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知事記者会見[平成28年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成28年7月25日(月)]

◆日時 平成28年7月25日(月)午後3時02分〜3時52分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)とやま国際工芸シンポジウムの開催について リンク
(PDF 2889KB)
リンク
(6分59秒)
(2)「(独)教員研修センター 富山研修センター」看板掲出式の開催について  リンク
(PDF 32KB)
リンク
(3分11秒)
(3)富山県再生可能エネルギー等推進会議の設置について リンク
(PDF 667KB)
リンク
(3分51秒)
(4)平成28年度富山県総合防災訓練の実施について リンク
(PDF 185KB)
リンク
(6分04秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)「国際工芸サミット」(仮称)の可能性、開催時期について
(2)県議会議員の政務活動費の不正支出について
(3)富山−ソウル便のLCC化について
(4)高岡市内での雑居ビル火災を受けた防火対策について
(5)「天皇陛下の生前退位のご意向」報道の受止めについて
(6)知事選挙の公約について
(7)知事の夏休みについて
リンク
(29分52秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

会見の様子●知事
 それでは、まず、私のほうから4点説明したいと思います。
 まず、第1点は、「とやま国際工芸シンポジウム」の開催ということであります。
 これは、お手元資料にありますように、かねて富山県は伝統工芸とか、工芸が結構盛んなのですけれども、これを、これまで以上にアートとデザインを活用した産業、文化の活性化、魅力ある地域づくりと、こういった観点から人材養成を行ったりしたいと。そのためにも国際的な工芸サミットを、特に日本の中でも工芸の盛んな北陸でやりたいという話が、前(※前任)の青柳文化庁長官などからもお話がありまして、ちょうど私どもが、富山県美術館でこれまで以上にデザインを重視すると、アートとデザインを双方重視した運営にしたいというふうに思っておりましたので、問題意識が一致したということでございます。
 今回のシンポジウムですけれども、基調講演は、新しい文化庁長官の宮田長官にお願いをすると。特に今、政府は、東京オリンピック・パラリンピックに関連して、文化芸術立国ということを打ち出しておられて、それに向けた文化力向上のためのプロジェクトの一環としてやりたいということで、そういう趣旨の講演をなさいます。
 これは、宮田長官そのものが工芸の専門家でもいらっしゃるのはご承知のとおりであります。それから、パネルディスカッションでは、イタリアのマリオ・トリマルキさん、これは建築家でもありデザイナーでもある、また、NABA(芸術アカデミー)の教授もなさっている方であります。それから、トード・ボーンチェさん、この方もデザイナーで、元ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの教授だと。あと、須藤玲子さんもテキスタイル関係のデザイナーとして著名ですし、地元で能作さんがいろいろ活発に国際的な活躍をされているのはご承知の通りでございます。それに、私と桐山(富山県立近代美術館副館長)さんが加わってやろうということであります。
 1枚おめくりいただきますと、主催は富山県と文化庁でございまして、あと、芸文協や文化振興財団、県の教育委員会、また、マスコミの方にもご後援をいただくということにしております。
 それに併せまして、「とやま国際工芸シンポジウム」の関連催事として、「とやまクラフト―未来をつなぐクラフト展―」ということを、9月3日から4日に県民会館の1階ロビー、それから、D&DEPARTMENT TOYAMAを使ってやるということにしております。マリオ(・トリマルキ)さんなんかの作品展示、また、富山県のもちろん富山プロダクツの工芸展示、それから、D&DEPARTMENTでは、食器とかカトラリーに工芸品を使用したお食事やスイーツを出すとか、高岡の大和高岡店の1階とか、金屋町山町筋でも「高岡クラフト市場街」もやったり、五箇山の和紙の里でクラフトの巡回展をやったりということでやらせていただきます。
 それぞれ、私以外の方は皆大変なご専門家で、例えば、後ろのパンフレットをご覧いただきますと、宮田長官はもちろん、芸大(※東京芸術大学)の学長もなさっていた方ですし、またご専門の、何て言ったら良いのですか、本当に金工というのか、この分野では、鍛金ですね、大変すばらしい作品も出しておられて、(富山県)立山博物館にも幾つか置いてございます。
 それから、マリオ・トリマルキさんというのは、この方自身がもちろん、この履歴というか紹介に書いてあるように素晴らしい方なのですが、この方の師匠にあたる(ミラノ工科大学名誉教授)アンドレア・ブランジさんというのが、イタリアの有名なドムスアカデミーの学長さんだった方で、この方のお弟子さんに当たるような方であります。アンドレア・ブランジさんを、本当は最初来ていただこうかと思ったのですが、かなりご高齢なものですから、この(アンドレア・)ブランジさんのご推薦でマリオ(・トリマルキ)さんに来ていただくといったようなことでございます。後の方もここにご紹介してありますので、またご覧いただきたいと思います。
 それから、なお、富山県が今年はプレ大会で、来年本番の国際工芸(サミットの)シンポジウムを富山県内で、ちょうど富山県美術館もオープンいたしますし、そこと、また高岡(市)中心に、(南砺市)井波とか、もちろん(立山町の)越中瀬戸焼とかいろいろございますので、そうした皆さんと連携してやっていきたいと思っています。

 それから、2つ目は、「教育(※教員)研修センター 富山研修センター」の看板掲出式というのを行いますので、また取材していただければ。これは、明日、高志会館の正面で行います。参加者は、主催者としては、独立行政法人教育(※教員)研修センターの高口理事さんがいらっしゃると。あと、もちろん富山県と教育委員会。それから、来賓としては文部科学大臣政務官の、今のところ、堂故先生に来ていただけるということでございますし、あと、市町村教育委員会(※教育長会)、あるいはPTA、また県の高P連(高等学校PTA連合会)の皆さん、小学校校長会とか、いろんな方々がご参加をされます。
 行事の次第は、ここに書いてあるとおりでございます。
 今年やるキャリア教育指導者養成研修の内容ですけれども、8月末から9月の初めにかけて、この高志会館で教育(※教員)研修センターと富山県の教育委員会の主催で、また共催が文部科学省ということですけれども、全国25の都府県から93名の方がいらっしゃって研修を受けられる。このうち、県外の方が86名、県内の人が7名ということでございます。また、この他に講師やセンター職員が36名参加されますが、この方々は、ほとんど県外ですけれども、この中に県内の人も4人いるということになります。20(※25)都府県というのは、こういうキャリア教育指導者研修というのは、従来、筑波にある独立行政法人教育(※教員)研修センターで行っていたのですけれども、そのうちのまず半分を、年に2回をやっていたのですが、そのうちのまず1回分を富山県でやろうということになったということでありまして、特に富山県は、「14歳の挑戦」ですとか、キャリア教育については、高校生のインターンシップとか、全国的にもトップクラスで熱心に、また有意義な取組みをやっていると評価を受けていますので、非常に多くの方がご参加になると(いうのは、)特に新幹線開業で便利になりましたから、よかったのではないかと思います。

 それから、次に3番目として、再生可能エネルギー等の推進会議の設置ということであります。
 これにつきましては、富山県、2年前に富山県再生可能エネルギービジョンというのを作成しまして、それに沿って事業を推進してきたわけですけれども、今後、さらに県内における再生可能エネルギー等の、もっと広げられないかといった導入のあり方とその方向性の検討ということをやらせていただく。もう一つは地熱発電の推進、それから、3番目は電力システム改革を踏まえた公益(※公営)電気事業の中長期的な事業展開ということでございます。1番目の県内における再生可能エネルギーということについては、小水力発電とかバイオマス発電とか太陽光発電とか、相当考えられることはやってきたわけですが、ご承知のように、地熱については今、新たに取り組むと。数年来準備して、本格的に取り組むということにしております。
 その他、新たな話としては、例えば、水素をエネルギーとして活用できないか、あるいは、日本海側のメタンハイドレートなんかの開発の可能性、こういったことについては、国の政策と絡む部分もありますけれども、しっかりと検討していきたいと思っております。
 それから、地熱については、既に当初予算のときにも発表しておりますし、県議会でも議論がありましたけれども、立山温泉地域における地熱発電事業の推進、また、せっかく地熱発電をやる際に、できれば、例えば立山温泉地域などの周辺地域の活性化、地域振興の可能性についても検討していきたいと。
 それから、電力システム改革というのは、今、第1段階を全国規模で電力の供給をし合うということでしたが、第2段階として、新しい電力会社というか、そういう新電力に対して、小売を全面的に自由化するというような段階になっておりますが、こうしたことや、あるいは平成30年から32年になりますと、発送電を分離するという大きな改革が予定されているわけですね。そういう中で、公営電気事業をどういうふうに運営していったら良いかと、中長期的な視点でしっかり検討したいということであります。
 例えば、水力発電(で生じる電力を)新電力に積極的に小売りしたらどうかということもあるのですが、現実にそういうふうになさった所で、必ずしもうまくいっていないということもあるようですし、しっかり足が地に着いた対応をしていきたい。ただ、時代の変化に応じた取組みをしていきたいと、こういうことでございます。

 それから、最後に、(平成)28年度の県の総合防災訓練についてでございます。
 これにつきましては、毎年やっていることですけれども、今年は特に熊本地震の教訓ですとか、また、最近の豪雨災害なども踏まえて、新たな訓練項目を拡充して、実践的に進めることにしております。日時、場所はここに記載のとおりであります。また、主催は県と、あと砺波市、小矢部市、南砺市ということであります。主な被害想定としては、砺波平野断層帯西部を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生して、砺波、南砺(※小矢部)で震度7、小矢部(※南砺)で震度6強を観測したと。それで、ここに記載したような被害が生じたという前提で、また、県西部で局地的な集中豪雨が起こったという想定で対応するわけでございます。
 今回の防災訓練のポイントというのが四角の中に書いてございますけれども、今回の熊本地震で、やはり災害情報が錯綜して、必ずしも現場に早く、あるいは現場の状況が本部のほうに伝わらなかったといったようなことがありました。そこで、関係機関が連携して、減災のための情報収集・共有と災害情報の伝達を速やかにやる、そういった訓練、それから、熊本の場合に物資輸送の面で課題がいろいろ出たと言われています。こういったことへの対応。また、防災関係機関が連携した実践的な応急救護、防災意識の普及啓発というようなことであります。
 その下を見ていただきますと、例えば、この国土地理院の地理空間情報を活用した被害情報の共有・伝達といったようなこともやりますし、また、新規と、マル新と書いてありますが、臨時災害放送局・臨時地デジ中継局の開局と災害広報訓練ですとか、また新総合防災情報システム・Lアラートを活用した災害時情報伝達・共有訓練とか、また、1枚おめくりいただいて、緊急物資輸送では、自衛隊と連携した備蓄物資の緊急輸送訓練、これは今、県の広域消防防災センターに、例えば仮設トイレとかいろんなものを備蓄してあるのですけれども、実際に大きな災害が起こった時に、これを速やかに搬出するのに、例えば自衛隊の協力をいただいてやると、あるいは、県のトラック協会のご協力いただいてやると、こういった訓練をやるわけでございます。
 また、県外の市町や企業との災害時応援協定というのを結んで、幾つかあるわけですけれども、それに基づく緊急物資の搬送訓練、例えば、砺波市は愛知県安城市や(石川県)加賀市と災害応援協定を結んでいらっしゃったり、小矢部は小矢部で、埼玉の嵐山(町)とか、愛知県大府市などとそういう協定を結んでいらっしゃいますが、こういったものがスムーズにいくように訓練をしてみると。
 それから、3点目は、災害時避難所なんかの開設運営訓練ですね。プライバシー確保などにも配慮した、住民による避難所の開設運営訓練。こうした、これは、例えば避難した場合に、赤ちゃんとか女性の方とか、いろいろプライバシーの配慮が必要な場合がありますが、そういったことを実際に訓練でやってみる。また、エコノミークラス症候群対策なども訓練としてやってみる。その他、陸上自衛隊のヘリコプターからの情報員のリペリングですね、降下訓練とか、また、県のドクターヘリによる傷病者の救急搬送訓練、あるいは、(5)のほうへいきまして、緊急輸送(道路確保)に向けた道路段差修正の実演とか、いろんな取組みをやることにいたしております。
 また取材をしていただいて、できるだけ災害時に県民の皆さんが常日頃訓練して、極力被害が少なくなるようにということでございますので、また、報道関係の皆さんにもご協力いただきたいと思います。
 私からの説明は以上であります。

2 質疑応答

会見の様子○記者
 矢後前(県議会)議員の問題についてなのですけれども、本人は政務活動費の不正受給を認めて辞職しました。ところで、この政務活動費自体は、県のいわば補助金として支給されている部分、みなしとした補助金なのですが、県として出ている、そういった意味でも、兵庫県の場合だと、野々村元議員の場合、兵庫県(※県議会各派代表者会議構成員)が告発したという事例もあります。
 今回、知事は、この問題で矢後前議員を告発する、ないしは告発を検討するというお考えはありますか。

●知事
 そうですね。ご承知のように、いずれにしても矢後元県議、大変残念なことですけれども、一連の報道等によりますと、みずから政務活動費の架空請求とか領収証等の偽造を認めていらっしゃるということで、弁護士が調査を進めて、これまでの所属会派と協議した結果、速やかに返還を行われるというふうに伺っています。
 県議会の活動に関することでありますので、また、これ(政務活動費)は、お金を一旦各会派に渡して、その会派が今度は個々の議員さんに、その執行状況を見ながら配分されるというふうな仕組みになっております。ですから今、基本的には、警察などで必要な捜査をされて判断されるということになるのかなと思っております。

○記者
 重ねてですが、そうしますと、現段階では、県として告発するという、お考えとしてはないということですか。

●知事
 結局、やや専門的な話になりますが、ご承知の上でおっしゃっているのでしょうけれども、刑事訴訟法によりますと、告発というのは犯罪があると思料される場合になされて、それによって捜査の端緒になるということなのかと思います。2年前の兵庫県議会での事件ですと、ご本人がその事実関係を明らかにされなくて、それから議会の調査にも応じられなかったので、県議会として適正な調査ができないと。そこで、司直の調査に委ねるしかないと判断をして、各会派代表者の連名で告発されたというふうに聞いているわけですね。
 これは非常に重要な先例で、また最近の先例でもございますので、そうしたことを考えると、今申しあげたように、兵庫の場合と違って今度の場合はご本人は認めていて、しっかり調べた上で速やかにお金も返還するとおっしゃっているということになりますと、現段階で富山県側は会派にお金を渡して、会派から個々(の議員)にいくという、条例も読んでいらっしゃると思いますが、そういう仕組みになっていますので、現段階で私から告訴(※告発)するというのにはちょっといかがかなと、今の段階ではそういうことではないのではないかなと思っております。

○記者
 今回、矢後元議員以外にも、領収証の不備といいましょうか、報告のミスが明らかになっております。結果、県の監査を通った上でもこのようなことなのですけれども、今回のこうした一連の、矢後さんの話とは次元がちょっと違うかもしれないのですが、適正に監査を終えたものの中にも、やっぱりそういったミスがあったということの事実については、どう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

●知事
 これは、矢後元県議の場合とは随分と性質が違って、私も詳しくは承知していませんが、伝えられるところによれば、全くのうっかりミスだとおっしゃっているようですし、例えば、架空請求して、そのために判子をつくったとかという話とは全く違うように思いますので、この点については、ご本人が反省をされて、すぐ、ちょっと詳しく聞いていませんが、当然訂正をして費用もお返しになるとか、そういうふうになるのだと思いますので。
 しかし、もちろんうっかりミスとはいえやっぱり残念なことですから、この機会に、各会派また各議員さんにおかれては、やっぱり政務活動費は、最終的には県民、国民のみなさんの税金から支出されているものでありますから、間違いがないように、しっかりこの機会に改めて、自らチェックしていただいて、適切な運用をしていただきたいと、こういうふうに思っています。

○記者
 富山−ソウル便のLCC化について伺いたいのですが、来月就航する韓国のLCCが10月以降富山に乗入れを予定されていらっしゃると思うのですが、運航は年内までという可能性もあるようなのですけれども、県として、何かその動きについて情報はつかんでいらっしゃいますでしょうか。

●知事
 これは、まだ本当の各論はこれから向こうのほうがいろいろ今検討中で、いずれ説明にも来たいというふうなことをおっしゃっているようですけれども、ただ、これまでの事実関係としてはご承知かと思いますが、アシアナ(航空)さんの運営されている富山−ソウル便が、大変残念ながら路線収支が大変厳しい、向こうさんから言うと赤字が続いていたということだそうでありまして、そうなると、廃止もやむを得ないというような判断もあったように聞いております。
 ただ、日本の各地方空港とソウルをつないでアシアナ(航空)さんが運営している路線が幾つかありますが、かなりそういう、あまり成績がよくないのが多かったとも聞いていまして、この機会に子会社のLCC、エアソウルさんと聞いていますけれども、そこに移管するものも幾つかあると、それから、路線そのものを廃止するというところもあると、こういうことだったわけですね。
 そこで、私どもの知事政策局とか職員にも頑張っていただいて、副知事にも交渉していただいたりしましたけれども、何とかまず路線の廃止ということはなしで、LCCを飛ばすと(いうことになりました)。ただ、そういう業績がかなり悪いということですから、通年運航は難しいと、こういうふうに聞いております。
 ですから、今までソウル便、24年も飛んでいたのに、今から思うと、そんなに厳しい経営状況なら、もっと早く言ってもらえればよかったという気持ちもするのですけれども、これからもう少し中身を、本当にどの程度厳しいのか、民間会社のことですからどこまで教えてくれるか分かりませんが、LCCにすれば、コストは一般的に言えば下がるのだと思います。ただ、そのかわり、運賃ももちろん下がるわけで、その辺の内容も伺いながら、県としてもできるだけ支援をしまして、また、同時に富山県、ビジネスの面でも、また観光地としても、私が言うと身びいきになりますけれども、非常に見どころが多い地域ですから、もっとアピールもして、できるだけ多くの方に乗っていただく。また、もちろん富山県からソウル方面に観光やビジネスでもっと行っていただくといったことも努力する必要があると思いますけれども、それは、できれば通年運航が一番望ましいわけですから、そういった努力はいたしたい。
 ただ、現に廃止された路線もあるという現実を見ますと、これは、なかなか楽観はできないなと思っております。

○記者
 富山−ソウル便は、国際便の中でも重要な位置付けだと思うのですけれども、そうしますと、通年運航を今後要望されるような、そんなお考えは現時点ではあるのでしょうか。

●知事
 もちろん、これまでも、実務的にもできれば通年運航ともちろん申しあげてきたわけですから、結局いろんな、この問題は経済環境の問題もあれば、為替レートの問題もあれば、また、外交関係というか、例えば台北便みたいなものはむしろどんどん需要が増えているわけで、(ソウル便は)やっぱり最近の日本と韓国の関係とかいろんなことで、少し観光の面とか、場合によってはビジネスの面でも、少し交流をもっともっと密にしていこうというところが、他の路線よりも若干厳しくなっているかなという気もしますよね。しかし、ソウル初め韓国もいろんな観光やビジネスの面でももちろん魅力のあるところですし、富山県は新幹線開業でこれだけにぎわっている、あるいは、新幹線開業を機にいろんな企業が立地しているところを見ると、いろんな面でまだまだ魅力がある、ポテンシャルが大きいところですから、そういった点をしっかりアピールをして、できるだけ通年運航というか、運航期間が長くなるように努力をしていきたい。
 ただ、一方で、富山空港のキャパシティも限られていますから、沖縄へのチャーター便もこの間飛びましたけれども、いろんな国際情勢の変化というものも、少し長い目でも見ていかなきゃいけないということもありますから、富山−ソウル便はもちろん大切にして、通年運航が可能になるように引き続き努力はしますけれども、同時に富山空港の有効活用、国内便、国際便、チャーター便、いろんな可能性をしっかり探って、努力をしていかなきゃいかんと思っています。

○記者
 防火対策の件でお尋ねいたします。
 昨日、高岡市で7棟が燃えるという火事があったと思うのですが、住宅の密集地といいますか、繁華街での火事だったということで、3年前の魚津の大火のときには、県と地元が協力して、小型のはしご車を導入されたということもあったと思うのですが、こういった住宅密集地とか繁華街でも防火対策について、県と市町村が一緒に取組みといいますか、今後の取組みとか、あと検討されていきたいとか、あるいは知事のお考えを教えていただけますでしょうか。

●知事
 高岡の火災についてはまだ詳しくは聞いていませんけれども、お話しのように住宅密集地で火災が起きますと、どうしても1軒、2軒で済まないで、非常に延焼して大きな被害が出るという場合がございます。ですから、魚津の場合にも、屈折の高高度のはしご車(※小型はしご付消防ポンプ自動車)を導入するかと(いうことになった)。もちろん、抜本的には密集市街地の再開発とか、いろんなことが考えられるのですけれども、割に魚津さんのあそこの場合は、ご高齢の方が住んでいらっしゃるケースが多くて、そういう対応というのは、なかなか言うべくして難しいというのが、当時の魚津市さんのお考えでしたから、それでは、せめて消火体制のほうで充実強化しようというふうにしたわけです。
 今回も、まずは、やっぱり消防行政というのは、基礎的自治体である市町村の一番大事な事業の1つですから、高岡市さんのほうでよくご検討いただいて、1つは、消防防災力の点で何かもっと強化しなきゃいけないという点があれば、当然国の消防庁とかいろんなところに、高岡市さんのご希望も聞いて、働きかけをしたり、また、県としても場合によってはサポート支援をすると。それから、まちづくりの点で対応すべき点があれば、これは、こちらのほうは少しどうしても時間がかかると思いますけれども、今でも高岡市の中心市街地の活性化とか、市街地再開発とか、まちづくり、空き家対策、いろんな点で県は支援をしてきていますので、そうしたことの一環として、また状況を伺って、できるだけ安全安心に市民の皆さん、県民の皆さんが暮らせるようにするのがやっぱり私どもの仕事ですから、努力をしていきたいなと思います。

○記者
 先ごろ、天皇陛下が生前退位のご意向を示されました。去年は海づくり大会、それから、来年は今度は植樹祭と大きなイベントを控える中で、今回の天皇陛下のお考えについて、知事はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

●知事
 そうですね。これは、正式に陛下がこうおっしゃっているということは、実はまだ伺っていないわけで、あくまでマスコミとか新聞、そういう間接的に伺っているだけでございますから、ちょっと軽々にはものは申しあげにくいのですけれども、確かにある程度かなりご高齢にもなられましたので、天皇陛下のご公務というのも結構お忙しゅうございますから、私は、昨年全国豊かな海づくり大会でも間近でいましたし、また、それ以外にも、いろんな機会に陛下にご進講申しあげたり、あるいは、いろんな儀式に参列するということもあるのですけれども、一つひとつの公務を本当に丁寧になさっていますから、ある程度のご年齢になったら、場合によっては生前に退位されるということも、ご本人、陛下ご自身がそういうお気持ちであるとすれば、それは確かに真剣に考えなくてはいけないことかなと思いますが、何といってもご承知のとおり、これは皇室典範、これは法律ですから、こうしたことの改正にかかったりしますし、なにより天皇陛下は日本国の象徴、憲法上にも大切な象徴というお立場ですから、やはりこの件については、政府なり国会でしっかり検討していただくということが先決かと思います。
 私、富山県知事として言いますと、ちょうど来年、全国植樹祭もございますから、幸い、これも伝えられるところによればですが、陛下もここ当面、すぐに退位とか、そういうことを漏らしていらっしゃるというわけではないように伺っていますので、ぜひご健康にも留意されて、来年もう一度、再び富山県に、全国植樹祭ということでご来臨いただければ、県民等しく心から歓迎を申しあげたい、またそのことを期待したいと思っております。

○記者
 知事選まで3カ月となりまして、公約のご検討をいろいろ始められていると思うのですけれども、どういうことを軸に据えようと思っていますか。

●知事
 これはいずれ、出馬の表明もさせていただきましたが、各党との政策協定等とかいろいろございますので、そうしたことが整った段階で、しかるべきときにまた私の考え、また県民の皆さんにお訴えしたい点を明らかにしたいなと、こういうふうに思っております。
 ただ、いずれにしても、新幹線開業で、富山県は北陸含めて明らかに新しい時代に入ったと思うのですね。そういう時代において、富山県が今後どういう新しい未来を築いていくか、これを私は、元々11年8カ月前に立候補したときも、「人が輝く元気とやま」ということを言ってきたので、私の政策の中心はいつも県民、人です。ですから、どんな時代になっても、この点は県というフィールドで働き暮らせる、暮らしていらっしゃる県民の皆さんがさらにお健やかに、また充実した人生を送っていただける、そういう元気な富山県をつくるというところがまず基本でして、それが、新幹線開業という新しい時代を迎えて、観光の面でどう各施策を積み重ねていくかと、こういうことになろうかと思います。

○記者
 すみません。同じ、続きの質問なのですけれども、新幹線が完成したことで、予算の負担が大分減ると思うのですが、それも、実際に県民生活の向上のために配分していくと、そういう(公約になりますか)。

●知事
 それは、本当にいずれ政策協定等を結んだ段階でお話しするようなことだと思います。ただ、客観事実としてご認識いただきたいのは、当面、新幹線の2,000億(円)を越す負担金も600数十億ほど軽減してもらって、かつ、それ以前からある程度やって、(平成21年9月の政権交代で)ちょっとあやふやになった時期もありましたが、財源措置することになっていた分を含めると、3分の2ぐらい軽減してもらったのですけれども、それでも相当なお金を払ったと。ただ、払う財源として地方債を起こしたりしている部分もありますので、単純に新幹線の負担金の分がゼロになったというわけではございません。ただ一方で、400億という構造赤字をゼロにできたわけですから、その分は、見ようによってはこれまでよりも少し財政の弾力性が増えてきたということになろうかと思いますね。
 したがって、結果として、今まで職員の皆さんにご協力いただいて、給与の臨時減額というようなこともやってきましたが、これ、一般職員については戻しましたから、そこだけ見れば、財政支出が増えることになっているわけで、ただ一方で職員数は2割ほど減らしましたので、一般行政でいいますとね。かなり筋肉質でスリムな行政体になったと思いますから、これまでの努力をしっかり活かして、県民の皆さんの生活、暮らし、あるいは富山県の新しい発展のために当然活用していくと、こういうことになると思います。

○記者
 とやま国際工芸シンポジウム、2017年に国際工芸サミットの開催を検討していただいているというふうに書いてありますね。これはどの程度くらい可能性があるのですか。

●知事
 私は、これは相当高い可能性があると思っていますがね、来年の分は。元々、私自身もそれに近いことができたら良いなと思っていて、だからこそ、その布石として、昨年、一昨年とニューヨークに行って伝統工芸品の展示会もやりましたし、昨年はミラノにも出かけていってやりまして、それぞれ予想していた以上に非常に手ごたえもありました。そういったことを青柳前(文化庁)長官にお話ししていましたら、青柳(前)長官ももともと国立デザイン美術館構想なんかを持ち出した方ですから、「ぜひ富山県を含む北陸で国際的な工芸シンポジウムみたいなものをやりたいと思っているのだが」という話がありましたので、それはぜひ、それなら富山県もその一翼を担わせていただきたいといったことから始まっていますので、石川県さん、福井県さんがどうされるかは詳しく聞いていませんが、国の当時の構想とすると、3つの県で順番に、オリンピックぐらいまでにやっていくということで、私は、割合富山県は良いことは早くやるという考えですので、第1番にやらせていただこうと、こういうことで来年やることに手を挙げましたので、その経過からいうと、間違いないのではないかと思いましてね。
 この間(青柳長官から)宮田長官にお代わりになったので、(宮田)長官にもお目にかかって、「こういう経過で引継ぎもあったと思いますけれども、よろしくお願いします」と言ったら、「よく聞いています」というご返事でしたから、もちろん、規模の、どういうふうにやるかとか、やり方はいろいろあると思いますが、実現の方向にいくと思います。だからこそ、その1年前のいわばプレイベント的な位置付けの今年の9月のとやま国際工芸シンポジウムに、宮田長官自ら来てご講演されるということですから、ぜひ、それはご理解をいただけるのではないかと思いますね。

○記者
 今の質問の追加なのですが、国際工芸サミットの、時期的に来年のいつ頃というのはあるのでしょうか。

●知事
 これはまだ、今まさに詰めの最中ですが、ただ一つ言えることは、来年、まず富山県やるというときに、メイン会場として、私どもが提案し、国もそうだろうなと思っているのは、1つは富山県美術館を活用しようということですね。そうすると、富山県美術館が全面的にオープンしますのは、来年の夏の終わりから秋の初めごろですから、普通に考えると、その後にやるということになろうかなと思います。
 それから、もちろんここに、世界的に活躍されているこういう工芸の分野で、富山県は、北陸はもちろんですけれども、できれば少し国際的にも著名な方にも来ていただこうと思っていますから、そういった方であればあるほど、皆さんお忙しいので、そういった方々のスケジュールなども考慮しながら日程を決めるということになると思いますので、これは、もう少しお時間をいただきたいなと。それから、正式には、やっぱり国は単年度予算ですから、年末の予算編成を経て正式に決まるということになろうかと思います。

○記者
 夏休みの予定は。
●知事
 取りたいなと思っていますけれどもね。
○記者
 県内ですか。
●知事
 そうですね、なかなか遠出はしにくいですな。しかし、何というか、なるべく休めるときは休みたい。昨日はおかげで、余談になりますが、あれは公務ということになるのかなと思いますけれども、湾岸サイクリングをやらせていただきまして、氷見から岩瀬まで約40キロ、大変楽しく爽快に走らせてもらいました。ぜひ記者クラブの皆さんも、忙中閑ありで、忙しい取材活動の中で、たまにはぜひサイクリングをやったらどうかなと。なかなか良いものですよ。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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