富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成29年度] > 定例記者会見[平成29年10月3日(火)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成29年度]

2017年11月18日

知事室 目次

定例記者会見[平成29年10月3日(火)]

◆日時 平成29年10月3日(火)午後1時03分〜1時50分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)富山産業展示館(テクノホール)新展示場の開館について リンク
(PDF 719KB)
リンク
(4分49秒)
(2)「富山県ものづくり総合見本市2017」の開催について  リンク
(PDF 1574KB)
リンク
(6分03秒)
(3)国際北陸工芸サミット「ワールド工芸100選」展及び富山県美術館開館記念展Part2「素材と対話するアートとデザイン」の開催について リンク
(PDF 3353KB)
リンク
(8分06秒)
(4)「富山県理工系・薬学部生対象奨学金返還助成制度」の拡充について リンク
(PDF 419KB)
リンク
(3分20秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)小池東京都知事の全国知事会及び文部科学省の私立大学等の新基準に係る発言について
(2)東京都、大阪府、愛知県の連携について
(3)ねんりんピック富山2018の開催について
(4)衆議院選における知事の応援について
(5)衆議院選公示日の知事日程について
(6)富山県美術館と他の美術館との連携について
リンク
(25分05秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

1 知事からの説明事項

会見の様子●知事
 それでは、私から4項目説明させていただきます。
 まず、富山産業展示館(テクノホール)の新展示場の開館についてでございます。
 お手元資料にありますように、平成26年以来の経過がございますけれども、この10月26日に(西館の)全面新開館ということで合同式典等も行うことにいたしております。この富山産業展示館の新展示場の開館記念式典ということと、併せて富山県ものづくり総合見本市2017のオープンセレモニーを一緒にやろうということでございます。
 施設の概要等は、その下に書いてございますけれども、現在の展示場と合わせますと、ホワイエまで含めますと8,000平米となります。展示場だけですと7,000平米ですけれども、ホワイエまで入れると8,000平米ということで、現在の2倍をかなり超えるということであります。
 特に、ホワイエももちろん設けて、展示や商談用のブースなども設置可能にして、さまざまなイベント等も行えるようにしたいと思いますけれども、その他に商談室を5室設けましたり、商談なども非常に実施しやすいように配慮しております。
 また、駐車場も(約)700台ということで、工事前後は(約)450台でしたから、これも相当に来場者の方にとっては利便性が高まると思います。
 総事業費は、ここにありますように39億円ということでございまして、県が負担しますほか、県と富山市及び経済界で2対1といった負担割合になっております。
 それから、新展示場の特徴は、今も少し申しあげましたが、ビジネスユースに重点を置いておりまして、多機能型の展示場を新設する。また、天井まであります移動式の間仕切りを導入しまして展示ホールを分割する、2つまた3つに分けるといったことができるようにしております。
 それから、ホールの天井の高さ9メートルということで、吸音効果のある膜を設置しまして、落ちついた空間で大規模な会議やレセプションなどが行えるというふうにしております。会議、講演等は3,000から3,300席、レセプション等も、ここにあるように正餐で1,800、立食で3,000名。
 それから、冬のイベントも快適に行えるように床暖房システムも導入いたしております。
 その他、県産材や県内の伝統工芸品なども使用いたしまして、多くの皆さんに富山県の木材、また伝統産業のアピールもしたいと思っております。
 それから、新展示場の事前公開は、この4のところに書いてございますので、また皆様、ご参加いただければと思います。
 それから、現在の申込みの状況ですけれども、(平成)29年度末までと昨年(度)の同期ですね、11月から3月までの5カ月間同士で比較しますと、約6割増の申込みとなっております。そういう意味では大変効果が出ているのかなと。これまであまり開催実績のなかった新しい展示会とかイベントがありましたり、また、業種の異なる主催者が、2つの展示会を同じ日に開催するケースなども出ております。それぞれ前者が7件、後のほうは6件といったことで、大変いろんな使い方ができて利便性が高まっていると思われます。

 次に、「富山県ものづくり総合見本市2017」の説明をさせていただきます。
 これは、これまで概ね2年に一遍やってきたのですけれども、今回は新しいテクノホールのこけら落としイベントとして開催するものでございます。10月26日から28日までの3日間ということであります。主催はものづくり総合見本市2017の実行委員会ということでありまして、県と県の商工会議所連合会、また商工会の連合会、経営者協会、機電工業会等々でございます。
 今回の特徴は、一つは今申しあげたように新展示場のこけら落としということですけれども、もう一つは展示スペースが、前回の見本市の場合、スペースが足りなかったので富山市さんの体育文化センターをお借りしておりましたけれども、今回はそれはお借りせずに、まさに新館(西館)と本館(東館)とで行うわけですが、従来の市の体育文化センターを合わせて使った場合に比べても、1.2倍の展示スペースということでございます。
 また新たに、従来から機械とか電気、電子、プラスチック、アルミ、こういった産業界に参加していただいていたのですが、新たに伝統工芸や食品加工、クリエイティブ産業などを加えまして、ものづくり産業全般を対象業種にいたしております。
 従来の企業単独のブースに加えまして、企業連携ブースを設ける。ここにありますように、自動車とか航空機、医薬品、機械要素、金型などであります。そうしますと、主要産業ごとに分野ごとの情報発信ができますので、来場される方にとっても利便性が高まるのではないか。
 また、これまでは海外バイヤーにお声がけしていたのですが、海外バイヤーもさることながら、国内の有力企業を招聘しまして、商談機会を拡充したい。それで、国内バイヤー13社、例えば三菱ふそうバス製造や、日立産機システム、CKDといった会社でございます。
 それから、このせっかくのものづくりの見本市ですから、将来のものづくり人材の育成につながるイベントを開きたいということで、企業研究ラリーや、また父母向け就職セミナーとか、留学生向け就職セミナーなども併せて開催いたしまして、今、人手不足の時代でもあります。こうしたことを、今すぐ就職されるわけでなくても、高校生とか留学生の方々、若い頃から、大学生はもちろんですけれども、そういった方々を受け入れたセミナー等も行いたいと思っております。
 また、出展企業は、今回430社・団体ということで、前回はこの数字が388でしたから、過去最大の出展数となっております。国内は17都府県から288社・団体、海外は13カ国・地域から142社・団体ということであります。
 それから、主なイベントとして、基調講演は国立研究開発法人の物質・材料研究機構の理事長をなさっている橋本和仁先生、これは東京大学の総長特別参与、また併せて教授も兼ねておられます。ものづくりに大変ご見識の高い方であります。
 その他、先ほど申しあげた国内・海外バイヤーの招聘商談会、それから海外投資環境セミナーということで、今回はミャンマー、香港、インドのアンドラプラデシュ州などが初めてこのセミナーに開催されます。また、従来からのものとして、遼寧省、フィリピンなども参加される。他にモンゴル、タイ、米国。また、日本アセアンセンターも新たに参加されます。
 また、企業研究ラリーということで、富山大学、県立大学、富山高等専門学校等の高等教育機関や県内の工業高校生等がブースを訪問する。
 さらに、先ほど申しあげたように父母向け就職セミナー・留学生向け就職セミナー(も開催する)。
 また、ロボットクリエーターとして著明な高橋智隆さんにトークイベントをやっていただくことになっております。
 また、全日本製造業コマ大戦ですね。これは前回もやったのですが、今回は公式の大会だそうでありまして、37チーム参加されます。
 以下は参考資料でありますので、ご覧いただきたいと思います。

 3点目として、国際北陸工芸サミット「ワールド工芸100選」展及び富山県美術館開館記念展Part2「素材と対話するアートとデザイン」の開催ということであります。
 まず、最初の「ワールド工芸100選」展ですけれども、これにつきましては、ここにパネルもありますけれども、まず本展では「U−50 国際北陸工芸アワード」選考委員がキュレーターとなって、未来志向の工芸とイノベーションをテーマとした国内外を代表する作品を展示することにしております。U−50というのは50歳以下の、この世界では比較的若手の皆さんに参加していただき、諸外国、国際的にも著明な選考委員の方々にキュレーターになっていただいて選んでもらった作品を展示する。
 また、第2次審査に参加した作品と、ファイナリストが協同創造プログラムにおいて新たに創造した作品、合計100点余りの最新工芸作品を展示する。世界のこれまでの潮流、それからこれからの新たな動きを探るということであります。
 この合計100点余りの内訳ですけれども、キュレーターの方々が選抜した46点、またアワードで参加した作品65点、それから創造プログラムで制作された優れた作品6点、この最後のは、集まってきた者から6人(ファイナリスト)選んで、その方々がこの二ヶ月程ですか、地元の富山、石川、福井のそれぞれの工房などと連携してつくった作品が出るわけでございます。
 それから、併せて、富山や北陸の優れた工芸作家が制作した作品、17人の作家の20点を展示するということになっております。
 会期は11月16日から来年の1月8日までということでございます。
 それから、展示構成と展示予定作品。まず、展示室2を2つに分けまして、1つはゾーン6になるのですけれども、「U−50 国際北陸工芸アワード」選考委員キュレーション選抜作品、この選考委員10名が選抜した46点を紹介する。
 それからもう一つは、アワードの2次審査会の参加作品、先ほど申しあげた50歳以下の方々ですけれども、34カ国・1地域から応募がありました403のうち、2次審査会に参加した8カ国・1地域の65点を紹介するということであります。
 また、この受賞作品については、国宝瑞龍寺で授賞式を行いまして、これは11月23日ですけれども、1週間程度、高岡市美術館において巡回展示をするということであります。
 それから、併せて行います「富山や北陸の優れた工芸作家」作品。今申しあげた17人(の作家の)20点ということでありまして、富山で言いますと、人間国宝の大澤光民さんなど、石川、福井もそれぞれ記載のとおりでございます。
 それから、もう一枚おめくりいただきますと、富山県美術館開館記念展Part2の「素材と対話するアートとデザイン」というのがございます。
 これも、木や金属から先端素材まで、素材とその変容をテーマとした4つのセレクションを通じまして、それぞれの素材が放つ魅力、素材に触発されて生まれる造形の世界を紹介するということであります。
 これもゾーン1というところで「アート×素材」と書いてありますが、展示室4、これは3枚をめくってもらったらいいのでしょうか、「素材と対話するアートとデザイン」とございますけれども、ここでエマニュエル・ムホーさんのアートと素材、そういう作品も出ますし、またこの下は須藤玲子さんのテキスタイル「たなばた」という作品とか、それから倉俣史朗さんの「ミス・ブランチ」、富山県美術館の収蔵品でもありますけれども、こういったものを展示することにしております。
 それから、ゾーン4では「素材のきほん」、これは展示室3でやりますけれども、今のページの右のほうをご覧いただきますと、ここに挙がったような竹や木や石、皮革、ガラス、セラミックスとか樹脂、テキスタイル、素材別に7つのカテゴリーに分類して、軽量化、強度、環境への配慮といったようなことで、素材の進化と相まった革新的な素材による作品約90点を展示するとなっております。
 以下、ここに書いてあるとおりでありまして、このゾーン3のところで「インスタレーション〜アートとデザインをつなぐ」、展示室3とありますが、世界的に注目されている革新的なデザイナーによる素材の可能性を追った作品を紹介すると、こういうふうになっておりまして、これらは、ちょっとこれだけではもう一つわかりにくいかもしれませんが、大変おもしろい作品が展示されることになるということで、大変楽しみだと思っております。
 なお、多くの方に来ていただきたいわけですけれども、観覧料のところを念のため見ていただくと、これは12年前からですか、高校生以下は無料となっておりますので、また皆さんからもPRしていただくとありがたいなと思います。

 それから、第4点として、富山県理工系・薬学部生対象奨学金返還助成制度ということであります。
 これまで理工系の大学院、6年制の薬学部の学生さんを対象にして、それぞれ理工系の大学(院生)には2年分、それから6年制(の薬学部生)については、企業の選択によって2年分、または6年分、奨学金の返還の助成をするという仕組みでありまして、この費用は企業と県が折半するという仕組みになっております。大分この制度ができたということが浸透してきまして、平成30年4月入社ベースで言うと、今のところ3人の方が県内企業に内定しております。ただ、これは企業との関係もあるので、企業名は非公開ということであります。
 それから、今度新たに制度を拡充しまして、今、大学3年生、実際に入社されるのは平成31年4月となりますけれども、理工系学部生についても2年分、この奨学金の返済を助成するという制度を新たにつくることにいたしまして、今、大学3年生の方にこうした制度を紹介して利用を働きかけているわけでございます。
 こういった制度拡充によりまして、今までですと潜在的な対象者は理工系の大学院と6年生の薬学部生を入れて161人ぐらいだったのですけれども、今度の理工系学部に拡大することによりまして、潜在的には156人の方が対象になります。そうすると、合わせて317名の人がこの制度の対象になり得るということでありまして、一気に対象者が2倍になるということであります。
 これはご承知のように、今、非常に人手不足が顕著になっている。特にものづくり産業などはそういう傾向が非常に強くなっておりますので、企業負担もありますけれども、こういった仕組みを拡充して、できるだけ人材確保に努めたい。ただ、あまり企業ごとに偏ってはいけませんから、対象は1社につき2名までというふうにいたしております。スケジュール等はここに記載のとおりでございます。
 以上で、私からの説明とさせていただきます。

2 質疑応答

会見の様子○記者
 すいません、発表事項とは別のことで1つだけお聞かせください。
 衆院選に向けて希望の党を立ち上げた東京都の小池都知事ですけれども、全国知事会について、「多くの霞ヶ関出身者に占められていて、本当の意味での地方分権ができるのか甚だ不思議だ」とか、「中央集権を促進するように働いているのが全国知事会だ」とかという発言をしているようですけれども、学生の東京一極集中是正の動きにも到底納得できないというような反論を示されておられますが、石井知事はどのように受けとめられているかお聞かせいただけないでしょうか。

●知事
 今言われた小池都知事さんのご発言というのは、私、傍で聞いていたわけではありませんので、直接それがいいとか悪いとかコメントするのは控えたいと思います。
 ただ、一般的に申しあげれば、全国知事会、もちろん霞ヶ関出身の方もいらっしゃるでしょうし、様々な、学者からなった方とか、民間の経営者だったり、あるいは県(議会)議(員)からなった方とか、いろんな方がいらっしゃると思いますけれども、実際の活動を見ていただければ。
 例えば、小泉内閣のときに、三位一体改革で地方は本当に財政的には大変な危機に陥ったわけです。一見、地方の自主財源を増やしてやるといって地方税は確かに増えましたけれども、地方交付税や国庫支出金の削減額と合わせますと、差し引き、確か5兆円か6兆円ぐらい穴があいたわけで、こういったことを、政府の当時のやり方が、分権の名の元に地方に本当に大変な財政危機をもたらしたりしている、そのことをしっかりと問題提起をして、徐々に、もちろん都道府県も市町村もそれなりだと思いますが、行政改革を自ら行い、かつ国に、そういった事態を招いたことについて政策の見直しを求めて、だんだん変わってきて、数年前から地方創生ということも国の重要政策にしていただいている。そういった全国知事会の活動を冷静に見ていただければ、何か、分権ができないのではないかとか、あるいは中央集権を促進するかのようなということを誰が言っているのか知りませんが、一般的に言うとちょっと的外れではないかなと、こういうふうに思います。
 それから分権といっても、これも一般的に申しあげるのですが、東京一極集中、あるいは太平洋側の大都市集中で、非常に多くの地方は自主財源も乏しい、また少子高齢化がどんどん進行して人口減少も続く、大変そういう意味では厳しい状況にある。
 そういう中で、富山県は、率直に言って地方の中では随分いいほうだと思いますが、そういった地方をいかに活性化して、そして日本全体の格差もあまり極端なことにならない、むしろ格差是正もして、そして日本の国民がどの地域に住んでいらしてもそれなりの生きがいのある、また、それこそ希望を持てる人生、生活が送れる、こういうことが、私は地方分権なり地方創生だと思っているのですけれども。中には地方分権と言いながら、結局、大都市中心、あるいは東京一極集中でもいいではないかと、ひょっとしたら、思っていらっしゃる人もいるのかなと。これは、よく同じ言葉を使っていても、もう少し、一歩、二歩踏み込んで、1億2,000万の国民がどうやったらそれぞれ希望を持って、できるだけ、厳しい中でもそれを乗り越えて、そして豊かな充実した人生を送れるようにするか、それが政治の課題だと私は思っていまして、ぜひそういう気持ちで多くの政治家の皆さんが頑張っていただければなと思っております。

○記者
 すいません、今ほどの質問に多少重複するところもあって恐縮なのですが、ちょっと今の質問にもありましたが、先月29日に23区内の私立大と私立短大の来年度の定員増と新設を原則認めないという新基準を文部科学省さんが告示されたと思うのですけれども、それに対する受け止めをまず1点と、今ほどの質問にも多少ありましたが、それに対して小池都知事が、国際競争力を低下させるなどとして反発をしておられますが、これについてどう思われるかについてお願いします。

●知事
 まず、文部科学省のほうで、これ以上の東京23区への学生の集中は抑制すべきだというお考えでの告示等をなさったことは大変理解ができるし、それを評価したいと思います。
 今回の文部科学省の措置も詳しくは聞いておりませんが、承っております範囲では、突然これ以上増やすなということではなくて、それぞれ、例えば私立大学などで、定員増にしようとか新しい学科をつくろうとかということで準備をして建設段階にあるとか、あるいはその準備段階もどこで線を引いているのか詳しくは承知しませんが、かなりそういう前提で物事が進んでいるところは経過措置として認めるというふうにされておりますから、それはそれで、それぞれのいろんな大学のお立場なども考えた数字になっているのではないかなと思います。
 それから、大学の競争力云々の話がありましたけれども、これもどこかの知事さんがおっしゃったということについて直接反論するという意味ではなくて、どういう発言をされたか私は承知していないものですから。ただ、一般的に申しあげれば、これまで、確か工場等制限法が廃止されたのは平成14年だったかと思います。それから15年経っているのですけれども、その当時、確か高校を卒業する人が毎年150万人ぐらいいたと。今は120万人ぐらいまで確か減っている、2割減っているのです。そういう中で、この15年で、東京23区に学生として学ぶ方は逆に2割増えているわけです。ですから、全体の学生さんが2割も減っている中で、23区だけは逆に2割増えている。このままいきますと、120万人に減ったというのがいずれ80万人になり、将来は確か60万人ぐらいになる計算になります。これは皆さん、外国との人の移動があるにしても、だいたい20年後まで推定できるわけですから。
 そういう中で、23区の定員をこれ以上増やさないというのは、今言ったように経過措置もあって、実際はこれから建てるものも認めるわけですから、そうすると、どういうことになるかというと、今でも23区に通って学ぶ学生さんは、確か全国の20%を越していると思うのですが、いずれ4分の1ぐらいになってしまうのです。それで、どんどん学生が東京に集中する。そうすると、東京に集中すると、やはり就職も、企業も政府機関も皆、東京に集まる傾向にありますから、その周辺で就職しようと、結婚もその辺でする。それで保育所待機児童が何千人もいらっしゃる、出生率もせいぜい1.2ぐらい(※1.24)でですね。また、東京は世界で最も災害リスクの高い大都市だとかねて言われているわけで、こういうモデルをいつまでも続けていくというのが本当にいいことなのか、よく考えていただいたらどうかと思います。
 別に、これは特定の方の発言についてどうこう言っているのではないですよ、一般論として申しあげている。その方がどう言われたかというのは、私はそばにいて聞いていたわけではないですから。ということで、皆さん、この話は冷静に考えて、よくよく考えてみれば、私どもが言っていることが、なるほどなと思う人が多いのではないかと思います。
 それから、もう一つ追加で言えば、世界を見ても、いわゆる一流の大学と、あるいはすばらしい大学だと言われているのは、ハーバード大学にしても、カリフォルニア大学のバークレー校にしても、MITにしても、みんな別に首都にあるわけではないのです。結構地方にあるのです。日本だけが異常に首都に集まっている。こういう国土の構造を変えることをしていかないと、日本全体のバランスのとれた、そうした国土設計ができない。また、多くの国民に充実した人生を送っていただくことが難しくなる。こういうことをお互いに真面目に考えて議論していかなくてはならない、こういうふうに思っております。

○記者
 続けて、また小池都知事さんに関連してのことなのですが、先日、大阪府知事と愛知県知事が3人で連携しまして、「三都物語」という構想で太平洋側の三大都市で連携して当たっていくというようなことで看板を掲げられたわけなのですが、これについて知事の所見をお伺いしたいと思います。

●知事
 これは、どういうお考えでやっていらっしゃるかというのを詳しくお聞きしたわけでもないので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。

○記者
 先日、9月ですけれども、秋田で「ねんりんピック秋田大会」が開かれて、議会中ということで副知事が出席されて大会旗を引き継いで、来年、富山県内で初めて開かれますけれども、その大会に対する意気込みと、どういう大会にしていきたいかという思いをお聞かせ願いたいのですが。

●知事
 秋田での大会、残念ながら私は現地に行っておりませんで、山崎副知事に行ってもらったのですけれども、報告を伺いますと、参加される方、応援の方も含めて約40万人ぐらいと見込んでいらしたのが50万人を超えたと聞いております。また、全国から大変多くの皆さんが応援の方含めてお集まりになって、選手や、各競技団体というか各競技グループの役員に当たるような人は1万人だということですけれども、応援の方、観客あるいはご家族、そういった方々を含めると、延べで50万人を超したと伺っております。
 富山県は来年開催させていただくのですけれども、今回、ねんりんピックの競技種目も27種目ということで、過去で一番多いということでありますし、それからカローリングですとか、それから幾つか新しい、今までになかったような種目も富山県で開催するということでありますので、これを機会に多くの方が富山県においでいただいて、かつ富山県に集まった皆さんで、もちろんお互いに交流もしていただいて、人の輪を広げてもらうということも大事ですし、またせっかくおいでいただくのですから、富山県は自然も豊かで美しい、また歴史も多彩で、またそれぞれに魅力がある、また食べ物も美味しいといった所でございますから、ぜひこの機会にいろいろ見ていただいて、富山県の魅力というのも体感していただく。またそれを機に、「また来たいな」ということで何度でも来ていただける、そういう県としてアピールできますようにしっかりと準備をしていきたい。
 また、来月の8日には、県民会館で「健康と長寿の祭典」をやりますけれども、これはちょうど「ねんりんピック」の開催1年前イベントということで位置付けをしまして、秋田大会で引き継いだ大会旗のお披露目の他に、大会テーマソングですとか、それからまた大会に向けての体操の初披露、こういったものを皆さんにお披露目させていただくということで、多くの皆さんにご参加いただけるように努力したいと思います。
 先ほど言いそびれましたが、カローリングの他にビーチボールですね、本県で初めてやる。それから高岡市で実施される川柳は、雨晴海岸を会場にされるということですから、これもなかなかユニークな企画になるのではないかと思います。またこういう時は、全国植樹祭の時もそうでしたが、そこで提供する大会のお弁当というのが話題になるのですが、この間の全国植樹祭で富山県が提供した大会弁当は実に美味しいと多くの方に言っていただいておりますが、おかげで、海の幸、野の幸、山の幸が豊かな富山県ですから、また多くの方に、食べ物も確かに噂どおり美味しいなと言ってもらえるような工夫もしたいと思いますし、それから、割に熟年の方が多いわけですので、せっかくこのねんりんピックに競技として参加する前後に、多分、後になるケースが多いでしょうが、いわばエクスカーションということでいろんなところを見て回る方、それから温泉に一泊してゆっくりしたいとか、そういう方々もいらっしゃると伺っていますので、あらかじめ幾つかこうしたエクスカーションのコースをつくりまして、多くのご来県の皆さんにうまく活用していただくような、そういう準備もいたしたいと思っております。

○記者
 ちょっと話は戻りますが、先ほどの衆院選の話なのですけれども、知事は昨年知事選で、自民党、公明党の支援を受けられたと思うのですが、衆院選のちょっと公示前ですが、現職の議員の方も臨まれるようなのですが、その辺の対応をどうなされるのか教えていただけますか。

●知事
 私は最初に知事選挙に出たときから、公正な県民党的立場でというふうに言ってきておりますから、特定の政党とか何かを応援するということではありませんけれども、実際に富山県知事としての仕事を進める上では、いろいろこれまで国会議員とか、あるいは政府の要職に就かれてお世話になっている方もおられますから、そういう方々に感謝の気持ちを込めて激励に行くとか、そういうことはあり得るなと思っております。

○記者
 ちょっと関係しているのですけれども、今週末からミャンマー経済訪問団を派遣されると聞いていたのですが、衆院選の日程もあって、知事は行かれずにこちらにおられると聞いているのですが、衆院選の絡みで何か、公示日は衆議院選挙で何かどこかに行かれるとか、そういうご予定というのはありますか。

●知事
 これはまだ正式に伺っていませんので、そういった日程が明らかになって、それからそういうときに、ぜひ激励に来てほしいといった、そういったお声がけをいただけるかどうかということもありますから、今の時点ではまだ未定でございます。

○記者
 富山県美術館の発表が、また第2弾ということでありましたけれども、第1弾が好調なのだと思いますが、富山県美術館が好調な中で、他の美術館とかにもその効果を派生していくということで、何か取組みとかお考えかどうか、一つお聞かせいただけないでしょうか。

●知事
 おかげさまで、3月25日の一部開館以来、約半年で75万人のご来場ということですから、大変ありがたいなと思っております。この大きな効果というものを他にも波及させていきたいということもありますし、また、県内には魅力ある美術館や博物館も少なくないわけで、多々あるわけでございますから、今度、県内の美術館や博物館25施設をお得にというか、割安にといいますか、周遊していただける「アートのまちめぐりパスポート」というものを新しく造成しまして、これは10月1日から販売を開始しております。このパスポートは入館チケット3枚つづりの600円ということでありまして、施設によって、1枚から3枚の利用で常設展や企画展を鑑賞いただける。全国のコンビニエンスストアとか、あるいは観光予約サイト「VISIT富山県」などで販売をいたしております。また、例えば富山地鉄(※地方鉄道)さんの乗車券センター等でも販売している。
 こういうことで、県内幅広く、県民の皆さんはもちろんですし、また、富山に観光にいらした方も、自然が豊かで美しいとか食べ物が美味しいというだけではなくて、文化の面でもいろいろ魅力的なものがあるというのを、だいぶ知られてはいますけれども、今のような仕組みを講じていろんな美術館などを巡っていただいて、その文化の面からの魅力もぜひ体感していただければなと思っております。
 当面、今、県内だけですけれども、場合によっては近県ですね、長野県や石川県などにもいろいろ(施設が)ありますから、そういったところとの連携ということも、今後の課題として検討していきたい。例えば、石川県のことは皆さんよくご存じでしょうし、それから長野県も、県立の美術館ももちろん立派におありですけれども、長野県の特色は民間の美術館がなかなか著名で、いろんないい絵も持っていらっしゃるのは皆さんご承知でしょうから、そういったところとも何か今後連携できる方法がないかといったことも含めて検討していきたいなと思います。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム