富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成27年度] > 定例記者会見[平成28年2月12日(金)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成27年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成28年2月12日(金)]

◆日時 平成28年2月12日(金)午後2時03分〜2時45分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)北陸新幹線開業1周年記念事業の開催について リンク
(PDF994KB)
リンク
(5分48秒)
(2)G7富山環境大臣会合開催PRに係るポスターデザイン等の決定について リンク
(PDF1464KB)
リンク
(2分21秒)
(3)インタープリベント2018の富山開催の決定について リンク
(PDF31KB)
リンク
(3分9秒)
(4)新富山県立近代美術館(仮称)の名称(案)等について リンク
(PDF1160KB)
リンク
(3分59秒)
(5)奨学金返還助成制度の実施について リンク
(PDF4140KB)
リンク
(2分14秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)環境大臣会合PRポスター等のデザインについて
(2)インタープリベント2018開催決定の経緯について
(3)奨学金返還助成制度で期待する効果について
(4)日銀のマイナス金利政策の影響について
(5)アジア医薬品・医療機器薬事トレーニングセンターの移転について
(6)検定中の教科書の教員による閲覧問題について
(7)富山空港の民営化について
(8)北陸新幹線敦賀以西ルートについて
リンク
(26分14秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

1 知事からの説明事項

説明する知事●知事 
 それでは、私のほうから5件、記者発表をさせていただきます。
 最初に、北陸新幹線開業1周年記念事業の開催についてであります。
 お手元資料にありますように、3月12日(土)ですけれども、ちょうど3月14日に昨年開業してからほぼ1年たちますので、富山駅や富岩運河環水公園、親水広場、(とやま)自遊館、こういったところで1周年記念を行いたいと思います。
 内容的には、ここにありますように歓迎セレモニー、記念品の配布とか、また開業1周年を振り返る企画展示、それから花火の打上げ、それから首都圏会場との連携企画等々であります。
 例えば、この2番目の、開業1年間を振り返る企画展示では、1年間を振り返った約2分のメモリアル動画を活用して映像紹介をいたしましたり、また土産品・特産品としては、例えば「幸のこわけ」といったようなものを展示したり販売したりいたします。もちろん展示パネル等で開業1年間のさまざまな場面を振り返っていただく。
 それから、花火の打上げについては、これはJR西日本さんと連携しまして、15分間で約1,000発を打ち上げる。スタバ(※スターバックス)のテラスで点火式を行いますので、ご関心の方は来ていただければと思います。
 また、いきいき富山館とのイベント中継と首都圏会場との連携のところに書いてございますが、テレビモニターというかディスプレーで40インチぐらいのものを使いまして、富山県内での1周年記念事業の様子をいきいき富山館の前でモニターで見てもらえるようにする。首都圏のマスメディアにも周知しまして、できるだけニュースなどで取り上げていただくようにすると、こういうことであります。
 また、その他のところにありますけれども、ミニ新幹線乗車体験というのは、自遊館の前の親水広場で大人も乗車できるW7系をデザインしたものを置きまして、皆さんに楽しんでいただくというようなことでございます。
 全体スケジュールはその下に表になっておりますので、ご覧いただきたいと思います。
 それから、なお、2枚目を見ていただきますと、富山駅以外でも新高岡駅、黒部宇奈月温泉駅については、それぞれ新幹線まちづくり推進高岡市民会議、それから黒部宇奈月温泉駅の場合は新幹線開業くろべ市民会議、それぞれ中心になっていただいて、JR西日本さんなどと連携して、この1周年のさまざまな行事をしていただきます。
 なお、(新幹線まちづくり推進)高岡市民会議や(新幹線開業)くろべ市民会議については、県としても補助金(※負担金)なども出して応援をするということにいたしております。
 内容はここに書いてあるとおりでありますので、説明はいいかなと思いますが、新高岡駅では3月11日の夕方から、もう始めるということでございます。
 それからまた高岡では、県西部6市の観光案内といったことも南口のテントブースでやる。またタレントの方、13日(日)は「スギちゃん」とか書いてございますが、そういった(お出迎えの)ようなこともやってもらう。富山駅でも午前中、記念切符(の販売)をやりますし、1日駅長の委嘱ですとかフラワーオブジェ、これはあいの風(とやま鉄道)の主催のものもございます。
 それから、黒部宇奈月温泉駅も今申しあげた、(新幹線開業)くろべ市民会議とJRさんなどが連携してやるということでございます。

 次に、こちらにパネルも出ておりますけれども、G7の環境大臣会合のPRについてのポスターデザイン等の発表、決定でございます。これはG7の富山環境大臣会合等推進協力委員会におきまして、今年5月15日・16日に開催される環境大臣会合を委員会としてPRするためのポスターデザイン等を決定したということでございます。
 こちらのパネルにもありますけれども、デザインのコンセプトは「立山連峰と富山湾。循環の主役たち」となっておりまして、公募いたしました中の最優秀作ということでございます。考え方はここに活字でも書いてございますが、循環の主役、「立山連峰」、「富山湾」を俯瞰して見た風景をグラデーションで表現して描いたということであります。
 それから、デザインのキャッチフレーズは「生きていく私たちの活動が、調和のひとつとなるために」ということでございます。
 今後のスケジュール、2月中旬からですね、ポスターやチラシなども順次配布いたしまして、これは富山市内の公共施設、交通機関、あるいはホテルや協賛企業、応援事業などに配布をいたします。また、自動車用のマグネットシートも活用する、また、花の種の配布などもいたしまして、幅広い皆さんの関心を呼び起こしたいと思っております。
 なお、富山駅南北自由通路、富山空港、また富山市中心部の街頭にも(バナーフラッグを)掲出予定でございます。

 次に、第3番目でございますが、インタープリベント2018の富山開催ということであります。これは毎年(※2年に1度)行われています国際防災学会なのですけれども、平成30年に富山県において開催されるということが決まりました。この国際防災学会の目的等は、1のところにもございますけれども、洪水や土石流、地すべり、雪崩などによる災害の防止・軽減に関する学際的な研究の促進と防災技術や知識の普及を目的にすると。2002年からは2年に一度、欧州と環太平洋地域で交互に開催されまして、日本では開催が4回目となります。昨年は奈良市で第3回目が開催されまして、来年(※次回日本開催)は第4回ということで、富山県で開催される。内容的には講演とか口頭発表、ポスターセッション、パネルディスカッション、現地視察等。
 また、国内外から約300人(参加)ということですけれども、例えば奈良県でやりました場合の実績としては、国外から海外38カ国、約150名の方が参加をされております。
 今後の予定としては、私が名誉顧問ということですけれども、土木部長に委員として参画してもらい、また、今年の5月にスイスのルツェルンで、このインタープリベントが開催されますので、土木部長に行っていただこうと思っております。
 なお、これを富山県に誘致する主たる狙いですけれども、新幹線開業ということでできるだけ多くの方に富山に来ていただきたいのですけれども、それだけではなくて、立山砂防の世界文化遺産への登録ということで、毎年のように国際的なシンポジウムも開催しまして、ずいぶん立山砂防の意義というのが国際的にも知られるようになってきました。これをさらに加速させて、そう遠くない将来に国全体としても世界文化遺産に立山砂防をということで、立候補を正式にできるように努力をしていきたい、その一環ということでございます。

 それから、第4点目が、今、移転新築中ですけれども、新富山県立近代美術館(仮称)の名称等についてということであります。
 先般、開設準備委員会でも議論になりまして、報道も一部されておりますけれども、そうした開設準備委員会の議論も踏まえまして、今度、2月議会に県立近代美術館条例の一部を改正する条例(案)というのを提出することにいたしております。
 この美術館については、来年の夏後半から秋頃の開館を目指して、今着実に整備を進めております。名称については、ここに書いてあるとおりで、いままでも議論がありましたので(説明は)簡単にしたいと思いますけれども、近代美術館はすぐれた20世紀美術のコレクションの収集・展示に努めるということと、デザインの重要性をいち早く認めて、グラフィックデザイン、インダストリアルデザインを象徴するポスターと椅子を収集しまして、企画展もやってまいりました。
 デザインという言葉は、日本では多くの場合、「図案」とか「意匠」等、比較的狭い意味で使われているのですけれども、もともとの英語のデザインの意味には、「仕組みを作ること」、「ある問題に対して思考や概念を組み立てて、回答を導き出すプロセス」という意味もありまして、近年では後のほうの意味で使われることが多くなっております。
 新しい美術館では、20世紀美術の名画なども大切にする、開館当初の理念も継承、発展させるとともに、新しい時代の美術の潮流に対応するために、いま申しあげた後者の意味でのデザインの視点を積極的に取り入れる、美術とデザインの関係を見直して両者をつなぐ場にしていくということで、こういう名前に。
 名称案については、こうした「富山県美術館」というふうにいたしましたが、同時に、この新しい美術館の活動の特色を「アート&デザイン」と表現しまして、美術館が外部に向かって発信する際に使用するロゴタイプの中に、こうした言葉を館名とともに用いて、館の活動の特徴を発信したいと、こういうふうに考えているわけであります。
 それから、休館日、開館時間、観覧料、屋上庭園、駐車場等々、改正案もここに入れてございます。できるだけ年末年始の休みも、やや短くしまして1月4日から開館するとか、それから開館時間も(閉館する時間を)1時間遅らせまして、夕方6時までにする。また屋上庭園については、これは屋外ですので開園時間も22時までにするとかですね、これまでよりも、ご覧にいらっしゃる県民の皆さん、また多くの観光客、ビジネス客の利便も配慮した形にしておるわけでございます。

 それから、5番目でありますけれども、奨学金返還助成制度の実施ということであります。
 県外の大学院を卒業して、県内企業に就職する大学院生等に対して、奨学金の返還を助成することによりまして、富山県へのUIJターン就職を促進して、本県産業の発展を担う中核人材の確保を図ろうと、こういうことでございます。
 これは皆さんも感じていらっしゃると思いますが、大変いま人手不足が続いておりまして、特に富山県の基幹産業であります、ものづくり産業等を中心にして、次の時代を担う優秀な学生さんを採りたいという時に、なかなか獲得できないといったことが課題になっております。そこで、企業と県が力を合わせて、そういった方の人材確保の仕組みをつくろうと、こういうことであります。
 登録企業の要件は、富山に主たる事業所を有する中小企業または中堅企業。企業側が希望する大学院生等及び企業を募集して登録する。30名程度を想定しております。詳細は、そこ(資料)をご覧いただきたいと思います。
 当面スケジュール、来週からということでございます。
 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

説明を聞く記者○記者
 今後の経済の動向についてお伺いさせていただきます。
 円高の進行、それから、それに伴って株価の下落が止まらない状況が続いております。それと、日銀のマイナス金利政策も打ち出されましたが、そういう中で今後の富山県内の経済に与える影響をどういうふうに見ているのか、それから県政にはどう影響を与えるのか、それについて対応策という何か、どう知事としてお考えなのか教えていただきたい。

●知事 
 正直、日銀さんの今回採用されましたマイナス金利、なかなか思い切った政策をとられたなと思いますけれども、その影響については、まだ現実にいろいろな動きがありますので。現状は皆さんご承知のとおりですけれども、今後どうなるかについては、今の時点では、私が専門の経済学者か何かならいろいろ意見が言えると思いますが、知事の立場でああだこうだと言うのは、遠慮したいなと思っております。
 ただ、一般的に言えば預金金利も下がる、それから住宅ローンなども下がる方向ではないかと思いますけれども、リーマンショックの後、ずいぶん、日本経済、打撃も受けたと思いますが、せっかくようやく回復して、そして例えば富山県にとってみると、新幹線開業と、また数年来お願いして実現した国の地方創生戦略、これをしっかりかみ合わせて活かして、富山県の新たな発展・飛躍を目指したいと。それには、産業で言えば、観光も大事ですが、富山県のものづくりは産業の背骨、骨格みたいなものですから、そういったことも含めてやっていこうとしている最中ですから、やはり懸念は持っているわけでありまして、今度(平成28年度)の予算(編成作業)、今、大詰めですけれども、例えばもう少し様子を見ないといけませんが、貸出金利を若干低目にするということも含めて、あるいは融資要件を弾力的にするとかいうようなことも含めて検討したいと思っております。

○記者
 先日、厚生労働省のアジア医薬品・医療機器薬事トレーニングセンターの県内設置について、事務次官とお話をされたということなのですけれども、この時にどういったお話をされたかということと、いま現状、どんなふうに進んでいるかということと、あと、知事の感触をお聞きしたい。

●知事 
 PMDA((独)医薬品医療機器総合機構)のアジア(医薬品・医療機器薬事)トレーニングセンターについては、ご承知のように年末の政府の方針でも協議を続けるものになりました。
 私共としてはその後、厚生労働省さんと実務的に折衝、といいますか協議しているのですけれども、例えばアジア(医薬品・医療機器薬事)トレーニングセンターというものが物理的に1年間365日活動するということではないようですので、そういう組織や機構、例えばモノがずっと1年間そこに存在する、したがってそこに職員が常駐するということになるかどうかはちょっと疑問だと思う。(組織や機能が全部移転する)可能性は比較的少ないのかなと思いますが、(移転するとすれば、)相当の頻度(※割合)で富山県が有力候補なのですけれども。薬事研究所もありますし、それから医薬品産業も大変盛んな富山県ですから、医薬品の製造・管理とか、そういう点の研修を受ける際に富山県が相当いい条件を備えているということについては、厚生労働省さんの理解もずいぶん深まってきたと思いますし、また内閣府などからも一定のサポートをいただいていますので、何とかPMDAのアジア(医薬品・医療機器薬事)トレーニングセンターの機能を富山県に持ってくるというのは、どうしても東京でもそうしたトレーニングをやるということはあると思いますから、100%とか全部ということではなくとも、相当な役割を富山県で果たすことが可能だし、それは富山県にとってメリットがあるだけではなくて、地方の非常に医薬品産業が盛んなところでそういうトレーニングを受けることが、例えば東南アジアからいらしている研修生にとってもプラスになるし、また日本全体にとっても、医薬品の現場が現に富山県に全国有数の形であるわけですから、良いことだという説明はつくと思いますので、だいぶ理解が深まってきたかなと思います。
 ですから、3月末までに政府として決定されるということですから、もしそういうことが可能だとすると、今のようなご時世、こういう国も地方も財政も厳しい、行政改革を求められる時代ですから、何か新しい建物をつくるとか、そういうことではなくて、既存のいろいろな建物の有効活用なども含めていろいろなお話合いをしておりまして、何とか実現するように努力していきたい。
 これについては国会の先生方のお力添えも、地元の国会の先生方もおられますし、また県議会の皆さんにも関心を持っていただいていますので、産業界も関心を持っていますから、ぜひ官民挙げて実現に向けて努力したいと、こういうふうに思います。

○記者
 具体的にそういう、既存のこういう建物を使ってもらえたらとかというような、そういったオファーとかというのは出ているでしょうか。

●知事 
 それは正直、いろいろ議論していますが、協議の進行中の話ですので、もうちょっとお時間をいただきたいと思います。

○記者
 インタープリベント(の富山開催)ですが、いつ決まったのですかということと、どういうふうに県として働き掛けて実現に至ったのか教えていただきたい。

●知事 
 開催決定の連絡をいただいたのは2月1日であります。かねて立山砂防を世界文化遺産にしたいということで、この7、8年努力をしてきたわけで、昨年も国連の事務総長の特別代表(防災担当)などもいらっしゃいましたし、ずいぶんこのことについての理解が深まってきているなと。
 それから、例えばイコモスの副会長のアルゼンチンのコンティさんとかですね、モントリオール大学のキャメロン教授とか、スイスのゲッツさんといって、前の環境庁の次官とかですね、ずいぶん国際的にもよく知られた方、かつ世界文化遺産の審査などでもむしろ決定する立場にあるような方々が、大変高く評価をしてきていただいています。
 そういうことを国際防災学会の皆さんも見聞きをされて、せっかく国際防災学会、2年に1回、欧州と環太平洋地域で交互に開催されて、昨年は奈良市であったのですが、2年に一度、日本国内ということですので、来年(※次回の日本開催)ぜひどうですかということで。
 また私共も、日本の例えば砂防関係者、学者の方とか、あるいは砂防関係団体の中にも、インタープリベントの役員をやったりされている方もおられますから、そういう方々に働き掛けをしており、また逆に、そういう方々も立山砂防はすばらしいと思っていらっしゃる方が多いので、我々にお願いされたから嫌々ということではなくて、そのとおりだということで、ご尽力をいただいて、そういう運びになったと。
 ですから、せっかく来ていただくのですから当然、学会ですので、単なる講演を聞いたり発表したりというだけではなくて、ディスカッションしたり現地調査もしていただくことになっていますので、ぜひ立山砂防を実際に見ていただいて、なるほど、これは世界文化遺産にふさわしいなと、自分の目で確かめてもらえばなと、そういう運びにしたい。
 何しろ海外から、最近の例ですと大体38カ国、150名ぐらいいらっしゃるということですから、立山砂防をアピールするのに絶好の機会になると思いますので、それ以外にももちろん砂防や治水に力を入れていますけれども、しっかりそうした取組みをする場にしていきたいと、こういうふうに思っています。

○記者
 この学会ですけれども、別に砂防の学会ではなくて防災で、たまたま今回、この(富山開催の)会(のテーマ)は砂防を中心にということになるのでしょうか。

●知事 
 国際防災学会そのもの(の目的)が、お手元資料にありますように、洪水や土石流、地すべり、雪崩などによる災害の防止・軽減に関する学際的な研究の促進と、防災技術・知識の普及を目的にしておりますから、砂防もそういう大きな、その中の有力な分野ですから、何か無理してこのようにやってもらったということではないと思うのですね。
 ただ、国際防災学会以外にもこうした、こういう防災関係、あるいは砂防とかという(テーマを扱う)学会あることはあると思います。例えば国際水文学会とかいうのも確かあったと思いまして、50年ほど前にはその学会で、日本の砂防はすばらしいと。これからはそういうオーストラリアなどでやっている渓流工事を含めて「砂防」と呼ぼうではないかということを、当時のトルーマン大統領の技術顧問だった方が提唱して、「砂防」が国際語になったといったような経過もあるわけですから、これだけがこの分野の学会ではありませんが、しかし非常に大事な学会だと思いますので、大変意義があるのではないかと思います。

○記者
 検定中の教科書を教員が閲覧して、一部金品の受領があったという問題がありますけれども、そろそろ国への中間報告のタイミングかと思います。今まだ調べていらっしゃるところかと思いますが、現状の調査状況の進展具合、あるいは、行政の責任者としての知事の何か見解みたいなものがございましたらいただけないでしょうか。

●知事 
 これは県の教育委員会のほうで今調査中でありまして、その結果はまだ私のところに届いていないものですから、今の時点でご質問にお答えするのは適当ではないと思う。ただ一般的に言えば、いずれにしてもそういう教科書の採用に直接・間接に影響がある方が、仮にそういう、ささやかなのかもしれませんが、金品に当たるようなものを受け取っていたとすると、やはり大変残念なことでありまして、今調査中ですけれども、いずれにしても事実関係も明確にした上で、今後そうしたことがないように襟を正してもらいたいと、こういうふうに思います。

○記者
 北海道の高橋知事が道内の空港(新千歳、函館、釧路、稚内)の民営化をという話を示されまして、富山空港も減便になるということで、これまでも非常に維持のために税金も入っている状況となっているわけですが、富山空港の今後について、民営化というのは選択肢としては知事はどのようにお考えですか。

●知事 
 事情を詳しく知りませんけれども、北海道の場合は、確か国営というか、政府がやっていますよね、いずれにしても。ですから、そういう政府系のところが管理するのではなくて民間にということ、それからまた、あそこは何だかんだ言っても国際空港で、利用者も極めて多いですよね。ですから、民営にしていろいろな工夫の余地もある、それから、そこでやり方によっては一定の収益も期待できるということもあると思いますので、そういう選択をおそらくされたのだと思います。
 ただ、富山県の場合は、もともと自治体管理の空港で、それから空港についてのメリット・デメリットというか、いわゆる収支的な面を言えば、ハードもソフトも含めれば、それを料金で回収するというふうにはなかなか成り立っていない。だからといって、富山空港が必要ないかというと、多くの県民の皆さんは、やはり富山県の発展とか、あるいは県民の皆さんの利便性のために、必要な空港だと思っていらっしゃるのだと思うので、これを民間にといった場合には、多分民間は、やり方によってはもちろん、それは採算がとれたり利益が上がったりすれば喜んでやるかもしれませんが、なかなか難しい面がありますので、今の時点で例えば民営化というのは、なかなかそう簡単ではないかなと。
 ただ、例えば一定の部分は公的にしっかりやりながら、こういう部分は民間に委託するとか、そういうことは今でもできるだけ努力しているわけで、今後も富山空港の利便性を高めるということと同時に、もちろんおっしゃるように一部は税金で賄っているわけですから、これがなるべく節減できて、採算性も今よりは良くなるということになるような努力は、今後もしっかり続けていかなければいけない、こういうふうに思っています。

○記者
 (敦賀以西の)新幹線のルートについて、先日、JR西日本の案が出た後、京都府内の国会議員の先生方を中心に、舞鶴を経由して京都を縦断するルートを推す声がありますが、知事のお考えを聞かせてもらえますか。

●知事 
 JR西日本さんの発表された数字を見ても、富山県とか石川県で乗るような方々は、大阪に行くために今の北陸本線、将来の北陸新幹線に乗る方も多いわけですが、同時に京都に行くために乗るという人も非常に多いのですね。ですから、そうすると敦賀から小浜付近を通って京都に行く、あるいは米原経由で京都に行く、これは割合、選択の幅に入っているのではないかと思いますけれども、小浜からさらに舞鶴に行って京都に戻るというのは、地図をご存じの上でおっしゃっているのだと思いますが、相当蛇行する感じになりますよね。最終的には、これは国家プロジェクトで、国がメリット・デメリット、それから沿線住民、県民の意見や沿線県や経済界の意見も踏まえて決定されることですけれども、ああいう蛇行して行くルートというのは、なかなか難しいのかなと。
 また、蛇行しないで行こうとすると、京都をすっ飛ばして大阪に入るということになる、舞鶴から。それはおそらく多くの富山県民や石川県民、多分福井の方も含めて、賛成の方はあまりおられないのではないかという気もしますよね。
 ですから当然こういう、地域にも良い影響を与える大きな国家プロジェクトですから、沿線の方々がいろいろな意見を持つのはあり得ることなので、最終的にはそれぞれのルートのメリット・デメリットというものを、与党でも今議論されていますが、政府でしっかり引き取って、責任ある立場で調査していただいて、そういう議論を積み重ねれば、私はどういうルートが合理的で、また沿線の住民の皆さんや経済界、自治体にとって良いかというのは、自ずから答えが出ると思う。そういう意味では今、だんだん常識的な望ましい案に議論が収斂しつつある、一つのプロセスではないかと、こう思っていまして、この間いろいろ論議が深まってきている、これをしっかり進めて、何とか年内に、平成28年中にルートを国が責任を持って決める、そこに自ずからなる、富山県を含めて沿線の自治体や県民の意見も適切に反映される、そういうことになるように、これからも汗をかいて、もちろん国会の先生方とか県議の皆さんとか経済界とか市町村長さんとか、皆さんと連携して努力してまいります。

○記者
 奨学金返還助成制度なのですけれども、登録は30名程度と書いてあるのですが、年間、大体どれぐらいの人たちに、(この制度を使って)UIJターンをしてもらいたいか。希望的なものも含めてどれぐらいの(人数か)。

●知事 
 これは正直やってみないと、このぐらい(の人数)と言いにくいのですね。というのは、少なくとも半分は企業に負担してもらおうというふうにしていますから。今、実務的には各方面に打診したところ、そういう制度を県がつくってくれるなら、ぜひ自分たちもそれに乗せてほしいという企業はかなりあるようにも聞いているのですけれども、具体的な制度設計、いま(発表したような)こういうことでありましたから、改めて企業のご希望も聞く。また、人の採用というのはその時の経済環境とか当該の会社の経営状況とか、いろいろなことに影響されますから、一概にはなかなか言いにくい。ただ、一方で県も支援するのは一般財源ですから、なるべく、そうやたら大人数というわけにもいかないので、予算上の目途としては30人ぐらいを一つの目安にしている。
 ただ、それは何が何でも30人ということではなくて、それは企業、それからまたもう一つは大学院生の側もいろいろなご希望もあると思いますし、その辺は人と人との採用で、ある意味ではその人の人生にも響く話ですから、あまり私は何人とか、そういうのはちょっと避けたいなと。
 ただ、いずれにしても、これは全体としては地方創生で、地方の人口減少対策を含めた地方の活性化ということをやらなくてはいけない。そのために県立大学の定員を大幅に増やしたりとか、あるいは看護学部4年制等をやったり、それから、かねてから東南アジアの留学生を受け入れるとか、いろいろなことをやっているわけですけれども、(今回の制度は)いろいろなメニューの中の大事な一つだということですから、これが何人になるかにかかわらず、できるだけ(努力したい。)今残念ながら社会増減で言うと流出のほうが多い。にもかかわらず一昨年は、久しぶりに20歳から24歳の男性はプラス30人になりました。どちらかというと女性の流出のほうが多いのですけれども、今後もできるだけ入るほう、戻ってくださる人が多くなればなお結構ですが、少なくとも、できるだけ社会増減が均衡するように努力していきたい、その一環としてこれに取り組んでいく、こういうことであります。

○記者
 (環境大臣会合の)ポスターの最優秀作ということなのですけれども、どなたが作って、賞の贈呈の予定とかはあるのですか。

●知事 
 何社か手を挙げていただいて、株式会社PCO、羽根さんという女性(の経営者)方ですよね、がこれの最優秀ということで選ばれました。
 ただ、これは何か賞をあげるというより、選ばれた方がまさにビジネスでこの仕事を獲得されるということですから、それが先方にとっては賞になるのではないでしょうか。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム