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知事記者会見[平成28年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成29年2月6日(月)]

◆日時 平成29年2月6日(月)午後2時36分〜3時32分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)富山県美術館の一部開館日等について リンク
(PDF 449KB)
リンク
(11分17秒)
(2)県立大学新棟等の基本設計の概要について  リンク
(PDF 4158KB)
リンク
(8分15秒)
(3)県立大学「知能ロボット工学科」の設置について リンク
(PDF 923KB)
リンク
(4分57秒)
(4)平成28年度「富山県子宝モデル企業表彰」の決定について リンク
(PDF 2504KB)
リンク
(3分31秒)
(5)南砺市利賀村上百瀬地内の災害関連緊急事業について リンク
(PDF 1945KB)
リンク
(4分48秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)富山県美術館のポスター、ユニフォームのデザイナーについて
(2)大学の東京一極集中の是正議論と県立大学の拡充について
(3)県立大学医薬品工学科の一般入試志願倍率について
(4)利賀村上百瀬地内の災害関連緊急事業について
(5)第75回冬季国体スキー競技会の開催等について
リンク
(22分31秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

会見の様子●知事
 今日は、私のほうから、5点説明させていただきます。
 1点は、富山県美術館の一部開館の日程でございます。
 これは、全面オープンは今年の8月26日というふうにいたしておりますけれども、まず、大変いろんな皆様のご期待も強いということもございます。今年の3月25日土曜日に、まず一部開館をいたしたい。午前中に記念式典をやりまして、午後から一般公開ということでございます。
 一部公開は、2階、3階の展示室とオノマトペの屋上、これオノマトペというのは擬音語、擬態語というような意味でありますけれども、後ほどお話ししますように、(グラフィックデザイナーの)佐藤卓さんにお願いして、遊具等を置いていただく場所でありますが、こうした2階、3階の展示室と屋上を除いた全ての部分を開館いたします。
 なお、オノマトペの屋上の供用開始日ですけれども、これは4月29日、連休直前ということでございまして、これも午前中に記念式典、午後、一般公開というふうにいたしております。
 2つ目は、開館告知ポスターですけれども、ポスターデザインはこの別紙の1をご覧いただきたいと思いますが、ここにもありますけれども、これは佐藤卓さんに今お願いしたわけですけれども、ご覧いただきますように、これ美術館の上から見た平面図ですけれども、ここに、これからこうなって、「ドキドキ きゅんきゅんきゅん」ということで、今度できる美術館てどんな美術館なんだろうと、楽しみだなと、わくわくするような、そういうイメージになっていまして。佐藤卓さんご自身も、後で資料を見ていただければと思いますが、何か既成の美術館と違って、何かでき上がったようなものを、どんなに良いものでも皆さんにただ見てもらうということではなくて、一体どんな美術館になるんだろうと、皆さんに大いに期待を持っていただくような、そういう中身にしたいという、美術館の性格を象徴するポスター、本当にすばらしいものにしていただいたなと思っております。
 なお、佐藤卓先生にお願いするに当たりましては、今までのIPTの実行委員会ですね、インターナショナルポスタートリエンナーレ委員会(※世界ポスタートリエンナーレ実行委員会)のグラフィックデザイナーでいらっしゃる専門家の皆さん等と雪山(富山県立近代美術館)館長から選考委員会をつくりまして、何人かご推薦があった中から佐藤卓さんにお願いしたということでございます。
 佐藤卓さんの主な経歴、ここに書いてございますが、ここ数年では、NHKのEテレの「デザインあ」の総合指導など手がけておられるということは、非常に多くの皆さんが国民的規模でよくご存じだと思います。大変優れた方でございます。
 それから、この制作に当たってのコメントは、別紙2というのをご覧いただきますと、先程申しあげたように、楽しそうで、不思議で、一体どんな美術館になるんだろうという、未完成なイメージを大切にしたつもりだということでつくっていただきまして、また、キャッチフレーズの「ドキドキ きゅんきゅんきゅん」というのは、屋上庭園のテーマでありますオノマトペから、(コピーライターの)日暮真三さんがこのキャッチフレーズをつくってくれたということでございます。
 大変良い作品をつくっていただいたなと、これを見て非常に私も感激をいたしました。
 それから、なお、佐藤さんには平成30年まで3年間、この富山県美術館の企画展のポスター等のデザインを担当していただくことにしております。
 それから3番目、スタッフ、受付や監視員のユニフォームについてですけれども、この美術館の総合受付や監視員が着用するスタッフユニフォームにつきましては、指定管理者であります富山県文化振興財団におきまして準備を進めておりまして、ユニフォームデザインはデザイナーの三宅一生さんにお願いをするということにしております。ご承知のように、パリコレで大変世界的に著名な方ですし、文化勲章ももらっておられます。
 三宅先生は、富山県美術館がアートとデザインをつなぐといった、そういう新しいコンセプトで取り組んでいることにいたく感激されまして、ぜひ応援したいということでやっていただいていまして、このユニフォームコンセプトも「風の服」というテーマで、富山の文化や自然に加えて、風の感覚を取り入れたユニフォームとなるように、今、制作中ということでございます。間に合えば、10日にプレス発表を東京でいたしますけれども、そこに試作品を出したいなとおっしゃっているわけであります。
 正直、三宅一生さんというと、さぞデザイン料が高かったのではないかと、皆さん思えるかもしれませんが、逆に、あっと驚くようなボランティア価格でやっていただいていまして、これも大変感激をしております。それだけ富山県美術館、ぜひすばらしいものになってほしいという三宅一生さんの期待も込められていると思っております。
 それから、1枚おめくりいただきますと、首都圏での情報発信ですけれども、富山県美術館開館プレス発表会ということで、これは10日、今週の金曜日に野村コンファレンスプラザ日本橋6階大ホール、日本橋の室町にございますけれども、そこで行います。
 最初に、映像による富山県美術館の紹介がありました後、私もご挨拶しますけれども、青柳前文化庁長官ですとか、建築設計していただいた内藤先生、それからグラフィックデザイナーの永井一正先生、これは、これまで近隣のいろんな企画展のポスターなどもずっと30年間、お一人でやっていただいたという大変なご貢献もいただいております。また、三宅一生さん、佐藤卓さん、それから今度、クマなどの彫刻をやっていただける三沢厚彦さんですね、これも全国的に著名な方でございます。本当にそうそうたるメンバーの方にご出席いただけて、これも感謝申しあげたいと思います。
 また、日本橋とやま館での美術館PR展示、トークイベントの開催ですけれども、プレス発表会に合わせまして、日本橋とやま館で、まずこれは2月6日から12日まで行いますけれども、1つは映像による富山県美術館の紹介、また、2月10日には夜になりますけれども、午後7時半から9時まで、トヤマバーで三沢厚彦さんと県の美術館の学芸員によりますトークショーを行う。こういうことで、できるだけ東京はじめ首都圏、全国の方に今度の美術館のコンセプト、取組みの方向等について理解を深めていただくアピールしたいと、こういうふうに思っております。
 それから、別紙3をご覧いただきますと、三宅一生先生のコメントもいただいておりまして、この「風の服」と書いてありますけれども、富山の美術館、近代美術館から、以前からデザインに力を入れているポスターとか椅子とかですね、その精神は富山県美術館に受け継がれて、ますます力強く、未来に目を向けた自由な活動が展開されるであろうと、内藤先生はじめ皆さんのプランを見せてもらって、深く感動したと。今回のユニフォームは、富山の美しい自然、奥深い文化を改めて勉強しながら、そこにもう一つ、風の感覚を取り込みたいということでデザインしたと。風を感じる服、富山の風の服をつくってみたいということでありまして、ずっと手がけてこられたプリーツやA−POC(エイ・ポック)、これの技術の最新を結集して、楽しくわくわくするユニフォームをつくりたいということでありますので、私自身も大変これは期待をいたしております。

会見の様子 それから、次に、県立大学の新棟の基本設計についてでございます。
 これは、こちらの模型もご覧いただいたらと思いますが、まず最初に、お手元資料で先に見てもらったほうがいいかもしれません。
 まず、1枚目は、整備の基本方針として4点あがっております。魅力的なキャンパスづくり、学生を大きく伸ばす学びの場づくり、また、地(知)の拠点としての大学づくり、地域に開かれた潤いある環境づくりということでありまして、建物の規模等はご覧いただいたとおりであります。
 特徴のところを見ていただきますと、富山のアルミ技術を活かしてデザインした、地域のランドマークとなるシンボル的な外観にしたいとか、学生や教員の交流を創出する、明るく開放的な吹抜けホールやアカデミックモールをつくりたい等々、4番目は、太閤池周辺の緑豊かな環境と調和して、県産材を使用した木造の学生会館もつくったというふうになっております。
 総事業費約82億円ということでございます。
 今後の予定は、今年7月ぐらいまでに実施設計いたしまして、着工は来年の1月、そして完成は再来年の12月、供用開始は平成32年4月という予定になっております。
 1枚おめくりいただきますと、この左上は、完成のイメージ図を鳥瞰したものでございます。それから、右側の大きな写真、完成イメージ図は、西側の県道のほうからこの建物を見たものでありまして、左に建物構造・規模とありますように、1階から9階までございます。全体として、地域のランドマークとなるシンボル的なデザイン、また、建物外周に設けるメンテナンスバルコニーの外に、富山の地場産業でつくるアルミスクリーンを設置する。これは、日差しを遮る効果と、建物のいろんな配管を少し包み込むといいますか、隠すというか、そういう機能も持っておりますが、富山らしい外観を演出する。また、アルミスクリーンのカラーは、高岡の伝統産業に使われる銅とかアルミのシルバーの2色を組み合わせている。
 また、東西に走る軸線をキャンパスプロムナードと、これをガラススクリーンとする。西側の県道から見て、一目でわかる大学の新たなエントランスゲートを創造する等々書いてございます。
 また、高層部はコンパクトなコの字型の形状として、既存する建物、本部棟とかそういうものにあまり圧迫感を与えないようなデザインにしているということであります。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、ここで見ていただきますと、後で詳しくは、いずれにしても図面を見ていただければと思いますが、ここで、この赤の動線、こっち側の西側の県道でありまして、この赤の線が(点に)なっておりますが、これがキャンパスプロムナードということになります。
 それから、キャンパススパインというのが、ここのラインですね。それから、このブルーの線になっているのが、アカデミックモールということで、こういう線になっております。アカデミックモールは、ここの図書館から大講義室まで、こうやって学生会館のほうに向かう軸線になっております。
 それから、キャンパススパインで、この外側は本部棟から太閤池に向かう軸線で、この下に新棟のアクティブラーニングとかラーニングコモンズとか、テラスとかなんかつながっております。
 それから、東西のですね、この赤のキャンパスプロムナード、これはキャンパスの顔となる、新棟と東西につながる線というふうになっておりまして、ちょっとこれを平面で見たのが、この3ページの右上のここになります。
 大体、今の説明でおわかりいただけるかどうかわかりませんが、太閤池に当たるところがこの絵で言うと、上から見たこれですね。
 それから、こちらが今までの本部棟、図書館、ここにさっき言ったようなものができるということでありまして、3ページにあるのはですね、こちらのほうに線があるのは、東西に切ったらこうなりますよと。それから、この線は、南北に切るとこうなると、こういう説明になっているわけでありまして、ここには─ちょっと説明していると長くなりますので、ご覧いただきたいなと思います。
 それから、最後に、5ページをご覧いただきますと、ここに太閤池周辺の環境と調和した、県産材を活用した木造の学生会館、これを今回整備することになっておりまして、太閤池周辺の緑豊かな環境と調和して、地域にも開かれた新たな交流の場としたい。また、ホールとか談話室などは、パブリックなゾーンが太閤池に面した開放的なつくりとする。また、壁面や天井面の仕上げ材、構造材に県産材を使いまして、ぬくもりと安らぎが感じられる空間にしたい。
 この図面のこれ(左下)を見ていただくと、これ内部から見たものですけれども、多数の学生さんも集まって、例えば音楽サークルの発表会とかいろんなことができるようにするために、天井高も平均7メートルぐらい、一番高いところはもうちょっとあるのではないかと思いますが、そういうふうにとりまして、開放的な空間にする。
 また、この5ページの右の下を見ていただくと、テラスも設けまして、こちら側にありますが、太閤池なども眺めてですね、学生さんなどが安らぎを感じる場にしていきたい。
 大変立派なキャンパスになるので、私ももう一度学生に戻りたいなという気がいたします。

 それからあと、3点目は、同じ県立大学工学部の知能ロボット工学科の設置についてということでございます。
 お手元資料にございますように、今年の4月から、まず医薬品工学科をスタートさせるわけですが、さらに来年、平成30年4月から「知能デザイン工学科」を「知能ロボット工学科」に改めまして、今年4月に文部科学省に届出を行って、この新たな知能ロボット工学科ということで学生さんの募集をするということでございます。
 「経緯」のところの3行目を見ていただきますと、県内産業界のニーズ、それから最近は若い方も、どうせこうしたものづくりや機械関係へ進む、あるいは電気・電子をやるならロボット分野に進みたいという方が非常に増えていますので、入学定員を10名増やして60名にするというふうに、この知能デザイン工学科は増強しているのですけれども、さらに30年度に、28年度入学生が3年次生となって、新たな専門科目が開講しますから、内容をよくわかりやすくするために知能ロボット工学科とする。
 また、30年(度)から県立大学に入学する方には、その性格を明確にして、今、時代が求めるIoT、ビッグデータ、AIなどの第4次産業革命の進展に対応できる人材育成を目指すという学科・学部の考え方を明確にしたいということでございます。
 「教育に関する取組み」というところをご覧いただきますと、ロボット創造演習とか人工知能基礎、知能ロボット工学、こういったような新たな専門科目も開講しまして、ロボット、特に知能ロボット関係についてのカリキュラムを大いに充実するということにしております。
 また、研究に関する取組みとしても、次世代産業用ロボットによる製造業の自動化に関する技術開発に加えまして、ロボットによる高齢者の生活支援、災害救助支援に関する研究などに取り組みます。
 また、その翌年、平成31年に開設します4年制の看護学部と連携して、リハビリテーション福祉、障害者福祉に関する技術開発にも取り組むと。ここで、4年制の看護学部を今度つくることにしたことが活きてくるわけで、知能ロボット、ロボットといっても、ものづくりだけではなくて、これから高齢化も進んでまいります。心身に障害のある方もおのずから増えてくるわけで、福祉も含めて、こうした分野の技術開発等を、工学部の学生と看護学部の学生がコラボして、教師の方も含めてやっていくというところが、今度の県立大学の新たな構想の魅力の一つでございます。
 それから、(3)は地域貢献に関する取組みということでありまして、県内企業の若手技術者や中学生、高校生を対象とする公開講座、セミナー等も開催しまして、地域貢献を行いたい。
 1枚おめくりいただきますと、富山県立大学の拡充構想というのがここに示されておりますので、ご覧いただきたい。
 また、ロボットに関する講義例というのも、特別講義として、例えば「村田製作所のロボット開発」といったようなテーマですとか、あるいは小型ヒューマノイドロボット「まさる君」による講義とか、ちょっとわくわくするようないろんな演習も行えるということで、大変楽しみでございます。

 それから、第4点目ですけれども、28年度の富山県子宝(モデル)企業の表彰の決定ということでございます。
 これにつきましては、ここにありますように、全部で、企業の規模別に3段階でそれぞれ2社ずつ表彰することでしており、全部で6社ということでございます。
 選定経緯をご覧いただきますと、昨年の夏に調査させていただきまして、雇用者10人以上の1,000社に照会して、回答がここにあるように、有効回答401となっております。それぞれ規模別に3区分に分類しまして、各区分の企業子宝率上位10社、合計30社について、仕事と子育て両立、子育て支援の取組みについてのヒアリングを実施いたしまして、これは検討会、座長は富山大学の神川先生にお願いしていますけれども、この結果を踏まえて決定いたしました。
 今月22日に表彰式を行いまして、併せて子育てに関する講演会も予定をいたしております。ちなみに、県の企業子宝率、県の平均は1.31ということでございます。これは、他所の県と比較すると、こういう調査している県がそう多くないのですけれども、大体平均か、平均よりちょっと上ぐらいかなというふうに思っております。
 ちなみに、他県でもう発表されているようですから申しあげると、比較的高いのが福井県の1.34、それから1.31と富山県と同じなのは鳥取県ですか。あと、山梨、三重、青森、静岡、こういったところは1.2台から1.1台であります。あと、佐賀県が1.41ですかね、平均よりやや上ということかなと思いますが、さらに出生率が向上するように努力してまいりたいと思います。
 ちなみに、こういう計算しますと、富山県庁はですね、昨年1月1日時点の数字で1.51となりますので、比較的高いと言えるのではないかと思っております。

 それから、最後に、南砺市の利賀村の災害関連緊急事業でございます。
 先ほど、国土交通省の田中副大臣から、先般、3日前(※4日前)に(災害現場の視察にも)来ていただきましたが、内示をいただきました。また、併せて、別途、農水省からも内示をいただきまして、申請額はそれぞれ災害関連緊急治山と災害関連緊急砂防とあるわけですけれども、31.9億の申請に対して29.1億の採択があって、これは3分の2が国の補助金ということになります。
 内訳は、次のページ、これは国土交通省関係でございます。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、記者の皆さん、何人か現場をもうご覧なったと思いますけれども、利賀村の上百瀬のまず国交省のほうは、いわば今度の土砂災害の下流のところを担当していただくわけで、ここで堆積工事を(県が行うにあたり、支援を)やっていただく。上から土砂が流れてくるときに防ぐ堰堤をつくるのですけれども、これについて、国の補助対象にしていただく。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、農水関係でございますが、これは上部のほうから相当土砂が中部、下部まで(土砂が)流出してたまっているわけですが、上部のほうで排水ボーリング工をやって、迂回をさせて百瀬川のほうに流す。
 それから、大型の土のうを、この中ほどよりちょっと上のほうに、大型土のうは赤で線が引いてありますが、これを築きまして、これ以上ですね、排水ボーリングをして仮排水しますので、土砂の流動は大分防げると思いますが、さらに仮に土砂が流動、崩れてきても防ぐように、大型の土のうをつくると。また、もちろんその関連で工事用道路を整備するですとか、また、中流域にとまった土砂の整理をするといったようなことであります。あと、ワイヤーセンサーを設置するとか、監視カメラを置くとか。
 もう1枚おめくりいただきますと、排水ボーリング工の区域でありますとか、土留工の位置等が表示されていますので、詳しくはもちろんまた技術の担当者に聞いていただきたいと思います。
 いずれにしても、最初は2月中旬ぐらいに補助対象にしていただけるかどうか、採択されるかどうかという答えが出るように聞いておりましたが、再三、国交省や農水省にもお願いしまして、また、先日は田中副大臣もお見えになった機会にも、改めてお願いをして、最初の予定とされていたころよりも随分早目に、今日、こうして採択していただいたことについては感謝したいと思いますし、国の事業に採択されない県単独の災害対策関連工事も含めて、速やかに設計に入って、早く土砂の流出を防ぐ体制が万全なものとなりますように、しっかり対応していきたいと思います。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

会見の様子○記者
 今の利賀のやつですけれども、実際に工事が始まるのは、早くていつ頃ということになるのですか。

●知事
 これは、今日採択を受けて、準備はしているのだけれども、ちょっと分野が違って、砂防だと着工できるのは今月末ぐらいですかね。農林のほうは、2月中旬ということであります。
 それで、砂防の堰堤のほうは完成は、まだ、秋頃になってしまう。農林の方もそう。なるべく早くやりたいと思いますが、事柄の性格上、一定の期間はかかるということであります。それでも、職員も頑張ってくれまして、こういうのは全国あちこちあると思いますが、割に速やかに対応しているほうかなと思っております。

○記者
 朝の(取材と)繰り返しになると思うのですけれども、冬の国体スキー競技(会の開催に係る日本体育協会からの要請)を受け入れることについて、前向きに検討されるということをおっしゃっていたと思うのですが、その意気込みみたいなものと。あと分散開催になることについては、何か理由はあるのでしょうか。

●知事
 まず、前向きに検討するというか、もちろん関連の予算もあることですが、これは地元市の南砺市さん、富山市さんも前向きだと聞いていますし、なるべく速やかに受け入れる方向で準備を進めたいと思いますが、もちろん予算措置も要ることですから、これを受け入れる方向で着実に進めてまいります。
 それから、おっしゃる分散開催というのは、例えばジャンプは富山市のほうでやるけど、残りというか、他は南砺市が中心という、そのことについてですか。

○記者
 はい。

●知事
 これはですね、確か20年前にスキー、2000年国体で一緒に冬季(スキー)国体をやったときも、ジャンプ台は、当時は大山町、今の富山市の大山(※立山山麓)地域にしかありませんので、これを使って、それ以外のもの(競技種目)は主として南砺市でやるということについては、これは全国のスキー協会(※全日本スキー連盟)ですとか関係者も違和感なくて、当然そういうことを前提に、ぜひ冬季(スキー)国体を富山で開催してほしいということですから、特に問題はないのではないかと思っております。

○記者
 県立大学のことなのですけれども、これからどんどん(拡充が)進んでいく中で、医薬品工学科の二次試験の倍率もこの間出ていましたけれども、知事、政府の有識者会議(地方大学の振興及び若者の雇用等に関する有識者会議)で、東京の大学の新設とか増設の抑制というもの(を検討するため)の委員になられまして、国全体の中でこの県立大学を進める思いというものを改めて教えてもらいたいと思います。

●知事
 地方創生といいましても、いろんな柱となる政策があるのですけれども、その一つが何といっても地方における人口減少対策を防いで、そして次の時代を担う若い人たちをいかに確保して育成していくかということだと思います。そういう意味で、もちろん出生率を上げたりということも大事ですけれども、もう一つは、若い人が例えば大学に入る際に、もちろん東京や大阪などに出向いてしっかり勉強されて、またふるさと富山にお帰りになるとか、場合によっては、それは東京などで活躍されるという方がおられることはもちろん結構なことなのですけれども、できるだけ若い人が地元の大学で高等教育を受けられる、かつできるだけハイレベルの、また富山県の実情に沿った教育を受けられる、これは非常に大事なことだと思いますので、ぜひ、そのために県立大学も新しい学科を2つつくることにしたり、4年制の看護学部もつくるということで準備しておるのです。
 あわせて、日本全体のことを考えますと、確か平成14年ぐらいまでは、東京23区などに大学が新たに立地したり、学生さんの定員を増やしたり、あるいは工場が新たに立地したりということは法律上規制があったはずなのですけれども、いつの間にかというか、さしたる議論もなしにですね、小泉内閣の頃だったと思うのですが、何となく他の規制緩和の問題と一緒になって、そろそろいいかというような感じで法改正が、その法律が、その条項がなくなってしまったのです。
 しかし、さすがに23区に新たに工場をつくるというケースは珍しいと思いますが、学生さんや大学のほうは、みんなそれまで東京の過密防止ということで協力をして、地方の大学に進学したり、あるいは大学側も地方に大学をつくったり、あるいは首都圏だといっても、例えば八王子のほうにキャンパスつくったり、こういうふうにされていたのが、平成14年(の工業(場)等制限法の廃止)以来、それからまた15年ほど経ちましたが、今、皆さんお気づきでしょうか。どんどん学生さんが23区に戻っているというか、大学側もそういう動きになっております。これは、やはり国全体として、若い人材をしっかり育てていく、またそれぞれ地域を担う、あるいは日本を担う人材をそれぞれ養成していかなくてはならないということからいうと、やはり改めて考える必要がある。
 なお、今度の検討会というか、ぜひということでメンバーに就任することをお受けいたしましたけれども、念のため申しますと、1つのテーマ、大事なテーマは、地方の大学をいかに活性化していくか、振興を図っていくか。
 それからもう一つは、それにつけても大学がそういった経過で、改めて東京一極集中になっているので、これのあり方を見直すべきじゃないかというふうなテーマだと私は理解しておりまして。先ほど申しあげましたように、今回、県立大学についても、新しい学科をつくったり、学部をつくったり、また、富山大学や国際大さんなどと連携して、大学側も頑張って、COC+(に採択され)、あるいは県立大はその前にCOCをとっていますし、また、大学コンソーシアムの取組みというのもこの5、6年やっておりまして、今度、まだ(来年度の)予算発表には時間がありますけれども、その際にもお話ししますが、大学コンソーシアムを充実していく、今、方向にしております。
 それから、今後、富山県内の大学、県立大学はもちろんですけれども、富山大学さんや(富山)国際大さん、高岡法科大などもございますが、そういった高等教育機関が、さらに今のグローバル化時代に対応して、いかに大学の教育や研究の内容を充実させていくかといったことについても問題意識を持って、いろいろ議論していきたいと、こういうふうに思っていますので、そういう意味では、幅広い意味での地方創生の一環として、地域を担う人材、若い人材をいかに確保して育てていくかと、こういうことでこの大学の問題についても取り組んでいきたいと、こういうふうに思っております。

○記者
 美術館のポスターなのですが、永井一正さんがこれまで近美、ずっとポスターを手がけておられましたが、佐藤さんについては30年度までとありますが、佐藤さんは今後また続いていく可能性もあるのかということと。
 あと、触れられたかと思いますが、三宅さんをユニホームのデザイナーに起用された理由を、デザインミュージアム構想なんかもあったかと思うのですけれども、詳しく教えていただければと思います。

●知事
 まず、永井一正先生も、私も最初に近代美術館ができたときのいきさつ(について)、一応勉強したつもりですけれども、そのとき知事だったわけではありませんので、十分知らないこともあるかもしれませんが、伺っている限りでは、永井先生は当時でも日本のデザイン界の第一人者という評価の高い方で、今日でもそうだと思うのですけれども。
 最初にお願いした後、近代美術館が20世紀の世界的な名画を鑑賞する場というだけではなくて、デザインというのも大事にして、その中のグラフィックデザインというか、象徴であるポスタートリエンナーレに取り組んでいるということを非常に評価されて、毎回、本当にすばらしい企画展のポスターをつくっていただいたので、余人をもって代え難いということで、結果として30年間やっていただくようなことになったわけです。それはそれで、ご本人も周りも納得してそういうふうにしてこられたのだと思いますが、新しい富山県美術館になるのを機会に、ご本人もご年齢的なこともありますし、そろそろ若い人にというお気持ちのようにも伺っておりますし、この機会に、それではどなたに担ってもらうかということで、何人かそれぞれ立派な方々の候補が挙がったのですけれども、まずは佐藤卓先生にお願いしようと。
 やっぱり、毎回毎回代わるというのも何ですから、3年間まずはお願いする。ただ、いろんな事情もあるからあれですけれども、3年になったら必ず交代ということではなくて、その時点で改めて新たな方にお願いするか、引き続き場合によってはやっていただくか、そういう可能性も含めてです。ただ、一応3年間を区切りとしてお願いすると、こういうふうにしております。
 また、三宅一生さんですけれども、この方についてはもう知らない方がいらっしゃらないほど著名な方です。ただ、ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、かなり早い段階から、近代美術館が先程申しあげたように、20世紀の名画を中心にするアートを大事にするだけではなくて、デザインという問題意識を非常に持って、新たな取組みをやっていると、これは初代館長の小川(正隆)さんのご功績も多いと思いますが、そういうことで、(三宅先生には)これまでも近代美術館の企画や運営にご協力いただいて、確か一昨年なんかは三宅先生と永井一正さんのコラボの展示会もやりました。大変すばらしい企画だったと思います。
 それから、私もミラノ万博のときに、富山県高岡銅器とか漆器とか、越中瀬戸焼とかいろんなもののアピールをこの機会にしようと思ってミラノへ行って、あの時にミラノのトリエンナーレ美術館という、国際的というか、世界的にも著名な美術館に行きましたら、思いがけずそこに三宅一生さんと佐藤卓さんの合作、コラボによる作品が展示されていまして、本当に素敵だなと思って感激しました。そういうことで、三宅先生とのご縁を感じていたのですけれども。
 もう一つ、三宅一生さんは、前の文化庁長官をやられた青柳(正規)先生とご懇意というか、志を同じくして、日本に早く国立のデザイン美術館をつくるべきだということを提唱されているのです。もう5、6年前、もっとになりますか。ただ、今の中央政治には、なかなかそこを本格的に取り上げようという動きにまだまだなっていない面もありますけれども、それならそういう考え方に大変私ども共感というか、大事な視点だなというふうに思って、今回の富山県美術館も、先ほど申しあげたようなファインアートをもちろん大事にしながらも、もともとグラフィックデザインとかインダストリアルデザインと、こういう視点を大事にしてきた近代美術館ですから、そこを少し明確にして、「アートとデザインをつなぐ」というのを1つの理念にしていますから。そのことについて三宅一生さんはいたくご評価いただいて、そういう志、理念でやるならぜひ応援したいというので、先ほどの制服なども、まさにボランティア精神でお引き受けいただいているということでございます。

○記者
 南砺市利賀村の災害関連緊急事業に関連して、先日、田中(国土交通)副大臣に要望された時に、今後、春先になって利用が増える中で、応急対策工事とあわせて百瀬川にかかる仮設の道路といいますか、そのところにスチール製の橋を架けてほしいというところのご要望もされたと思いますが、今日の話の中で、その橋についてのご回答というのは(なかったのか)。

●知事
 最初に、まず応急にパイプを5本埋めて、川の流れをせき止めしないようにしながら、上に土を盛って、今、仮設の道路が既にできていますが、それより30メートルほど上流に、もっと本格的な仮橋を建てる。この本格的な仮橋の方は、残念ながら制度上、(国の)補助対象にならない。この部分は単独事業としてやるのですけれども、もう既に、私も今では、一昨日改めて現場へ行きましたが、その本格的な仮橋の工事、準備して作業が始まっていますけれども、これについては国のいわゆる補助対象にならないということで、単独の事業として進めていきたいと、こういうふうに思っております。
 あの仮橋も、しかし、大体今月末ぐらいか3月初めにはでき上がるのではないか。もちろん、いずれはもっとちゃんとした橋をかけるのですが、それにはどうしても時間がかかります。
 本格的に橋を架けるのは補助事業になるのだろう、ならないかね。

○砂防課
 県道を完全に迂回させるかどうか。(砂防施設の)対策が終われば(迂回は必要なくなる)と思います。

●知事
 ということだそうであります。

○記者
 医薬品工学科の倍率について、どう受けとめておられますか、6.7倍とかなんか。

●知事
 それはやはり、県立大学の医薬品工学科、工学部で医薬品工学科というのは全国で初めてつくる学科ですし、その教育内容に対する期待が高い。それから、同時に富山県の医薬品産業(の生産額が)、まだ正式の統計が発表されていませんけれども、平成26年度全国2位だったのが、1位になるのではないかというような報道も一部になされましたが、まだ、これから数字が確定するわけですが、いずれにしても、日本の産業の中で医薬品分野というのは、もちろんロボットとか次世代自動車とかいろいろ、航空機とか伸びていく可能性、医薬バイオとかありますけれども、そういう中でも伸びる可能性がまだまだある産業ですし、その中で都道府県別で見ると、富山県はもう全国トップクラスの力を持っている産業(企業)が育っていますから、その富山県が全国で初めてつくる医薬品工学科ということですから、やはり若い皆さんに、よし、そういうことならここで勉強しようと、県内はもちろんですけれども、県外からも多くの方が応募していただけるというのは大変うれしいと思います。
 また、ご承知のように、昨年PMDAの北陸支部、アジアトレーニングセンターも富山県に設置されたわけでして、これはこの間、神奈川県で、余談になりますが、黒岩知事もご同席の上で、そういうお話もさせてもらいましたけれども、PMDAのアジアトレーニングセンターが富山にしたということについては、非常に全国的に注目を浴びています。実際にもう東南アジアだけではなくて、東ヨーロッパとかアメリカ大陸からも受講生が来る。その受講生というのは、それぞれの保健省なり厚生労働省、日本でいえばね、そういうところの幹部になる人たちが来ているわけですから、大変インパクトがあるのではないかと思います。
 そういうところの医薬品工学科ということで、私、これからPMDAの北陸支部なり、アジアトレーニングセンターと富山の県立大学、もちろん富山大学との可能性もあると思いますが、医薬品業界も含めて、それから県の薬事研究所もありますし、いろんなことでコラボして、当初の期待以上の、国が思っていた以上のいろんな効果がこれから出てくると、また、出さなくてはならないと思っていますので、そういう県の意気込み、姿勢というのは、若い皆さんにもアピールできているのかなと、こういうふうに思っております。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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