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知事記者会見[平成28年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成29年1月4日(水)]

◆日時 平成29年1月4日(水)午後2時04分〜2時48分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)「富山のしごと・くらしアピール事業」の実施について リンク
(PDF 621KB)
リンク
(12分43秒)
(2)第5回富山県ものづくり大賞の決定について  リンク
(PDF 2118KB)
リンク
(12分30秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)「富山のしごと・くらしアピール事業」について
(2)富山県ものづくり大賞の受賞企業について
(3)新年の抱負について
リンク
(18分22秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

●知事
 それでは皆さん、改めまして、新年おめでとうございます。
 昨年も大変皆さんにはご協力、ご尽力いただきました。今年もよろしくお願いしたいと思います。

会見の様子 それでは早速、2つ私のほうから発表させていただきます。
 1つは、富山しごと・くらしアピール事業の実施ということであります。
 今年度、新たに県外出身の大学生の県内定着を図りたいということで、今申しあげた富山のしごと・くらしアピール事業をスタートさせていただきます。
 今日から動画のダイジェスト版を放映します告知サイトを公開する、また学生さんの父母向けのパンフレットの配布を開始するということであります。これからすぐれた技術力を持つ富山県企業の紹介、それから富山県の住みよさ、暮らしやすさのアピールをしていくということでございます。
 背景としては、富山県内の大学生や短大生のうちで、県外の出身の方が約1,600人、約56%いらっしゃるのですけれども、そういう方々のうち、卒業後に県内に就職していただける方は2割にも満たないと。昨年の3月で言いますと、16.9%となっております。
 ぜひ、せっかく富山県の大学や短大で学んでいただいて、ご縁ができたのですから、もう少し多くの方に富山県の産業、あるいは暮らしの魅力を感じ取っていただいて、県内へ定着してくださるとありがたいなと。これは幅広い意味での少子化対策にもなるわけでありますし、また地方創生といっても、それを担う人づくり、人材の確保が大事ですから、そういうことも念頭に置いた事業でございます。
 お手元の資料にありますように、まず情報発信ツールの確保ということで、専用のホームページ、これはスマートフォン対応、これを開設いたします。これを今日から始めるわけであります。告知サイトを始める。1月下旬から公開。
 それから、県外出身大学生の父母の方々向けの情報発信、パンフレットの制作、配布をいたします。これを今日から順次配布を進めます。また、これにスマートフォンをかざしますと、動画が自動再生される機能を付加しております。
 それから、もう一つは、富山県内企業の魅力発信ということで、すぐれた県内企業のPR動画の制作をいたしまして、それを配信する。1社当たり3分でございます。
 これについては、ご希望が結構あったのですけれども、一定の要件をクリアするところを対象に、今32社選んでございまして、それぞれそのコマーシャルをやっていただくと。
 それから、テレビの全国放送で取り上げた県内企業の紹介冊子の制作、配布もいたしております。
 それから、富山県の住みよさ、暮らしやすさの発信ということで、県外出身大学生の県内就職につなげるためのミニドラマを、これは約15分、それからドキュメンタリーの制作、配信も1話当たり約10分で、これは2話設けていると。専用ホームページで公開し、YouTubeで配信するということであります。
 そのほか、(7)とありますが、県外出身大学生の主な出身地と本県との暮らし比較のブックの作成、配布、これは1月下旬ということでございます。
 今後のスケジュールは、お手元に書いてあるとおりでありますので、ご覧いただきたいと思います。
 1月下旬に本サイトの公開と各種パンフレットの配布を始める、また2月初旬には県と県内企業のコマーシャルを県外出身大学生の主な出身地に配ると、そういうふうにいたしております。
 それで、1枚おめくりいただきますと、告知サイトの画像もありますけれども、これは、こちらを見ていただきたいと思います。
 それから、次に、公開を予定している動画を、企業のPRの動画と、それから暮らし、生活PRドラマ、ドキュメンタリーということで出していただきます。
 今日は、皆さんにまず企業PR動画のダイジェスト版を30秒、それから、例えば出身の県に戻ろうかな、あるいは大学通じて縁ができた富山で就職しようかなと迷っている大学生を取り上げたドラマのダイジェスト版、これは50秒、それから、富山で活躍する県外出身者の今後を追うドキュメンタリーのダイジェスト、これは約1分、これを順次、今から見ていただきますので、注目していただきたいと思います。
 では、お願いします。

(動画視聴)

●知事
 大体そういうことでありますが、最後にお手元資料の4ページを見ていただきますと、今、こうしたしごと・くらしアピール事業を始めた背景が出ておりますが、先程申しあげたように、県内大学、短大に通う学生さんのうち、県外出身の方というのが1,588人、しかし実際に就職する方はそのうちの16.9%と。何とかもっと、せっかく富山にご縁の方に、随分とすぐれた企業、働きがいのある企業もたくさんある、また富山の暮らし、生活は、なかなか魅力があるように思いますので、そういったものを動画とかホームページ等を通じて、実感、体感してもらって、できれば就職に影響力のあるふるさとの父母の方にもアピールしようというので、石川と長野でもこうした30秒のCMを放映するといったようなことも進めることにしております。
 あとは、これをご覧いただければわかると思います。
 なお、このパンフレットも、こういうのがお手元にあると思いますが、これも配らせていただくことにしております。
 このパンフレットをおめくりいただくと、上のほうはさっき映像でも見てもらいましたが、富山県は全国で若者の正規雇用率が一番高い、72.9%、左下ですね。また、男女とも安定した暮らしが実際にできていると、全国いずれもトップ、3番、4番、5番とかトップクラスです。また、子育てと仕事が両立しやすいと。保育所待機児童はゼロでありますし、女性の育児休業の取得率も94.9%で、全国平均を相当に上回っております。
 また、可処分所得は、年によるのですけれども、大体可処分所得も大体1番ですね。それから、東京ですと可処分所得16番。実際に支出と収入を差し引きすると、東京よりよほど富山のほうがゆとりある生活ができるという計算になります。
 また住宅事情がいい、また安全安心だといったようなことをアピールさせていただいております。

会見の様子 それから、2つ目の発表ですけれども、第5回目の富山県ものづくり大賞の決定であります。
 これは、2年に一度選定しているのですけれども、今回は大賞に、一番私に近いほうの(パネルで紹介している)「日立国際電気富山事業所のナノ技術対応最先端サーマルプロセス装置の開発」というものが大賞に選ばれました。それから優秀賞としては、その左の(パネルの)アイシン軽金属さんの「自動車(用)衝突安全システムの開発」、それからもう一つ優秀賞がありまして、これは能作さんの「シリコーン鋳型による錫100%の商品開発」、それから特別賞としまして、左側の2つですけれども、トヨックスさんの「ハイブリッドトヨロンホース」、耐熱(※耐圧)樹脂ホースですね。それからフロンティアさんの「電動式点字打刻機の開発」ということであります。
 これは、昨年の8月から9月末まで応募期間を設けまして、22の企業、24件応募がありましたけれども、これは委員長が橋本和仁先生で、国立研究開発法人物質・材料研究機構の理事長、東京大学の教授もやっておられますけれども、そのほか別紙のとおりの方々が参加されております。
 書類審査で10企業を選び、それからそれぞれ二次検討会でプレゼンをしてもらいまして、受賞者を決めたということでございます。表彰式は2月13日というようなことになっております。
 それぞれの作品の特徴は、2枚おめくりいただきますと、まず大賞のほうは、先ほど申しあげた日立国際電気富山事業所さんですけれども、受賞の技術、製品の内容は、半導体の処理速度を早くするための高性能化のために、ここにも書いてありますが、ナノメートルレベルでの微細な回路を製造する装置を開発したと。これは、従来の技術で微細化が限界を迎えていたとされていたのですが、さらに高性能な半導体の製造を実現したということでありまして、ご承知のように、ナノメートルというのはミリメートルの100万分の1でありますから、大変な技術だと思います。受賞理由のところをご覧いただきますと、従来の技術ですと、これ以上細くすると電流を制御することができなくなるということで、技術的な限界があったと。それで回路を縦方向に深い溝状に加工して断面を確保する方向で技術開発が進められているわけですが、日立国際電気さんは、まさにそのために電流を、下のほうにありますが、制御するために必要な極薄の膜を、半導体の深く細い溝の奥まで均一な厚さで形成する、さらにこうした半導体を一度に多く製造できる、一度に100枚以上製造できるということで、これは各審査員が一致して、まさに世界レベルの研究開発であると。この種の装置では世界トップシェアで、2015年度では世界シェアは51%だそうですけれども、さらなるシェア拡大が見込まれるということであります。
 それから、もう一枚おめくりいただいて、優秀賞については、アイシン軽金属さんの自動車用衝突安全システムの開発ということでございます。これは、簡単に言いますと、高強度のアルミ合金を用いて、軽くて強いバンパー補強材を開発したということであります。そのことによって衝突安全性の向上、また燃費向上のための軽量化、こういったことが実現をしたと。受賞理由は、その下に書いてございますので、ご覧いただきたいと思います。アルミ合金は、強度を上げると割れやすくなるという問題があったのですが、合金成分を、マンガンとかクロムとかマグネシウムとか亜鉛とか銅とか、そういう成分を適正化することで解決したといったようなことが、ここに記載をされております。このバンパーは、新型のプリウスに採用されているということでありまして、アルミは鋼の3分の1の軽さで、他車種のバンパー補強材にはまだ鋼が多く使われておりますので、今度のアイシン軽金属さんの新製品はシェア拡大が期待されると、こういうことです。
 それから、もう一枚おめくりいただいて、シリコーン鋳型よる錫100%の商品開発、これは能作さんですけれども、これまでは砂型で、錫100%商品の鋳造に用いられていた砂型、これをシリコーンゴム製の鋳型に変えることに成功したと。これで仕上げ加工の手間が減りまして生産性が向上する、またデザイン面で複雑で繊細な表現が可能となったと。そこで、多種多様な商品開発が実現したということであります。それから、受賞理由もご覧いただきたいと思います。1つは、砂型に比べると鋳型加工の手間が少なくなった、多様なデザインが可能となった、それから繰り返し使用できる。シリコーン鋳型は1,000回以上使えるのだそうで、砂型は1回しか仕えませんので、また、シリコーンゴムは熱によって膨張しますので、鋳型材料に向かないとされていましたが、独自の配合を開発しまして、問題を解決したと。この独自の配合というのは、例えば耐熱用の添加剤を配合するといったようなことでございます。こうしたシリコーンゴム鋳型の導入によりまして、独創性の高い商品開発とか大量生産ができまして、銀座、日本橋、ニューヨーク、ミラノ、いろんなところで事業展開をされていると。また、錫はご承知のように高い殺菌性がありますので、医療器具など、これまでの食器などのテーブルウエア以外の新しい分野への開発にも取り組んでいる、今後の成長が期待できると、こういうことであります。
 それから、もう一つは、これはトヨックスさんの耐熱(※耐圧)樹脂ホースでございます。これは、受賞理由のところも見ていただくと、耐熱(※耐圧)樹脂ホースのユーザーから、曲げ半径が小さく柔軟で折れない、高い耐圧性と流体の可視化、少ない流体抵抗といった機能、こういうのを要望されていたのに、しっかり対応できたということでございます。これは、そこに現物もありますが、この資料にもありますけれども、ちょっと曲げると、従来品だとちょっと場所が、少しチューブが折れたような感じになるのですが、そうならないようになったということですね。
 それから、もう一枚おめくりいただいて、電動式の点字打刻機の開発でございます。これは、従来、簡単な操作で高品質な点字を封筒などの紙製品に打ち込める卓上型の電動式点字打刻機を、福祉事業所で使用する加工機械として初めて開発したということであります。受賞理由のところを見ていただくと、従来の手動式ですと、1枚ごとにレバーを上下させなければならなくて、打ち損じも生じやすい。生産性が低くて障害者の工賃が非常に低いものになる。大変、そこに比べると、今度の技術開発で、新たに2層構造で極薄タイプのプレス用金型を開発したりして、かつ、このプレス用金型と台座の間にクッション材を用いるというようなことで、ボタンを押すだけで高品質な点字の打刻ができる電動式点字打刻機を開発したと。そこで、ローコストで短い納期で供給できる。これまでは、事業所によると、障害者20人ぐらいの方がいらして、全員で1カ月間平均21万(円)ぐらいの工賃だったと。ところがこの機械を導入したことで、人にもよるのですけれども、障害者お一人で月額13万5,000円稼ぐことができるようになったと、そういう方もいるということで、これは具体的な障害者施設からのお話ですけれども、大変障害者の方には朗報ですし、また福祉分野での社会貢献ということで、こういった事業に取り込んでいるフロンティアという会社も高く評価されたということでありまして、今後はこれを富山モデルとして、全国の福祉作業所での普及拡大、障害者の待遇改善に期待したいと、こういうことでございます。
 さっきあそこで見せてもらったと思いますが、今これでご覧になっておわかりいただいたと思いますが、これ(ハイブリッドトヨロンホース)をこうすると、従来型だとここがちょっと潰れたような感じになるのですけれども、新しいものはこういうふうに、この丸みが全然変わらなくて、そういう意味では非常にスムーズにホースとしての役割を果たせると、こういうことであります。
 こっち(電動式点字打刻機)は、どれを見てもらったらわかるかな。
 これが凸になって、これが凹になっているのですね。
 大体私からの説明は、以上であります。

2 質疑応答

会見の様子○記者
 今、ものづくり大賞を発表されましたが、今回、全体として各製品、どういった特色というか、どういった魅力というのを感じていらっしゃり、どう評価していらっしゃるのか。
●知事
 今度受賞した5つ以外のものはどうかと。
○記者
 5つ。
●知事
 5つについて。
○記者
 ええ。全体としては、どんな印象を持たれましたか。
●知事
 まず、大賞を受けられた日立国際電気さんのナノ技術対応の最先端サーマルプロセス装置というのは、まさにさっき申しあげましたように、世界レベルの優れた技術開発だということで、従来の半導体関係の装置とすると、非常にこれ以上は微細化が難しいというので限界にぶち当たっていたのを、今度の技術で一気にレベルを1つ上げたということですから、これはやっぱり本当にすばらしいなと思います。
 それから、アイシン軽金属さんも、もともと非常に優れた技術を持っていらっしゃる会社で、実際に、さっき申しあげたように、新型プリウスなんかにも採用されていまして、非常に実用性もある。また、鋼の3分の1の軽さで、アルミが、ということでありますから、今後、非常にシェア拡大もできる。さっきの日立国際電気さんもそうですが、いずれにしても非常にハイテクの世界だと思います。
 それから、能作さんのシリコーン鋳型による錫100%の商品開発というのは、いわゆるハイテクということではないのですけれども、これまで砂型でやっていたのが一般的だったのを、シリコーンゴム製の鋳型を開発するということは、やっぱり画期的なことでありまして、このことで仕上げ加工の手間が減ったり、生産性が向上したり、デザイン面で複雑で繊細な表現が可能になったということですから、非常に意欲のある能作さん、まだまだそういう意味では中小企業でいらっしゃるわけですが、大変優れた問題意識とご努力で、こうした課題を次々解決してチャレンジして成果出していらっしゃるのは、すばらしいなと思います。
 それから、トヨックスさんの耐熱(※耐圧)樹脂ホースも、これはユーザーの狭いところでの配管なんかをもっと容易にするような工夫ができないかとか、また、流すために使用される消費電力をもっと節約できないかとか、それから流れている状態の確認をするのをもっと容易にできないか、可視化できないかとか、こういったことにしっかり応えていらっしゃるわけで、これももちろん技術面でのご尽力もさることながら、やっぱりそういうユーザーのニーズにいかに応えるかというのを真剣に取り組まれた成果だと思います。
 それから、フロンティアさんの電動式点字打刻機は、先ほど申しあげたように、これもハイテクということではないのですけれども、障害者の方のなかなか効率的な仕事が健常者に比べるとしにくい、したがって工賃が非常に低くならざるを得なくなる、これを何とかしてあげたいということで、障害のある方でも操作しやすいようなプレス用の金型を、極薄のタイプのプレス用の金型を開発される。これは、さっきも例に出しましたように、工賃も非常に従来に比べると上がることになりますし、障害者の方が地域で自立していく、そのためにも、富山県のものづくりの技術がそれに役に立つ、また経営者の方が、必ずしも私はこれで物すごく儲かるというものではないと思うのですね。もちろん、大変優れた成果ですから、全国の福祉産業に波及はもちろんして、一定の売上げ、収益もあると思うのですけれども、それも良いことなのですけれども、やっぱりこの経営者の方、会社としてこうした福祉の分野で障害ある方の自立度を高めるために何とか貢献したいという、そういう情熱とか志を感じるものでありまして、そういう意味では、あとの2つは特別賞というふうにさせていただいたのですけれども、選考委員長を務められた橋本先生をはじめ、皆さん、非常に良い審査をしてもらったなと思っております。

○記者
 1つ目のしごと・くらしアピール事業のことで、2つしたいと思います。
 1つは、今日から父母向けのパンフレットを配布ということがありますが、これは大体何カ所ぐらいに、どのように配布されるのかということと、何枚ぐらいをというボリューム的なものがもしわかれば、教えていただきたい。
 それと、先ほど動画も見せていただきましたけれども、改めて、よく広告とかですと、ターゲットに向けて、よく「刺さる」というような言い方をするのですが、今回、県外出身大学生の県内定着というのが大きな目的としてあることで、そういったターゲットがちゃんと明確にされている中で、どのように今回この制作された動画が刺さってほしいか、改めて期待感というのをお聞かせください。

●知事
 前段のほうの、まず父母向けのところ、特に、とりあえずは石川、長野出身の方で富山県(内)の大学に入ってという方が結構いらっしゃるので、そういう石川、長野でこの30秒コマーシャルをやることにしております。32社についてですね。
 それから、学生さんの主な出身地、これは石川、長野に限らず愛知、岐阜などもそうですので、富山の全国有数の暮らしやすさ、住みよさを比較した本も配りますし、それから、これは動画サイトに配信して―。
 これは、個々にアクセスできるのだろう。
○地方創生推進室課長
 大学経由で(学生の)皆さんの父母の方にお届けする形にはなります。
●知事
 それはブック(※父母向けパンフレット)のほうでしょう。
○地方創生推進室課長
 はい。
●知事
 動画のほうは、個々にアクセスしてもらうのだろう。
○地方創生推進室課長
 そうですね、ホームページのほうでは全て配信する形になっています。
●知事
 いいですか、そういうことで。
 ちょっと「刺さる」というのはなかなか、何が刺さるかと言われるとあれですが、どうですかね。しかし実際に、例えば企業の紹介でも、何か特別選ばれた人にやってもらうというよりは、実際に社員として活躍していらっしゃる人に出てもらうのが基本のようですし、非常にさっきの映像を見ても親しみが持てますし、こういう人達となら一緒に仕事したいなという安心感もある。それから実際に県外出身で、富山で就職して結婚もして、幸せな人生も送っていらっしゃるという、実際にこれは事例として出ていますので、これはどうでしょうか。
 やっぱり富山県の大学に学んだのだけれども、縁ができた富山にもなかなか良い企業があるようだから、ここで就職しようかな、あるいはご両親のいらっしゃる県に戻ろうかなというときに、いろんな判断が最後、あり得ると思いますが、非常にその判断に、富山県側から見れば、良い影響を与える映像ではないかと思いますが。

○記者
 今の関連なのですが、(県内大学生・短大生のうち)県外出身者約1,600人で、そのうち2割に満たないという県内就職率ということですが、今回いろいろ取組みをされて、何割というか、(県外出身者の県内就職率について)目標をどれくらいにしたいというのは、今のところ何かお持ちなのでしょうか。

●知事
 それは率が高くなればなるほどうれしいのですけれども、例えば富山大学さんでも県立大学でも、地元への定着率というのを10ポイントぐらい上げたいなとおっしゃっていますよね。そういうことから言うと、やっぱり今16.9%というのを、一気に2倍になったり3倍になったりというのはちょっと難しいかもしれませんが、まずは1割でも2割でも上がるように、率でいうと(プラス)10ポイント、理想を言えば16.9(%)が26.9(%)ぐらいになるといいなというようなことを、目標にしているということです。

○記者
 今日執務始めの訓辞の中で、今後の抱負をおっしゃっていましたけれども、財政健全化及び新幹線の京都までのルートが正式に決まったと、いろんなプラスの要素がある中で、4期目、集大成、新しい年を迎えて、改めて一言抱負をいただけますでしょうか。

●知事
 多くの県民の皆さんのご支援やご支持もいただいて、この3期12年やってきたのですけれども、おかげで昨年の予算編成のときに財政赤字もゼロにでき、また新幹線の負担金も、大幅軽減を実現した上で基本的に全て払い終わりましたし、また県債残高も半世紀ぶりに減り始めるということですから、そういう行財政基盤が、もちろん国、地方全体としては厳しい中ですけれども、しっかり確立したその時点で(振り返ると)、この12年間いろんな形でやってきた。
 北陸新幹線が一昨年に開業して、2年目に至っても3倍近いお客さんが乗っていることと同時に、懸案の敦賀以西、京都、大阪まで(のルートが)、小浜京都ルート(に決定し)、これは北陸三県いろんな経過がありますけれども、足並みをそろえてまさに北陸の希望どおりのルートに決まった。
 ですから、そういう意味では、非常に今県政も、いろんな課題ありますけれども、いい方向に行っているかなと思います。
 今年は、人づくりの面でも、県立大学に4月から医薬品工学科をスタートさせますし、来年の4月、30年4月からは知能ロボット工学科をスタートさせる、また31年4月には4年生の看護学部をスタートさせる、また小学校4年生も35人学級(少人数学級選択制)に、この4月から移行する方針で今進めておりますし、またものづくりについては、年末、富山県のものづくり研究開発センターが、(文部科学省の「地域科学技術実証拠点整備事業」に)全国20カ所(※22件)(の中の1つとして)選ばれて、(セルロース)ナノファイバーの研究開発が選ばれたわけですが、他の地域は全部大学が中心の研究開発ですけれども、富山県は産学官で連携はしているといっても、ある意味では行政組織であるものづくり研究開発センターが、富山県のセンターが選ばれたということですから、これは大変これまでのものづくり産業に対して積極的に官民挙げて取り組んできた、産官学で取り組んできた富山県の姿勢なり中身を評価していただけたかなと思いますし、またそういうことで、これからも富山県の産業の骨格はやはりものづくり産業ですから、しっかり進めていきたいと思います。
 併せて観光も、これは日本全体がまだまだ発展途上国なので、やっぱりフランスとかスペインとかアメリカなどと比べても、あるいは東南アジアでいえばタイのような国に比べても、非常に遅れている部分があると思うのです。これを日本全体がもっと外国人の観光客の受入れに積極的にというかアグレッシブに、かつ、独りよがりじゃなくて、外国のお客さんのニーズに本当に沿った形でやっていかなくてはいけない時期ですから、その時期に富山県の観光についても、まだまだ日本の中でも発展途上県ですけれども、最近、ある本で、富山県の観光未来創造塾がすばらしいといって評価していただく本も出ましたが、この5年、10年かけてきたいろんな観光振興もようやく芽が出て、一部花が咲いているかなと思いますので、これもものづくり産業とともに、富山県の重要産業として発展するように、そういう中で、例えば「立山黒部」の世界的ブランド化とか、あるいは「世界で最も美しい湾クラブ」入りした富山湾を中心にもっと活かすとか、こういうことにもやっていきたいと思いますし、それから、私はやはり最後は、県民の幸せのためにも、あるいは観光振興や富山県に移住してくださる方をもっと増やすためにも、やはり経済の活性化と同時に文化の振興というのが大事だと思っていますので、そういう意味では、8月26日本格全面オープンします富山県美術館なども、ひとつその大きな起爆剤にしていきたいなと。
 これまで高志の国文学館とか、かねてあった水墨美術館とか、あるいは利賀村の鈴木忠志さん中心の舞台芸術の振興とか、いろんなことをやってきましたけれども、文化の面でも、だんだん知られつつあるのですが、東京から見てもびっくりするような、今でも、例えば利賀村の鈴木さんの活動なんかは、今や日本で、欧米、中国、ロシア等々の国々で100人、200人が勉強したいといってくる唯一の場所に、今、富山県の利賀村がなりつつあるというわけですし、いろんな方の今までの漠然とした富山県へのイメージを超えて、実は文化振興、文化の面でも、富山県はやっぱりきらりと光るか、あるいは場合によってはさん然と光るものがあると思ってもらえるような富山県にしていきたい。
 そういうことで、全体として元気あふれる、魅力あふれるふるさと富山をつくっていこうと、そういう気持ちで決意を新たにしております。
 同時に、昨年は政務活動費の問題などもありました。ああしたことを教訓にして、我々公務に携わる人間は、やはり公務に要する費用というのは県民、国民の税金で賄われているのだと、このことに思いをいたして、そうした謙虚な気持ちもしっかり持ちながら、さらなる富山県政の発展、県民の幸せのために頑張っていきたいと、こういうふうに思っております。
 よろしくお願いしたいと思います。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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