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知事記者会見[平成27年度]

2017年9月23日

知事室 目次

知事就任(3期4年目)報道各社共同インタビュー[平成27年11月9日(月)]

◆日時 平成27年11月9日(月)午後2時02分〜2時40分
◆場所 知事応接室

質問を受ける知事○記者 
 就任されて11年経過されたということで、この11年、県政を振り返ってのご感想をまずは伺えれば。

●知事 
 そうですね。やはり、11年ですけれども、経ってみると本当にあっという間だったなと思います。
 特に、私が1期目で知事に就任させていただいた当時は、今ももちろん国も地方も財政難なのですけれども、ちょうど三位一体改革の影響で、たった1年間で地方交付税が富山県で確か2百数十億円削減されたりなんていうことがあって、就任して点検してみましたら(構造的な赤字ということで)約400億円の財源不足があるということでありました。
 それともう1点、就任早々、金沢まで北陸新幹線が認可着工ということになったのはうれしいのですけれども、改めて点検してみると10年間で約2,300億円ほどの県の負担金を国にお払いしなくてはいけないと。
 400億円の財政構造赤字と2,300億円(の新幹線負担金)を約10年で払わなくてはいけないというのは、やはりこれは大変なことで、そこで、何としてもこれは財政再建、行革(行政改革)もやらなくてはいけないのですけれども、併せて、私が立候補させていただいた時に、富山県を元気な県にしたいと、県民の皆さん一人一人が輝いて生きられる社会にしたいと、こういうふうに言ってきたわけですので、元気な富山県をつくるということと財政再建・行政改革、いわば二兎をあえて追うことにならざるを得なかったのですね。
 ただ、幸い、その行政改革なり財政再建のためには県民の皆さんに協力してもらわなければいけないのだけれども、それにはまず自分の身を削らないことには県民の皆さんのご協力をいただくことはできないので、そこで職員の皆さんにもご協力いただいて、当時、たしか大衆団交(組合交渉)みたいなことを2、3度やったように思いますけれども、給与の臨時的削減とか、あるいは定数を最初は5年で10%削減する、ということで進めてきました。
 大体1期4年で、新幹線の負担金も交付税制度を見直してもらってかなり軽減してもらえるといったこともありましたし、それから、明確になったのは2期目に入ってからですけれども、新幹線の貸付料を地方負担の軽減に回すといったような制度改正もしてもらったり、新幹線の負担金も大幅軽減ができたということもありますけれども、行政改革、財政再建も1期目で大体めどが立ちました。
 そこで、これからはいよいよ本格的に元気な富山県づくりに軸足を移して全力投球したいなと思っていた矢先に、ちょうど2期目の選挙の直前でしたね、リーマンショックが始まって、あの頃、100年に一度の大きな不況だと言っていたわけです。それから、もうしばらくして今度は国で政権交代があって民主党政権が成立した。その後の政治の情勢は皆さんご存じのとおり(です)。
 それから、民主党政権がスタートして確か1年半ぐらい経つか経たないかで、東日本大震災が起きました。これはまさに1000年に一度と言われる大災害ですから、2期目は、そういう意味ではリーマンショック、政権交代、東日本大震災といった100年とか1000年に一度みたいなことが次々と起こって。しかし幸い、歴代内閣に大型の補正予算を編成してもらうように景気対策含めてお願いをしましたり、また、地方は財政、これは富山県というよりは地方全体が税収が落ちたりして大変でしたから、また特別の地方財政対策も打ってもらって、何とかそれなりにいい形でできた。
 それで、2期目の時に、ハードで言いますと、例えば中央病院の新東病棟なども完成しましたし、それから、富岩運河環水公園も完成。それから、観光振興戦略プランをつくったり、ものづくり見本市を大規模な形で開催をしたり、ものづくり研究開発センター、これは国の資金も導入してですけれども、高岡につくったり、細かく言えば環水公園に富岩水上ライン、今、だいぶ人気が出ていますけれども、ああいったものもつくることができました。また、民主党政権下で正直いろいろなことがありましたけれども、伏木富山港を日本海側の総合的拠点港にすることができたというようなことがありました。
 そこで、幸い県民の皆さんのご支持いただいて3期目に入ったのですけれども、ご承知のとおり、3期目のスタートは、あと新幹線開業まで2年余りというタイミングでありましたので、早速、3期目就任の翌年の春に「新幹線戦略とやま県民会議」というのを立ち上げまして、全体会議と3つの地域部会、2つのプロジェクトチーム、こういうことで、新幹線開業を県内産業の活性化とか観光振興、定住・半定住、新たな企業立地、そういうことにしっかりつなげようとしてやってきました。
 その間に高志の国文学館がスタート(H24.7)したり、広域消防防災センターもスタート(H24.4)したりということで、(2期目4年目は)いろいろなことがありましたけれども、それなりに県政の充実というか、県民の皆さんに一定程度というか相当程度お応えできる形になりつつあるのかなと思います。
 特に新幹線開業は、皆さんご承知のとおりで、この4月から8月まで県内に泊まっていただいたお客さんも23.5%増、これは観光庁の数字ですし、伸び率も全国で2番目、北陸で1番、特に8月は28%増で、伸び率では全国トップということになりましたので、それなりの成果が出つつあるのかなと思います。
 そういうことではありますけれども、今後は、新幹線開業、また、この数年来の経過がありますが、政府にお願いして、地方創生ということを中央政治の重要テーマにしていただけましたので、この新幹線開業と地方創生をいかに活かしていくか、そのことに今まさに取り組んでいる。
 そういう意味で、振り返ってみると、11年というのはあっという間でしたけれども、今申しあげたように、1期目、2期目、3期目といろいろ考えると、それなりにいろいろな出来事がありましたし、そういう中で、何とか県民の皆さんのご期待に沿うべく、精一杯、誠心誠意やってきてということかなと思っております。

○記者 
 先ほど今後のお話がありましたけれども、3期目としては残り1年ということで、先ほどおっしゃっていた新幹線、地方創生、そのあたりのいわば抱負といいますか、知事として課題として置いているところを具体的におっしゃるとするとどんなところですか。

●知事 
 そうですね。新幹線開業で、7カ月余り経ったのですけれどもだいぶ良い形になっていると思うのですが、問題は、今少し具体的な数字も言いましたが、さらに個別で言うと、例えば宇奈月温泉などは前の年を今のところ4割増ぐらいお客さんが泊まっている。瑞龍寺だと7割増で拝観者が増えた。こういうことで、勢いはあると思うのですが、やはり一番大切なことは、この新幹線の開業効果を一過性にしないで、しっかり持続させて新たな発展・飛躍にいかにつなげていくかということだと思うのですね。そこで、先ほど申しあげたように、幸いこの2、3年いろいろと富山県知事としてもお願いし、また全国知事会としてもお願いして、今の安倍内閣の看板政策というか、重要政策の一つに地方創生戦略というのを置いていただきましたので、新幹線開業効果と地方創生戦略、これをうまく活かして新たな富山県の未来を切り開きたい。
 現実に、先般、今の時点での地方創生の概案をつくって、政府にも提出を10月にしましたけれども、やはり何といっても、1つは、このままいくと(富山県の)人口がずいぶん減ってしまいます。したがって、もっと県民の皆さんの希望される出生率をいかに上げていくか。また社会増減で、今大体、年によって少し違いますが1,400〜1,500ぐらい流出しておりますから、これをいかに均衡とれた形に持っていくか。そのためには、やはり若い人が、あるいは熟年の方、女性も含めて富山県に魅力を感じてもらわなければいけない。それから、ここだったら安心して子育てができると思ってもらわないといけない。
そういうためには、やはり県内の産業をもっと活性化する、あるいは大学などをもっと定員を増やしたり魅力ある学部や学科をつくったり、それから子育て環境はもちろんしっかり充実しないといけない。そういうことが、例えば、この春先行して踏み切りましたけれども、第3子以降のお子さんの保育料を無料にする、これは県と市が協力してですけれども。あるいは県立大学の定員を(増やし)、思い切って、工学部については医薬品工学科をつくる。また他の学科も、将来もっとロボット工学的な発想を入れたり、いろいろな新しい観点も入れて、全体として定員を100人増やす。その他に、看護学部を設ける。これもここ数年、今まではさほどでもなかったのが、ここ2、3年の数字を見ると、4年制の看護系の大学に行きたいがために毎年70人ぐらい女性の方が県外に流出しているということがわかりましたので、いろいろご意見を聞くと、県内に4年制があるのならやはりぜひ県内で入りたいとおっしゃるので、この際120名の定員で看護学部をつくるといったことに踏み切ったわけです。
 それから、地方創生に絡めて、中身が大事だということで、これは税制の面で、本社の機能とか研究開発拠点、東京にあるものを地方に移せば法人税を大幅に減額するといったような新しい法律も立ててもらって、富山県は幸い第1号でYKKさんとか日本カーバイド(工業)さん、地元のダイトさん、こういったところが支店(※本社機能の移転もあり)を設けていますし、これに続くような動きも出ていますので、こういったことをしっかりやって、そして若い人や女性、あるいは熟年の人が、やはりこの富山で住み続けたいなと、場合によっては大都市や他所の県にいる人が、富山は良いところだからと言って住もうというふうになる、そういうふうに持っていきたいと思います。
 現実に富山への移住は5年前、10年前は、何となくやや空想に近い感じがしたかもしれませんが、ご承知のとおりで、6、7年前までは富山へ移住する人は毎年200人ぐらいだったけれども、ここ数年300人を超して、昨年は411人です。これは決して絵空事ではなくて、そのために有楽町のふるさと回帰(支援)センターに、この5月に富山県の専用のブースを設けて、2人の女性の相談員を置いて、富山県がいかに良いところかというのを、あるいは、今もそれなりに良いところだけれども将来もっと良くなる県だということをアピールさせてもらっている。

○記者
 大変失礼な言い方かもしれないのですけれども、1期目、2期目、3期目、3期目はまだ途中ですけれども、ご自身で自己採点されるとすれば何点ぐらいつけますか。

●知事 
 これは、知事というか、他の場合もそうかもしれませんが、自己採点するような性質のものではなくて、これはやはり有権者が決めていただくということではないですかね。
 ただ、その点で言うとちょっとうれしいのは、脱線かもしれないけれども、県内の高校生諸君にアンケート調査をこの9月にしたら、「富山にずっと住みたい」「どちらかというと住みたい」という人の比率が4年(※5年)前に比べてまた上がりました。確か4年(※5年)に一度やっている。「ずっと住みたい」という人と「一度は県外に出ても富山に戻って住みたい」という人を合わせると、今度の9月の調査で59.8%だから、ほぼ6割ですね。これは10年前は55.1%、それから5年前は56.9%、これは、今日ホームページで確か知事政策局の方から出しているのではないかと思いますが、そういうふうに高校生の皆さんが住みたいと言ってくれるのは、やはりそれなりに富山県について希望を持っていただいているというか、それなりに良いところだなと思っていただいているということかなと思います。

質問する記者○記者 
 ちょっとまだ早いとは思うのですけれども、次の任期についてはどんなふうにお考えですか。

●知事 
 私としては、いつの間にか11年経って、3期目も3年経ちましたので、まずは、とにかく有権者の皆さんからいただいている残り1年、精一杯務める。
 実際、皆さんもこうやって記者会見で時々お会いしたりしているので感じていただいていると思うのですけれども、やはり今の新幹線開業と地方創生戦略を活かすといっても、もちろん「とやま未来創成戦略」も一応10月までにつくったり、その後もタウンミーティングやったりいろいろしていますけれども、そうしたことをいかに掘り下げて現実の政策にしていくか。
 それから、それ以外でも、例えば北陸新幹線、敦賀まで平成34年(度)末までというふうに決まったけれども、もう一年ぐらい短くできるのではないかという議論があったり、それから、将来の富山県、北陸のこと、あるいは日本のことを考えると、大災害時のことも念頭に置くと、早くやはり北陸新幹線を京都・大阪までつなげなくてはいけない。それを何とか来年の夏ぐらいまでにめどが立たないかと。もちろんこれは政府のいろいろな事情もあるでしょうし、福井県さんや関西の沿線(府)県のいろいろなご事情もあるだろうからそう簡単にはいきませんが、そのために着実に進めていく。
 それから、個別プロジェクトで言えば、例えば近代美術館。非常に県民の皆さんの期待は大きいように思うのですけれども、これもしっかりしたコンセプト、もちろんあるのだけれども、さらにそれをクリアにして、こういう財政の厳しい中ですから、いたずらにあれもこれもそれもということではなくて、やはりポイントを絞って、新しい今の時代にふさわしい、北陸新時代にふさわしい美術館だと言われるようにしたいと思う。これは事務方も一所懸命頑張っていますけれど。
 それから出生率、県民の皆さんの出生率を上げる。できれば1.9の希望出生率に上がるようにしたいといっても、これも一つひとつやはり本当にいろいろな政策を積み重ねないとできない。ですから、皆さんがどう思われるか、傍で見ていらっしゃるよりも、いろいろな政策を組み合わせて、かつ、例えば企業子宝率ということを一つ考えても、やはりこれは企業の皆さんに協力を求めて、気持ちよく、ああそうだなと、自分の企業も一緒にやろうというふうにどうやって(機運を)つくっていくかと考えると、正直この1年、本当にまだまだいっぱい課題が山積していますので、まずはそこに全力投球をさせていただきたいなと、こういうふうに思っています。

○記者 
 今のお話ですと、やはりこの1年が3期12年の集大成というふうに位置付けておられるということですか。

●知事 
 そうですね。それはやはりこの1年が3期目のいわばまとめの1年ですから、ぜひいろいろな懸案について、しっかり答えが出るものはそう(答えを出)していきたいし、それから、どうしても時間が掛かって、2年後、3年後、あるいは新幹線の大阪までの延伸など言ったらもっと掛かると思いますが、その実現に向けて、しかもそれをなるべく早く、かつ妥当な結論になるように、やはりきちんきちんと今この1年やるべきこと、あるいは努力したら可能かもしれないこと、それに全力を挙げるということだと思います。

○記者 
 先ほど、地方創生というものを実現させるという決意を語られましたけれども、それにはやはり県在住の国会議員の方とか市町村とか、そういったことの連携が必要かと思うのですが、連携する考え方、どんなふうに取り組んでいこうと思っていらっしゃいますか。

●知事 
 そうですね。富山県が努力をして県の力だけでできるということも全く無いわけではありませんけれども、やはり政策によって、多くのことは国のサポートとか支援が必要。政策を、例えば地方分権とか規制の問題でも、規制緩和してもらうとかそういうようなことは当然あるでしょうし、それから、もちろん結構多くのことが市町村と連携してしっかりやっていかなくてはいけないということだと思います。ですから、そういう意味では、幸い富山県には、大変お力のある、ご見識のある国会の先生方もおられるわけですから、十分連携してやっていきたいと思いますし、それから、もちろん市町村(との連携)も当然なことですよね。
 同時に、特に国と地方ということを考えると、富山県が一つの県として主張しても、なかなか国の政策を動かすのは難しいので、それはやはり、せっかく全国知事会という場がありますから、そこで、テーマによっては知事会の中でそもそも利害が反したりして大激論になることもありますけれども、できるだけ全国知事会としても、地方創生あるいは地方分権、こういうことが大事だと言われて久しいわけですから、できるだけ小異を捨てて大同につくというのか、大きな方向を、今の日本にとって何が必要か、地方の立場から見て何が必要か、こういったことについて大いに議論を深めた上で、一つの方針を出して中央政府に働きかけていくことも必要。これまでもそういうことで実現できたこともいくつかあるわけですが、今後も、例えば当面の課題で言えば、東京都の舛添知事さんなどとまた議論をしなければいけませんが、税収などはどうしても東京都など大都市に集まり過ぎだと。特に、地方に工場、事業所があっても、どんどんロボット化が進むと、結局、一所懸命、地方で企業誘致してやるにしても、生産活動も地方で随分やっているのだけれども、結局、税収は本社がある東京などに集中するというようなことがどうしてもありがちなので、例えばこういった税収の構造というものは、税制を見直して、もっとバランスのとれた税源、税収(のあり方とし)、努力しないのは仕方ないけれども、みんな一所懸命努力しているとすれば、そういったところにちゃんとそれなりの税収が確保できるような仕組みにしなければいけない。
 こういったことは、まさに知事会として大いに議論を尽くして、そして実現に向けてやっていきたい。当然、それは県内のテーマであれば、もちろん市町村もそうですし、それから全国的なテーマだったら市長会とか町村会とか、皆さんと連携してやっていくということもあるので、これは今後も努力していきたいなと思います。

○記者 
 来年の5月なのですが、環境大臣の会合が県内で開催される。それに向けて、改めて県として、富山市さんと連携してどんなことを今後準備として進めていかれたいかということをお聞きします。

●知事 
 大体の日程も固まってきまして、あと、もちろんG7の環境大臣相互の会合の中身は、それは何といっても国が中心になって各国と相談してお決めいただくことですけれども、前後のエクスカーションとか、それに併せてのプレイベント的なもの、そういったことは、ある程度地方、開催県である富山県や富山市の希望も聞いてもらえるのではないかと思うので、そういったことについてはまた富山市さんとも相談をして、できるだけ前向きにやっていきたい。
 特に、今回いろいろなテーマがG7で議論がありますけれども、地球温暖化対策をどう進めるかということも今度のG7の首脳会議の中で大事なテーマの一つだと思うので、それの前さばきというか、調整をする環境大臣会合を富山県でやっていただけることになったのは本当にありがたいというか名誉なことで、ぜひそれは首脳の皆さんの安全の問題も含めて、それから、なるべく気持ちよく過ごしていただくという意味で、ホテルとかいろいろなおもてなしとか、そういうことは当然ですけれども、併せて、せっかく世界のトップクラスの要人がお集まりになるのですから、そういった方に、富山県はまず環境の面で、富山県は「水と緑の森づくり税」をいただいて森づくり運動をやったり、また、レジ袋の無料配布の廃止を全国で最初にやった県ですし、小水力発電は全国でトップでやっている。それから、例えば、ライチョウだったら、全国では激減しているけれども、富山県だけは10年前と同じにライチョウの生息数が安定的に確保されている。これはやはり県民の皆さんが本当に一所懸命ライチョウの保護柵をつくったりすることに協力してもらったり、それから、ごみ持ち帰り運動に協力していただいたり、それから、今度は自動車の排ガス規制も全国で初めて富山県はやりましたけれども、これも県議会で(条例を)成立させてもらって、企業の皆さんも協力してもらったり、こういうことがいろいろある。そこへもともと立山連峰は雄大で美しいとか、富山は世界で最も美しい湾クラブに加盟承認されたとか、いろいろなことがありますから、こういうことを、環境も一所懸命やっているし、大変自然ももともと豊かで美しい県で、それから、県民の皆さんもすごくおもてなしの心があると、こういうことをアピールする工夫をしたいと思います。
 ちなみに、この間、両陛下をお迎えして全国豊かな海づくり大会をやりましたけれども、本当にお二人いろいろな場面で、イタイイタイ病資料館に行かれた際もそうでしたし、それ以外のいろいろな場面で、富山県というのは環境を大事にする県なのですねと言っていただきましたし、また、住みよい県なのですねということも言っていただいて、私は、県民の皆さんの非常に温かい歓迎のいろんな場面での姿も含めて、両陛下はすごく良い印象を持ってお帰りになったように思うのですね。まさにG7の環境大臣会合もそういうふうにしていきたいなと、こういうふうに思っています。

○記者 
 残りの任期の課題ということで、先ほど知事がおっしゃられた点がいくつかあるかと思うのですけれども、まだ長年にわたって続くような課題もあるかと思うのですけれども、4期目に向けた判断というのはどのあたりの時期で考えるのか、お考えをお聞かせてください。

●知事 
 これは、先ほど申しあげたように、3期目の3年で、あと1年ですから、まずはこの任期中に、今までいろいろ積み上げてきたことを完成に持ち込めるものはぜひそうしたいし、それから、そこまでいかないけれども、5年後、10年後、あるいはもっと先を見据えて今こういう種を蒔いておかなければいけないことは蒔いておこうということを考えるということが、まずは一番の今当面の課題で、その先のことはちょっとまだ考えるゆとりがないというか、そういう時期ではないのではないかと思います。

○記者 
 先ほど、残り1年が集大成の1年であるとおっしゃいましたけれども、いろいろな課題、それから、いろいろなチャンスもあると思うのですが、県の政策を進めていく上で、県民の方に理解していただきたいこと、また協力していただきたいことというのはどんなこと、どんなふうに思っていらっしゃるか。

●知事 
 そうですね。例えば地方創生ということを一つとれば、先ほども少し申しあげたように、いろいろな課題がもちろんあるのですけれども、例えば、一例を挙げれば、出生率を県民の皆さんのご希望に沿って、例えば5年後に1.9にはしたいなという目標を掲げたわけですけれども、やはりこれはいくら県とか市町村が努力するといっても、結局は県民の皆さん、特に若いご夫婦が、こういう政策を打ってくれるなら安心だなとか、それから、なるほどこんなふうに企業立地もどんどん進んでくる、魅力ある働き口も増える、子育ての環境も良い、教育水準も高いと、ここなら安心して、赤ちゃんは今1人いるけれども、もう1人、2人産もうかと、育てようというふうに、思えるような環境づくりは我々行政がやりますけれども、同時に、例えば企業子宝率なんかは典型ですが、これはやはり各企業の皆さんが、全体として次の時代を担うお子さんが、若い人が育たなかったら、結局、富山県あるいは地域社会、ひいては日本自体がだめになると、地盤沈下していく。無理がない形でこういうふうに協力しようではないかと、みんながそう思ってもらわないといけません。そういったようなことで例えばご協力いただかないといけないと思う。
 それから、例えば観光ということを一つとると、最近、民間の「じゃらん」などの調査を見ると、この4年間で、食べ物が美味しいとか、あるいは富山県が自然が雄大でいろいろ見るところがあるということはすごく浸透してきたと思う。しかし、観光地で地元の皆さんのホスピタリティーを感じたかというところは、若干ずつ上がっているのだけれども、それほどでもない。あと、旅館やホテルについてどうかというところも、それほどでもない。しかし、全体の評価が確か30数番だったのが今年9番まで上がった、この4年間で。だけど、やはり個々の項目を見ていくと、もちろん行政としてもっと汗をかかなければいけないことはいっぱいありますけれども、一部というか、相当熱心に一生懸命やっていらっしゃる人がたくさんいるのだけれども、全体としては必ずしもそんなトップクラスの評価になっていないところがあるとすれば、そういったところについてやっぱり県民の皆さんに、お気持ちはすごくあるのだけれども、もっとそのお気持ちを具体的な形に示してもらうというか、そういったようなご協力をお願いするとか、そういうことは今後も地方創生の例えばタウンミーティングなどで私からもお呼びかけをして、ぜひご協力、ご尽力をいただきたい。県民挙げてね。せっかく富山県の人は本当に(温かく)いい人が多いが、表し方がちょっと不器用な面があるということだと思うので、そういうことをやっていきたい。

○記者
 一般的というか、知事の考えとして伺いたいのですけれども、さまざまな都道府県、各知事の多選に対する考え方というのがあると思いますが、知事にとっての多選というものの考え、それから、どの時期からは多選だと(お考えか)。

●知事 
 私は、多選というのはなかなか定義が難しいと思うのですけれども、何期目までが望ましいとか、何期までであるべきだというのは、理屈というか理論としてはなかなか難しい。ですから、私には何期目までが望ましいとかという、そういう考えはありませんが、ただ、一般的に言って、あまり長いのはどうかなと私も思っています。
 ただ、最後は、県民の皆さんが決めることで、例に出していいかどうかわからないですけれども、例えば、近くの県で、ちょっとしばらく前に8期までやった知事さんがおられます。これは、8期まで当選するときに少なくとも4年に一度選挙があることは間違いないので、そういう方を毎回選んだ県民がおかしいとか、そういう話ではないのだろうと思う。
 やはり、個々についてコメントはしにくいのだけれども、その方はずいぶん回数を重ねられても、例えば最初に知事に出たときの初心を忘れず、あるいはそれ以上に向上心を持って努力されたり、あるいは非常に身辺がきれいで、誤解を招くようなことが無かったとか、あるいはもちろん業績も非常に上がったとか、いろいろなことがあって結果としてそうなっているのだと思うので、なかなか何期までがいいとか、一般論としてはなかなか言いにくい性格のものではないかなと。最後は有権者の方がお決めになることだと、こういうふうに思っています。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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