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知事記者会見[平成27年度]

2017年9月23日

知事室 目次

知事記者会見(平成28年度予算)[平成28年2月19日(金)]

◆日時 平成28年2月19日(金)午前10時03分〜12時15分
◆場所 議会大会議室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
平成28年度当初予算案について
・資料1:一般会計予算(ポイント)
・資料2:収支の見通しと財源対策
・資料3:中期的な財政見通し
・資料4:特別重点施策等の主な事業
・資料5:施策テーマ別の主な事業
・資料6:平成27年度2月補正予算案
・資料1 リンク
(PDF1709KB)
・資料2〜5 リンク
・資料6 リンク
リンク
(1時間25分33秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)新年度予算における重点施策及び今後の取組みへの意気込みについて
(2)人口減少・少子化対策について
(3)農業施策及び米の新品種開発等について
(4)富山きときと空港の活性化について
(5)羽田空港における昼発着のアメリカ路線について
(6)富山駅高架下の整備について
(7)県債残高を減らすために必要な取組みについて
(8)北陸新幹線開業2年目の位置付けについて
リンク
(46分47秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

説明する知事●知事 
 それでは、(平成)28年度の富山県一般会計予算について、そのポイントをお話ししたいと思います。
 まず、全体の規模でありますけれども、当初予算は5,582億1,700万円で、前の年に比べるとマイナス0.4%となっております。また、14カ月予算で見ますと、その下にありますが、5,676億円ほどで、これはプラス0.2%となっております。
 ただ、これは形式的にはそういうことなのですけれども、実際には、その(資料の)右のほうを見ていただきますと、人件費とか公債費、新幹線の負担金といったようなものを除きますと、この当初予算はプラス1.0%増、それから14カ月予算で見ますと、それ(人件費等を除いた平成28年度当初予算)に(平成27年度)2月補正予算で地方創生加速化県単独事業、この内容は後ほどお話ししますけれども、そうしたものも計上していますので、それも含めて考えますとプラス1.4%。当初予算ベースで見てもプラス1.4%ということであります。
 その下の28年度の人件費、公債費は、右上から2段目のところを見ていただきますと、ちなみに人件費は1,326億円で、前の年よりマイナス1.9%となっていますけれども、これは金額でいうと25億円減ったということですね。行政改革の結果、歳出減。それから、その下の公債費が930億円でありまして、これは率でいうとマイナス0.1%ですけれども、金額としては前の年よりも2億円減っています。過去にした借金をなるべく早く返すと、あるいは金利の低いものに早いうちに替えるといったようなこともありました。そういうことで減ってきている。それからもう一つは、ここに書いてありませんが、新幹線の負担金が前の年に比べると32億円減っております。この3つを足しますと、つまり人件費の減と公債費の減と新幹線負担金の減を足すと、マイナス59億円となっております。そういう要素を入れると、この当初予算はマイナス0.4%でありますけれども、今の要素を差し引きしますと1%の増、さらには今度の2月補正予算で、できるだけ切れ目のない地方創生加速化のための社会資本整備を行うべきだという配慮をいたしまして、普通なら当初予算に載るものを2月補正予算のほうに回しましたので、そういう要素も入れて考えるとプラス1.4%になると、こういうことであります。
 なお、その下に、政策経費を取り出すと、中ほどの3段目ですが、2,447億円でプラス0.5%、14カ月予算比較でしますとプラス1.8%、こういうふうになっております。これは、国全体の伸びを考えてもらいますと、地方財政計画の規模はプラス0.6%ということですし、その中で一般財源の総額というのはプラス0.2%。実は東京都さんみたいに税収が大きいところを除いた一般の交付団体ベースで言いますと、地方の一般財源総額はプラス0.1%になっていますから、そういう諸情勢の中でいうと、非常に積極的な予算を組んだということがおわかりいただけると思います。
 次に、左のほうを見ていただきますと、今回は「元気とやま」の創造とありますけれども、何といっても「とやま未来創生」。せっかくこの数年、安倍内閣にお願いをして、地方創生戦略ということを国の重要政策にしていただいたのですから、これをしっかり活かそうということでとやまの未来創生及び昨年、新幹線開業ということがありましたので、新幹線効果の持続・深化を図ると、こういうふうにいたしております。そのために、国の地方創生加速化交付金、補正で国は1,000億円を組みましたし、また、28年度当初予算でさらに1,000億円組まれたわけですけれども、2月補正予算で国のこの地方創生加速化交付金も精一杯活用するということで組んでおります。
 内容的には、「とやま未来創生戦略等推進枠」、これは昨年の秋、シーリングを決めたときに設定したわけですけれども、これにつきましてはトータルしますと40億3,000万円ということになりました。そのうちですね、今ほど申しあげた国からいただく地方創生加速化交付金は、8.7億円計上させていただいております。
 以下ですね、1が「結婚から子育てまで切れ目のない支援による少子化対策(の推進)」10.9億円といったことから、ずっといきますと、下に「地域を担う人づくり」、10とありますが、この1から10は、県として昨年10月に一応概案をまとめて、3月末に最終案をまとめる富山県の「とやま未来創生戦略」の10本の政策、これをそのまま受けとめた予算編成になっているということでございます。
 1のところの「結婚から子育てまで切れ目のない支援による少子化対策(の推進)」で言うと、結婚・出会い支援とか多子世帯への経済的支援、三世代同居の支援、それから企業子宝率、こういうことも今回、民間の企業の皆さんにもご協力をお願いして、理解と、また、隗より始めよということですから、県庁自らやっていこうというふうにしております。また、不妊・不育症施策、全国でもトップクラスの政策をやっております。
 それから、2つ目が「産業・地域経済の活性化」ということで、制度融資枠についても、県内進出や本社機能を富山県に移転していただく、それをしっかり支援するといったような制度融資枠も設けましたし、また、ビッグデータを活用した企業誘致とか、またTPP対策、これも守りだけではなくて、むしろ輸出の促進とか、畜産農家の体質強化といったようなこともやることにしております。
 それから、3番目が「若者や女性がいきいきと働き暮らせる(魅力ある地域づくり)」ということで、県外出身学生の県内就業支援、UIJターンの促進、それから中山間地域の資源を活かした雇用・就業拡大というようなことをやっております。
 以下、「観光(の振興、定住・半定住の環境づくり)」、それから「女性が輝いて働ける環境づくり」、それから「高齢者等が能力を発揮して活躍できる社会(の実現)」、また、「多様な人材の確保と労働生産性の向上」、また、「交通ネットワーク整備と活力あるまちづくり」、それから「健康で(ともに支えあい)安心して暮らせる社会(の形成)」、「地域を担う人づくり」ということで、後ほどまたお話ししますけれども、相当盛りだくさんの政策を計上することができたと思っております。
 併せて、「北陸新幹線開業効果の持続・深化」ということで、1.3億円計上しております。隣県とか新幹線沿線地域、東北地域でこれまで以上に情報発信をして誘客をする。また、富山駅における外国人対応の強化を図る。また、連続立体事業をやっておりますけれども、高架下の開発促進を図るといったようなことでございます。

 また、「経済・文化長期ビジョン枠」のほうは9.8億円ということでありまして、そのうち地方創生加速化交付金は1.8億円、財源として活用しております。内容としては、経済関係、文化関係、また、この2つを担う人づくり、それからグローバル化ということでありまして、これはまた内容は後ほどお話しさせていただきます。
 そのほか、「新・元気とやま創造計画枠」20.2億円、これは環日本海・アジア戦略から始めて、従来から5つの(戦略)、今の新・元気とやま創造計画に基づいてやっておりますが、それに沿った枠を設けて予算措置をしております。また、人づくりにも力を入れるということであります。
 それから、右側にいって、行財政改革の推進による構造的財源不足の解消というところを見ていただきますと、私が11年3カ月ほど前に知事に就任させていただいた時は、多くの地方はそういうことが多かったのですが、特に富山県は残念ながら(約)400億円の財政構造赤字があることが判明をしました。そこで、行政改革、財政再建を一所懸命やってきたわけですけれども、おかげさまで今回、ようやくこれをゼロにすることができた。多くの県民の皆さんのご理解、ご協力、また、職員も一所懸命尽力してもらった。これは心から感謝を申しあげたいと思います。
 行革の内容としては先般、行政改革の発表をしました時に説明していますので省略しますが、そうした経費節減、スリムな行政組織、定員削減、給与の臨時的削減ということももちろんですけれども、この間ですね、財源の確保の面で、東京に集中しがちな法人関係税の再配分とか、新幹線の地方負担、あまりにも巨額だというふうに11年前に思いましたが、その後、いろんな紆余曲折がありますが、交付税措置の拡充、貸付料の活用、また、最近の地方創生の交付金、こういったものも財源確保としてできまして、そういったことの積み重ねで、財政構造赤字ゼロにできたということであります。
 それからもう一つ、大変うれしいのは、約半世紀ぶりに県債の残高を減少させることができたということでございます。まず、28年度末の県債残高見込みは1兆2,525億円ということで、27年度末に比べますとマイナス0.5%ということになります。また、公債費についても930億円で、昨年よりも若干0.1%マイナスということでありまして、これはですね、この間、その下にありますように、新たな県債の発行を6年連続で抑制してきたこと。例えば、平成22年は県債発行額で新たな発行が1,232億円でしたが、今回は670億円まで落とすことができたと、昨年に比べても約40億円減っているということでございます。それから、同時に臨時財政対策債、これは本来、交付税の替わりに国が配分するものですから、後で100%交付税でもらうという約束はあるのですけれども、これも一応借入金には違いないわけで、この臨時財政対策債を含む県債残高がマイナスになった。これが昭和42年以来、正確に言うと49年ぶりということになります。大変感慨無量であります。通常債、それから行政改革や退職手当債、臨時財政対策債と、大きく言えば3つぐらいの性質のものがあるのですけれども、通常の起債についてはですね、ここにありますように、平成13年末に既にピークを迎えて、私が知事に就任して以降は、できるだけ減らすということでやってまいりました。それから、行革債・退手債はある程度、一時期は行政改革、また、定数削減ということですから、退職者も団塊の世代ということもあって増えましたけれども、これもですね、残高を減らすことができました。それから、臨時財政対策債はまだ若干増えていますけれども、残高として、全部ひっくるめてですね、通常債はもちろんマイナス、行革債・退手債がマイナス、臨財債は若干残高はまだ増えていますけれども、トータルで64億円減ったということでございます。
 それから、今後の見通しですけれども、財政環境はですね、ここにもありますように、社会保障関係が引き続き増える。これは、やはり高齢化が進む、また少子化対策もしっかりやらなければいけないと考え、やむを得ないことだと思いますが、29億円増えることになっております。また、地方税収もですね、昨年と今年だけ比較しますと、もちろん税収が増えてうれしいことなのですけれども、約82億9,300万円増えたことになりますかね、6.3%増。ただ、これでもですね、実は地方消費税率の引上げ等による増収等もございますから、それでもリーマンショック以前の水準には実はまだ届いていないということでございます。地方消費税引上分を除きました実質税収で比較すると、19年度決算で1,354億円でしたが、28年度の予算では1,319億円ですから、まだ34億円ほど下回っているという状態で、引き続き厳しいと思っております。
 また、地方交付税等については、地方税が増えるとどうしても、国も財政事情大変厳しいですから、地方交付税が減るというのはある程度やむを得ないわけですけれども、国にいろいろと働き掛けもしまして、「まち・ひと・しごと創生(事業費)」1兆円とか地方創生推進交付金の確保とかいうことで、一般財源はプラス0.1%になっている点は良かったと思っております。
 また、新幹線整備なり、並行在来線の経営安定に係る地方負担の軽減ですけれども、新幹線の貸付料の活用、これは国に制度改正をお願いして実現したわけですけれども、これで約360億円、累計で減っております。さらに、(地方)交付税措置の拡充というか、これも一種の制度改革ですけれども、これで総額217億円軽減してもらって、合わせると580億円ほどになるということでございます。それから、並行在来線の初期投資への補助に対しても地方交付税で措置すると、これも制度改正というか、新しい措置をしてもらったわけですけれども、これでも48億円ほど助かっているということになります。
 それから、行政改革は先般、詳しくご説明しましたので省略したいと思いますが、12年間で一般行政が22.1%、920人の削減。ただ、やみくもに人を減らしているのではなくて、学校の先生や医師、看護師、警察官等はそれぞれ増やして、その上でトータルこれだけ減らしている。全部門で1,530人、普通会計ですね、9.7%減らしているということでございます。また、給与の臨時的減額も先般ご説明したとおりで、一般職については、非管理職についてはこれで給与削減というのはなくなったわけでございます。特別職、管理職、特に管理職の皆さんには、もう少し経過を見る必要があるということで、結果的に減額幅を縮小の上、抑制をさせていただいております。それから、人件費の抑制効果は、この下にありますように、普通会計ベースでいうと、職員数でいうと1,472人、人件費累積削減効果は約1,275億円といったことになります。
 こうしたことの積み重ねで(約)400億円の財政構造赤字をゼロにできたということであります。

 それから、1枚おめくりいただきますと、以下、なるべく簡単にしたいと思いますが、先ほど申しあげた(約)400億円の財源不足が減ってきた経過でございます。昨年11月時点で約46億円の財源不足と申しあげておりましたが、それがなぜ今回、何とか構造的財政不足を解消できたかというのは、ここに書いてあるとおりでして、政府にいろいろ地方財政対策をお願いして、もちろん県内の企業も業績を上げていただいたということもありますが、(一般財源総額が)4億円増えた。それから、その他の財源確保で未利用地の売却とか、いろいろな努力で17億円ほど財源確保できた。
 また、歳出の面では、とやま未来創生戦略(の推進)で約10億円歳出が増えましたが、そのほか事務事業の見直し、また、国の補正予算の活用といったようなことで、最終的に財政の構造不足を解消することができました。
 今後はですね、もちろん行財政改革は終わりがありませんので、しっかり進めながら、健全財政を維持しつつ、元気とやま、新しい富山県の未来をつくっていきたいと思います。

 それから、もう1枚おめくりいただいて、資料の3−1ですが、これもあまり細かい説明は、何かご質問でもあればお答えしますけれども、県税収入は国の経済成長の見通し等を踏まえて推計、また、もちろん国の税制改正なども反映させております。
 また、地方法人特別譲与税などについては、大都市東京などに集まり過ぎの税源偏在、そうしたことによった制度改正の影響も反映させております。
 それから、交付税、臨財債も、ここに書いたような計算をしております。
 それから、人件費については、定員適正化計画による職員削減なり、退職手当の見込みなどを反映させております。
 それから、扶助費はどうしても増える傾向にありますが、これは介護関係とか後期高齢者医療とか、やむを得ないものが計上してあるわけでございます。
 それから、公債費は、これまでの発行実績から積み上げております。
 それから、公共事業、主要県単事業は、29年度以降は28年度と同額だと。また、新幹線負担金はもちろん大体計算できますので、29年度まで関連工事が続きますが、そこまで計算に入れているというようなことでございます。
 28年度に(構造的財源不足は)一旦ゼロになるのですが、29、30(年度)は今の仮定を置くと、26億円なり25億円の要調整額が出ますけれども、しっかりと行政改革なり事務事業の見直し、また、財源確保等について国にも働き掛けて、何とか財政健全化を維持していきたいと、こういうふうに思っております。
 もう1枚めくりますと、これまでの財源不足の推移を書いてございますので、ご覧いただきたいと思います。

 それから次に、資料4をご覧いただきたいと思います。
 最初にですね、「とやま未来創生戦略の推進枠」、それから「経済・文化長期ビジョン枠」等についてお話ししたいと思います。
 1枚おめくりいただきますと、まず、「とやま未来創生戦略等推進枠」の、2枚ありますが、その1枚目でございます。
 それぞれの表題は、「とやま未来創生戦略」の先ほど申しあげた10本の柱に大体沿うような形で整理してございます。
 まず、一番左は、先ほども総括で申しあげた「結婚から子育てまで切れ目のない支援による少子化対策(の推進)」ということでして、これ一つひとつ説明していくと膨大になりますけれども、例えば最初の「結婚支援ネットワーク形成事業」というのは、一昨年、マリッジサポートセンターをつくって、それなりの成果は出ているのですけれども、これは市町村も一所懸命取り組んでいるところもいくつかございますし、また、経済団体、NPOとかいろいろな方にしっかり呼びかけをして、結婚支援のネットワークというものをしっかりしていこうと。
 それから、「首都圏女子とやまde愛(出会い)応援事業」というのは、特に女性の県外への流出というか、ゆかりの方が戻ってきてくださらないということが多いので、富山県ゆかりの方、また、関心のある方を中心に富山での1泊2日のバスツアーなども行って、交流会もやり、出会いの場をつくる。
 それから、1つ飛びまして、「第4子以上誕生お祝い事業」というのは、なかなか今の時代、世論調査やりましても、本当は3人以上欲しいのだけれども、現実には2人ぐらいかなというのが圧倒的に多いわけですけれども、第4子以上が誕生された家庭を社会全体でお祝いしようと、県の広報紙で紹介したり、あるいは県立の文化・スポーツ施設の利用パスポートを差し上げて、基本的には無料でご家族で使っていただけるようにしようと。第4番目に生まれたお子さんが、一応今のところ小学校に入るまでというふうにしてあるので、そうすると、上のお子さんたちは大学生や高校生になっている、あるいは社会に出てらっしゃるということもあるかもしれません。もちろん、ご夫婦も使えるわけでございます。なお、ちなみに、文化施設は今、富山県は全国でも珍しいというか、少数ですが、高校生以下は無料にしていますけれども、ただ、ご両親などは当然メリットがあるし、大学生のお子さんなどもメリットが出てくると、こういうことでございます。
 それから、不妊治療関係はもう、今でも全国トップクラスですが、さらにそういうことで重視することにしております。
 それから、子育て支援関係で、例えば「年度途中入所等保育士確保事業」というのは、富山県は基本的には保育所待機児童ゼロということが10年以上続いているのですけれども、ただ、どうしても年度途中に、例えば転勤だとかお子さんが生まれたとかいろいろな事情で、年度途中に入りたいけれども、保育士さんの人数との関係で受けられないという場面がたまにはあるわけで、そのために多くの民間保育所さんでは、保育士さんを年度当初に1人ぐらい余分に置いてらっしゃるのですけれども、ケースによっては1人では足りない場合がある。それで、実は昨年の秋、タウンミーティングやりましたら、ぜひそういった点で配慮してほしいという声もございましたので、今回、1人ではなくて2人、余裕を置いて、4月に置けるというふうにいたしました。もちろん、それぞれ3カ月分なのですけれども、このことによって、保育所待機児童ゼロではあるのですが、年度途中にそういう問題がたまにあるのを解消する、また、かつかつで保育現場が大変だというのも応援したいと、こういうことでございます。これは大変喜んでいただけるのではないかと思います。
 それから、放課後児童クラブ関係も充実強化いたしますが、少し飛んでいただきますと、男性の働き方改革というのもございますが、下に新しく「子宝モデル企業普及促進事業」とございます。これは、企業子宝率を活用して、仕事と子育てを両立しやすい職場環境づくりをやります。これは余談ですが、県庁で計算してみましたら1.51ということで、これは全国トップクラスだということがわかりました。民間の皆さんにもぜひ頑張っていただいて、富山県の出生率を、これは変にプレッシャーかけるということではなくて、お互いに仕事と子育てを両立しやすい職場環境をつくっていこうと、こういうことでございます。
 なお、この総括表の一番左の下に2つですね、「とやま未来創生戦略(推進事業)」、それから「RESAS&とやま未来創生戦略PR事業」とありますが、これは結婚から子育てというのではなくて、ここの10項目の前提になるところの施策ですので、ちょっと置いておく場所がなかったのでここにあるということであります。

 それから、中ほどの「産業・地域経済の活性化」で言いますと、これも話せば長いのですが、例えば2番目の「医薬品関連産業活性化推進事業」、これはいろいろな優れた医薬品産業、あるいは周辺で容器をつくったり、あるいは印刷したり、パッケージやったりという優れた産業があるのですけれども、お互いの技術をもっと持ち合ったり、融合したり、あるいは発注する側の医薬品産業がこういった容器をつくってもらえないかと、もう一段こういう配慮した容器をつくってくれないかと、そういうことをやることで富山県の医薬品産業全体が活性化する。今、生産額、全国で3番目ですけれども、多分、統計新しいのが出ると、もう少し上がっているのではないかと思いますが、全国トップの医薬品拠点を目指していますので、さらに高みを目指そうと、こういう予算であります。
 その下の「とやまものづくり産業連携高度化事業」。これもですね、県内企業で例えば大きな企業、例えばYKKさんとか不二越さんとかそういったような企業は、全国あるいは海外から仕事を取ってくださるわけですね。しかし、調べてみると、さらにそこに部品などを供給するのは県外の企業だったりする。なるべく県内の企業に2次サプライヤー、3次サプライヤーになってもらうということで、より品質のいい製品をつくっていただく。また、県内経済界・産業界層を活性化するというために、とやまものづくり産業連携高度化事業と。同時に、県の工業技術センターやものづくり(研究)開発センターも、さらにですね、設備の面、人材育成の面で今非常に努力しているはずですけれども、さらに一段上を目指したいと、こういうことであります。
 それから、その下の「薬都とやまヘルスケア創造プロジェクト事業」というのは、これはいろいろな新しい医薬品とか診断薬とか、いろんなシーズ、そういう実用化に向けていろいろ研究開発する際に、今度、政府機関(の地方移転)で一部機能を移転してくれないかと言っている、PMDA((独)医薬品医療機器総合機構)さんとの相談や、試作品製造費などにお金がかかるということがありますので、こうしたものも応援をして、できるだけこうした分野での新しいチャレンジを応援していこうということでございます。
 それから、3つほど飛びまして、「とやま伝統工芸ミラノ・トリエンナーレ国際展出展事業」でございますが、これはミラノのトリエンナーレ美術館、世界的にも著名な美術館なのですが、ここはデザインを中心にした美術館でありまして、ここは確か3年に一度、国際的な企画展をおやりになる。大体、ヨーロッパとかアメリカとか、いろいろなところや、それ以外の地域もですけれども、国単位で参加されるのですけれども、富山県は昨年、私も行かせていただきましたが、非常に(トリエンナーレ美術館の)カンチェラート館長さんから高くご評価いただいて、自治体単位でも参加していただいても結構だというお申し出がありまして、ある意味で大変名誉なことですから、実は自治体として参加するのは日本で初めて、世界的にも珍しいのではないかと思いますが、そういうことをやることにしております。
 それから、1つ飛びまして、「ビッグデータ活用企業誘致・重点訪問事業」。これはビッグデータを活用して、県内企業と取引のある企業をターゲットにした企業誘致活動を展開して、焦点を絞って成果を上げようということでございます。
 それから、その下の「(中小企業)制度融資の拡充」ですけれども、これは県内進出本社機能の強化推進枠とか、あるいは海外市場開拓支援枠、あるいは生産性向上支援枠といったものをつくりまして、それぞれ金利を、今でも相当下がっているのですが、さらに下げて、また、要件を少し緩和して貸し付ける。できるだけ企業の設備投資を活発にして、労働力も減る時代ですから、生産性を上げていただく、グローバル化の中で勝ち残っていただく、こういうことであります。
 それから、その下のTPP対策(農業分野)ですけれども、守りもしっかりやらなくてはいけませんが、むしろ富山の農林水産物の輸出戦略というものをしっかり立てて、支援していこうということで、この世界でのトップのアドバイザーなどをメンバーにしたワーキンググループをつくったり、あるいは先進的な輸送技術を活用した実践を支援していこうとしております。こういうことはしっかりやろうと思っていたやさきに、先般、ANAさんから航空機を使った輸出も協力しますというのがありましたから、そういったことも含めてやっていきたいと思っております。
 それから、その下が「とやまの農林水産物輸出促進事業」。それから「産地パワーアップ事業」というのは、これからいよいよTPPの関連でいろいろな競争、国際的な競争が高まるという面が出てきますから、一層収益性の高い作物栽培体系に転換していくための機械、施設設備などを応援する制度ができましたから、これをしっかり活用しようということでございます。
 それから、その1つ下、「地域農業成長産業化戦略推進事業」というのは、米政策の見直しで、生産調整をいずれ政府がやるのをやめるというお話ですから、それを見据えて、農業をいかに成長産業にしていくかということをしっかり取り組んでいこうと。
 その下は、「富山米新品種戦略推進事業」とありますが、コシヒカリを超える新しい品質のおいしい富山米をつくろうとしてきたわけで、いよいよ今年、3系統候補があるのを1系統に絞って、そして試験栽培をするという段階に来ましたので、ぜひそれを進めたい。
 その他、いろいろありますが、1つ飛んで、例えば「富山オリジナル日本酒開発支援事業」。これは、富山県にもお酒づくりに適したお米がたくさんあるので、それを活かしたおいしいお酒づくりなど、大いに頑張ってほしいと。
 それから、「チューリップ(県育成品種グローバル戦略事業)」は、オランダ産に負けないような先端的な取組みをこの2、3年やってきましたが、さらに一歩進めたいということでございます。
 それから、2つ飛びまして、一番下の『「富山のさかな・水産加工品」ブランド化推進事業』というのは、首都圏でブリ、ホタルイカ、シロエビ、こういうのはずいぶん美味しいということが浸透してきましたが、これに続く富山のさかなのブランド化を進めたい。例えば、ベニズワイガニとか魚津のカワハギとかバイガイ、ゲンゲとかいろいろなものがありますので、進めてまいりたいと思います。特に、例えばベニズワイガニなどは結構可能性があるのではないかと思っております。
 それから、その右のほうは、「若者や女性がいきいきと働き暮らせる魅力ある地域づくり」ということで、これも話せば長いのですが、例えば1つ目の「富山のしごと・くらしアピール事業」というのは、富山県内にも富山大学とか県立大学とか、実は県外出身の学生さんもたくさんいらっしゃっているのですが、卒業した後、県内に留まって就職したり、生活されるという人の比率が比較的少ない。(県内で就職や生活される方も)いらっしゃることはいらっしゃるのですが。そこで、その県外出身大学生とその父母の方を対象に、富山県内にはこんな魅力的な企業、働き口がありますよと。住みよさは全国トップクラスというか、本当は1番ではないかと思っているのですが、そういうことをアピールしていきたいということで予算措置をしております。これは、全ての県外の出身者というわけにいきませんが、比較的近隣の県とかなどを対象にしていきたいと思っております。
 それから、1つ飛びまして、「Uターン女子応援プロジェクト事業」というのがありますが、昨年、Uターン女子応援カフェというのをやりまして、好評を博しましたが、これをさらにパワーアップする。女子学生さん限定の合同企業説明会にブースを出しましたりして、もちろん応援カフェもやりますけれども、もっと拡充していくということでございます。

 それから、「高等教育機関の(魅力向上)」ところは、県立大学の学科拡充・新設、それから看護学部の設置の整備、それに伴う学生募集なども積極的にやっていくことにしております。特に、県立大学が今回初めて長野県に受験会場を新設して、入学志願者を増やす、そういう努力をしてまいります。
 それから、もう一つ飛びまして、「まちの未来創造モデル事業」というのがございますけれども、これはとやま未来創生ということで、もちろん県自身がいろいろやるのですけれども、市町村や地域の住民の方に大いにまちづくり、創意工夫をしていただきたい、それをしっかりモデル地区を指定して、県として支援していこうということであります。
 それから、1つ飛びまして、「プロ連携健康スポーツ推進事業」というのは、県内、ご承知のように、カターレ、サンダーバーズとか、(グラウジーズと)3つのプロスポーツチームがあるのですけれども、この3つのプロチームを今までは個々に応援してきたのですが、3チーム連携して、例えば一緒にファンの皆さん、それぞれのファンの方も相互に交流するようなことも考える、それがまた健康づくりにもつながるといったようなことをやることにしております。3チーム一緒にファンと集いをするのは、例えば太閤山ランドみたいなところでやるとか、あるいはそれとは別に、原則2チーム以上ということで、個々のファンとの交流とか健康イベントとか、そういうことにも役割を果たしていただく。結果的としてプロチームの活性化にもつながると、こういうことでございます。
 それから、「『義仲・巴』に関するエッセイ掲載事業」も、これは大河ドラマ誘致を目指してだいぶ時間が経つのですけれども、どうも皆さん、何か良い脚本があればすぐにでもできるのになというつぶやきが聞こえてきますので、人気脚本家に「義仲・巴」をテーマにしたエッセイを全国紙に掲載してもらおうといったようなことを考えております。
 それから、利賀では引き続き、もちろん鈴木忠志さんなどの世界的な舞台公演。
 それから、立山砂防もずいぶん世界文化遺産に向けて前進してきていますので、英語版の冊子をつくるとか、シンポジウムをやるということにしております。
 それから、「新幹線開業効果の持続・深化」ということで、これも話せば長いのですけれども、「訪日旅行・富山旅行センターの運営事業」ですとか、それから富山駅の南西街区の(観光バス駐車場の整備を)暫定的に県(と富山市が共同で)がやるということにいたしましたので、また、在来線の高架化事業、これも引き続き進めていく。せっかく高架化できました暁には、その高架下の開発をしっかりやって、富山県なり、地域の活性化につなげたい。
 また、その下は、東北における物産と観光のPR、もう一つ下にも、JRとタイアップした南東北を対象にした旅行商品というのも上がっていますが、首都圏については相当、富山県は存在感も出てきましたので、さらには仙台とか福島とか、東北のほうにももっとアピールをしていきたいと、こういうことであります。
 また、飛騨地域との連携も、「富山県・飛騨地域連携誘客促進事業」ということで、しっかり努力してまいります。
 1枚おめくりいただきまして、観光の振興や定住・半定住関係ですけれども、ここでは、何といっても「日本版DMOの活動事業」ということであります。これは、時間があれば後で内容をお話しします。
 それから、1つ飛びまして、「観光客への路線バス案内表示(整備支援事業)」。外国人観光客も増えていますので、地鉄(富山地方鉄道)や加越能(バス)さんなどと連携して、例えば30台分ぐらいの路線バスに英語や中国語で案内表示をする。
 それから、2つほど飛びますけれども、「ミシュランガイド(活用欧米誘客促進事業)」。今度、レッドブックが初夏のころまで出るようですけれども、これの英語版のWebサイトの作成を県としても支援をしたいということであります。
 それから、少し飛びまして、首都圏における情報発信ということでは、今度の日本橋につくる情報新拠点で物販、飲食とか、また、UIJターン、観光振興、いろいろな取組みをやりますので、その運営費でございます。
 その他、首都圏のそれなりの企業の秘書さんなどに集まってもらって、情報発信拠点のPR、また、できればとやまファンになってもらう、こういうような試みを行います。
 それから、少し飛びまして、定住・半定住では、「30歳の同窓会」というのは昨年、好評を博したのですが、富山、高岡で420人。昨年は30歳から32歳だったのですが、私も入れてほしいという声が結構あるので、30歳から35歳まで対象を広げまして、できれば2カ所で1,000人を目指したいと、こういうふうなことであります。
 それから、少し飛びまして、「世界で最も美しい富山湾」のPRですけれども、特に富山湾岸・田園サイクリングコースの活用を進める。特に、今年の場合は、7月に「湾岸サイクリング2016」というのをやっていこうと思っております。
それから、今年も台湾の方々、サイクリングファンも多いですし、大変日本に、富山県にも関心を持っていただいて、それ(「台湾メディアモニターツアー誘致事業」)もやろうと思っております。
 それから、「富山湾のマリンスポーツ誘客プロモーション事業」。これも、マリンスポーツ関係者のモニターツアーを実施しまして、新たな観光商品をつくることにしております。また、立山などについては、魅力的な映像をつくって発信ということを既にやっておりますが、富山湾についてマリンスポーツの映像を作成して、これを首都圏などでアピールするということをやっていこうと。
 それから、「船舶オーナー向け(魅力創出事業)」。新湊マリーナも今年相当できてきますので、首都圏等自家用船舶オーナーを誘致していこうということであります。

 それから、中ほど、「女性が輝いて働ける環境づくり」ですけれども、これもさまざまなことをやることにしております。例えば、「ものづくり女子育成事業」というようなこともやりますし、それから「若者・女性・シニアの創業のチャレンジ(支援事業)」を行うといったようなこともやります。
 また、高齢者等については、「生涯暮らしたいまち検討事業」というのも始めまして、これは県内でも意欲のある市や町がございますから、そこと連携して、例えばモデル的に事業をやってもらうといったことも考えております。
 それから、1つ飛びまして、「とやま農福連携障害者支援マルシェ事業」というのは、障害者の工賃向上のために、新たに農産物販売イベントをやったり、自主製品のカタログ販売をやったりというようなことでございます。
 それから、労働生産性の向上等はその下に、ASEANからの留学生受入れとか、チューリップ(「球根ネット栽培体系確立事業」)とか書いてございます。
 それから、「交通ネットワークの整備と活力あるまちづくり(の推進)」としては、富山きときと空港活性化、特に富山-羽田便関係の施策。それから、交通ネットワークでその下のほうに、「市町村内交通ネットワーク拡充モデル支援事業」というのがございます。また、市町村の交通ネットワーク再編計画もつくっていただくように、これはあくまで自主的につくっていただくわけですけれども、県としても支援をさせていただく。
 それから、「市町村デマンド交通実証運行支援事業」でございますけれども、これは交通不便地域の解消を図るためにですね、デマンドバスとかデマンドタクシーとか、既に一部取り組んでいるところもありますが、こうしたところで意欲があって可能性があるところを支援していこうということでございます。
 それから、まちづくり関係では、新幹線開業後ということもありますので、今回、「(新幹線開業等)消費・商業影響調査事業」というのをやって、新幹線開業後の新たな状況の中での消費動向、商業動向の調査をするということでございます。
 また、商店街空き店舗出店整備も、県内で一応4店ぐらい対象にして、モデル的に支援をしたいと思っております。
 それから、その下の『「まち・ひと・しごと」商店街支援事業』、これも県内で2地区ほど指定をして、ぜひ活性化を進めたいと思っております。
 それから、その右側に行っていただいて、「地域の基盤・魅力の向上!」の中の「富山県健康寿命日本一推進プロジェクト事業」とありますが、これはその下が一連の施策でして、健康寿命日本一推進会議というものをつくって、行政と経済界、医療保険者等で、県民挙げて健康づくりを進めようと。
 その下は、地域の職域、市町村や各職域、企業の方と連携して健康づくりを進めようと。
 それから、その下、「企業連携健康づくり応援プロジェクト事業」、これは意欲的な民間企業との連携で、先進的な健康づくりを進める。
 それから、「県民ウォーキング(推進プロジェクト事業)」というのは、商店街や薬局と連携をする。
 それから、ヘルスケア、健康合宿、今年もやっておりますが、さらにもっと積極的にやる。
 それから、「ヘルスアップお惣菜プロジェクト事業」というのも、スーパーなどと連携して、お惣菜の減塩化等を進める。
 それから、「県民健康ステーション(仮称)モデル設置事業」というのは、薬局を拠点にした県民の健康づくりをサポートする。薬の富山らしい発想で、ちょっと全国的にも注目を浴びるのではないかと思います。
 それから、介護人材、県内でも不足していますので、県外からも来てもらうようなPRをしっかりやっていこうと。そのためにも、介護職員にお子さんができて産休をとられる際に、お子さんができて実は離職されるという方が多いものですから、産前産後の休暇等の際の代替職員の配置などを支援して、介護職員が末永く勤めていただけるような環境整備をするということでございます。
 それから、その下のほうは認定看護師さん、今まで緩和ケアコースだったのですが、今度は摂食・嚥下障害関係のコースを開設しますので、そのための準備を始める。
 それから、訪問看護ステーション関係も、これから、24時間365日の対応しようとしますと、看護師さんが2、3人のステーションだと限界がありますので、7人、8人以上の比較的規模の大きなものをつくって、そのためにICTなんかも活用してもらう、そのための支援事業でございます。
 それから、少し飛びまして、県立中央病院先端医療棟などの建設、医療機器の整備。
 それから、人づくりの面では、今度、選挙権も18歳ということになりましたから、「高校生とやま県議会事業」といったことも始めますし、それから「少人数教育推進事業」は少しわかりにくいですが、要は小学校3年生に新たな少人数学級選択制を導入するということでございます。そのためには、少人数学級にしますと、学校の事情によっては少人数指導等に支障を来すこともございますので、例えば嘱託等で人を置いて、今のところ6人分ぐらい置いて、少人数学級に移行する時のいろいろな課題を解消して、ぜひ少人数学級がいいというところはそれが選択しやすいようにする。
 それから、少し飛びますけれども、2020年東京オリンピック・パラリンピック関係の予算を付けております。

 もう1枚おめくりいただきますと、「経済・文化長期ビジョン枠」ですけれども、経済の面では、やはりグローバル競争が進む時代ですから、世界でもアメリカとかドイツなどでは第4次革命にチャレンジするということになっていますので、多分、自治体としては先頭切っていることになると思いますが、「IoT活用ビジネス革新研究事業」というのを始めたいと思っております。これも話せば長いので項目だけ申しあげます。
 それから、その下、「とやまものづくり産業連携高度化事業」。これは先ほども少し申しあげました。せっかく仕事をあちらこちら、世界から、あるいは全国から取ってくる企業はあるのだけれども、それを2次サプライヤーなり1次サプライヤーに出す時に、県外の企業に出してしまうというケースがあるので、せっかく技術力がある富山県内の企業に発注してもらえるようにするにはどうしたらいいかと。もちろん、県内企業の技術力向上も必要ですし、また、そのためにものづくり研究開発センター、工業技術センター、今でも評価は高いと思いますが、そこでしっかり設備の面、人材育成の面でフォローすると、こういう仕組みを考えておりまして、これは相当意欲的な取組みでございます。
 その下の「医薬品関連産業活性化推進事業」。先ほど申しあげたようなことでございます。
 それから、「薬都とやまこども医薬品開発促進プロジェクト事業」、それから神奈川県と連携しての「ME−BYO(みびょう)JAPAN出展事業」。これは(同県の)黒岩知事がご熱心で、我々としても連携していこうと。薬用作物の実用化も進めてまいります。
 それから、再生可能エネルギーの関係で、「とやま次世代自動車・エネルギーインフラ研究事業」ですね。これもしっかり取り組んでまいります。
 それから、農業の成長産業化は、先ほど一部申しあげましたが、ご覧いただきたいと思います。
 それから、文化の関係では、その右側を見ていただきますと、富山美術館、仮称ですけれども、新築整備、着実に進めてまいります。また、そのためのプレイベントですとか、県内外に向けた情報発信等をしっかりやっていく。
 それから、「創造型・舞台芸術人材育成プログラム事業」というのは、利賀の舞台芸術、今でも多国籍、いろいろな国の俳優さんなどいらしていますけれども、新しい作品をつくる、それを担う人材を育成していく。
 また、1つ飛びまして、「とやま世界こども舞台芸術祭2016事業」。これは4年に一度(の開催)なのですけれども、支援してまいります。世界の20カ国ぐらいから参加されると聞いております。世界三大舞台芸術祭の一つということでございます。
 それから、「大伴家持生誕1300年(記念事業)」。ちょうど平成30年がそういうことになりますので、これは昨年あたりから力を入れているのですけれども、引き続き取り組んでまいります。もちろん、高岡市をはじめ意欲のある市町村と連携もしてまいります。
 それから、その下の「とやま国際工芸シンポジウム等開催事業」ですけれども、これはもともと今の文化庁長官の青柳長官ご自身も、北陸は特に富山県を含めて、工芸のレベルが非常に高いので、国際工芸的なことができないかというお気持ちを持っておられまして、富山県としては積極的にそれに対応して、いろいろ富山県らしいアイデアを出しまして、できれば来年それをやる、今年はその準備をしていこうと思っております。
 それから、人づくり。これは経済・文化も、それを担う人が大事ということで、例えば「ふるさととやまの自然・科学探求推進事業」というのがありますけれども、これはノーベル物理学賞をもらわれた梶田先生、また田中耕一さんにもお願いをしまして、こうした副読本をつくるときにお二人に監修もしてもらって、小学生の皆さんなどに勉強してもらうということでございます。
 それから、1つ飛びまして、「小学校英語教育モデル事業」というのは、昨年、英語の専科教員、20校に配置しまして、その前は4校だったのですが、今年度はさらにこれを40校にして、モデル校を増やして整備していきたい。
 それから、少人数教育は、さっき申しあげました。小学校3年生における新たな少人数学級選択制導入に伴う必要な措置でございます。
 それから、「高校生ものづくりマイスター育成事業」という新しい仕組みをつくりまして、高校生の皆さんのものづくりマインドを高めようと。
 それから、「とやまの高校グローバルチャレンジ事業」とあるのは、海外の有名大学、ハーバードとかMIT(マサチューセッツ工科大学)とかスタンフォードとか、今でも夏休みなどにそこへ行って短期講座を受けて、大変刺激になって勉強になっているようですから、希望者も多いので、それをさらに後押ししようということでございます。
 それから、「北東アジア青少年環境グローバルリーダー育成事業」というのは、これはかねて環境についての教育を進めるということを、環日本海(地域)で富山県が割にイニシアティブをとってやっていたわけですが、ことしはG7の環境大臣会合もありますから、さらに一歩進めるということでございます。
 それから、左のほうは県立大学関係でございます。
 それから、その下に『伝統工芸「匠の技術」継承支援事業』とありますけれども、先ほど来、申しあげておりますように、富山県の伝統工芸、非常にハイレベルだとご評価賜っているのですけれども、担っていらっしゃる方々がだいぶ高齢化されて、あと5年、10年経つと継承する人がいなくなるというおそれもありますので、今回、そういう方々を「伝統工芸の匠」と、仮称ですけれども、認定させていただいて、後継者を育成される際に、それについて何らかの支援をさせていただくということにしております。
 それから、「デザイン人材確保ネットワーク(形成事業)」関係も、デザイン系の大学教員とのネットワーク形成で、県内のデザイン人材の確保をしていくということであります。
 それから、その下に「グローバル化」とございますが、海外販路開拓の問題とか、インドとの交流とか、あるいはG7環境大臣会合がございますので、その前後に北東アジアの自治体に集まっていただいてフォーラムをやるとか、また、世界で最も美しい湾(クラブへの加盟が認められた富山湾)の美化事業をやるとか、生物多様性の共同調査、スナガニの分布調査をやるとかでございます。

 あとは簡単に説明しますが、「重点1」は、「グローバル競争を勝ち抜く環日本海・アジア戦略」ということで、大体先ほど話したことがもう少し詳しく出ております。新商品・新技術で「とやまものづくり産業連携高度化事業」、それから中ほどに「薬都とやまこども医薬品開発促進プロジェクト」、それからその下の「(薬都とやま)ヘルスケア創造プロジェクト」、それから「医薬品関連産業活性化推進事業」なども挙げておりますし、それから右側に行っていただくと、「とやまの魅力創出とブランド力強化」でミシュランガイド関係。
 それから、中ほどで、新幹線沿線のポートセールスに力を入れて、東京だけではなくて、長野セミナーなどもやります。
 それから、「グローバル社会における地域づくり・人づくり」では、ASEANからの外国人留学生とか、北東アジアの青少年の環境グローバルリーダーの育成といったようなことが上がっております。

 もう1枚おめくりいただいて、「若者がいきいきと働き暮らせるための支援」ということで、中ほどに「子ども・若者育成支援事業」、特にこれは生活の面で困難な面がある方々にしっかりサポートしていこうということで、地域協議会をつくったり、相談支援リーダーを育成するというようなことです。
 それから、その下の「18歳・22歳をターゲットとした若者の県内定着の促進」とございますが、先ほど申しあげた県外出身大学生とその父母の方に本県の住みよさをPRするような事業とか、あるいは県立大学関係、それからUターン女子応援プロジェクト、これは先ほど申しあげました。
 それから、中ほどの「女性が力を十分発揮できる環境づくり」でも、先ほど来申しあげております「第4子以上誕生祝い事業」とか、がんばる子育ての支援とか、保育所現場の事情も考えて年度途中の入所等(に対応するための)保育士確保ですとか、潜在保育士さんの再就職の支援とか、放課後児童クラブの充実。
 それから、仕事と子育て両立では、子宝モデル企業を普及していく。
 それから、高齢者関係は、その右側にございます。ねんりんピック(全国健康福祉祭)関係もございます。
 それから、一番右下に「女性の多様な分野におけるチャレンジ支援」ということで、例えば「ものづくり女子育成事業」といったようなことも進めます。

 それから、もう1枚おめくりいただきまして、『災害に強い「日本一の安全・安心県」戦略』ですけれども、左の上は、広域消防防災センター、さらに充実に努めてまいります。
 それから、その下に「火災災害調査能力向上事業」とありますが、火災原因調査の向上と危険物防止事業も進めていこうと思っております。消防庁のほうでも、火災原因調査、富山県はじめ日本海側で手薄だということは、今回の政府機関移転の関係で非常に理解をした、認識を深めてもらったようでありまして、こうしたことを進める際には、消防庁の協力も全面的にいただこうと思っております。
 それから、一番左下に「火山噴石対策調査事業」というのがありますが、ご承知のとおり先般、火山災害警戒地域として指定されましたので、確か4キロの範囲で、そこの山小屋の補強手法などを調査していこうと。そうした調査の上で、なるべくそうしたことが進むような仕組みを考えてまいりたいと思います。
 それから、右側は、「災害に強い県土づくり」で公共土木関係、例えば治水でいうと、沖田川などは確か28年度で完成するということになっております。
 それから、公共施設の耐震化、また、災害に対応できる人づくりということで、特に消防職員・団員の専門リーダーの育成ということもございますけれども、例えば高校生に消防学校1日体験してもらうとか、それからドローンを活用した教育訓練ということで、大規模災害や消防活動での救助訓練に当たってドローンをぜひ活用したいということで、そうした整備を行います。
 また、今年は緊急消防援助隊、これは全国的な仕組みになっていますが、中部ブロックの合同訓練が富山県内でございます。
 それから、もう少し飛びまして、右下のほうに「出火率25年連続全国最小記念防火推進大会開催事業」とありますけれども、出火率25年連続全国最小というのは、私が言うと何ですけれども、富山県の消防の皆さんにとっては大変な誇りで、全国的にも大変高い評価をいただけております。そこで、消防団充実強化全国大会というのを、これは消防庁が中心になってやってくださるのですが、これを富山県に誘致しまして、これに合わせて記念の防火推進大会を開催することにしております。
 そのほか、早期避難等の訓練モデル等も進めてまいります。

 もう1枚おめくりいただいて、『(環日本海地域の)「環境・エネルギー先端県」戦略』ですけれども、これも循環型社会ということで、一番左上、「とやま環境関連企業海外展開(支援事業)」、これは富山県内、結構優れた環境技術を持っている企業が多いものですから、この経営者を対象にしたハイレベルの講座、さらにタイから、ぜひ富山県の環境技術を勉強したいというので訪問団がいらっしゃることになっていますので、そうしたことの意見交換を行って、せっかくの環境技術を海外でも活かして、その海外の国のためにもなる、また、富山県内の環境関連の企業の業績アップにもつながるというふうにしていきたいと思っております。
 それから、左の下のほうにG7の環境大臣会合を記念してのシンポジウムでありますとか、また、県内大学と連携した「とやまの環境講座」というようなこともやることにしておりますし、また、中ほど、『弥陀ヶ原「ワイズユース」クオリティアップ事業』というのは、だいぶ木道も老朽化していますので、かなり整備しましたが、それの更新とか、また、ワイズユースというのは環境を維持しながらの利活用ということでやることにしております。
 それから、3つほど飛びまして、「とやまのライチョウサポート隊(設置事業)」。非常に富山県内のライチョウはしっかり1,300羽で、この20年来、安定的に生息しているのですけれども、その保護柵を設置したり、生息地パトロールをやっていただく、そういうボランティア的な方をサポート隊ということでご参加いただいて、多くの皆さんに支援していただこうと。
 それから、1つ飛びまして、「指定管理鳥獣捕獲事」。これはイノシシ、ニホンジカなんかの被害が全国的に問題になっておりますので、OJTによる捕獲の担い手を育成する。
 それから、1つ飛びまして、(「ブリ資源回復調査事業」)今年は残念ながらブリがあまり獲れなかったわけですが、水温や回遊ルートなど、ブリ漁獲量の変動要因の調査・解析なども行って、これは水産庁や専門家ともご相談して進めていきたい。
 それから、少し飛びますけれども、「富山湾漁場環境総合調査事業」というのもございます。これは、富山湾の漁場としての中期的な変動の把握などの総合調査を行う。
 それから、もう少し下のほうへ行きますと、全国植樹祭関係もございます。
 それから、右の国際協力では、もちろん今のG7の環境大臣会合、それから北東アジア自治体環境フォーラム、それからこの機会に環日本海生物多様性共同調査、先ほど申しあげたスナガニとかですね。
 それから、青少年のグローバルリーダーの育成。
 それから、右下のほうに行きまして、地熱資源の開発、これは企業局のほうに大いに頑張ってもらおうと思っております。
 それから、「公営電気事業経営ビジョン検討事業」。これは今後の公営電気事業のあり方について、今回、電力のいろいろな面での自由化ということもありますので、そういう中で富山県の電気事業どうあるべきかということも勉強してまいりたいといったようなことでございます。

 それから、もう1枚おめくりいただいて、「健康先進県」戦略とありますが、ここは左のほうを見ていただきますと、生活習慣の改善のところですが、先ほども少し触れました「富山県健康寿命日本一推進プロジェクト事業」で、一連の事業がここに上がっておりますので、ご覧いただきたいと思います。
 それから、その下に『「くすりの富山」の伝統を活かした健康づくり』ということで、薬用植物の話なども上がっております。
 それから、左から2段目に「高齢者の生きがいづくりと介護・認知症予防」。ねんりんピックのことや地域包括(ケア)システム、それから(「スポーツの振興」では)富山マラソン、また、プロと連携した健康スポーツの推進。
 それから、医薬品産業関係では、その下に先ほど申しあげた「薬都とやまこども医薬品開発推進プロジェクト事業」とか、あるいは「ヘルスケア創造プロジェクト事業」。
 それから、一番下は、医薬品関連産業活性化、大体先ほどお話ししました。
 それから、がん予防にも力を入れてまいります。
 それから、右のほうでは、乳幼児期の疾病予防、それから歯科口腔の保健対策、もちろんリハビリテーション、これはリハビリテーション病院・こども支援センターも(28年1月から)スタートしております。
 それから、6次産業化等ですね。あと、適正農業推進の事業、深層水の利用といったことです。

 それから、重要政策の最後の「人づくり」ですけれども、これも「子ども」、「若者」、また「働き盛り」、「高齢者」というふうに整理してございますが、大体今までの話に出ていると思いますからご覧いただきたいと思います。

 あと項目だけ見ていただくと、資料5でですね、施策テーマ別の主な事業というのがございます。23項目ありますが、1枚おめくりいただくと、中小企業関係、いろいろ事業を整理してございますので、ご覧ください。

 それから、2枚目がものづくり産業関係で、大事なことは先ほどある程度お話ししていますが、それ以外にも、航空機への参入、ロボット技術研究ネットワークとか、あるいはデザイン関係とか、新たなチャレンジを行うことにしております。また、IoT活用のビジネスの革新ですね。

 それから、次は人材確保・育成、雇用の確保関係で、この中に子宝モデル企業みたいなのも上がっていますし、Uターン女子応援というようなのも入っております。伝統工芸関係も入っております。

 それから、4ページは、活力ある県土づくりの社会資本整備ですから、これはご覧いただきたいと思いますけれども、先ほどお話に出なかったことでいうと、右側に洪水浸水想定(区域)図をつくる。県管理のこれは41河川についてつくることにしております。
また、民間の大規模建築物の耐震改修ということで、耐震性に問題があるところの改修ということになった場合に、国だけではなくて、県としても補助対象にして応援しようと。
 それから、その下に「地区ぐるみ空き家対策モデル地区の支援」というのもありますが、今のところ県内5カ所ぐらいで、1カ所例えば30万円ぐらい支援するとかいったようなことを考えております。

 それから、次が地域交通ネットワーク関係ですけれども、左上のほうに「市町村交通ネットワーク再編計画策定支援事業」とか、「市町村内交通ネットワーク拡充モデル事業」とか、ここは少し先ほど説明が足りなかったと思いますが、市町村が運行しているバスが、例えば拠点駅との接続利便性を向上させる。例えば、1日今まで5往復しかしていないと、非常に不便だから利用率が上がらない。しかし、これを例えば8往復にしたらもっと利用率が上がるというような場合に、そこはモデル的に少し補助率も、例えば3分の1補助が本来なのだけれども、より利便性を高めるためにその部分は2分の1補助にして、モデル的に応援しましょうといったような、かなり意欲的な内容になっていますので、またご注目いただければと思っております。
 あいの風(とやま鉄道)関係のこともありますが、省略いたします。
 あと、5ページの右側に「台北便利用促進・SNS活用魅力発信事業」とあるのは、先般、チャイナエアラインの孫会長さんがいらしたときに、台北便さらに充実したいのだけれども、ぜひアウトバウンドのほうも応援してほしいということがあり、富山に台湾からいらっしゃる人は非常に多いのですが、その逆も一定程度あるように、実際ニーズはあるはずなのでやろうということでございます。
 それから、富山空港関連では、その下から2行目、「富山きときと空港マイエアポート意識醸成支援事業」とか、これは新たな賑わい創出をやる。それから、空港の駐車場をもっと有効活用できないかと、こういったことを取り組むことにしております。

 それから、次の環日本海(物流・経済交流)関係も、話せば長いのですけれども、中ほどにとやまの農林水産物の輸出事業を進めていくといったような事業が上がっておりますし、また、ビッグデータを活用して企業誘致を進めるといったようなものも上がっております。

 それから、7ページが、伏木富山港関係でございます。外航クルーズの誘致とか、新湊マリーナの拡張、それからオーナーの誘致関係に力を入れてまいります。

 それから、次の強い農林業と魅力ある農山漁村の創造、これも話せばすぐ2、30分ぐらいしゃべることあるのですけれども、中ほどの上のほうに「担い手確保・経営強化支援事業」、それから「中山間地域の担い手収益力向上支援事業」とか、それから「集落営農強化促進事業」、それから中ほどの下のほうに「富山オリジナル日本酒開発支援事業」とか、『「富山のさかな・水産加工品」ブランド化推進事業』とか、それから「とやまの農林水産物輸出戦略支援体制強化事業」とかといったものが上がっておりますので、ご覧いただきたい。
 また、右の中ほどに「とやま型中山間地域資源利活用推進事業」というのも上がっていますが、これも意欲的な取組みで、県内3カ所ぐらい考えております。
 (有料無花粉スギ)「立山 森の輝き」(の普及)も努力してまいります。

 それから、9ページは観光関係でありまして、一番上に「日本版DMO活動事業」というのがあって、かなり詳しく書いてありますので、ぜひご注目いただきたい。それ以外のこともたくさんありますが、ご覧いただきたいと思います。

 それから、10ページは、「世界で最も美しい富山湾」の保全活用で、それに着目した整理してあります。

 それから、11ページは賑わいあるまちづくりで、空き家対策等も入れてございますし、市町村と連携するまちの未来モデル事業も上がっております。

 12ページは、子育て支援関係であります。大体先ほどお話ししましたので、省略します。

 それから、13ページは小・中学校関係、14ページも教育関係でございます。

 それから、15ページがふるさと教育で、大伴家持生誕1300年(記念事業)、それから立山砂防の世界文化遺産への取組み等も上がっております。

 それから、芸術文化が16ページですね。美術館とか、あるいは利賀の問題とか舞台芸術祭、立山砂防等々が上がっております。

 それから、17ページは水と緑の森づくり、18ページががん対策、それから19ページは健康づくりで、先ほど申しあげましたように、今回は県民挙げて取り組むことにしております。

 それから、20ページが福祉関係で、地域包括ケア等に力を入れてまいります。それから、障害者対策も力を入れます。

 それから、(21ページは)スポーツ関係。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを念頭に置きまして、また、プロスポーツの振興等も力を入れてまいります。

 それから、(22ページの)環境関係は、G7の環境大臣会合もありますので、この機会に各般の事業を進めます。

 最後は安全・安心、こういうことであります。

 最後に、2月補正を簡単に申しあげます。
 今回、補正額が94億6,700万円ほどでございます。
 1枚おめくりいただきますと、国の地方創生加速化交付金を活用しまして、本県のUIJターンの加速化とか、あるいは県内商工業の「稼ぐ力」の強化とか、農林水産物の魅力向上、アートとデザインを活用した伝統工芸品産業の活性化、あるいは薬都とやまヘルスケア創造プロジェクト、それから首都圏情報発信、それから先ほど申しあげたDMO関係。
 それから、2番目の柱として、医療・介護体制、子育て支援ですね。
 それから、TPPを見据えた本県農業の体質強化。
 それから、防災・減災と地方創生加速化のための社会資本整備で、大体、内容はご覧いただければわかると思いますけれども、特に先ほども当初予算の冒頭にお話しした地方創生加速化県単独事業の追加計上。これは本来ならば当初予算にのせてもいい内容なのですけれども、なるべく切れ目なく発注をして、地方創生を加速化していきたい。ソフトも大事ですけれども、ある程度ハードも大事だということで、あえて2月補正予算で計上して、早く事業執行を進めていくということでございます。
 その後が公共事業関係、それから今の県単独関係の予算が上がっておりますので、ご覧いただきたいと思います。
 以上で説明を終わらせていただきます。

2 質問事項

説明を聞く記者○記者 
 4点、(予算)全体について、少子化対策について、あと農業分野について、最後、空港政策について、お願いします。
 まず、(予算)全体についてなのですが、改めて、重きを置いたことなど、一言で言えば、どういった予算編成にされたのか、どう取り組まれるのか、意気込みを簡単に教えてください。
 少子化対策についてなのですが、結婚から子育てまで切れ目のない支援ということで、10.9億円と大きく計上されていますが、改めて、新年度予算における重要性、知事の捉え方を教えてください。
 あと、農業分野で、特にお米についてなのですが、TPPだけではなく、米の政策見直しもあり、産地間競争が激化すると思われるのですが、新品種への期待について教えてください。
 そして最後に、富山空港の予算についてなのですが、今年度の1.5倍と、また引き続き力を入れる分野となっていますが、今年度との政策の違い、改めて、空港活性化の意義について。この4点教えてください。お願いします。

●知事 
 まず、予算全体を一言で言えばということですけれども、今回、予算の冒頭の資料の右肩にありますように、「未来とやま輝き予算」というネーミングにしたのですけれども、私は、先ほど来お話ししましたように、11年と3カ月ほど前に知事に就任しました時に、400億円の財政構造赤字があるということが判明したことと、あの時点から、当時で言えば2,300億円に達する新幹線の地方負担をおおむね10年で払い終わらなければいけない、これは容易ならざることがあったということで取り組んでまいりましたが、今回ようやく財政構造赤字をゼロにできて、かつ新幹線の負担金もほぼ払い終わった。ですから、いよいよ富山県財政、大変健全な姿になって、昨年、新幹線開業ということもあり、これからが新幹線時代の新しい富山県づくりの本格的なスタートの年なのだと、こういうふうに思っております。当面の3年、5年ということも大事ですけれども、10年、20年、30年後の新幹線時代の富山県のあるべき姿、グローバル化も進む、少子化も進む中で、いかに活性化して、県内に県民の皆さんがいきいきと働き暮らせる富山県にするかということを、そのためにしっかりスタートする予算だと、こういうふうに思っております。
 ですから、今度の予算の性格というのを一口で言えということですが、やはり今申しあげたように、財政の健全化も一応達成できましたので、そうしたしっかりした財政基盤の上で、新しい新幹線時代の富山県をつくる、そういうスタートにふさわしい積極的型の予算にできたのではないか。
 その中に当然、とやまの未来創生、また、その先を見た経済・文化長期ビジョンに基づく施策、また、経済・文化だけではなくて人づくり、こういったことに個々の予算を見ていただくとわかりますが、意欲的な取組みを各般にわたってできたのではないかと思っております。
 それから、少子化対策についてどうかということですけれども、これはですね、やはり県民の皆さんに、少子化対策といっても2つあるのですね。1つは、まず若いご夫婦に安心して子供を産み育てられる、そういう環境もつくって、前向きに結婚し、出産もして、かついきいきと働き暮らしてほしいと、このための条件整備という話。もう一つ、なるべく県外に流出する社会減を減らして均衡させる、それにはもっともっと富山県を魅力ある場所にして、かつ、今でもかなり住みやすくて暮らしやすい、あるいは働きがいのある企業がたくさんあるのに知られていない。それをしっかり首都圏とか全国にアピールするということが大事です。そのことに力を尽くしたつもりでございます。
 いま言われた少子化対策10.9億円というのは、少し狭い意味での子育てのことをおっしゃっているのだと思いますが、先ほどもお話ししましたように、まず若い人たちが、何か結婚するというのは大変だとかという、あるいは子供をつくると大変だとかという話だけがイメージとして少し先行しがちなのですが、実は結婚しお子さんを持つということは、生きとし生けるものがみんなそういうことだからこそ生き物なのですけれども、実際にご家庭を持ってお子さんを持ってらっしゃる方に伺うと、本当に子育てというのは大変だけれども楽しい、充実感があるというお答えがやはり非常に多いです。そういうことをもっと、まだ結婚されていない若い皆さんにもお伝えをして、かつ、いま男性だけではなくて、女性も家庭の外で仕事を持つ時代ですから、職場で自然に出会ったりする場合にでしかなかなか出会いの場がないということもよくお伺いします。なので、先ほど申しあげた結婚支援のネットワークをさらに充実したり、一昨年スタートしたマリッジサポートセンターの機能強化を図ったり、また、今申しあげた結婚してお子さんを持っていくということが、実は大変な面もあるけれども、すごく幸せで充実していることなのだということをアピールするために、「TOYAMAハッピーライフキャンペーン」ですとか、あるいはお子さんの数が1人、2人はともかく、3人、4人というと大変だというイメージを持つ方も少なくないのだけれども、実際にお聞きすると、3人目、4人目もという方は、やはりお子さんが好きだとか、お子さんと一緒に家庭を持つということが幸せだというふうに夫婦ともに思っていらっしゃる方が多いのですけれども、そういうことをみんなでお祝いしようじゃないかというので、例えば第4子以上の誕生のお祝い事業をやるとかというようなことに力を入れております。
 また、子育て環境整備ということで、先ほども年度途中で入所する方を受けとめるように、保育所の保育士さんをあらかじめ年度当初に、今まではせいぜい1人だったところを2人まで確保できるようにしやすくするとか、あるいは放課後児童クラブなどについても充実強化するとか、あるいはお子さんができて、三世代同居とか近居をされる場合は、特に同居される場合の不動産取得税を減免するとか、あるいは金利を安くする。要するに結婚して出産をして子育てもしながら、仕事も充実して生きられる、そういうことについてのいろいろな差障りというか、障害になっている面の整備をして、そして社会全体で次の時代を担う若い人がやはり出会いがあって、結婚をして出産をして子育てをして、自分の次の世代をまたつくっていく、そういうことが充実した形でできる、様々な施策を計上しているわけであります。
 それから、3番目のお米の件ですけれども、先ほども申しあげましたように、TPPということはもちろん農業に携わる方にとっては重い課題なのですけれども、しかし、政府の対策も一定程度出ておりますし、守りの点についてはもちろん県としてもしっかりサポートしますが、同時に、TPPは海外にいろいろなものを輸出する際には関税が低くなったり、いろいろな点でアクセスが容易になるということですから、この機会に富山県の品質の良いお米とか、あるいはお酒とか、あるいは富山干し柿とか、あるいは呉羽梨とかリンゴとかいったようなものも含めて(輸出する)。これは消費地のニーズによりますけれども、香港とかシンガポールとか、割合、少々値段が高くても品質の良いものをぜひ食べたいというような層がたくさんいらっしゃることがわかってきておりますから、ぜひそうしたことで、むしろ積極的に(海外にも)打って出る。グローバル化の時代ですから、守るだけではなくて、守ることも大事ですけれども、積極的に打って出る。そして成果を上げていくという、そういうチャレンジ精神で今の農家の皆さんにも頑張っていただけるように、またそういう努力がしやすい、チャレンジをしやすい環境づくりをしたいということで、いろいろな予算を組んでおります。

 また、新品種への期待ということですけれども、ここ数年、県の農林研究所(※農業研究所)でコシヒカリを超える新品種を開発ということで頑張ってくれていたのですが、今回、非常に優良なものを、いろいろな可能性があるものを、特にこれが良いのではないかというのを3系統に絞れたということで、今年、それのうちの1系統に絞って試験栽培をして、それがさらにしっかりした評価を受けられれば、あるいは少し栽培方法などで見直すようなことはまた改善をして、29年度あるいは30年度ぐらいには出荷できるように取り組む。コシヒカリという品種は、富山県も稲塚権次郎さんとか、日本だけではなくて、世界的にも実は知られて、優れている酪農家というか研究者、パイオニアを輩出した富山県ですから、今のコシヒカリはもちろん国内あるいは国際的にも評価されている品種ですけれども、温暖化に伴って、ちょっと暑さに弱いという点も出ていますから、そうしたところを乗り越えるような、かつ、味もすばらしいというものになってくれるのではないかと期待していまして、これを富山県の新たな農業の看板の一つにして頑張っていきたいと思います。
 それから、富山空港につきましては、羽田便が6便から4便になったのは残念ですけれども、全日空さんもそれだけではなくて、昨年来いろいろお願いしてのことですけれども、今度は沖縄などへのチャーター便ということもやろうという方向になっていますし、これは7月頃の5便だけではなくて、秋以降にもできればさらにやってもらいたいというか、お願いしたいと思っていますし、将来の新規路線ということも議論があると思います。
 それから、全日空さんに限らず、FDA(フジドリームエアラインズ)さんが昨年、相当の数のチャーター便を飛ばしてくださったり、また、将来はLCCとか、いろいろな可能性もあるのだと思います。そういうことも念頭に置き、同時に、富山空港は大変広い駐車場を無料で提供してきて、今、北陸新幹線ができて、それは一番、良いことなのですけれども、飛行機という点については、お客さんが一定程度かなり減って、駐車場もかなり(利用者数が減った)。そういう意味では以前よりも余裕がさらに出ていますから、これをもっと有効活用する方法がないかと。
 富山空港を、路線の面でも、いらっしゃるお客さんの面でも、できるだけ安定的に、将来の新たな可能性を探るためにも、賑わいのある場所にやり続けることが大事ですから、例えば富山空港のスペースを利用したイベント、県民の皆さんが楽しめるようなイベント開催をするとか、あるいは民間の皆さんにもいろいろな行事とか催しに活用してもらうようにする。それからレンタカーについては結構ニーズがあるので、今、富山空港とレンタカーの位置が若干離れているのですけれども、もう少し利便性を高めることができないかとか、いろいろなことが考えられるわけで、そういうことについてしっかりやっていきたい。
 それから、今回、昨年に比べると、富山空港活性化の予算も1.5倍にしましたけれども、その中でも例えばレンタカーの活用についてはニーズがあるということがかなりわかりましたから、昨年はとりあえず試験的にやってみたレンタカーの(レンタル料を)一定程度大幅に引き下げるという費用は、全部公費、県費でやったわけですね。しかし、これはやはり永続的ではないということで、今回、レンタカー業界の方にお話しして、一部企業のほうも協力してもらって、例えば引き下げる分のうち一定の分は企業のほうで協力してもらうと。残りは県が公費で持つとか、そういうふうに制度としてより合理化というか、リーズナブルな形にして、なるべく続けていこうというふうな工夫もしております。
 それから、富山空港に立ち寄る、例えば高山方面から来てもらいやすくするとか、そういったことについても配慮する予算を付けていますので、それから、もちろん富山空港を使って、県内で少なくとも1泊をして、広域観光されるといったような方々がもっと来ていただきやすいようにする。
 それから、これはもちろん学校側の事情もあるから、無理は言えませんが、これまで以上に例えば修学旅行に飛行機を使うことにして、富山空港を利用してもらうとか、これは航空機の運賃がずいぶん下がって、新幹線とあまり違わなくなってきていますから、十分成り立つ議論だと思います。今までは飛行機の値段がどうしても電車よりもかなり高かったですからなかなか難しかった。今、新幹線開業ということもあって、全日空さんも思い切って料金を下げてらして、そういう面では航空機利用が、費用の面では十分選択できる体制になってきていると思いますから、そういうことをもう少し学校や、もちろん学校以外の企業の皆さんにもさらにPRをして、できるだけ活用してもらう、そういうふうにしていきたい。
 同時に、新幹線は確かに便利なのだけれども、東京や他の鉄道を使っていろいろなところへ行くには便利なのですが、やはり飛行機の良さというのは、羽田というのを一つ結節点にして、九州、沖縄ももちろんそうですし、世界の各地にそのまま乗継いでいけるという利便性があります。その利便性を維持するには、やはり富山−羽田便というのは非常に大事ですから、そういうことで、これは官民挙げて安定的に維持できるように努力していきたいなと思います。

○記者
 今ほどの羽田空港の関連なのですけれども、日米での発着枠の交渉が昨日ニュースで見られました。非常に日中にアメリカへ行けるという便が羽田で広がるということになりまして、富山空港、今の知事のお話にありましたとおり、非常に追い風というか、朗報だと思うのですが、この点について、知事はどのようにお考えになっていらっしゃいますか。

●知事 
 おっしゃるとおりだと思いますね。例えば、中国とか台湾とか、あるいは韓国とか、近いところは直行便も可能ですからですけれども、やはり人口107万人の富山県で、仮に周辺から利用喚起したとしても、なかなかアメリカに行くようなということは実際問題、途中で給油も必要になったりしますから難しいので、むしろ羽田空港でアメリカとかヨーロッパとかへ行く路線がたくさん増えるということが、富山−羽田便の価値を一層高めることにもなりますから、私はこれは非常に良いことで、一層富山−羽田便の価値、あるいは富山空港の値打ちというものも上がってくるので、これはある意味ではフォローの風ではないでしょうか。そうしたこともしっかり活用していきたいなと思います。

○記者 
 あいの風とやま鉄道の高架下の開発のことなのですけれども、開業時にオープンしていないために残念がる声も多いと思うのですけれども、前向きに捉えれば、開業後の状況を見て、何を入れるかという判断ができるということも考えられるかと思いますが、今のところ、開業後の状況を見て、知事はどういうものを入れればいいかと今の時点でお考えのものがあればお聞かせください。

●知事 
 よくご存じでいらっしゃっているのですが、もちろん新幹線開業のときに高架化も同時に終わっているというのが理想形だと思うのですね。ただ、これは、私が知事に就任してから3カ月か半年ぐらい経って気がついて、大議論になったのですが、それ以前のいろいろな事情で、例えば(日本国有鉄道)清算事業団さんがホテルやマンションに富山駅周辺の土地を売られたりしましたので、結局、連続立体事業をやる際の仮線の確保に必要な用地が大体ざっと50平方メートル、あるいは少なくとも30平方メートルぐらい足りなかった。もう少しあれば仮線を一度につくって、一気に連続立体事業ができたのだけれども、それができなくなったがために3年ぐらいずれることになった。ずいぶん清算事業団とか国交省とも議論したのですが、他に方法がないということで、やむを得ずこういうふうになっております。その点、今でも残念に思っているのですけれども、それはそれとしまして、ぜひ、早く連続立体事業を完成させて、その高架下については、できるだけ鉄道利用者の皆さん、あるいは周辺の利用される県民の皆さんに良いものができたなと言ってもらえる場所にしたいと思っております。
 そこに何を置くかということですけれども、これは少し幅広く考えなければいけないわけですね。例えば、開業前の調査ですと、どんなものが高架下にあったらいいですかと聞いたら、やはりこれは地元の魅力的な産品とかいうものも置いてもらいたいし、それから気軽に立ち寄れる、食事ができたり、お茶を飲んだりできるスペースが欲しいとか、そういうことがすごく多かったと思うのですけれども、開業した後よく聞く話は、富山というのは例えばお魚がすごくおいしいので有名なというか、みんな誇りを持っているのに、例えば終着駅の金沢駅は近江町市場みたいのがあるけれども、富山にはそういうスペースが駅の周辺にないのはまことに残念だと。ですから、今度やむを得ず、暫定的に富山駅の南のほうで、一部の民間の有志の方が富山のお魚を売るスペースを確保して今やってらっしゃる。その結果どうなるかと、多分評判が良い、評価されるのではないかとは思いますけれども、そういうのを見る必要がある。
 それから、今度、(先ほどの)予算の説明の時にそこまで言うと長くなるので言わなかったのですが、今度の予算にも経費を上げておりますが、今までCiCの5階にあった、富山県が関連でやっている「いきいき富山物産」(※店舗は「物産センター富山」)のスペースを基本的に1階に移すことにしている。そこで観光客、ビジネス客や富山駅を広く利用される県民の皆さんにとって、良いものがあるなと言ってもらえるような、今まで5階にいた時、もちろんそういう配慮してなかったわけではありませんが、一所懸命やってはいらっしゃるのだけれども、少し物足りないという声をよく聞きましたので、例えば魅力ある伝統工芸品みたいなものを置くとか、あるいは少しそういう食べ物みたいなものも置けるとか、これは今、南口にお魚を扱おうとしていらっしゃる皆さんの内容を見ながら、あまり似たようなことをやってもいけませんからというようなことだと思うので。それが、実際、例えばCiCの1階がそのことによってどの程度活性化するか、お客がどういう人がいらっしゃるか、どういう印象を持たれるか。幸い時間に余裕がありますから、それを見た上でですね。一方、JRさんにも、南口の土地はご承知のように、JRさんと富山市さんが土地をお持ちなのですけれども、将来どうされるのですかと。なるべく早く私としては、多くの県民の皆さんが良いものができたなと思っていただけるようなものに活用してほしいと思っているのですけれども、それJRさんも今検討されているはずですが、そういうものが何かできるとしたらどんなものになるのか、そういう周辺のものといろいろバランスをとりながら、では、今度の高架下には何を置いたら観光客やビジネスのお客さん、あるいは多くの県民の皆さんにとって、良いものができたということになるのか。そこは少しお時間をいただいて、やはり総合的に考える、何か自分だけよければいいというのではなくて、これはやはりバランスの話ですから、そういうふうにしていきたいと思っていますので、いましばらくお時間をいただきたい。ただ、これは非常に大事なことですから、県として真剣に、意欲を持って取り組みたい。もちろん、あいの風(とやま)鉄道とも相談しなければいけませんが、そう思っております。

○記者
 確認なのですけれども、今回の予算は、結婚から子育てから三世代同居からいろいろなところ、多岐にわたっていると思うのですが、基本的にやはり人口減対策という感じがするのですが、この人口減対策というのがうまくいくかどうかというのは、地方創生の成否に関わってくるというふうな理解でよろしいかどうか、知事のご見解を、短くて結構なので教えていただければと思います。

●知事 
 「とやま未来創生戦略」にも書いていますように、もう人口減はある程度避けられない。ただし、今、目標にしているのは2040年だったかな、80万人かいくらか、あの数字はご承知のとおりですが、ほっておくと64万人でしたか、なるのだけれども、その80万人ぐらいにはとどめたいと、そのこと自身もかなり高い目標だと思うのですが、そのために何があるかと。(※目標人口は2060年に80.6万人、国立社会保障・人口問題研究所の推計では2060年に64.6万人)
 1つは、やはり自然増減という意味では、出生率をなるべく上げていく。ただ、それは単に若い皆さんにプレッシャーかけて、子供さんたくさんつくってくれということではなくて、若いご夫婦が安心して子供を産み育てられるような環境をつくらなくてはいけない。それは、やはり安定した収入もなくてはいけないから、働く職場、魅力的な職場も必要でしょうし、それからもちろん住むところは富山県は非常に重視していますが、赤ちゃんができたら保育所とか学童(保育)へ来るわけだけれども、そういうこともきちっと整備しなければいけない。こういう環境整備が大事だと。
 それから、社会増減でいえば、やはり今、18歳、高校を出た後、大学卒業した後に、男女ともトータルでは県外、東京などに流出している比率が多い。ただ、幸い20歳から24歳まででいうと、今では一昨年になるが、男性についてはプラス30人になりました。しかし、女性は相変わらず700人ぐらい流出していたのが確か500人台に減ったことは減ったけれども、まだ流出しているので、これをどうやって歯止めをかけるかと。それは、何としても、結局、高校を出た時、大学を出た時に流出するというのは、結局、富山で働くよりも、あるいは暮らすよりも、大体東京などが魅力的だと思うからそうなる。ではどうしたらいいかというと、やはり富山県に、若い皆さんが、特に女性の流出が多いから、富山で働いて暮らそうと思うようなことを考えなきゃいけない。あるいは大学に入る時もそういうことを考える。そこで、例えば県立大学に医薬品工学科とかをつくったり、ロボットとか複合素材とか、社会基盤系のいろんな学科の充実を図って、定員を増やすというのも1つですし、それから特に女性ということでいうと、女性の志望者が多い4年制の看護学部をつくるというのもそうですし、何しろここ数年、毎年70人ぐらいの人が4年制の看護学科に行きたいから県外に流出していらっしゃるというデータも出てきましたから、そういうこともやる。
 それから、職場、働き口で言うと、例えばものづくり。今まではどちらかと言うと、女性は何かものづくりというのはあまり縁遠いというイメージが、雇うほうもあったかもしれないし、女性もそう思っていた。しかし、実際に現場で働いてみると、男性の良さもあるけれども、女性の良さもすごくあるわけで、ものづくりの現場でも。したがって、先ほどもものづくり女子の研修みたいな事業の説明をしたのは、そういうことにも力を入れますし、それからもう一つは、どうしても今、経済社会が成熟化しているせいもあるけれども、若い皆さん、男女問わず、就職する時に、収入も高いにこしたことないけれども、なるべくクリエイティブな仕事を、何か創造性を発揮できるような仕事、自分の可能性を広げるような仕事に就きたいという思いが非常にあるのだと。その証拠に、これはいい話だから名前を挙げていいと思うのだけれども、能作さんと話をすると、今、ニューヨークでもパリでも製品を出品されて、非常に評判も良いし、東京の三越などにも置いたりされているから、その噂を聞きつけて、若い人で東京などでも名の知れた大学を出た人が訪問してきて、「いや、あなたがいらして、そんなに高い給料を払うほどうちは余裕がないよ」と言ったら、「いや、処遇はそんなに良くなくてもいいから、能作さんのような会社で私は働きたいのだ」と言う若い人が結構来ると言う。そういう企業を富山県にもっと増やしていかなければいけない。
それは、何も工芸品の分野だけではなくて、先端産業でも、名前を出すといろいろありますが、みんなまさに世界でも評価されるような技術を持ったりしている企業はたくさんあるわけです。例えば、スギノマシンさんなどは、ウォータージェットの技術で金属を切るというようなことももちろんありますから、自動車関連のいろいろな仕事もされている。最近は、その技術を使って医薬品とか化粧品とか、そういう分野でも活躍しようとされているわけです。それを県も後押しして、それはスギノマシンさんのところと、ある分野で例えば繊維だったらここの企業、あるいは再生医療だったらこういう大学と企業、そういうネットワークを県も応援をしてつくって、さらにハイレベルの先進的な産業を起こそうとしているわけです。そういうところに若い人はやはり魅力を感じて、来てくださると思うのです。そういうことをいろいろな分野で、別に工芸とかだけではなくて、先端産業もそうだし、それから同じ医薬品産業でもです、単に大きな会社から受託しているだけではなくて、それは製剤技術が優れていることも大事で、それも大事なことなのだけれども、ある隙間というか分野をとると、もうここしかできないという技術力を持っている企業はたくさん富山にあるのですから、そういうところをもっと磨いてもらって、さらにそれを若い人も魅力を感じるようにする。ですから、先ほどの医薬品の容器とか印刷とか、いろいろなものと医薬品産業をもっとコラボして、よりハイレベルの医薬品あるいは医薬品産業にしていかなければいけないという話を先ほどしましたが、まさにそれは個々の企業や産業の発展と同時に、そういうことを通じて次の時代を担う若い人が富山県の産業に魅力を感じて、そういうことなら私はここで働こうと、ここで暮らそうというふうに思ってもらえるようにしようとしているわけです。
 例えば、「世界で最も美しい湾クラブ」にいろいろ努力して入らせてもらったのも、立山連峰はすばらしいけれども、やはり海越しの立山(を見ると)、富山県は今や、少し社交辞令もあるかもしれないけれども、日本のスイスだけれども、それが美しい海付きの、湾付きのスイスだというふうに言ってくださるようになってきているわけです。これで産業も、今言ったようにグレードの高いクリエイティブな産業がもっと増えていけば、私は非常に良いところになる(と思う)。
 それから、ここで働き暮らして、たまに大都市の空気が吸いたければ、新幹線なら2時間で(東京に)行けるわけですから。したがって移住も増えてくると思いますし、また増やそうと。ですから、東京のアンテナショップも、それからいま、有楽町にある「富山くらし・しごとセンター」も(設置して)移住を大いに進めようと思っているのですが、これもご承知のように、もう7、8年前までは200人ぐらいだったのが、3、4年前ぐらいから300人ぐらいになって、一昨年が411人ですか、去年はさらに増える傾向にあると思うのですが、そういうことも含めてやっていこうという気持ちでおりますし、また、そういう思いでこの予算ができていると、ぜひご理解をいただきたいなと思います。

○記者
 空港対策についてなのですけれども、昨年(平成27年度予算)も前年(26年度予算)の5倍だったと思うのですが、今年(28年度予算)が1.5倍ということで、今後の見通しなのですけれども、今は新幹線開業直後の緊急対策的な部分でこういう対策費が膨らんでいるというふうに考えるのか、それとも今後もこれぐらいの規模の支援が必要だというふうに考えているのか、そのあたりをお願いします。

●知事 
 去年(27年度予算)はかなり一気に増えたのは、新幹線開業前は富山空港も安定していて、富山−羽田便などはある意味では全日空さんにとってドル箱みたいな部分もあったから、新幹線開業ということで、間違いなく過去の例からも、便数維持ももちろん大変だし、路線の維持だって危ないということでしたから、一気に予算を増やしたのですけれども、特に同時に去年は最初(新幹線開業初年度)だったということと、ちょうど政府の需要喚起型の特別の交付金もあったりしましたので、やや実験的にやってみた施策もあるのですね。そこの経験を踏まえて、今年(平成28年度予算)は消費型のそういう国からの(交付金)を外しても、1.5倍ぐらいの予算になっているのだと思います。
 今後どうするかということですけれども、やはりこれは費用対効果のことで、今は、もちろん今回の予算は、昨年の経験に鑑みて、より効果の大きいもの(を選び)、これは少し使いにくいなというものは取りやめて、ビジネス客にしても観光客にしても、あるいはもちろん県民の皆さんもより使いやすい、そういうものにシフトしたつもりです。また、これは28年度やってみて、それ(空港)をお使いになる方のご意見、ニーズもお伺いする。また、県としても、もちろんそういう評価もしながら、もちろん全日空さんなどの関係者、観光事業者、いろいろな方とご相談しないといけませんが、その中で効果の高いものを続けていく。結果として、金額(予算)がさらに増えるということになるのか、ほぼこのぐらいで安定するになるかは、これは実績を積んでみないとわからないと思います。

○記者 
 その資料にあるように、県債残高が49年ぶりに減ったということなのですが、やはりこれをさらに減らしていくために、県として今後取り組んでいくこと、また、国に求めていくもの、これはどういうふうに考えてらっしゃいますか。

●知事 
 これはまず、先ほど申しあげたように、県債残高が減ったということは、本当に私にとってもうれしいことなのですけれども、また、これまでの努力がそれなりに報われたかなと思う。同時に今後も、県債残高のもっとも減れば減るほど良いというものでもないと思うのです。つまり、いろいろな建設投資、社会資本整備などをする時に、例えば道路をつくる、橋をつくる、あるいは美術館をつくると、みんなつくれば50年、60年、短いものでも40年ぐらいの耐用年数がありますから、それを単純に一般財源でやるよりは、ある程度借入金でやるというのはリーズナブルだと思います。ただやはり、今はまだ(県債残高は)多いほうで、もう少し下げたいと思いますから、これからも通常の起債については税収とか一般財源確保に努力しながら、できるだけ新規発行については慎重にしていきたいと思います。
 同時に、やはり大事なのは国の財政事情で、特に臨時財政対策債というのは交付税の身代わりでくれるわけで、これがどんどん増えるということになると(県では)減らしていきようがないので、まず通常債についてはより安定的になるように、また、できればもう少し減らすようにしたいと思っていますが、臨財債については、これは結局、国の地方財政対策、国・地方の財政事情と関連するのですが、これは富山県としても努力しますし、全国知事会としても、地方六団体とも連携しながら(国に)働き掛けもしていきたい。幸い、知事会の(地方)税財政(常任)委員長もやっていますから、そういった点でまた努力したいと思います。

○記者 
 北陸新幹線絡みなのですが、予算の中にも北陸新幹線開業効果の持続・深化とありますが、特に新年度2年目を迎えますが、この2年目というのをどう位置付けておられるのか、知事の考え方を教えてもらえますでしょうか。

●知事 
 新幹線はもちろん大変便利だし、安心な乗り物だと思うのですけれども、1年目というのは、やはりどうしても物珍しさもあると思うのですね。ですから、2年目が、ある意味では北陸新幹線開業によって利用者がどうなるかということの正念場。1つは、1年目に来た人は、やはり来てみて富山県は良いところだったなと、また来たいなと思っていただいた方がすごく多かったか、1回来たらもう当分いいなと思う人が多かったかということもある。1年目は非常に人気が出ましたから、実はまだ、今度、新幹線になって来るのは今度が初めてだという人も決して少なくないと思いますから、この1年の経験を踏まえて、しっかりとおもてなしの心で、また、新幹線開業時、富山駅前の広場なども含めて、いろいろ来訪者の方、県民の皆さんにご不便をおかけした時期もありますから、そういった点は、ぜひまた県や市、民間の皆さん、特に事業者さんとも話し合って、できるだけ多くの方が気持ちよく富山県を訪問してもらえるように、2次交通の充実も含めて、しっかり体制を整えて、初めて来た人は、やはり思ったよりもすごい良いところだなと思ってもらうし、昨年、1回、2回来た人は、去年は開業したてで、若干行き届かない点もあったけれども、ずいぶん良くなったなというふうに思ってもらえるように、しっかり環境整備をしなければいけない。
 また、案内の面でも、そのために例えば富山駅の案内所も、総合案内所と観光案内所の連携をよくするような予算をつけましたし、それから先ほど言った民間の動きで、お魚を扱うようなお店もつくられるとか、それから我々も例えばCiCの1階に5階のもの(物産センター富山)を移して、来訪者あるいは県民の皆さんのニーズによりフィットしたものを出すようにする。それから2次交通もそうですし、地鉄(富山地方鉄道)さんあるいは加越能(バス)さん、もちろんホテルや旅館の皆さん、観光業の皆さんとも連携しながらですね。
 また、今、幸い本当に多くの企業が、富山−羽田便の維持ということだけではなくて、いろいろな観光の面などでもご協力いただいている企業が多いわけで、県民の皆さんの中にもそういう方がおられますけれども、皆さんの力を合わせて、まさに新幹線開業後の富山県の真価が問われる年だということで、しっかり対応していきたい、そういうことを意識した予算に今回なっていると思っております。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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