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知事記者会見[平成28年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成28年4月8日(金)]

◆日時 平成28年4月8日(金)午後2時05分〜3時00分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)「新・富山県観光振興戦略プラン」の策定について リンク
(PDF 1644KB)
リンク
(13分29秒)
(2)首都圏情報発信拠点「日本橋とやま館」のオープンについて  リンク
(PDF 698KB)
リンク
(9分49秒)
(3)富山県美術館に設置する屋外彫刻の制作者について リンク
(PDF 596KB)
リンク
(6分46秒)
(4)平成28年度「県民ふるさとの日」記念式典の開催及び「県民ふるさと大賞」の受賞者の決定等について  リンク
(PDF 1748KB)
リンク
(2分34秒)
(5)県立学校の耐震化の実施状況について  リンク
(PDF 34KB)
リンク
(2分50秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)富山県美術館に設置する屋外彫刻について
(2)日本農業遺産について
(3)富山駅前交番について
(4)定住支援について
(5)子育て支援策(保育料等)の市町村間のばらつきについて
リンク
(19分16秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

知事記者会見の様子●知事
 それでは、今日は新年度早々の記者会見ということですけれども、私から5点について説明させていただきたいと思います。
 最初に、「新・富山県観光振興戦略プラン」の策定ということであります。
 趣旨はお手元資料にありますように、北陸新幹線開業と地方創生、この2つのフォローの風を最大限に活かして、本県の新しい未来を切り開きたいと思いますが、そのためにも観光は一つの大きな柱でありますので、ちょうどこれまでの観光振興プランが(平成)26年度までとなっておりましたので、新しく(平成)27年度をスタートとする(平成)31年度までの5年間の計画を作らせていただきました。
 新しいプランのポイントですけれども、これは(資料の)3枚目のカラーコピーのものを見ていただきますと、まず基本目標としては、「選ばれ続ける観光地 富山」ということで、「『海のあるスイス』を目指して」というのをテーマにしております。目指す将来像として、海のあるスイス、また世界遺産、世界水準の立山黒部アルペンルート、また世界で最も美しい湾クラブに入った富山湾、こういったものをテーマにしたいと思っております。またかねて「富山で休もう。」というのをスローガンにして、上質な富山でのライフスタイルをブランド化していこうというふうにしております。
 この「海のあるスイス」というのは、ちょうど昨年の暮れに私はインドに行ってまいりましたけれども、あの時はアンドラプラデシュ州と友好県州ということでしたが、その前にニューデリーで向こうの、日本でいうと日本商工会議所連合会と経団連を一緒にしたような組織で、FICCI(フィッキ:インド商工会議所連合会)という経済団体があるのですが、そこに行きましたら、向こうの皆さんが2年ほど前にいらして、非常に富山県は自然が豊かで美しい県だというふうにPRしていただきました。その際に、美しい県で、まるでスイスのようだと言っていただいたので、確かにスイスのように美しいのだけれども、もう一つ富山県にはスイスのような美しさプラス美しい富山湾、海がありますというふうに申しあげた経過もありまして、皆さん、海があるスイスということについては、知る人ぞ知るというふうになってきていると思います。
 (同資料中の)施策、ミッションの方ですけれども、マーケティングに基づく観光地域ブランドづくりとか、質の重視、地域内経済循環の促進とか、世界水準に合うふさわしい旅行者の受入れ体制整備ということでありまして、施策の方向と重点的に取り組むべき事項というのがその下に1から6まで書いてございます。
 これについては、皆さんこれと同時に、元へ戻るようですけれども、(資料の)2ページ目をちょっと一緒に見てもらえればと思いますけれども、まず、1の戦略的な観光地域づくりということについては、【1】から【6】まで書いてございます。例えば、予算の時にも申しあげましたが、これまでの富山県観光連盟を日本版DMOにふさわしい体制に直すと。正式名称はこれからちょっと手続きもございますけれども、旅行業の2種免許を取ったり、体制もご承知のように思い切って県の職員も派遣を増やしましたり、いろいろ力を入れているのはご存じのとおりでございます。県からは3名、職員を増やすということにしておりますし、また着地型の旅行商品の造成とか販売、それからプロモーションなど一元的に進めることにしております。
 それから、その下に広域観光の拠点化ということで、広域観光ハブとしての優位性を活かした拠点整備、それから3項目(【1】から【3】まで)を挙げていますが、例えば一例を挙げれば、富山駅前のCiCのビルに今度、1階にいきいき物産、今まで5階にあったのを移しまして、今度は駅前広場で民間の方を中心に、お魚などを販売する拠点を作るという、いま準備が進められておりますが、これと連携して観光客、一般の県民の方ももちろんですけれども、楽しんでいただける、また魅力を感じてもらえる拠点を作りたいというふうにしているわけであります。
 それから、3番目の富山らしい魅力創出というところでも、【1】から【6】まで挙がっておりますけれども、例えば【5】の産業観光でいいますと、高岡の能作さんなんかの新しい社屋は、産業観光も狙ってやるということになっていますけれども、こういったものも支援する。また、伝統文化工芸品等、上質な富山を提供する観光商品の開発あたりも、伝統工芸といえば、能作さんのそうした動きはもちろんですが、ご承知のように、もう既にミラノに出向いて日本の自治体としては唯一ある意味ではご招待もいただいて、トリエンナーレ美術館で日本を代表する伝統工芸ということで、いま展示会もやって好評であります。こういったこともかみ合わせてやっていきたいと思います。
 それから、戦略的なプロモーションとしては、先ほど申しあげました海のあるスイスのイメージ醸成ということと、それからここも4項目(【1】から【4】まで)挙がっておりますが、例えば第3の(【3】の)ところの交通事業者、大手旅行者等と連携したプロモーションとございますが、例えばJRさんとタイアップしまして、富山旅行というものを定着促進させるための予算措置もいたしておりますし、また日本橋とやま館、これもターゲットの特殊性に応じてリピーターや定住をも意識した効果的な情報発信というのは、日本橋とやま館でもまさにそういうことも狙っているわけでございます。
 また、国際観光の推進でも【1】から【4】までございますけれども、例えば【3】などでいいますと、これまで富山県への外国人旅行者、これで11〜12年(間)で9倍に増えたのですけれども、立山アルペンルートベースでいいますと、どちらかというと台湾とかタイとかインドネシア、香港、暖かいアジアの国が多かったのですけれども、これからはそういうアジアの国のお客さんも大事にしながら、欧米やオーストラリアといったような方々も積極的に受け入れたいと思っておりまして、そのために、例えばミシュランのレッドブックもこの6月に発行されるとか、また英語版のウェブサイトも立ち上がりますので、そうしたことと、もう既に予算措置もしている部分もございますが、積極的にやっていきたいと思います。
 その他、コンベンションの誘致促進につきましては、昨日も環境大臣会合の準備ということで環境省にも出向きましたけれども、関事務次官に、富山県は環境大臣会合も立派にやりたいと思っていますが、既に北極科学サミットも昨年やりましたし、また国際防災学会とか、そういうことももう内定しておりますので、そういったことの実績を踏まえて進めていきたいと思います。
 こうした努力の結果、3枚目、今のカラーコピーの(資料の)右上に数値目標が出ていますけれども、ちょっとこれだけだと情報不足ですので、一緒に先ほどのこの1ページの下のほうから2枚目(にかけて)を見ていただきますと、まず今度3月30日に政府のほうで、明日の日本を支える観光ビジョンというのをつくられました。ここで観光を地方創生に繋げるために、日本の地方に外国人旅行者の訪問を増加させるという目標が示されたことを受けまして(ご説明しますと)、これは政府の計算ですと大体地方に(おける外国人延べ宿泊者数を)2.8倍、(また、海外から日本へ)大体いま2,000万人来ていらっしゃるお客さんを4,000万人にしたいとか、いろんな計画(です)。地方部での外国人延べ宿泊者数でいうと、2020年に7,000万人泊という目標にされております。それで言うと、積算の根拠を見ますと3大都市圏を除くと27年度(※平成27年(暦年))に対して(外国人)延べ宿泊者数を2.8倍にするという計算になります。
 そこで県としても、せっかく国がそうやって力をお入れになるということですから、そうしたことも踏まえて、同じ2.8倍というのをとりまして、現状27年度(※平成27年(暦年))の(外国人)延べ宿泊者数は20万人ですから、(平成31年(暦年)は)56万人という目標設定をさせていただいたところであります。
 それから、2枚目の方を見ていただきますと、そうしたことの他に、外国人とか日本人とか、それぞれ積算を明確にしたうえで、結論的には観光消費額の目標値を2,067億円、対(平成)26年比、暦年です。60%増というふうに設定をいたしております。
 また、旅行者の満足度です。毎年2ポイントずつアップして、何とか平成31年には満足度を80%以上にしたいと。また、外国人の宿泊者数と日本人の宿泊者数を合わせますと50%増の520万人を目指したいといったような目標を立てております。また、コンベンションの参加(者)数も毎年(度)1,000人増であるとか、コンベンション開催件数も毎年(度)3件増270件、これは平成31年(度)の数字ですけれども、そういった目標を立てさせていただいております。
 これまでこの2枚目の下のほうにありますように、昨年6月から10月にかけまして、とやま未来創造県民会議の観光分科会ワーキングチームで議論してまいりまして、そしてこの9月から1月にかけて県民会議の観光分科会を開催をいたしておりまして、さらにパブリックコメントを行った上で新しいプランを作ったということでございます。細かな点はまた観光課に聞いていただきたいと思いますけれども、そうしたプランを作って大いに積極的に観光振興に取り組んでまいります。これが1点目です。

 次に第2点目として、首都圏情報発信拠点「日本橋とやま館」のオープンということであります。
 これは、かねてから5月末ごろには開業したいというふうに発表してきておりまして、幸い工事は大変順調に進んでおりまして、開業のめどが立ちましたので、発表させていただくわけでございます。
 まず、オープンに向けた関連行事としまして、施設完成イベントというものを5月19日にお昼過ぎに行わせていただこうとしております。場所はもちろんこれは東京日本橋の日本橋とやま館でございまして、これはまだ、建物はできたけれども、什器とか商品なんかの搬入前の状態であります。逆にいうと、ここで富山らしいイベントをやってアピールするのには、什器やなんかが入る前でないとスペースがとれないものですから、また大変に繁華街のど真ん中ですので、路上でやるわけにもいかないので、こういうふうにさせていただいております。
 ここではもちろん私も出向きますし、また国会の先生方とか関係省庁、市町村長、経済団体、また東京富山県人会の皆さん、また日本橋界隈のそうそうたる経営者の皆さんとか、もちろん県内や在京のメディアもいらっしゃるのではないかと期待をしております。鏡開き、また富山の獅子舞などのご披露もして、にぎやかにやりたいと思っているわけでございます。それからまた、こういうことで皆さんに集まっていただいて、この日本橋とやま館のアピールと、それから実際にはオープニングが6月4日になりますけれども、そうしたことも含めてアピールしたいということであります。
また、内覧会を5月31日にやりまして、これはメディアの皆さん向け、また県の関係の皆さん向け、2回に分けてやることにいたしております。物販なんかの営業は行いますが、飲食の実施方法等については和食レストランを引き受けられた「はま作」さんと今協議中でございますが、何か簡単なものをお出ししようと思っております。
 それから、オープニングセレモニーは6月4日の午前10時15分からということで、営業は10時半から、ちょうど日本橋の三越の本館のオープンというか、営業時間も10時半ですから、これに合わせてやるのですけれども、その15分前にテープカットなどを行いまして、10時半から営業を予定しているということであります。ちょうどオープン日は土曜日に当たっていまして、正面入り口は歩道ですから、長時間の式典はできませんけれども、しっかりとここでも情報発信をしていきたいなと思っております。
 それから、イベント関係で(資料の)下の方に表にして作ってありますが、日本橋エリアでは、その前に今月4月16日土曜日に、この場所から歩いて150メートルぐらいのところに「豊年萬福」というお店があるのですが、そこにブースを設けて日本橋とやま館の開業をPRする。地酒とかつまみなども提供させていただく。また、近くに三重県さんが作られたアンテナショップで「三重テラス」というのがありますけれども、ここを5月5日、このイベントフロアもお借りして日本橋とやま館のPRをしようというふうにしております。
 それから、日本橋とやま館では、(パネルで外観図をお示ししておりますが、)4月中旬、今月の中旬からこの工事中のガラス面を活用した広告をやりましたり、またここは行かれた方があるかもしれませんが、東京メトロの三越前の、要するに地上に出るところの入口のすぐ真上でございますから、このメトロの三越前駅の駅内通路にポスターを掲示するというふうにしております。
 また、日本橋三越本店にお願いをしまして、日本橋三越はご承知のように大変な老舗のお店ですけれども、格式と伝統のある店ですが、うれしいことに外壁にこの日本橋とやま館の懸垂幕を設置することを了承いただきましたので、そういうことをやらせていただこうと思っております。
 それから、(資料を)1枚おめくりいただきますと、今回初めての発表になりますけれども、まず日本橋とやま館の場所等はご覧いただきたいのですが、物販ショップは10時半から19時30分まで、和食レストランは11時30分から14時30分までと夕方17時から22時30分まで、日曜は21時までと。それからバーラウンジは11時から夜の21時までと。それから、年末年始は休みは12月31日から1月3日までですから、1月4日からまた営業するということでありまして、富山の日常の上質なライフスタイルのPR、アピールをしたい。
 また、ロゴマークはここ(のパネル)にもありますが、富山の「富」という字を、いわば山で囲んで、富山そのものをデザインした、私が言うと自画自賛ですが、大変斬新なデザインになっておりまして、これは乃村工藝社の鈴木恵千代さんと申しあげるとご存じの方はいらっしゃるかもしれませんが、これまでもいろんな力作をなさったデザイナーでありディレクターなのですが、この方の監修でできたもので、大変良いものになったなと思っております。
 ここでいずれにしても皆さん、(外観図のパネルを見ていただきますと、)この前が日本橋の橋があって、ここに道路元標があるのですね。この大きな道路と三越の本館、新館がここにあって、この間がまた比較的細い道路があるのですが、もちろん車は対面交通できますけれども、それに面したところに大通りとそれから三越新館の間の道路、ちょうど角地に立地しておりまして、ここが一応、正面ということになります。それから、こちらは三越新館に面したスペースで、ここは結構長いスペースなのです。
 ちょっと見ていただくと、感じ方はいろいろあると思いますが、富山の上質なライフスタイルのアピールの場としては、割に良い雰囲気の外装になっているのではないかなと、こういうふうに思います。このスペースの歩道がそう広くないのと、そもそも人通りが多いところですから、先ほど申しあげたように、オープニングセレモニーも余り長時間、また大規模にやることはできないものですから、施設が完成のときのセレモニー、それから内覧会、それから実際のオープニングと、こういうふうに3段階にしているということでございます。
 それから、(パネルを見ていただくと)これが今度のロゴですけれども、これと横にして、これがここへ来るのも(マークの右に文字が来るロゴも)あるのですけれども、正面のところはまさにこれ、こういう表示(マークの下に文字が来るロゴ)にしております。それから、中の物販コーナーは(パネルを)ご覧いただいたとおりで、いろんな感じ方があると思いますが、割に斬新な、また有楽町のいきいき富山館とはまた別の良さのある上質なライフスタイルのアピールの場にできるのではないかなと思っております。
 また、(外観図のパネルでお示しすると)バーラウンジはこの通りで、ここがメーンの通り、ここが三越新館に面した比較的細い通路、ここにバーラウンジがちょっとある感じになります。それから、こっち側に入ると和食本格レストランの「はま作」さんのお店に入ると。もちろん行き来はできるのですけれども、そういう構造になっております。

 それから次に3番目としまして、富山県美術館に設置する屋外彫刻の制作者について発表したいと思います。
 今回の富山県美術館、アートとデザインをつなぐ新しい場にしたいということもございますし、また環水公園はご承知のとおり、いま西地区が工事中ですけれども、一昨年のデータで年間140万人の方がいらっしゃる。8、9年前は70万人でしたから、7年ぐらいで倍になったと。新しい美術館ができると200万人の方が訪れる公園になると言われておりますけれども、そこでこの富山県美術館の、環水公園の方から見ると神通川寄りで反対側になるのですけれども、そこの非常に広いスペースに何か県民の皆さんや観光客の皆さんなんかにも愛される、親しまれる彫刻を置きたいなと思っておりましたが、この分野に造詣の深い専門家にもご相談をしまして、このたび木彫家の三沢厚彦さんにお願いするということになりました。
 この方は、(資料の)ここにあるように東京芸大の彫刻科を出た方でありまして、これまでいろんな業績がありますけれども、特に平櫛田中賞というのを2001年に受賞されていまして、これは毎年お一人、あるいは2年にお一人選ばれるのですけれども、中原悌二郎賞と並んで日本を代表する彫刻の賞であります。今は武蔵野美大の彫刻科の特任教授をやっていらしていると。
 ちょっと(資料を)1枚おめくりいただくと、三沢さんのこれまでの作品の一端が示されておるのですけれども、クマが立った像とかライオンの像とかウマとか、割にユーモラスで親しみ深い魅力的な動物の木彫を制作されていることが多くて、例えば高島屋美術賞とか長野市の野外彫刻賞とかいろんな彫刻賞を受賞されております。また、巨大なキリンとかカンガルー、クマ、犬、猫などの動物の作品を紹介した『ANIMALS』という個展をなさっているのですけれども、2001年から22の美術館を巡回して、31万人以上の来館があったというようなことでございまして、今でも大変優れた彫刻家として知られていますし、今後ますます大きな存在になられるのではないかと期待をされているわけでございます。
 制作者の選定過程は、先ほど申しあげたように、この下にありますけれども、それぞれ屋外彫刻に造詣の深い専門家の方にご議論いただいて、ご選定いただいたということでございます。(平成)29年春の一部開館に合わせて、これを一般公開したいと思っております。
 なお、三沢さんの作品は木彫で制作されるわけですが、これを原型にして、屋外ですからブロンズで彫刻(※鋳造)した作品を設置することにしておりまして、これについては、三沢さんのほうでは、大変嬉しいのですが、我が富山県の黒谷美術さんに発注をされるというふうに聞いておりまして、そういう意味では、県内の鋳造技術もそこでアピールできることになりますので、大変良い組合せになったかなと思います。
 なお、3枚目に三沢さんのコメントが付いておりまして、これは読んでいただいたら分かりますけれども、この3月29日に建設現場を見ていただいたのですが、まず県立近代美術館、これまでのコレクションは大変すばらしくて、これを受け継ぐ富山県美術館に作品を展示できるというのは大変光栄だとおっしゃったうえで、ここに書いてありますように、新しい美術館は大変工夫されたすばらしい設定だと。また、居心地が良く自然との関係に配慮されていると。また目線ごとに異なる印象を与える素晴らしい空間が展開している、というふうに、いろいろ書いてございますが、そこでぜひリアリズムというよりも、人間や生命のリアリティを追求するという姿勢で取り組みたいということが書かれております。
 この美術館に設置する「ANIMALS」の彫刻は、公園からふらっと遊びに来て、あまりにも居心地が良いので居着いてしまったという設定で、立山連峰を見据えて堂々と立つ大きなクマを配して、その左右の空間に寝転がるクマとか子グマとか、造形的にも変化のあるクマを設置したいと、こういうふうにおっしゃっておりまして、自然に存在するような魅力ある彫刻空間にしたいということでありますので、大いに期待いたしたいと、こういうふうに思っております。
 これは、屋上に佐藤卓さんの子供たちに夢を与えるよう設計された遊具(の設置)も予定しておりますので、両者相まって環水公園ともマッチしたすばらしい空間になるのではないかと期待をしている次第でございます。

 次に第4点目ですけれども、(平成)28年度の「県民ふるさとの日」の記念式典が決まりましたので、また受賞者も決まりましたので、ご報告したいと思います。
 まず、県民ふるさとの日ですけれども、これは3年前、置県130年の際に、富山県が誕生した5月9日を県民ふるさとの日と制定させていただきました。この日を中心にして思いを馳せる記念行事をやりたいということで、26年度から進めておりまして、今回3回目ということであります。
 この28年度の記念式典については、5月7日土曜日に開催いたします。場所は教育文化会館のホールであります。ここで県民ふるさと大賞の授与式も行いまして、表彰団体としては、県の薬業連合会とか魚津の歴史同好会、東京富山県人会連合会、これはたしか創立100年ですかね、とか、それから県立氷見高校、氷見市の窪公民館、また事例発表としては金屋町や魚津市の村木公民館等々でございまして、記念講演は、映画「人生の約束」を制作、監督された石橋冠さんにいただくというふうになっております。参加人員600人、入場無料ということですが、相当ご希望も多いのではないかと思いますので、入場整理券が必要ということでございます。
 なお、県有施設の無料開放をかねてからやっているのですけれども、今回は5月9日は月曜日になるのですけれども、休館日が月曜日の施設についても臨時開館をして無料開放をすると。またその前日の5月8日日曜日も無料開放を行うということにしておりますので、多くの皆さんにご利用いただければありがたいなと思っております。

 最後に、県立学校の耐震化の実施状況でありますが、(平成)27年度末、ついこの間ですけれども、目標としておりました県立学校の耐震化が完了いたしました。まさに27年度末の県立学校耐震化100%ということであります。ただ、あえて言えば、生徒が日常的に利用している施設が100%ということで、学校施設という意味では、教員の方だけが利用する施設、これが富山(視覚)総合支援学校の管理棟1棟、そういうのがありまして、これの耐震化については今年の冬頃になると。28年度冬頃ということになります。これは施設の性格上、順次工事をやっていかなければいけないために、そういう結果となりました。もともとはこれは東日本大震災を受けまして、学校施設の耐震化の方針を見直して、2年間前倒しをして27年度末に何とか全部終えたいということでやってきて、基本的には全て完了したということでございます。
 耐震化工事はこれまで実施した主な県立学校につきましては、中ほどから少し上の方にありますが、富山(視覚)総合支援学校、富山南高校、高岡工芸高校、魚津工業高校等々でございます。
 それから、今後の取組みとしては、(資料の)3のところをご覧いただきますと、先ほども申しあげた富山総合支援学校管理棟、これは教員の方だけが利用される施設ですが、これの耐震化工事のほかに、体育館の吊り天井落下防止対策を着実に進めたいと思っております。28年度には、そうした予算も既に計上しておりまして、富山総合支援学校の管理棟については継続費を設定しております。
 それから、全日制の高等学校の体育館の吊り天井対策ですけれども、これは今年の当初予算に8億4,600万ほど計上いたしまして、24校分を全て実施すると。ただ一部は繰り越しになるかもしれませんが、そのように予算措置を設けたところでございます。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

知事記者会見の様子○記者
 富山県美術館に設置する屋外彫刻ですが、これは彫刻そのものというのは、新たに作ってもらうものなのですか。何体ぐらい設置をして、どのくらいの大きさのものなのかというのがどこまで決まっているのか、教えてください。

●知事
 これは、今回新たに制作してもらうわけです。ここ(資料)にある写真をお見せしたのは、この三沢さんのこれまでの作品を参考までにお示ししたのでありまして、ただ、ご本人はさっき申し上げたように、動物をいろいろつくっておられますが、クマが一番お得意のようですし、またクマが皆さんご承知のように、割にディズニーランドでもクマのぬいぐるみというもの、クマのキャラクターが大変人気があったり、クマは確かロシアでやったオリンピックでもマスコットになりましたよね。割に外国も含めて愛される動物の一つだと思いますので、特に三沢さんのクマとかライオンとか見ていただくと、すごくユーモラスで親しみ深い作品なのですね。ですから、ご専門の皆さんに議論してもらったのですけれども、随分いろんな彫刻家の議論があったようですけれども、自ずからこの方が一番ふさわしいのではないかというふうになったというふうに伺っております。私は結果だけお聞きしたのですけれども、大変良い方に決まったなと思って喜んでおります。

○記者
 大きさなどは。

●知事
 それで、まだ何メートルというふうには聞いていないのですが、この三沢さんの確かコメントの中にもあったのですけれども、美術館の神通川寄りのスペースというのは非常に広いスペースなので、例えば高さ1メートルとか、そういう(小さな)彫刻では(無い)。最長の幅が51メートル、それから奥行きが26メートルあるスペースですから、例えば1メートルぐらいの、例えば普通の(サイズの)クマとか動物(の彫刻)ですと、非常に広い空間の中で存在感が出ないので、多分二足歩行できる、クマは幸い二足歩行ができますので、このクマを立たせた状態ですごく迫力のあるものにしたいと思っているということであります。
 もう一つは、さっき申しあげたように、クマはモスクワ五輪のキャラクターのミーシャでも使われましたし、ディズニーランドのくまのプーさんなんかも皆さんご承知のとおりです。それから、映画「テッド」では、クマのぬいぐるみが主人公になったりしていますから、世界中で、もちろん嫌いという人も中にはいらっしゃるでしょうが、大変愛されて親しまれている動物でありますので、特に三沢さんの作風からいうと、大変ユーモラスでほのぼのとするようなクマになるのではないかと。また同時に迫力のある、しかもそれを中心に置いて、その周辺に子グマを置いたり、いろんな組合せを考えていらっしゃるようですから、小さなお子さん、あるいは大人の方が行っても楽しめるような彫刻になるのではないかなと期待をしている次第です。(三沢さんは)現場を見て非常にインスピレーションを感じられたようなので、私はあまり余計な注文はせずに立派なものを作ってもらえればと思っております。

○記者
 2点伺いたいのですけれども、農林水産省のほうで日本農業遺産を創設されるということなんですけれども、県内でも散居村など候補になってくるかなと思うんですが、県として、今後何か推していかれるとか、そういった考えはあるかということをまず1点です。
 あともう1点が、県警のほうの所轄にはなると思うのですけれども、新幹線の開業から1年が経って、未だに富山駅の駅前交番が仮設交番のままであると。駅前のロータリーからも少し離れたところにありますし、余り望ましい状況ではないのかなと思うのですけれども、それについて知事のお考えをお聞きしたいと思います。

●知事
 まず、日本農業遺産ですけれども、これは前に世界農業遺産に立候補するかどうかという議論もあったのですが、あれは結局、構成資産の中に相当昔からの、例えば農法とか、あるいは例えば棚田とか、それも非常に古来からの農法でやっているとか、何かそういう非常に要件が厳しくて、富山県の農業、もちろん昔からの農法を残しているところもありますが、世界農業遺産の要件から言うと、ちょっと無理があるなと。割合近代化した先進的な取組みが多いものですから、そこで手を挙げたいという話が最終的になかったのですけれども、日本(農業)遺産については、まさにそこのそういう伝統的な農業の手法だとか、あるいは田畑の対応だとか、そういうところの要件がもう少し具体化して、こういう要件であれば富山県のこういうところは対象になるのではないかということになれば、立候補する、あるいは(立候補)したいということになる可能性もあると思います。ただ、今のところまだ具体的にぜひという話は伺っておりません。
 ただ、いずれにしても、富山県の例えば砺波の散居村でありますとか、五箇山周辺の農村集落、合掌造りも含めていろんなところですばらしい田園風景がある富山県ですから、これを日本(農業)遺産ということもあり得るかもしれませんし、いずれにしても、観光も含めて大いにアピールして、これからもいろんな機会にアピールしていきたいと、こういうふうに思っております。
 それから、駅前交番については、まだ駅前広場の整備が基本的には富山市さんがやっていらっしゃるわけで、これは日本全国、駅前広場はそういうこと(※駅立地の市が整備すること)になっていますので、そこ(富山市)との考え方の調整みたいなものが要るのではないかと思いますが、この点については議論があるのは承知していますが、ちょっとまだ駅前広場全体が動いていますので、最終的にどうするかというのは、利用者というか、一般県民・市民の立場からのご希望なんかもあるかもしれませんし、いま(記者が)おっしゃっていたようにもうちょっと目立ちやすいというか、そういうこともあるかもしれませんし、また県警の方の考え方もあり、またもちろん駅前広場は富山市さんの所管ですので、よく県民・市民の皆さんのご意見にも耳を傾けて、必要があればまたご相談をして、適切な結果になるようにしたいと思っております。

○記者
 特に、時期的にはいつまでにはというのは。

●知事
 これは今の駅前広場、連続立体事業、今だと平成30年度末までぐらいには一通り終わるのかな。

○経営管理部長
 もうちょっと、もう少し掛かります。

●知事
 ライトレールが通るようになるには、もちろんもうちょっと(平成)31年度末ぐらいだな。ということですけれども、それまで待たないと最終的な落ち着きにならないのか、少しでも早くもう少しいろんな皆さんが良くなったねと言っていただけることになるのか、いずれにしてもその辺のスケジュールもにらみながら、努力していきたいなと思います。

○記者
 まず2点お伺いしたいのですけれども、定住促進と子育て支援ですが、まず1点目は、先ごろ発表された「とやま移住応援団」、東日本では初めてになるということですけれども、この取組みに対する知事の意気込みをお伺いしたいというのがまず第1点です。
 2点目が、子育て支援が新年度始まって各地でスタートしていますが、医療費の助成や保育料無料化など、市町村ごとに差があります。県民の間では、同じ税金を払っているのに公平じゃないとか、あるいは市町村単独の施策として進めていくべきではないかといった声もあるようなのですけれども、市町村によって子育て支援策にばらつきがあるという原因について、知事として何かお考えがあればお聞かせいただければと思います。

●知事
 最初に、定住促進の方ですけれども、これはご存じかと思いますが、富山県の定住(※移住者)は8、9年前は大体年間200人ぐらいだったのが、4、5年前ぐらいから300人台になって、そして一昨年は411人になったわけですね。昨年は恐らく新幹線開業ということで、もうちょっと増えているのではないかと思いますけれども、そういうふうに富山県に移住される方が、以前に比べると非常に増えている。かつ、これで2、3週間前になりますが、移住者の皆さんと年に一遍、懇親する機会を設けているのですけれども、すごく感じるのは、5、6年ぐらい前までは、どちらかというと熟年の方の移住が多かったんです。しかし、最近ではむしろ20代、30代の方の移住が非常に多くなっていて、かつお子さん連れという方が非常に多いんです。ですから、子育て環境なんかが良いと。しかも働く場所がある。そういう富山県だというのは非常に今は認知度が高まってきているのかなと思います。
 また、そういう会議に行って感じるのは、ある熟年の方が私のところにいらしてお話したのですが、自分が最初に移住したころは、6、7年前、正直何となく東京周辺から田舎に来たなと、そういうような感じがあったけれども、本当に今は若い人が多くて、いや、もともと自分は良いところに移住したと思っていたのだけれども、ますます富山県って元気の良い県になってきましたねと。本当に移住して良かったと、これはご夫婦でおっしゃっていましたので、もちろんいろんな考えの人がいると思いますが、間違いなく富山県がこれまで以上に元気があって、また新幹線開業で非常に皆さん、ある意味では富山県というところに、これまで以上に誇りと自信を持てる雰囲気になってきているのかなと。
 ですから、そういうところですから、これをさらに後押しするのに、ぜひ定住促進に力を入れたいと思っていまして、またご存じのように、首都圏の方にアンケート調査をしますと、4割ぐらいの方が地方への移住を検討したいという返事になっていて、かつ内容を見ると、20代とか若い人が多いんですね。50代、60代の人もある程度上がったもしれませんが、若い人が多くなっている。これは非常に嬉しいことで、この機会に促進をしたいと。その時に「(とやま)移住応援団」の件については、例えば引越しの費用などを割引をするとか、あるいは確かレンタカーかな、これも(料金を)3割ぐらい(※2割)割り引くとかというようなことについては、前向きに協力したい、一緒にやりたいという会社も幾つか出ておりますし、これは全国で多分初めてと言っていいような(めずらしい)取組みじゃないかと思いますが、かねて地方創生のトップランナーになりたいと思っていますので、ぜひ民間の皆さんと連携して積極的に取り組んでいきたいなと、こういうふうに思っております。
 また、子育て支援に絡めての医療費無料化とかあるいは、(記者が)おっしゃっているのは最近の保育料の(第3子以上)無料化とかですけれども、これは国の制度がまずあって、そしてこれまでは県と市町村が数年前までは大体一緒に国の制度を上回る施策をやってきたのですけれども、ここ最近は各市町村長さんの判断で、例えば保育料についていうと第3子(以上)は無料化にするというのが、たしか南砺市さんとか滑川市さん、あともう一つどこだったかな(※射水市)、先行されて、例えば朝日町さんとか入善町さんとか、本当は自分たちがやりたいのだけれども、財政がもたないなというような声も聞いたので、昨年4月から、その前に子育て(支援・)少子化対策県民会議で2年程議論したのですけれども、国の制度が変化しているものですから、ちょっと時間がかかったのですが、随分議論してもらった上で、第3子(以上)については無料化を市町村がなさるということであれば、半分を県が出しますよという制度を作ったのはご承知のとおりです。
 今後も基本はそういうふうにやっぱり地方分権の時代ですから、国全体の政策としてもっと子育て支援・少子化対策が大事だからもっと無料化の幅を広げたいという議論は当然今後も議論としてはあり得ると思いますけれども、しかし同時に国はやっぱり世帯が大きいし、1億2,000万の国民の中にはいろんな意見がありますから、そういう中でやっぱり地方分権の時代ですので、個々の市町村長さんが自分のご見識やあるいは市民の声を聞かれて、自分のところはさらに国や県の制度より上乗せするということがあっても良いのではないでしょうかね。
 今、不公平という話がありましたが、そこにある市長さんの考えで、そこ(子育て支援・少子化対策)に財源をシフトすれば、その財源をもっと他に使えたかもしれないところでは、サービス水準が理論上は下がるわけですから、それは別に不公平ということじゃないんです。地方自治の選択の幅の問題なので。ですから、私はある程度差があっても、これはやむを得ないので、ただ有権者はその首長さんの政策を見て、これはちょっと資源配分がおかしいなと思えば、もっと立派な人を、別の人を選ぶというのが民主主義社会なのではないでしょうかね。
 ですから、私はある程度下がることは、これはそれぞれ地方自治というか、地域ごとにいろんな特色、例えばうちの町はもっと高齢者対策に力を入れたいというところがあったり、うちはやっぱり何としても少子化対策に力を入れたいと。うちはまだまだ社会資本整備に力を入れたいとか、いろんな考え方があるのが民主主義の世の中ですから、これはこれでやむを得ないのではないんですかね。そう思っています。
 ただ、例えば全県的に見た場合に、去年決断したのは、第3子(以上)無料化というのに踏み切る市が幾つか出てきて、かつそれ以外のところも本当は財源さえあればやりたいのだがなという声が聞こえてきたと。県として考えたときも、やはり人口減少対策、そのためにはもちろん社会減も減らさなければいけませんが、出生率を上げるということも大事。それから、子育て環境が整えば、そういうところなら働き口さえあれば、そこへ移住しようかという時代になってきましたから、それじゃ全国の県でやるのはトップグループだったと思うのですが、第3子の無料化ということに踏み切ったと。ですから、それはそれで一つの選択で、私は去年、総理官邸で全国知事会があった場でも、安倍総理に、うちは国がそこまで来ていらっしゃらないけれども、県民の声を聞いて、また市町村でもそういう取組みがあるので、第3子(以上)無料化に踏み切りましたという話をしたら、総理はほおっという顔でしたよね。今度は国もかなり、以前よりは前向きになられましたが、そういうことがこれからはいろいろあり得るのではないでしょうかね。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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