオフサイトセンターに県の職員を派遣しまして、国や石川県などと情報共有して進める。
 今回はこの県と氷見市から県職員が6人、氷見市から4人、それから県警から1人派遣することにしております。
 それから、緊急時モニタリング訓練、これは氷見市等でここに書いてあるとおり、モニタリングポストやモニタリングカー等による空間放射線量の測定等を行います。
 1枚おめくりいただきまして、項目が多いので、新しくやる、新たにやる点、中心にお話ししたいと思いますが、まず住民等に対する広報訓練としましては、これは氷見市で行いますけれども、この防災行政無線とか広報車とか緊急速報メールに加えまして、今回新たに防災ラジオを活用して情報伝達をする。これは氷見市さんのほうで約1,000台ですね、地区の区長さんとか防災の会長さんとか、あるいは何らかのハンディがおありになる要配慮者施設等に配置されていますので、この携帯ラジオを防災ラジオと言っていますが、活用して情報伝達もするといったことも行う。行政無線が聞き取れないような場合もあったりしますので、この防災ラジオの活用ということもやるわけでございます。
 それから、1つとびまして、住民の避難訓練の一環として、新たに地震による倒壊家屋の住民が近隣の避難所に移動して屋内退避を実施する。これは氷見の白川研修センターなどを使ってやります。
 そのほか、社会福祉施設における移転、一時移転の実施なども行います。例えば(特別養護老人ホーム)ほのぼの苑にいらっしゃる方を、別の例えば氷見の特養施設等に移動するとかです。
 それから、その下の○新とありますが、自主防災会が在宅要配慮者の一時集合場所までの移動の支援をする。これは稲積地区等4地区で、12名の方が参加して、そのうち配慮を要する方が6名と聞いていますけれども、自家用車を利用して移動を支援する。
 それから、1つとびまして、地震により落石が発生した避難路において、斜面監視や交通誘導を実施する。これは氷見にあります県の氷見土木事務所が協力してすることにしております。
 それから、この避難退域時検査の実施訓練というのが、例年どおりでありますけれども、その4つ目を見ていただきますと、新たに簡易除染実施後も基準値を超える避難者を処置して、内部被ばくも疑われるため、二次被ばく医療機関である県立中央病院に搬送して、内部被ばく量をホールボディカウンタで測定するというのがありますが、これは基準値を超えた方を除染したりするのですけれども、その数字によっては二次被ばくも疑われるので、今回の場合は県立中央病院に搬送して、内部被曝量をホールボディカウンタで測定すると、こういったことを訓練として実施いたします。
 それから、少しとびまして、一番下ですけれども、県の防災士会が自主的な避難所の運営について助言をして、住民の皆さんによる避難所運営を支援する。この機会に少し時間もありますので、自助・共助についての講習会なども実施することにしております。
 それから、3枚目を見ていただくと、避難所の炊き出しというのは従来も行っていたのですが、従来は赤十字奉仕団の方々が中心だったのですけれども、今回は陸上自衛隊がその避難所運営を支援する一環として炊き出しも行うことにしております。
 それから、少しとびまして、ミサイル対応啓発訓練とありますけれども、これは原子力防災とはちょっと別の、発電所関係とは別ですけれども、弾道ミサイルが仮に落下してきたときにとるべき行動を確認する。これは、県の西部体育センター、砺波(市)にございますが、ここでアラートの音声データとか緊急速報メール着信音とかミサイル落下時の基本姿勢とか、こういったことを確認していただくということでございます。
 参加機関は55機関で、ここに記載してあるとおり、また参加人員は約1,100名で、うち住民の皆さんは830名ということでございます。昨年が1,000名、その前が850人ですから、だんだん、この1,100名というのは、より拡充してきたということになろうかと思います。主な資機材等は記載のとおりでございます。

 それから、2つ目が、高志の国文学館の開館5周年記念としての企画展、「竹久夢二 音楽を描く」というテーマで開催をいたします。
 開館5周年記念ということでございます。竹久夢二については、皆さんよくご存じかと思いますが、大正期から昭和初期にかけて大変活躍された方で、今でも多くの方に愛されている。この企画展では、東亜薬品株式会社さんから寄託いただいた竹久夢二作品を中心に、セノオ楽譜とか中山晋平作曲全集、こういったものに夢二が楽譜の表紙画を描いていて、それが非常に評判が高いわけですけれども、そうしたものも非常にまとまった形で見ていただくということでございます。
 会期は、12月16日から来年の2月26日までで、これは大正時代のポップスのコンサートといいますか、そういうものも記念コンサートも行って、言うならば文学の世界と音楽の世界、竹久夢二は絵ですから、そういう分野横断的な企画になっているというのも一つ特色でございます。
 この特色欄に4項目ほどありますけれども、全体で約300点、資料は展示するのですけれども、そのうち東亜薬品さんから寄託されたものが260点ある。そのうちの240点は、夢二が表紙画を手がけた印刷楽譜で、これらを一堂に展示する機会というのは大変貴重で、まれなことではないかと思います。
 また、竹久夢二の画家あるいはグラフィックデザイナーとしての多彩な仕事を紹介するということであります。
 また、セノオ楽譜や中山晋平作曲全集など、竹久夢二が表紙を描いた楽譜に収録された楽曲の音楽会を開催する。言うなれば、大正時代のポップス、合唱、バイオリン、ピアノといったものでございます。
 それから、楽譜とともに高岡市立博物館で持っておられる蓄音機とか、昭和初期のピアノ、これは黒部市さんがお持ちなので、これをお借りして展示もしますし、蓄音機によるSPのレコード実演を行って、当時の音楽文化を紹介するということにしております。
 以下、展示構成・主な展示作品が並べてありますが、例えばこの(1)のセノオ新小唄−劇中歌「カチューシャの唄」の流行というのは、皆さんも日本史か何かで勉強されたことがあるのではないかと思いますが、この当時の人気女優というか、歌手の松井須磨子さんが一世を風靡した「カチューシャの唄」ですね。こういうものなども、これは表紙画を夢二が描いていますので、こういったものも展示するとか、またセノオ楽譜、それを劇場、レコード、ラジオを当時普及させたわけですけれども、こういったものも紹介をする。
 それから、その下が中山晋平さん、この「東京行進曲」の話とか、また夢二が楽譜を描いた「婦人グラフ」に見る音楽文化、当時は藤原義江さんとか、歌手で一世を風靡した三浦環さんとか、もちろん作曲・指揮者の山田耕作さんとか、いろんな方がいらしたわけですが、そういった方々のご活躍の紹介もあるわけであります。
 そのほか、一番下6のところに、文学講座とかあるいは音楽会、DVD上演会、蓄音機の実演、こういったことを何度か企画いたしておりますので、ご関心の向きはぜひ、これは県民の皆さんにもお好きな方がいらっしゃると思いますし、記者クラブの皆さんもぜひこういう分野、楽しんでいただければと思います。
 詳しくはこの付いておりますPRのチラシに音楽会とか文学講座などのご案内がございますから、ぜひご覧いただきたいと思います。

 それから、最後に、富山きときと空港の冬季就航率が相当改善しましたので、いい機会があれば皆さんにご紹介したいということで、今回一言申しあげます。
 これは、富山空港は、どうしても雪が降るといったことがありまして、例年12月から2月までの冬季に欠航しやすい面がございましたが、これを全日空さんと連携して改善に取り組んで、今回この2016年から17年にかけて、つまり昨年の冬からこの春直前までですけれども、(検証を)やりましたら、本富山空港に向かう14便が欠航を回避することができたと。富山空港に無関係に欠航した便、例えば札幌から来るはずが、向こうの事情で来られなかったとかですね、そういったものを除くと、98%の便が着陸できたということでございます。
 その内訳はこの1、2、3とありまして、対象便は443(便)、この富山空港に無関係で欠航した7便を除いております。
 それから、富山空港の悪天候により着陸できなかった便が9便ありまして、これは引き返したのが3便、それからダイバートというのは、別の飛行場に向かったというのが1便、それから、そもそも羽田空港を出発しなかったというのが5便と。
 改善の取組みとしては、1つはGPSを用いた新たな飛行方式、RNP−AR進入方式というのですけれども、それと高性能な気象レーダーの運用で、雲の切れ目を高い精度で予測できるようになったというような結果でございます。これはちょっとわかりにくいと思うので、もう一枚めくっていただくと、RNP−AR進入方式というのは、GPSを使ってますので、従来ですとこの着陸地点から2,080メートル離れたところで進入するかどうか判断する。それが高度でいうと143メートルぐらいだったのですけれども、こうしたRNP−AR進入方式で、113メートルのところまで下がったところで進入するかどうかという判断をするということになりましたので、欠航が相当減ったと。
 それから、その右側の南側着陸というのは、普通は海のほうから、北側から着陸するのですけれども、天候によっては、先に山側のほうに行ってぐるっと戻ってくる。従来はかなり急角度でもあったのですが、点線の部分ですね。今はこの太字の(とおり)もう少しゆったりと降りるようになっておりまして、この場合も、従来ですと192メートルの高さのところで判断しなくてはいけなかったのが、137メートルの地点で判断すればいいと。そうすると進入限界高度が55メートル下がる。それから、北側着陸の場合は30メートル下がる。こういったことで、悪天候でも着陸しやすくなった。
 それから、次のページを見ていただくと、以前から小型レーダーを空港のそばに置いて着陸しやすくしていたのですけれども、これを右上にありますように、小型レーダーで観測するというのは、2次元の世界で観測していたのですが、今度のXバンドMPレーダーというのは、(富山市)水橋にあります国土交通省の富山防災ステーション(※センター)の屋上に設置させていただいて、このシステムですと、雲を立体的にスキャンできるものですから、かなり幅広く、従来に比べれば、今は例えば雲に覆われたり、雨、雪がひどいけれども、もうちょっと経つと雪の切れ間が出ると、あるいは雲の切れ間ができると、こういう判断ができるようになりましたので、就航率が上がったと、こういう説明でございます。
 ということで、98%というとですね、もちろん富山空港に無関係な原因で欠航した便は除いた数字ではございますけれども、そういう意味で除いたのが7便ある。それを除くと98%の就航率となるのですけれども、これは大体、全日空さんにお聞きしますと、日本全体で全日空さんの冬季の就航率が98.0%だそうですから、大体概ね全国平均並みになったと考えていいのではないかと思っております。
 何となく富山空港はいい空港なのだけれども、都心に近くてですね。冬場に弱いというイメージがありまして、その冬場に弱いというイメージを払拭できたのではないかということでご報告をさせていただきました。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

会見の様子○記者
 すみません、ちょっと今の発表ではないのですけれども、今日11月9日といえば、知事の4期目の任期の2年目に今日から入っているのだと確か思うのですけれども、ちょうど1年間にこの行財政基盤が確立して、新たなスタートラインに立ったというようなことをおっしゃっておられたと思いますが、この1年を振り返っての感想と、これからの改めて意欲みたいなものをお聞かせいただけないでしょうか。

●知事
 確かに、(今日の日のことを)おっしゃって、今のお話でなるほどと思いましたが、確かにちょうど4期目に入って丸1年経ったわけですけれども、昨年4期目スタートのときに申しあげたことと基本は同じですけれども、この12年、あるいはこの13年を振り返ってみますと、本当にあっという間で。就任当初は400億(円)の財政構造赤字というのがあって、かつ北陸新幹線開業、金沢までの開業が決まったのはうれしいのですけれども、そのかわり約10年ほど余りでですね、2,300億円ほど負担金を払わなくてはいけないと。これはやはり大変な財政的には厳しい危機でございますから、そこで行政改革にしっかり取り組んだり、また(この)新幹線の巨額の負担金の大幅軽減というようなことにも取り組みましたり、税源の偏在是正、今も議論していますけれども、そういうこともやってきました。
 おかげで、行革については多くの県民の皆さんのご理解もいただけて、随分と進んで、(平成)28年度当初予算で財政構造赤字はゼロにできたり、また県債残高も2年連続、27、28年度と前の年よりも減らすということもできましたので、そういう意味で、財政の健全性を確保できたかなと。
 そうなってきますと、この間、リーマンショックとかいろんなことがありましたが、それはそれとして、新幹線開業をしまして2年8カ月ほど経ちましたけれども、引き続き乗車人員が開業前の3倍近い水準が続いて、観光の面とか企業立地の面とか、また大型商業施設の立地とか、さらにはUターン率が上昇する、これは新幹線だけのことではないと思いますが。また、もう一つうれしいのは、若い人の移住が増えてきている。だんだん若い人や女性に選ばれる富山県になりつつあるという面もございますので、こうした勢いというものをしっかり持続させて、さらに飛躍させていく。それには、数年来、国にお願いして、地方創生、地方の人口減少対策と地方の活性化ということを政治の重要テーマの一つにしていただいていますから、新幹線の開業効果の持続、また深化と同時に、国の政策もうまく活用して、また精いっぱい県民の皆さんからもいろんなご意見、お知恵も頂戴して、新たな政策展開をして、富山県の新たな飛躍・発展を目指していきたいと、そういうふうに思っております。
 そこの基本は1年前と同じですが、この1年間を振り返るとですね、例えば、産業の面ですと、統計が2年遅れですので1年前にははっきりしませんでしたが、医薬品生産額日本一になり、また10年間で2.8倍、こういうことにもなりましたし、またそのことを、例えば国内でも東京やいろんなところの皆さんが評価してくださるのはもちろんですけれども、世界の薬の都といわれるスイスのバーゼルなどでも非常に評価してもらって、これからもぜひ富山県、あるいは大学同士でも連携を深めて、ともに発展していこうということにもなりましたし。また同じく産業の面ですと、例えばデザインなんかでも、昨年、台湾とデザインについて連携協定を結んで、ぜひお互いに交流して新商品・新技術の開発をして、中国大陸を初め世界に売り込もうなんていう協定を結んだのですが、早速、例えば台湾のデザイナーがアイデアを出して、それを富山県側の金属、高岡銅器などの伝統もありますから、それを受けとめてですね、新しい製品ができてきたり、こういうふうになっていますし、また、そのこととの関連もありますけれども、富山県美術館も「アートとデザインをつなぐ」ということで、まあ、富山県美術館そのものもおかげさまで、最近までで、もう88万人ぐらい(※当日時点で89.0万人)確か来ていらっしゃるのだったか、それから最初の企画展(※+コレクション展)も、今回あれは確か13万人ぐらい(※同12.3万人)いらしたということで大変滑り出しもいいと思いますし、同時に今度、ここに国際北陸工芸サミットというのを大きな企画としては(開館の)第2弾で、文化庁と連携してやりますけれども、ここにも世界各国からいろんな作品の応募があって、この間も前文化庁長官の青柳先生にも来ていただいて、利賀でもそのことも含めて講演していただきましたし、また東京でもこの間ご一緒して、講演会を一昨日やったわけですけれども、大変、県内はもちろんですが、東京方面でも最近、富山県はなかなかおもしろいことをやっているなというふうに、大変関心を高めていただいているように思います。こうしたことをさらにやっていきたい。
 それから、例えば、「立山黒部」の世界ブランド化、このことに関連してスイスのツェルマットにも行ってきていろいろ勉強もいたしましたが、各論では、例えば関電ルートの一般開放、まだまだハードルは高いのですけれども、それなりにですね、関西電力さんもいろいろお考えいただけているのではなかろうかという感じもしておりますし、また世界で最も美しい湾クラブのほうも、2年後に総会誘致というのも、この夏、パリまで行って内定をいただいたとか、また同じ年にちょっとぶつかり過ぎるなという気もしますけれども、シアター・オリンピックスも正式にやるということにもなりました。
 そういう意味で、富山県は全国的に、あるいは国際的、あるいは世界的と言ってもいいかもしれませんが、相当注目を浴びる、いろんな今、企画が進行中で、非常に多くの方が、かつ国内だけではなくて世界から参加される。シアター・オリンピックスも今のところ25カ国、25作品ですし、国際北陸工芸サミットも応募してきた国が40カ国ぐらい(※34カ国、1地域)だったか、作品はもっと多いというようなことで、正確な数字はまた後ほどにしますが、地方の県としたら、随分注目度が上がってきたのではないかと思います。
 そうしたこともしっかり取り組みながらですね、今後は、例えば中小企業の事業承継とか、人口減少時代もありますし、後継者不足、担い手不足ということは、農業だけではなくて中小企業の世界でもあるわけですけれども、こうしたことにもしっかり、これは地方創生の一環でもありますから、取り組んでいきたい。
 また、人材育成というのは、かねての課題で今に起こったわけではありませんが、とやま企業未来塾とか、とやま観光未来創造塾とか、農業未来カレッジとかというのを13年前、12年前、また5年前、それから未来カレッジは3年前ですか、やってきましたが、だんだん花が開いてですね、頼もしい若い人が次々出てきた、きてくれているなと思います。
 こうしたことをしっかりうまく噛み合わせて、県政の新たな発展、目標は、私はずっと一貫しているので、県民の皆さんが男性も女性もご高齢の方も若い人も、みんな生きがいを持って生き生きと働き暮らせる富山県にしたいと、こういうことを、しっかりその初心を忘れずに頑張っていきたい。
 今、10年間の新しい総合計画もつくっていますけれども、そういう思いをしっかり生かして、県民の皆さんのいろんなご希望、ご意見も受け止めてですね、それを活かした形でつくって、みんなで力を合わせて富山県をもっと発展・飛躍させていこう、また県民の皆さんにもっと幸せな人生を送ってもらおうということで邁進していきたいと思います。
 以上です。

○記者
 先般の知事におかれては、岐阜県で岐阜県知事との2者での懇談会を開かれまして、観光、東海北陸道などで成果を上げられたかと思うのですが、一方で西隣の石川の知事との懇談につきましては、この4年ほど途絶えている状況かと思いますが、これにつきましては今後お二人、2者での懇談というものを開かれる予定はあるのでしょうか。

●知事
 それは、必要に応じていつでも設けるのはいいと思いますし、それから、どうも皆さんはそういうことを気にして、気にというか、あえて質問される方が多いのですが、毎年、北経連(※北陸経済連合会)さんと北陸3県の知事で毎年1回、あれで4、5時間ぐらい、半日かけて議論する場がありますし、そのときはもちろん谷本(石川県)知事、西川(福井県)知事とも大いに議論しているわけで、それから全国知事会の場では、同じ北陸ですから席が隣り合う場合も多いので。それから、皆さんに一々公表したり、記者会見したりして説明するまでもない、いろんな打ち合わせとかなどは、時折実際にやっていますし。それから、特に谷本知事さんとかについては、若い頃から同じ課で仕事をしたということはありませんけれども、今で言えば総務省の中で割合近いところで仕事することが多かったので、わざわざ2人で日を決めて議論するというほどのことは、今言ったように随時、相談というか意見交換していますから、あまりその差し迫った必要性を感じないということなので、何か意思疎通が円滑でないというふうに思っておられるなら全然違うということは、ぜひ理解をしていただきたいなと思います。

○記者
 それに関連してなのですけれども、谷本知事は7選にどうやら挑戦されるということになったのですが、それに関しては知事は何か、自民党の推薦ももらったようでして、それに関してもし知事のほうでもし考えておられることがあれば。

●知事
 その辺は、お隣の県のことですから、あまり詳しいことはもちろん存じておりませんし、私がコメントするというのはいかがでしょうか。もし7選ということを目指されるとすれば、それはやはり、今、自由民主党の話が出ましたが、その特定の話は別にして、それだけ多くの方がですね、あるいは相当な人が、やはり7期もやったらどうですかという声があるから多分そうされるのでしょうから、それはそれでなかなか頑張ってらっしゃるなというか、ご活躍だなという感じはします。

○記者
 すみません、高岡市の財政についてですけれども、基金がどうもなくなるという状況が確実視されていて、これまでどおりの予算編成ができないだろうと客観的に見えますけれども、これから公債費も膨らんでいくだろうというような状況の中で、極めて厳しい環境にあるのではないかと思うのですけれども、そのあたり、知事の立場からご覧になってどうでしょうか。

●知事
 正直、高岡市さんの財政状況については、そんなに詳しくは伺っていないので、具体的にああすべきだ、こうすべきだということは、少なくとも私の立場で今の時点で申しあげることはないと思いますが、ただ、今朝の新聞にも載ったのは、40億という数字が正しいかどうかは別にして、財政状況が非常に厳しいというのは事実のように伺っております。
 そうなると、やはり普通に考えれば財政再建、特に基金もなくなるという状況だと、これはなかなか異例なことですから、まあ、実際になくなるのかどうかまでは承知していませんが、いずれにしても、それが話題になるということは、やはり相当厳しい状況なのでしょうから、普通に考えると、財政再建なり行政改革ということを、しっかりおやりになるということが、多分求められるのではないかと思います。
 私どもも、さっきちょっと別のご質問でお答えしましたが、13年前、知事になったときに、400億の財政構造赤字とか新幹線の負担金2300億とか、そういうこともいろいろありましたので、それは何としても、北海道の夕張みたいなことになってはいけないということで、行政改革、財政再建に取り組んだのですが、やはりそれを真剣にやろうとすると、県民の皆さんのご理解いただくということが必要で、それには自分の身をまず削らなくてはいけないということで、行政改革をやり、職員にもご協力をいただいたり、それから定員も相当に、一般行政など結局12年間で21%ぐらい人が減ったようなことになりますし、それから例えば外郭団体なども随分廃止しましたし、公の施設なども廃止をしたり、あるいは民間活力で指定管理者制度を積極的に導入したり、いろんなことをやってきました。
 そういったことはまた、高岡市さんにおかれても参考にしていただいて、早く健全な行財政運営になるように頑張っていただきたいと思います。

○記者
 来年分から減反の廃止が始まると思うのですけれども、県内農業に対する影響というのをどう見ておられるかということと、あと、そういった中で、いま一所懸命販売に注力しておられる「富富富」に期待する役割というのをどう考えておられるかということについて、ご意見をお伺いできますでしょうか。

●知事
 おっしゃる意味はあれですか、今後の農業、減反政策がなくなったりする(※行政による生産数量目標の配分廃止などの米政策が見直される)中で、富山県農業の再構築をする、あるいは発展を目指すのに「富富富」というのをどういう位置付けで考えておるかという意味ですか。

○記者
 そういうことです。

●知事
 これはですね、富山県は、北陸が大体そうですけれども、米どころでございますから、農家の皆さんもお米をつくっている方が圧倒的にもう大部分なわけですから、その中でかねてコシヒカリは大変良い品種で立派なお米なのですけれども、暑さに弱いという欠点がかねてあったわけで、温暖化も今後もある程度進まざる(※進むと想定せざる)を得ないとなりますと、コシヒカリを超える、あるいはコシヒカリのその課題を克服する新しい品種のお米が必要だったので、これは農業研究所の職員を中心に随分頑張ってくれて、私も大変感謝しているのですけれども、そこで「富富富」というの(品種)をご承知のとおり昨年、この十数年努力をして、今年は試験栽培をして来年が本格デビューと。幸い今のところ非常に、どう言ったらいいですかね、うまみと甘みがあるとか、炊き上がりが艶があってですね、香りがいいとか、また、いもち病などに強いので、農薬なども少なくて済むとか、いろんな面でいい評価をいただけていますし、県内、(今年は試験栽培ということで)量がもともと少ないこともありますけれども、各地で一部販売をPRを兼ねて行いますと、もう、すぐに行列ができて、あっという間になくなってしまうということが続いていますから、また、食べた方から「なかなか美味しかったよ」というご返事をいただくことが圧倒的に多いので、スタートとしてはよかったと思います。
 さらに今後はですね、来年の本格デビューに向けまして、「富富富」という名前そのものは大変ご評価いただいていますけれども、それとあわせて、どういう方式で、やり方で全国にアピールして販売していくかという戦略も立てる。また、やはり、良い味というか「富富富」の良さを活かした栽培をしていただくということも大事ですから、当面はまずその栽培のほうは登録制にして、意欲のある農家の方に、しっかりした栽培技術でもって作っていただくとか、そういう取組みもしております。
 この「富富富」を、しっかり富山米の新たなブランド、富山県農業のいわば象徴として、富山県農業の活性化の一つの目玉にしていきたいと思います。と同時にやはりお米だけではなかなか農業が抱えるいろんな問題が解決しませんので、この8年ほど取り組んでいる一億円産地づくりですね、園芸(作物)の。これは非常に、おかげさまで成果も出てきておりまして、特にJAとなみ野さんのタマネギは、確か平成21年が売上げ950万円しかなかったのが、昨年は4.9億円までなってきております。それからもう一つ、これがすばらしいのは、10アール当たりで換算すると、コシヒカリは産地交付金(※国の助成)なども計算に入れても10アール当たり3万円ぐらいの総収入、所得にしかならないのに、JAとなみ野産のタマネギは、10アール当たり、大体21万円ぐらいになるのです、去年の数字でいうと。そうすると、いわば労働生産性がすごく高い。これからの農業というのは、収益、生産性を上げて収益力がある、付加価値がある農業をやっていかないと、若い人は先の展望が見えないから農業には参入してくれなくなりますから、そういう意味で、私はとなみ野のタマネギというのは、「富富富」とは別にですね、富山県農業の一つのモデルを示してくれていると思うので、これはタマネギに限りません、ハトムギとかいろいろ皆さんチャレンジしておられますから、こういったこともしっかり応援をして、そして農業というのは決して衰退産業じゃなくて、というのは、地球規模で考えると、皆さん、だって今、世界は人口爆発の時代なのですから。西暦1900年に、確か地球上に人類は13億ぐらいしかいなかったわけです。だけど、2100年になると、今はもう、もうじき80億になるのですが、2100年には100億を超す時代が来ますので、そうするといずれ食料危機ということも十分考えられますから、そういう中で、生産性の高い農業をやっていく。収益力の高い農業をやっていくというのは、若い人がやはり農業に希望・夢を持てる、そういう可能性のある分野なんだということを示すことになるので、そうした努力を今後もしていきたいなと思います。

○記者
 減反の廃止については、県としてはどう対応していかれるのですか。

●知事
 はい、ですから、今まで、減反政策(※米の需給調整)というのは結局、毎年毎年お米の消費量が、大体国の発表ですと、確か8万トンぐらい減っていくということですよね。そうすると、お米の生産総量をある程度減らして、需給調整して値段が下がるのを防ぐというやり方を長年やってこられたのですけれども、そのやり方ではなかなか展望が開けないということで、これについては私もいろいろ意見はありますけれども、一つそういう大きな判断をなさったわけですから。そうなるとですね、そういう中で、何とか立ち行く農業、あるいはむしろ希望の持てる農業をしていこうとすれば、やはりお米であれば、今までどおりのものをつくっているだけではなくて、新しい品種で「ああ、もうちょっと値段が高くてもぜひ買いたい」というものをしっかりつくって、それもできれば国内だけではなくて、いずれはお米も足りなくなるはずの中国とかいろんな国に売り込んでいくということもやっていかなくてはいけない。それから、併せて富山県は、さっき申しあげたように、今まではお米は輸出県だったのですが、野菜とか園芸関係はむしろ他所からは、かなりもらってきて自給率20%ぐらいだったわけですから、これをもっと高付加価値のものにして、それで収益力のある農業をやっていく。そのことが、いろんな事情で減反政策が続けられなくなって(※米政策の見直しが行われて)いるわけですから、そういう時代に適合したというか、そういう時代でもしっかり勝ち抜いていける農業にする道だろうと思っています。

○記者
 先日、北陸電力さんが電気料金の一部値上げを発表されましたけれども、原発が再稼働できない中で、こういった判断に踏み切ったことに対する受け止めと、北陸電力さんは全国的には電気料金が安いという中で、値上げすることで県内への企業誘致とかに対しての影響について、お伺いしたいと思います。

●知事
 これはですね、もちろん電力(※電気)は安いにこしたことはないのですけれども、いろんな事情でですね、志賀原発のことも影響しているかもしれませんが、配当も随分ここしばらくお下げになった上に無配になり、料金を上げざるを得なくなったということですから、もちろん、北陸電力さんには、私が申しあげなくても、できるだけ合理化なども進めてですね、料金をそんなにたくさん上げなくても済むように努力はされているのだと思いますが、そういう努力は今後もお願いしたいのと。
 それから、電力(※電気)料金を上げる際にも、一般的には私どもが希望しておりましたのは、やはり今お話しのように、企業誘致などをするときも、9つの電力会社の中で、一番北電さんの料金が安いということは、ある意味ではセールスポイントの一つでもあるのですね。ですから、その点は、北電の首脳部の方には、かねてそれを我々は大事なセールスポイントにしているのですということを言ってありましたから、今回私が伺っている限りでは、一部を値上げされても9電力の中ではやはり一番安いという水準は維持されるように聞いていますので、それは、もしそういうことであれば、少し安心できるわけですけれども。ただ、今後のこともありますから、北陸電力さん、もちろん立派な会社でいらっしゃるので、ですけれども、また先もいろいろとお考えいただいてですね、料金値上げが、また近いうちにあるということにならないように、ご尽力いただければありがたいと思います。

○記者
 国の地方消費税の清算基準の見直しについて、知事の見解をお願いします。

●知事
 地方消費税の清算基準ですね。これはかねて知事会の中でもいろいろ議論があるわけです。特に社会福祉・社会保障財源として使うために、5%を10%に上げたといういきさつもありますから、そうなってくると、あまり、例えば東京都などの大都市に収入が偏り過ぎますと、本当は社会保障財源に充てるということで負担を国民の皆さんも理解はされて国会でそういう方向になった。まだ現在の税率は8%ですけれども、同時に地方消費税というのはやはり税でございますから、なぜ地方消費税というものを、今のような形で取るかというに、さんざん議論があって、これはやはり消費税ですから、消費の最終的な消費の帰属地に、その地方消費税というのは収入されるのだというような整理になっていますから、そういうことからいうと、なるべく偏在是正をして、地方の県にも、特にあまり大きな産業がないようなところでも、税収を均てん化するという発想でいくと、例えば人口(の割合)で配るとか、極端にいえば高齢者の人口を加味するとかという議論があるわけですけれども、ただ税制のあり方から言うと、本当に全部、人口だけでいいのか、やはり議論はあるのだと思います。
 ですから、かねて一部は工場事業所の従業員の数なども加味をしたり、それからもちろんその前に、そもそも、いろんな商業統計とかいろんな統計から、消費の最終的な消費地のその販売が幾らになるかという地域別の差を出して、それで清算基準にするという考え方だったわけです。ですから、そういう税の理論、理屈もしっかり踏まえた上で、あるべき清算基準を決めるべきではないかと、こういうふうに思っていまして。私も知事会の税財政常任委員長ですので、あまり評論家的なことを言うわけにいかないのですけれども、多くの方がなるほどなという形で配分できるように、私ももちろん努力はしてまいりますし、最終的には、これはやはり国が今回の税制改正の中でお決めになるわけですけれども、なるべくバランスのとれた答えになるように、私としても努力していきたいなと思っております。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
  ※は、発言内容を訂正した部分です。

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