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知事記者会見[平成27年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成27年10月22日(木)]

◆日時 平成27年10月22日(木)午後2時35分〜3時35分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)「全国伝統的工芸品フェスタin富山」(第32回伝統的工芸品月間国民会議全国大会)の開催について リンク
(PDF1659KB)
リンク
(11分31秒)
(2)新美術館の未来を考える国際シンポジウム及び意見交換会の開催について リンク
(PDF3310KB)
リンク
(3分45秒)
(3)富山県リハビリテーション病院・こども支援センターの開業について リンク
(PDF2265KB)
リンク
(9分32秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)TPPについて
(2)横浜市におけるマンション傾斜問題について
(3)医師臨床研修マッチング結果について
(4)地域医療介護総合確保基金の県への配分について
(5)かがやきの新高岡駅停車について
(6)羽田便6便体制維持について
リンク
(30分12秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

説明する知事●知事 
 私からは、3点説明させていただきます。
 第1点は、「全国伝統的工芸品フェスタin富山」の開催についてであります。
 これは、11月5日から8日までとなっていますけれども、ここにいくつか書いてありますが、毎年、全国大会をやっているのですけれども、(各県)持回りで(開催しており)、特に(新)としてある取組みは全国で初めてであるということで、かなり意欲的なフェスタになるのではないかなと期待をしております。
 主な内容としては、まず、高岡市民会館で記念式典、それから伝統工芸士大会・懇親会、海外展開支援セミナーというのをやります。
 それから、2つ目に、この(高岡)テクノドーム、これがメインの会場ですけれども、ここで伝統的工芸品産業振興協会等の主催で、全国暮らしの工芸展とか伝統工芸ふれあい広場、また第18回目の日本伝統工芸士会の作品展も行うと、こういうふうにしております。
 併せて、今回本県独自の取組みとして、地元主催で富山伝統工芸品フェスタ、それから高岡御車山の展示、それから光岡自動車のビュート・トヤマの展示、それから(新)として2つ挙がっていますけれども、バイヤー・デザイナー商談会ということで、東京のデパートですとか台湾、中国、タイ、マレーシアなどからバイヤー、デザイナーに来ていただく。これは、今までの全国大会ではなかった取組みであります。またもう一つ、台湾デザインセンターからも、12人、後でまた人数申しあげますが、来ていただけることになっております。
 それから、3番目は、国宝瑞龍寺をサブ会場としまして、富山の優れた工芸品、大澤光民さんとか、また現代の名工のすぐれた逸品を展示をします。それから、併催で「The Wonder 500」で、日本の誇る地方産品ということで、富山県からも20商材が認定されておりますけれども、こうしたものと全国のものを展示させていただく。それから、イオンモール高岡でも、次世代の担い手の作品展とか、また舞川あいくさんの伝統工芸作家写真展トークショーなども行いますし、それから、海外メディアの招聘ということで、中国から6社、それから台湾から1社、計7社を招聘しますし、さらに台湾から1社来ていただけるということを、今調整しているところであります。そのほかの伝統工芸産地をめぐるツアーということで、高岡、庄川、井波、五箇山、八尾をめぐるツアーをやることにしております。また、無料シャトルバスの運行も行います。
 1枚おめくりいただきますと、もう少し詳しく書いてありますから、ご覧いただきたいと思いますが、まず、高岡市民会館では、第32回の(伝統的工芸品月間国民会議)全国大会(富山大会)を行うということで、今のところ、経産省からは鈴木副大臣が見えられるということになっております。
 それから、その下、(2)で全国伝統工芸士大会というのもございまして、全国の工芸士の皆さん約800人ほど参加されるということであります。それから、先ほどの(第32回伝統的工芸品学館国民会議)全国大会(の参加者数)も飛ばしましたが、参加者約800人ということであります。
 それから、伝統工芸品の海外展開支援セミナー、これも約800人参加されまして、能作さんなどによる海外展開事例の紹介等もしていただくということでございます。
 それから、もう1枚おめくりいただいて、高岡テクノドーム、これがメイン会場でございますが、11月6日金曜日に開催をいたしまして、主催は伝統工芸品産業振興協会と富山県の伝統工芸品月間推進協議会、また日本伝統工芸士会の3社となっております。それで、催しの概要はその下に、表の方に書いてございますが、全国暮らしの工芸展で、西陣織とか九谷焼とか美濃和紙とか、全国の伝統工芸品の展示販売会がある。全国から36の産地が参加します。また、伝統工芸ふれあい広場では、加賀友禅とか熊野筆ですね、化粧筆、博多人形とか、全国の職人さんによる制作実演等がございまして、全国から20の産地が参加をする。富山県からは、高岡銅器、高岡漆器が参加いたします。それから、伝統工芸士会の作品展もございまして、新作コンクール、作品展ということであります。
 それから、その下の「DENSAN International」というのは、これは、全国レベルでミラノとかパリとかフランクフルトに出展された工芸品を紹介するものでございます。その他、有田焼と全国の工芸品のコラボとかいったような特別展示もございます。
 その下が、推進協議会が主催で、富山伝統工芸品フェスタということで、富山県の伝統工芸品の展示販売、制作体験とか、あるいは高岡御車山の展示、それから伝統工芸の技術を活かした新しい工芸品「Cool Toyama」の展示、それから台湾デザインセンターによるハイクオリティな台湾製品を集めた「Fresh Taiwan」展とか、以下いろいろ取組みをやっております。特にこの台湾のものは、全国大会で初めて海外からの出展ということになりまして、新しい試みと評価していただけるかと思います。
 それから、バイヤー、デザイナー等マッチング商談会で、先も少し触れましたが、国内外のバイヤー、デザイナーと富山県なり全国の伝統工芸事業者とのマッチング商談会で、今のところ、東京の百貨店から6社、それから台湾、中国、タイ、マレーシアの4社のバイヤー、2名のデザイナー、計12社で16名の方に来ていただけるということで、これは、全国的に見ても非常に意欲的な取組みと言えると思います。
 それから、3ページをご覧いただいて、国宝瑞龍寺でも、これも富山県の(伝統的工芸品月間)推進協議会の取組みですけれども、県内の伝統工芸品の名品の展示、あるいは大澤光民さんをはじめとして人間国宝や現在の名工の作品を展示する、お茶会なども行う。それから、このThe Wonder 500運営事務局も、世界でまだ知られていない日本が誇るべき地方産品を選定してやるという、このThe Wonder 500そのものはそういう取組みですけれども、富山県もたくさん採択してもらいましたので、そういう中で意欲的に展示をしたいと思っております。
 その他、イオンモール高岡もサブ会場にしまして、次世代の担い手作品展、先般ニューヨークに出展した若手作家ですね、畠春斎、般若さんとか小原さん、岩崎さん、出町さん、こういったような方々の作品も展示することにしております。
それから、先ほど申しあげた写真活動も行うモデルの舞川あいくさんによる県内の伝統工芸作家の写真展などの実施もいたします。その他トークショーなどもあるわけであります。
 それから、総合デザインセンターもサブ会場として位置づけていまして、例年やっております富山プロダクツ2015展、TOYAMA DESIGN WEEK2015巡回展、こういったものと併催するということにしております。
 それから、もう一枚おめくりいただきますと、海外メディアの招聘ということで、これも全国、この大会としては初めてやるのですけれども、海外メディアの招聘をして、全国大会や県内の伝統的工芸士産地を世界に発信するということでありまして、先ほど申しあげたようにいろいろな、中国とか台湾等からも出てもらいますし、中国は香港含むとありますけれども、相当たくさんのメディアに来ていただける。
 なお、伝統工芸産地をめぐるツアーというのもやることにしておりまして、高岡、庄川、井波、五箇山、八尾をめぐるツアーですけれども、最近の大会、ここ数回は、実際は参加者はゼロだったというのも聞いていますけれども、富山県は今のところ参加希望がそれなりに多くて、実施できるということでございます。
 その(資料の)うしろ、このフェスタのポスターというかチラシも入っておりますので、ご覧いただきたいと思います。割に今風というか、現代風のものになったのではないかと思います。

 それから、2つ目は、新美術館の未来を考える国際シンポジウムと意見交換会ということであります。
 今回、ご承知のように、いま県立近代美術館の移転新築の設計も終わり、工事を進めているわけでございますが、この新近代美術館の開館に向けて、県民の皆さんにもっと関心を持っていただこうと、期待感はかなりあると思うのですけれども、アート・アンド・デザイン美術館のグレン・アダムソン館長らをお招きして国際シンポジウムを開催するということでございます。
 また、シンポジウム終了後に、ニューヨークに富山県経済文化調査団として昨年、今年と、それぞれ5月に行ってまいりましたので、いずれも私も参加しましたけれども、それに参加された、伝統工芸の担い手の皆さん、また経済界、文化界の皆さんにご参加いただいて、意見交換会も行うことにしております。
 (資料の)中ほどにあります国際シンポジウムの方は、デザインを積極的に発信している美術館等から代表として、グレン・アダムソンさんに来ていただいてお話をいただく。それから、日本科学未来館のキュレーターとして著名な内田まほろさんにも来ていただいて、「アート&デザイン、それは、サイエンス&テクノロジー?」といったようなテーマでお話をしていただくということでございます。
 その後のパネルディスカッションには、デザイン史研究の第一人者と言われる武蔵野美術大学の柏木先生に来ていただいて、コーディネーターを務めていただいて、グレン・アダムソンさんとか内田まほろさんに加えて、元メトロポリタン美術館の美術保存修復員として大変著名な土肥さんにも来ていただいたりしまして、パネルディスカッションをする。その後、意見交換会等も行う。
 なお、ここに明記してありませんが、この8月にミラノ万博にまいりました時に、ミラノのトリエンナーレ美術館、これも世界的に著名な美術館ですけれども、ここは、どちらかというとデザインを中心とした美術館でございますけれども、そこの館長のアンドレア・カンチェラートさん、この方がちょうどこの時期にぜひ富山県を視察したいということで見えますので、うまくすれば、カンチェラートさんにもこの意見交換会などにご出席いただけるのではないかと。そうなると、ニューヨークとミラノからそれぞれご見識のある著名な方に来ていただけるというので、大変面白い会になるのではないかと思っております。
 なお、グレン・アダムソンさん、内田まほろさんの、どういう活動をされているか、どういう考え方の持ち主かというのは、参考資料としてつけてございますので、またご覧いただきたいと思います。

 それから、3番目は、富山県リハビリテーション病院・こども支援センターの開業についてでございます。
 これは、私も一度、夏に現場視察もいたしましたし、最近もそれなりの情報公開というか、情報も流しておりますから、ご存知の部分もあると思いますけれども、まずは、このリハビリテーション病院・こども支援センターは来年の1月1日開業といたします。外来診療は1月4日からということでございます。それから、竣工式は12月23日に予定しておりまして、ここ(資料)に書いてあるとおりでございます。
 出席者向けの内覧会はこの23日の11時からということで、午後から患者家族の方や入所児保護者等向けの内覧会も行うことにしております。それから、一般の内覧会は12月27日でございます。内容は、ここ(資料)に書いてあるとおりであります。
 1枚おめくりいただきますと、このリハビリテーション病院・こども支援センターの機能、日本国内有数の施設を目指してということですけれども、少なくとも日本海側ではトップと言っていい内容になっているのではないかと思います。この表の上のほうは、県立中央病院の方で急性期の医療をしっかりやりますよということで、救急医療の話。また周産期医療については、これまでNICUとかMFICUを整備してきた。以前富山市民病院が平成20年に、休止して以来のいきさつがあって、NICUなども当初は確か18(床)ぐらいしかなかったのを23床にして、今回さらに29床にしてと。それから、小児外科も移してやるというようなことで、急性期(※周産期医療)を整備してまいりました。
 今回、リハビリテーション病院・こども支援センターができることで、回復期にある患者の方、子どもさんたちも含めて、全国でも有数、日本海側ではトップと言っていい内容のものにしようとしているわけでございます。
 (表の)左側を見ていただきますと、脳卒中患者等の早期回復や在宅復帰を実現するために、リハビリ時間も従来92分ぐらいだったのを1日120分ぐらいにするとか、入院日数もその代わりできるだけ短くして在宅に戻っていただくとか、入院の待機日数もなるべく減らすと、在宅復帰率も85%に引上げとか、それなりの目標を掲げておりますし、これを実現するために、従来91人の訓練士がいらっしゃったのですが、さらに充実して107人。この中には、理学療法士とか作業療法士とか言語療法士(※言語聴覚士)とかいらっしゃるわけですけれども、体制を整え大幅に充実するわけであります。
 また、高度専門的なリハビリを提供するということで、他の病院では対応困難な重症患者を積極的に受け入れる、麻痺や障害や高齢などですね。それからロボットリハビリの導入をすると、それから高次脳機能障害を初めとして特徴的なリハビリの実施を行うといったようなことでございます。
 また、機能性に優れて、充実したリハビリ訓練環境や利用環境を整えるということで、訓練スペースも相当大幅に広がりますし、それから、個室の療法室の充実、今まで8室しかなかったのを25室にするとか、また、最先端のリハビリ医療機器、天井走行レールとか自動車運転シミュレーターなど、いろいろ導入することにしております。
 その他、一つひとつ説明しておりますと長くなりますから、ご覧いただきたいと思います。
 (表の)右側は、重症児等の受入強化ということでございまして、また、医師、看護師をはじめとして、多職種連携によるチーム医療体制を強化する、それから重症児の専用ユニットを20床設ける、それから重症児専用の短期入所病床を確保する、これは、2床プラス空き室、空き床利用ということでございます。
 また、重症児を抱える親御さんを支援するために、親子入園室2床を設置する。これは、日本海側では富山県ともう1県だけでございます。
 また、発達障害などの多様な障害の対応強化ということも行います。専門医による診断回数も、なかなか専門の方がおられないですから、今まで月1回だったのを週1回にするとか、難聴児の聴力確保なども支援するとか、専門性の高い障害児歯科を新設するといったようなことが書いてございます。
 以下、非常にぬくもりがある、安らぎもある環境づくりということで、ここに書いてあるような、全てのベッドサイドに光が差し込む窓を設置するとか、あるいは、リビングつきの広い居室、内装も県産材を使用するとか、温かい食事を提供するためのサテライトキッチン、それから充実した個室訓練室や感覚統合訓練室を設けるとか、また、内装に子どもの環境アートを展開すると、いろいろな工夫をいたしております。また、障害児の在宅生活の支援も行うことにしております。
 こういう結果として、住み慣れた場所で高度のリハビリや訓練を受けながら安心して暮らせる健康先進県というものを目指して、実現を図っていきたい。
 以下、こちらのパネルにもありますけれども、これがリハビリテーション病院・こども支援センターの外観でありまして、ご存知の方も多いと思いますが、こちらがリハビリテーション病院のエリアで5階建てですね。それから、こちらの方がこども支援センターで、入所エリア、それから訓練エリアとなっております。それから、この辺りが、こども支援センターの中の通所エリア、2階がその中心ということであります。
 それから、この辺りは展望リハステップといっていまして、立山連峰などが非常に絶景で眺める場所で、リハビリなどもできるようにしてございます。
 その他、こういった既存の建物も改修したりしまして、社会福祉総合センター運営の障害者施設、新しい病院ができました後、(今ある)施設を現病院に移転させて解体して、(その跡地を)中央駐車場として整備するとかいったようなことになっております。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、「みまもりテラス」ですとか、ファミリーラウンジつき4床室とか、あるいは交流ロビー、一番左の下ですけれども、こどもセンターの1階ですが、大変夢のある、子どもたちにとって、できるだけ温かみのある施設になるように工夫をいたしております。ご覧いただきたいと思います。
 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

説明する知事2○記者
 TPPに関してなんですが、先日、説明会がありましたけれども、不安ですとか、そうした声も少なくなかったように思います。そうした中で、改めてなのですが、例えば、このTPPの大筋合意、どう評価されているのかというのがまず1つと、農業だけではなくいろいろな品目に渡っておりますけれども、県として、これはどういう対策として進めていかれるのか、その2点についてお話を聞かせてもらえますか。

●知事 
 まず、TPP全体についての評価ということですが、正直、まだよくわからない部分もあるのですけれども、これまで伺っている限りで申しますと、まず、ものづくり分野ですね、工業などの分野では、関税が、日本の場合、これはどちらかというと輸出する側でありますけれども、即時撤廃されるとかいったようなものが相当広範囲に及んでおります。この点は、富山県も製造業、ものづくり企業が大変多いわけですから、これはこれで一定評価をすべきではないかと思っております。
 それから、農業につきましては、最初から農家の皆さんにとっては大変不安な面があって、そこで、ご承知のように米などの重要5品目については、関税撤廃の例外とするといったような国会決議などもなされたわけですけれども、今回の結果を見ますと、何とかそれを守ろうとして、かなり頑張られたかなと。ただ、ご承知のように、米なども、従来のミニマムアクセス米の拡充ともいいますが、特別輸入枠をかなり増やすですとか、交渉をまとめるためにさまざまに工夫をされたというか、譲歩をされたという面もあるかと思います。
 この点については、例えば、特別輸入枠、米とか大麦もそうでしたか、そういった分野に、特に米については、政府備蓄米の購入量を増やして、結局特別輸入枠で今まで以上に余計に入ってくるお米がすぐに市場に出て米価を下げるといったような影響を遮断するような、そういう趣旨のお考えを、前の林農水大臣、今度の(森山)大臣も確か示されたかと思います。
 そういう面で苦心もされているのですけれども、私の実感としては、まだまだ農家の皆さん中心に不安や、いずれにしても中身をもう少し早目に具体的にしてもらい、かつ、農業へのマイナスの影響についてはしっかり対策をしてほしいと、こういう声が強いように思います。
 もちろん一方で、消費者の皆さんからは、それは農業も含めて、いい品質のものが安く入ってくるということであれば、それはそれでいいのではないかというご意見ももちろんあるわけであります。
 そこで、県としましては、農業や製造業以外にも幅広くありますから、中身をもう少し具体的に早く聞かせていただいて、また、そのことが富山県内あるいは日本全体にどんな影響を与えるか、こういったことも富山県なりに検証もさせていただいて、政府の方も、これによるマイナスの影響をできるだけ防ぐために補正予算も組むとおっしゃっているわけですから、私の方もかねてから、前の林農水大臣には、仮に重要5品目が関税撤廃の例外になったとしても、何らかの交渉で譲歩するような部分も出てくるでしょうから、そういう場合にはいろいろな予算措置も含めて考えていただきたいとかねて申しあげてきましたし、全国知事会としてもそういう考え方でおりますから、恐らく前向きに予算編成もしていただけるのではないかと思います。
 実は、昨日上京した時も、どういう動きになっているかいくつか関係方面に当たってみたのですが、議論はされているのでしょうけれども、まだまだ具体的にこうしますというところまで来ていませんから、なるべく早くそうしたものもお示しいただいて、農家の皆さんにも安心していただく。
 また、なお政府のそういう予算編成などでも不十分だという点があれば、もちろんいろいろお願いしなくてはいけないと思いますし、また、県として、農家の皆さん、JAの皆さんとかいろいろな関係者もおられますから、皆さんのご意見も伺いながら、できるだけマイナスの影響については、そのことによって農業の未来を担う就業者の皆さんが希望が持てない仕事にならないように。富山県の農業は、今できるだけ攻めの農業、生産性の高い農業にしようというので、一等米比率も90%を超えるとか、去年は特Aを獲得するとか、また、米だけではなくて、園芸とかいろいろなことに力を入れて、砺波のタマネギとか、いろいろ成果も出ているわけですから、こうした方向が、しっかりさらに前に向いて進むような環境整備を(したい。)まずは、TPPは国が責任を持って交渉されているわけですから、その影響を国がしっかりカバーしてもらう。それから、同時に、県としてもさらに何か補う点があれば努力したいと思います。
 それから、同時に、農業については守るだけではなくて、やはり分野によっては攻めというか、関税がお互いに引き下がったりするわけですから、例えばお酒とか、いろいろな分野で、むしろ輸出などもしやすくなったという部分もあると思うのですね。この間もインドネシアに行ってきましたが、インドネシアは今回TPPに入っていませんが、ASEANの国でも入っている国もあるわけですから、そういうふうに守ることもしっかり考えながら、農業も含めて、製造業はましてそうですけれども、この機会に、もっと日本の国際競争力を持って攻め込める、そういうものもあると思いますから、生産者の皆さん、もちろんJAさんとか関係方面はもちろん、国とも相談しながらですけれども、しっかり進めていきたいなと思っています。

○記者 
 横浜市のマンションのくい打ち工事の関係のことについて、1点伺います。
 旭化成建材さんは、今日にも会見をされて、調べているとのことですが、全国にいろいろな工事に関わった公共施設を含む建物があると聞いています。その件で、富山県にそういった公共施設、小学校などがあるか、把握しているものがあれば教えていただきたいのが1点。
それから、これから調査結果なり、もしくは情報提供、そういったことも含めて、県として把握された場合、公表するお考えがあるかどうか、この2点について伺わせてください。

●知事 
 まず、今お話しの横浜市内の大型マンションの、今おっしゃった問題については、本当に残念、遺憾なことだと思っております。
 販売元は三井不動産レジデンシャルですけれども、元請は三井住友建設さんで、くい打ち工事は旭化成建材さんが二次下請でされたというようなことのように伺っています。こういう大変残念な事例が出ましたので、旭化成建材さん、私の方も報道で知ったり、国土交通省から伺ったりということですけれども、現在全国でマンションや商業施設など、過去10年間に3,000件施工されていて、そのデータの確認調査を行った上で、ちょうど今日、まだ私どもに届いていませんが、午後、国土交通省に都道府県ごとの棟数とか用途などを報告して、国は速やかにこれを公表される予定だと伺っています。
 もしこの3,000件の中に富山県内にこういうものがありますよということがわかれば、当然国土交通省さんからご教示いただけると思っていますけれども、私どもの方でも、国の公表結果を確認して、もしそういうものがあるということになれば、もちろんこれは県として隠すことではありませんから公表もしますし、また実際にその3,000件の中で、こういうデータで適正にやったというところまで報告があるのか、これからさらに詳細を調べますということになるのか、中身はよくわかりませんが、いずれにしても、県民の安全・安心というのが一番ですから、しっかり対応していきたいと思っています。

○記者 
 先ほど午後2時に、研修医のマッチングの結果が報告されましたけれども、(富山県の順位は)去年と同じ全国37位ということですが、この結果についての今の分析と、今後に向けた対応について教えてください。

●知事 
 幸い、今年の初期臨床研修医のマッチング、今ちょっとお触れになりましたが、臨床病床協会(※医師臨床研修マッチング協議会)というのでしょうか、ここの発表も、私もつい先ほど伺いましたけれども、マッチ者数が65人、昨年よりも2人増となったということでございます。過去2番目に多いマッチ者数が確保できたということと、それから、最近で言いますと、平成24年が48人、(平成)25年が56人、(平成)26年が63人ときて、今回(平成)27年が65(人)ということですから、過去少し上がったり、下がったりということがありましたが、これで3年連続マッチ者が増えてきているという、大変その点は着実に前進しているなとありがたく思っております。
 中身を見ますと、病院によって出入りはありますけれども、例えば県立中央病院は16人、全員募集どおりマッチしておりまして充足率100%ということですし、例えば黒部市民(病院)さんも、昨年がマッチ者4人だったのが、今年は7人ということで充足率87.5%とか、例えば、富山赤十字病院さんも、昨年はマッチ者がゼロだったのですが、今年は5人全員マッチし、充足率100%ですか、あるいは厚生連高岡(病院)さんも、昨年2人だったのが今年は4人、充足率50%といったように健闘していただいています。この他、砺波総合(※市立砺波総合病院)も、昨年3人が今年4人ということでありますので、もちろん病院によっていろいろ事情があったりしますから、減ったから即、努力が足りないということではないともちろん思いますが、全体として、これで3年連続増えてきたということは大変よかったと思いますし、さらに今後も、富山県の将来の医療を担う人材をしっかり確保できるように努力してまいります。

○記者
 先ほどの旭化成建材(の件で)、もう一度お伺いしたいのですが、県として公表というお話を先ほどされましたが、国交省からは都道府県別の件数とその用途が発表されると伺っているのですが、県では、具体的にもう少し詳しい情報までは公表される予定でしょうか。

●知事 
 まず、全国でマンション、商業施設等3,000件ぐらいあるということを旭化成建材さんがおっしゃっていて、そのデータの確認調査をした上での報告が国にあるということですけれども、国からもし、富山県内にない可能性も高いと思いますが、仮にあるということになれば、もちろんその内容も拝見したいと思いますし、それだけで十分だということになるのか、一般の県民ユーザーの立場からいうと、もっと詳しい情報が知りたいということになる可能性もありますから、その際には、もちろん県の権限でどこまでできるかということはありますけれども、国とも相談しながら、できるだけ、特に、もしあればの話ですけれども、入居している方々などは当然不安に思われるでしょうから、そういった(入居者に対する)ニーズに応えるべく努力はしたいと思います。

○記者 
 今ほど出ましたマッチングの結果なのですけれども、充足率、全国的に見て、順位は把握されていますか。

●知事 
 全国順位というのは、結局、希望の人数、募集の定員に対する充足率という意味では、今58.6%ということで、順位からいうと37番ということになりますが、これは、募集定員をどう見るかですよね。
 かなり高めに設定されている意欲的なところもありますが、なかなか現実には難しいというので、例えば、募集定員をかなり理想の数字に近いところで募集しますと、充足率が高いということになりますから、この充足率だけの順位であまり一喜一憂するのはどうかなと。むしろ、お医者さんは足りない、しかし、だんだんその足りない人数をカバーするように増やしてきている、その確保できたというか、マッチングできた臨床研修医の絶対数がこうして3年連続増えているというところのほうが、一番大事なところではないでしょうかね。

○記者 
 先だって塩崎(厚生労働)大臣が来県された際の、知事が要望された地域医療介護総合確保基金についてなのですが、あの場でも大臣のほうで、今月中にも前向きに確保されるのではないかみたいな発言があったと聞いているのですけれども、現状でまだ発表とか内示というものはないのでしょうか。

●知事 
 地域医療介護総合確保基金については、以前もお話ししたかと思いますが、非常に、これまでとは全く違ったような配分基準で、特に医療人材の確保のところが、普通に地方自治体が期待している数字よりも極めて圧縮された姿で出たわけで、富山県を含めて全国的にも問題になったわけです。
 そこで、私も、知事会全体としての問題ですから、社会保障常任委員長の栃木県知事さんと私が(地方)税財政常任委員長という立場でしたので、そろって厚生労働省に出向いて、当時の副大臣にもお会いしてお話ししましたし、ちょうど塩崎大臣が来県された際にもお願いをして、知事会全体の立場としてもお願いしたのですけれども、近日中におおむね要望の趣旨が酌み入れられた形での要配分額にしたい趣旨のお話をされておりました。その後、実務的に聞きますと、大体そういう方向になっているなと思います。
 ただ、まだ最終調整中で、いわゆる内示的なものはまだいただいていませんので、確定的には言えませんけれども、この間、いろいろ働きかけをして、塩崎大臣にもお会いし、また当時の永岡副大臣にもお会いし、知事会全体として働きかけたことで、何とか私どもの期待している額が確保できるのではないかというふうに思っています。
 そうなると、一時心配しておりました、例えば、高岡の看護学校などのそういった県として支援するための補助金とかいったようなものも、大体予定どおり何とか出せる状況に持ち込めるのではないかと、最後の努力をしているということでありますが、何とかしたいと思っております。

○記者
 昨日、JR西日本からは、9月までの利用率が非常に好調だったというのですが、それはすごく良いことだったと思うのですけれども、ここで、新高岡駅へのかがやき停車について、飛騨地域の課題があるような話だったと思うのですが、そうなると、やはり県西部だけではなくて県の何か支援というものも必要になってくるかなというふうにも考えるのですが、知事としてはどういうふうにお考えでしょうか。

●知事 
 かがやきの新高岡駅停車の問題ですね。
 これは、県としてはもちろん、ある意味では既に応援をしておりまして、1つは、県職員に、なるべく高岡周辺に勤務している職員が仕事で上京等する場合に、もちろん運賃の問題とかいろいろありますけれども、できるだけ北陸新幹線の新高岡駅停車の臨時便を優先して活用してもらうように、これは通知も出しておりますし、いろいろな機会に協力をするようにお願いして、要請しております。
 それから、既にご承知のように、例えば、高岡が能登とか飛騨高山に行く際のちょうど大事な結節点というかゲートウェイだという機能をもっともっと高めなくてはいけないですね。そのために、例えば、「世界遺産バス」ですね、新高岡駅あたりから城端経由で五箇山、白川郷まで行くとか、あるいは和倉方面の「わくライナー」とか、それから、最近では富山県からお呼び掛けをして、県西部、金沢、能登、この3つのトライアングルで広域観光をやろうとか、そういったことを、むしろ県の方が率先してサポートするというか、もちろん高岡市さんともご相談したり、県西部の6市と相談しながらやっております。
 それから、城端・氷見線の観光列車「べるもんた」も、真鍋社長さんとの交渉の際に、昨年の夏だったと思いますが、何とかこれまでどおり城端・氷見線をJRさんが経営するというのはありがたいのだけれども、従来どおりではなくて、それにしっかり付加価値をつけてほしいと、観光などを念頭に置いたコンセプト列車みたいなものを考えてほしいと言って、もちろんその後高岡市さんやいろいろな皆さんが努力されたことでありますけれども、これも、この間、真鍋社長にお会いしたときに、今は土日中心の運行だけれども、人気が結構出そうなので、ニーズがあれば平日も、毎日ではないにしても、できるだけ運行するようにするとか、また、旅行商品として、民間の皆さんに新高岡駅中心のいろいろな旅行商品をつくってもらうとか、こういう努力を積み上げてきておりまして、この点についてはさらに努力したいと思います。また、もちろん高岡市初め西部6市の皆さんも、民間の皆さん含めて頑張ってほしいなと。
 その点は、例えば昨日、大宮で富山県フェア、イオングループ(※イトーヨーカ堂)と一緒に、大宮宮原店でイベントもやらせてもらいましたが、その際には、県が主催ではありますけれども、高岡商工会議所の方もちょうどその時期にやりたいとおっしゃっていたので、相乗りするような形で連携してやりまして、そういう点では、例えば、昨日は川村会頭が見えていましたけれども、県と西部の経済界、あるいはもちろん市長さんも一緒なのですが、連携してやっているというところは、皆さん感じ取っていただけるのではないかなと思いますね。

○記者 
 羽田便の冬ダイヤが、いよいよ今週日曜日から始まりますので、来年春の6便体制維持に向けまして、ここからが正念場になるかと思うのですが、現状、観光客が大幅に増えながら、ビジネス客がまだそこまで伸びていないという状況を踏まえ、残り1カ月あまり、いかがでしょうか。

●知事
 この間も少しお話ししましたけれども、確かに9月なども、確か観光客中心に3,000席ぐらい増えたのだと思いますけれども、ただ、ANAさんの方は、来年の夏ダイヤで6便体制維持にするには、10月以降の利用が、また特割運賃以上の利用で月1万500席(が必要と)おっしゃっておりますので、かなり高いハードルだと思います。
 ただ、9月補正予算でも企業サポーターズクラブの特典強化などもしましたし、最初、この企業サポーターズクラブに入ってくださる方も、県内企業を中心に100社ぐらいにようやくなるぐらいだったのですが、その後、県内はもちろんですが、首都圏の取引先企業にもお声掛けをして、昨日ぐらいの段階で、会員数は181社になってきておりますから。特に特割運賃以上というと、旅割など使って乗られる観光客の方ではなくて、まさに企業のビジネスで使う人がもっと増えた方が、やはり単価も上がったりして全日空さんも助かるということだと思いますから、そういう意味で、この企業のサポーターズクラブのメンバーが相当増えてきたというのは心強いと思っています。さらに、飛騨高山に空域利用圏域の拡大をするとか、また首都圏からの企業や利用者の皆さんに、確かに新幹線に乗っていただくのもうれしいのですけれども、羽田便の重要性というか、これも大いに活用していただくほうが、長い目で見て、鉄道も便利になる、また空の便も良いということが、非常に富山県なり首都圏、さらには富山県と海外との連携ということも含めて、非常に重要だという認識が広がってきていますから、努力したいと思います。
 ただ、これは皆さんに何度か申しあげましたが、これまで、とにかく新幹線ができて東京と2時間ぐらいになったところは、新潟空港も仙台空港も花巻空港も半年経つか経たないで路線自体が廃止になっていますから、そういう意味では、もちろん今、(富山きときと空港の羽田便の)路線は維持されていますし、便数も何とか6便維持している。これをできるだけ維持できるように、さらに努力するということなので、それなりに健闘しているほうかなと思いますけれども、精いっぱい今後も、これは、官民挙げて頑張っていきたいと思います。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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