富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成27年度] > 定例記者会見[平成27年6月5日(金)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成27年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成27年6月5日(金)]

◆日時 平成27年6月5日(金)午後3時03分〜3時56分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)新たなアンテナショップの出店場所の決定等について リンク
(PDF7779KB)
リンク
(13分54秒)
(2)大伴家持生誕1300年記念事業推進懇話会の設置について リンク
(PDF76KB)
リンク
(4分13秒)
(3)県有施設内における小型無人機の規制等に関する庁内検討会の開催について  リンク
(PDF342KB)
リンク
(2分23秒)
(4)ふるさと名物商品特設通販サイト『とやまいきいき market』の開設について  リンク
(PDF1238KB)
リンク
(4分07秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)小型無人機の規制等に関する庁内検討会について
(2)富山市の第3子以上保育料軽減制度について
(3)MERSへの対応について
(4)県内大型商業施設開業による影響について
(5)北陸新幹線の開業効果について
(6)日本創生会議の東京圏高齢化危機回避戦略について
(7)人口動態統計について
(8)18歳選挙権について
リンク
(29分27秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

1 知事からの説明事項

説明する知事●知事 
 それでは、私からは4項目発表させていただきたいと思います。
 最初に、新たなアンテナショップの出店場所の決定等であります。この新たなアンテナショップにつきましては、「首都圏情報発信拠点に関する有識者会議」の提言をもとにしまして、何といっても具体的な物件の情報がないと、物事を進められないということで努力してまいりましたけれども、去る3日、一昨日、第1回の首都圏情報発信拠点整備推進会議で、有力な物件候補が上ってきましたので、そこでご審議もいただいて、このたび日本橋大栄ビル1階に設置することとしまして、本日、当該物件の賃貸借契約を締結したということでございます。
 また、新たなアンテナショップの機能としては、物販、飲食、観光などが考えられます。この他、もちろん定住とかU・I・Jターンなども一部あると思いますけれども、いずれにしましても、本日公募を開始します実施計画・基本設計の策定を通じて検討することとしております。今後、整備推進会議での意見をお聞きしながら、来年の春の開設を目指して検討を鋭意進めてまいりたいと思います。
 お手元(資料)の新たなアンテナショップの物件概要というのをご覧いただきますと、場所は今ほど申し上げたとおりでありますが、1階のフロアで約143坪ございます。また、賃料も月・坪5万円と、これは共益費込みの数字でございます。また、賃貸(期間)としては、平成27年10月1日から(平成)33年3月末日までということであります。平成32年に東京オリンピック・パラリンピックがありますので、それまでの間は十分確保できたことになります。これは、平成32年のこの東京オリンピック・パラリンピックを控えて、東京ではまちの姿が大きく変わろうとしていることもございますので、契約満了時に再契約するかどうか判断する。これはもちろん貸し手の方もそういう考え方だと思います。ちなみに、最近こうした物件を契約された例を見ますと、10年というのもあれば5年というものもあり、確か3年とかあるいは期限が決めていなくて、毎年交渉して決めるというようなところもあったかと存じます。
 それから、その下の物件選定の理由ですけれども、一つは立地関係が良くて幅広い世代の集客が可能だと。これは後ろの方に写真がありますので、また後でご覧いただければと思いますけれども、最近日本橋は大手不動産事業者等による「日本橋再生計画」というのが進められておりまして、「コレド日本橋」、「(コレド)室町」などの高層複合ビルが次々にオープンしておりまして、若者からミドルエイジ、シニアに至るまで幅広く楽しめるまちに変貌しております。
 今度の日本橋大栄ビルは、まさに日本橋三越や高島屋、それから銀座の三越に至る、まさに一番の目抜き通りである中央通りに面しておりまして、視認性に優れた角地に立地をしております。また、老舗の三越日本橋本店新館の真向い、道路を隔ててすぐそば、隣であります。また、地下鉄(東京メトロ)三越(前)駅にも直結しておりまして、傘を差さないで雨の時も建物に入れ、人通りも多い。近隣にはいくつかの他県のアンテナショップなどもございまして、相乗効果も期待できる。ただ、他県のものと比較すると、富山県は143坪で最も広いということと、また、今回は本格的なレストランを中に入れたいと考えておりますので、他のアンテナショップとの連携もできる一方で、富山県独自の魅力をアピールすることができると思っております。
 また、【3】のところを見ていただきますと、賃料が割安であるなど、交渉の過程で私どもから見ますと好条件を引き出すことができたなと思っております。
 それから、もう一枚おめくりいただきますと、新たなアンテナショップの機能ですけれども、先ほど申し上げましたように、物販、飲食、観光などが考えられますけれども、本日公募を開始します実施計画・基本設計の策定を通じて検討したいと思っております。
 ただ、有識者会議の提言にありますように、物販で言いますと、単に物を売るだけではなくて、富山県の日常の上質なライフスタイルを発信しまして、富山らしさが実感できる場にしたい。富山の食文化を楽しむ憩いの拠点とか、特色ある伝統工芸も含めまして、ものづくり文化に親しむ体感拠点であるとか、また、富山ファンを育みまして、そのつながりを進める交流拠点であるとか、自然、文化、食の魅力を発信する活動拠点と、こういったことをしっかり考えていきたいと思います。
 また、有楽町に今あります「いきいき富山館」につきましては、あのうちの物産館は、確か25坪ぐらいですけれども、大変売り上げも多く、ファンも多くて健闘しておりますから、これは引き続き現在の場所で発展的に存続させる。また、情報館は、その機能を新たなこの日本橋のアンテナショップに発展的に移行させるという方向で検討したいと思っております。
 また、物産館等新たなアンテナショップの物販機能については、一定程度商品が重なっても良いのではないかとは思いますけれども、この2つの拠点の土地柄、特色、それぞれの強みなどもありますから、役割分担を検討して、バランスのとれた形で富山県をアピールしていきたいと思います。
 今後の予定は、ここにあるとおりでございまして、実施計画・基本設計の公募は別紙5のとおり進めていきたい。今日から富山県のホームページで実施要領を掲載しまして、企画提案書や経費の見積もり、事業スケジュール等々の提出を求めて、選定委員会でプレゼンを行っていただいて決定するというふうにいたしたいと思っております。
 それから、2ページに戻っていただきまして、今月中旬に本格和食レストランの公募開始をいたしたいと思っております。そして、夏から秋にかけまして、実施計画・基本設計・実施設計を策定して、秋から冬にかけて内装工事を実施する。(平成)28年春には新たなアンテナショップの開設を行いたいと思っております。
 次の別紙1というのをご覧いただきますと、皆さん、銀座、日本橋はご存じとは思いますが、JR東京駅が別紙1の中ほどの少し上の方にありまして、現在のアンテナショップはJR有楽町駅の前の東京交通会館の地下1階にございます。銀座にも他県のアンテナショップがいくつかございます。それから、日本橋の方をご覧いただきますと、三越銀座店からずっと中央通りを日本橋の方へ行くと、先ほど申し上げた日本橋のまさに起点のところに(今回出店する)日本橋大栄ビルというのがございまして、その隣が三越日本橋本店でございます。それから、高島屋の日本橋店もあるといった、まさに東京のど真ん中の目抜き通りに面しているところでございます。
 もう一枚おめくりいただきますと、この新たなアンテナショップの位置ですけれども、位置からいうと、先ほど申し上げたように高島屋の日本橋店、日本橋三越店が面しています中央通りに沿っているわけですけれども、いくつかの既存の他県のアンテナショップもございますし、また、「コレド日本橋」、「コレド室町」とか、今まさにこのあたりは再開発が非常に積極的に進んでいるということであります。
 この大栄ビルから銀座方面に600メートルぐらい歩いて、そして右下のところを見ていただくと、そこで左折すると東京駅まで250メートルぐらいで行けるという、大変良い場所だと思います。
 別紙3の写真は、日本橋大栄ビルを日本橋の三越新館側から撮影した写真でございます。それから日本橋の北詰め交差点、南東側から撮るとこうなる。また、もう一枚おめくりいただいて、銀座の方から神田方面を見るとこういうことで、左に今ほどの日本橋大栄ビルがありまして、その右側に三越新館がある。それから、この場所、大栄ビルの場所そのものが日本橋の北端の欄干のすぐそばだということでありますので、江戸時代から日本橋の起点である大変由緒ある場所だということでございます。7ページもその前後から見たものでございますので、ご覧いただきたいと思います。
 8ページをご覧いただきたいと思いますが、この平面図で、正面入り口というところのこの右側にやや横長になっていますけれども、この道路を隔てて手前側が三越の日本橋店の新館でございまして、この道路に面したところにもう一つ入口をつくることができるというふうになっておりまして、いろんな意味で良い物件だと、私どもは思っております。
 それから、別紙5は先ほど少し見ていただきましたが、基本設計、実施計画策定と実施設計策定に関する業務のプロポーザルを今日付けで行います。
 なお、別紙6をご覧いただきますと、この(首都圏)情報発信拠点整備推進会議のメンバーはここにあるとおりでございまして、皆様にいろいろご議論いただいて、それを踏まえて、県として今日、(当該物件との賃貸借契約締結を)決断をさせていただいたということでございます。

 次に、2つ目ですけれども、大伴家持生誕1300年記念事業推進懇話会というものを今回、発足させたいと思っております。
 大伴家持については、もう皆さんに申し上げるまでもありませんけれども、平成30年に生誕1300年ということになるのですね。そこで、大伴家持が越中に来ましたのが、西暦でいうと、確か746年(天平18年)だと思いますけれども、それで5年間国司としておられまして、万葉集4,516首ですか、その中で家持が越中で歌った歌だけでも確か223首あったかと思います。
 大伴家持の顕彰事業とか1300年記念事業といったことをやっていこうと思っておりますが、せっかくやるのですから、県内の有識者の方、特に万葉集にご関心の高い方の代表に入っていただいて、この懇話会をつくってやっていこうということでございます。
 メンバーとしては、この(資料の)2のところに一応15名以内とございますけれども、例えば高志の国文学館友の会の会長と、今度、北電(北陸電力)の会長から相談役になられますけれども、永原前北経連(北陸経済連合会)の会長さんとかいったような方々、あと、越中万葉ゆかりの市町村長さん、特に歌碑とか詩の方でも万葉集に大変いろんな事業をやっていらっしゃる高岡市、射水市、氷見市、上市町といったところはメンバーになっていただき、またそれ以外のところも、それぞれの富山市や滑川市や魚津市、黒部市といったような市町の各教育長さんにオブザーバーになってご参加いただくということにいたしております。
 なお、特別委員も若干名考えていまして、そういう方も今いろいろご相談していますが、例えば里中満智子先生のような方を想定しております。
 それから、専門家会議は4名で、これはここにあります東京大学の多田先生とか、國學院大学の辰巳先生等々4人の方をお願いしておりまして、この方々もテーマによってはこの懇話会にご参加もいただく。また、専門家として専門性の高い議論を専門家会議というのを別途つくって御審議いただくということとし、またご提言いただくというふうにしております。
 なお、庁内に大伴家持生誕1300年記念事業推進のプロジェクトチームをつくるということにいたしております。
 その後は当然、高志の国文学館あるいは生活環境文化部の文化振興課、教育委員会の教育(企画)課とか、あるいは地方創生とも関連しますので、そういった関係の皆さんに入っていただいていくということでございます。

 それから次に、3点目ですけれども、県内施設における県有施設内における小型無人機の規制等に関する庁内検討会の開催ということでございます。
 ドローンのことにつきまして、ご承知のように去る4月22日に総理官邸の屋上に小型無人機が発見されたといったことに伴って、非常に関心が高くなっております。少なくとも県有施設内におけるこうした小型無人機の規制等についてどうあるべきかということについては、庁内で早急に検討会を設けて議論したいということで、構成メンバーとしては経営管理部の次長と知事政策局次長を共同座長ということにいたしまして、ここに表示してある庁舎管理とか危機管理、あるいは公園をはじめとして各県有施設を所管している部局、また市町村との連絡するような部門の皆さんに事務局に入っていただく。
 今後、全国の状況、国もいろいろ取り組んでいらっしゃいますので、そういう状況も見守りつつ、規制のあり方を考える。また、条例、規則改正等を行う必要があるかどうかも含めて検討する。また、民間や市町村の皆さんのご意見やご希望なども紹介をする。また、方針を決めたら、民間や市町村の皆さんにも周知をするというようなことで考えております。第1回目は、6月8日に開催するということにいたしておりますので、よろしくお願いします。

 それから、最後に4点目でございますけれども、ふるさと名物商品特設通販サイト『とやまいきいき market』の開設であります。
 今度、国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用しまして、「ふるさと名物商品」ということで選定した県内の特産品等を、特設通販サイト等によって、県内外の消費者に割引販売するということでございます。原則3割引であります。
 このことによって、消費者の購入意欲を喚起して、県産品の販売促進なり知名度向上を図っていこうと、また、富山県の魅力を発信していこうと、こういうことでございます。これは6月10日午後(※正午)にこの『とやまいきいき market』というのを開設することにしております。
 取扱商品、公募商品が現時点で142商品、その他に企画商品ということで、県として積極的に取り上げようというものもございます。販売価格は原則定価の3割引、販売期間はこの6月10日から来年2月ぐらいの予定。できれば、販売促進策のところに書いてありますが、県外からの購入割合が半分以上となるように、全国に向けた販売促進策を展開したい。例えば、楽天市場への出店、6月中を予定していますが、また全国的な広告展開ということで、ウェブとか雑誌など効果的な媒体をミックスしたPRをやっていこうというふうに思っております。楽天、ヤフー、グーグルでの広告とか、フェイスブック、また人気ある雑誌での広告といったようなことでございます。
 それで、せっかくここに画面が出ていますので、少しご披露をしますと、例えばかまぼこを買う場合、ちょっとやってみてくれますか。

[ホームページの操作]

それで、買い物かごに入れると料金が出てきて、定価から3割引、その計算の根拠も出て5,250円から国の今度の交付金の分、1,575円を引いて3,675円で手に入ると、こういうことであります。
 それから、「富山湾の恵み」というのでちょっとやってみてください。

[ホームページの操作]

これも買い物かごに入れるとしますと、計算が商品の値段と助成額が出て、結果としてここでいうと7,155円で手に入ります。こういうことになるわけでございます。
 ということで、せっかく国のお金ですから、これを消費喚起にも充てる、また富山県の物産のPRにも充てると、そのことによって幅広い意味の観光振興や定住・半定住等にもつなげていきたいと、こういうことでありますので、よろしくお願いします。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

説明を聞く記者○記者 
 それでは、3点伺わせていただきます。
 1点目、まず北陸新幹線開業から3カ月を迎えようとしていますけれども、これまでいろいろ効果があらわれていると思うのですけれども、知事にとってどのようにこの開業3カ月の実績といいますか、効果みたいなものを受けとめているかを教えてください。また、その効果について、県として、例えば県民会議という場になるのかはわかりませんが、どのようにこれからに活かすために数字みたいなものを検証していくのか、そういった場についても設けていくのかどうかも含めて教えてください。
 2点目は、昨日の日本創成会議、第2弾の発表がありまして、富山県からも介護や医療の観点から移住に適した地域というのに選ばれました。これについていろいろな賛否両論の意見があると思いますけれども、高齢者が(非常に)地方に移住しやすい(ような環境整備)という(提言内容があった)点について、知事としてどのように受けとめているかを教えてください。
 3点目は、先ほど富山市さんの方で会見があったようなのですけれども、第3子(以上)の保育料の問題ですね。財源をどうするかという問題があったと思うのですが、これについて富山市さんが6月補正で県と同様のレベルについて助成するという発表がありました。これも県と市の話し合い、協議があったと思うのですけれども、どのような経過があったのか、また、県としての受けとめというのも教えてください。
 以上3点お願いします。

●知事 
 まず、第1点の新幹線の開業効果ということですけれども、先般JRさんの方からそれぞれ発表がございまして、大体この2カ月余りで上越妙高−糸魚川間をとりますと、対前年比で平均して3.1倍だと。またいろんな時点でとっておられますけれども、大体多少の差はありますが、3倍前後で推移している。ゴールデンウイーク中とか開業直後、それ以外の時期も含めて、割に安定的に3倍前後、平均すると3.1倍だということであります。
 その後の直近の数字はいただいておりませんけれども、大体そういう傾向で来ているのかなと思っておりまして、これにつきましては、JR西日本の真鍋社長やJR東日本の冨田社長ら等も含めて、皆さん期待どおりというか、期待以上だというふうにも思っていただけているのかなと思います。私自身もそう思っております。
 今後はできるだけ、これを一過性にしないことが大事で、なお、今のは上越妙高−糸魚川間ですけれども、どうしても終着駅効果で金沢駅などが目立ちますけれども、私どもがJRさん等からお聞きしている限りでは、富山県内の3つの駅もそれぞれ健闘しているなということでありますし、また、例えば県内の宇奈月温泉などに取材をしますと、正確な統計はいただけませんが、お客さんが大体この間、ならしで3割増、5割増、もっと多いというところもあるようです。もちろんこれまでも非常に稼働率が高かったところは100%以上ということはありませんので、3割ぐらい、あまり稼働率が良くなかったところは5割とか、場合によってはそれ以上ということもあるのかもしれませんから、その数字だけで言うのもいけないですけれども、いずれにしても対前年で比べれば、大変大きな成果が出ているのではないかなと。また、ホテル等でも、もともと稼働率の高かったところは、せいぜい2割ぐらいというところもあるのではないかと思いますが、もっと大きな幅で増えているというところもあると聞いております。
 ですから、これを一過性にしないで、観光についていえば、富山県の観光資源の魅力のブラッシュアップをしっかり図る。また、開業して3カ月近く経ちまして、やはり二次交通などの課題とか、あるいは駅が例えば富山駅などは残念ながら並行在来線の工事が、これは当初からそういうことだったわけですが、工事中であるとか、駅前広場の問題とか、いろいろやむを得ない面もあるのですけれども、利用者からはいろいろな声が寄せられております。そういう中で、しっかり県や市や、あるいは交通事業者の方々、よく情報交換、相談もしまして、できるだけさらに改善できることは、一生懸命努力をする。どうしても事情で対応できないことは、その事情をよく理解していただくようにする。また、それにしてもさまざまな環境整備のスピードを上げる、こういうことが必要かなと思っております。
 また、数字の今後の検証ということですが、乗客の数とかそういうことになりますと、やっぱりJRさんからある程度、情報をいただかなければいけないという面もありますが、例えば実際にそこで富山駅なり新高岡駅なり黒部宇奈月温泉駅に降りた方、あるいは観光客、ビジネス客も含めていろいろな方が県内にいらっしゃいますので、今後折を見て、良い機会に例えばアンケート調査をやるとか、いろいろなことで県内にいらした方々が、実際にいらしてどういうことに魅力を感じていただいているか、また一方で、こういう点はさらに改善してほしいなと思っていらっしゃるか、こういったこともしっかり把握する必要があると、こういうふうに思っております。幸い、新幹線戦略とやま県民会議は、5月の初めで最終回ということになりましたけれども、少し観点は違いますけれども、地方創生ということで、とやま未来創造県民会議というのもスタートさせておりますし、3つの地域会議も開催予定でありますから、そうした場や、いろいろな機会を利用して、開業効果の整理、検証、そういうことを踏まえてさらにそれをいい方向にしていくのにどうしたらいいかといったことで議論を深める。また、必要なことを早く実行するというふうにしていきたいと思います。
 それから、2つ目の富山県がご高齢の方の移住先として適したところというか、余力があるといったような(日本)創成会議の報告というのがあったということですけれども、これはいろいろな受けとめがあるかと思います。
 例えば、特別養護老人ホームなどで言いますと、他所の地域に比べれば、今、(入所を)希望したら入れる余力がたくさんあるということではなくて、今でも富山県でも特別養護老人ホームに入りたいけれども、待機している人が結構いらっしゃるわけですが、他の地域と比較したら、待機者の比率が相対的には少ないという、たぶん判断だと思うのですけれども、しかし、現に県内で待機している方もいらっしゃるわけですから、相対的にはその比率が低いとはいえ、そうした課題もありますから、今後大都市等で今まで過ごしておられた方々が、この機会に富山というのを選択されたいという時には、富山県の魅力も大いにアピールはしたいのですけれども、そうした医療や介護の状況も、もちろん富山県の優れている点も多々ありますけれども、これは他所の地方と同様に、課題になっているところもあるわけですから、そういったことは正確にお伝えした上で、対応していくということになるのかなと思います。
 いずれにしても、今、富山県は、例えば、健康寿命日本一を目指そうということで、健康づくりの運動習慣をつけようとか、食生活の改善をやろうとか、いろいろな県民運動として進めております。それから、もともと富山県は水が豊かでおいしい、また、お米もおいしい、富山湾のお魚もおいしいと、大変いろいろな面で食、自然、あるいは歴史・文化も含めて魅力ある土地柄ですから、もちろんそういうことは今後も大いにアピールしていきますけれども、私どもから言うと、もちろんご高齢の方々が定住したり安住したりする先に検討していただくのは大変結構なことですが、同時に若い方とか女性とか、富山県など比較的良い方ですが、それでもやはりご高齢の方の比率が高いわけですから、そういう方に魅力を感じて来ていただき、若い人とか女性とか、そういう方々の流出を減らす。もっと流入してもらう。それが富山県としての課題でございますし、また地方創生を進めるというと、やはり次の時代を担う若い人、あるいは女性とか、そういう方々がもっと地方に住むということも大切な論点ですから、この問題はやはりそういう視点でバランスのとれた総合的な対応が必要かと思っております。
 それから、第3子以上の保育料の無料化に伴う、中核市である富山市さんとの財源の支援の問題については、ご承知のように、これまで富山市さんは独自にやってこられたという経過があるのですけれども、今回の新たな政策に伴っていろいろなご希望もあるようでありますので、現に今、協議をしている最中であります。これからも私はどんなことにも誠意を持って対応するということがモットーでありますので、またよくお考えを伺って、例えば同時にこの問題は、どの市町村ももちろん公平に扱っていこうと今でも思っておりますが、同時に日本全体で東京一極集中が議論になっているように、それを是正すべきではないかという議論はあるように、県内でもいろいろな議論がありますので、県民全体から見て実質的な意味の公平がどうあるべきかということも踏まえて、大方の方がなるほどそうかなという結論になればいいなと、こういうふうに思っている次第であります。

○記者 
 発表事項のドローンの規制のことについてなのですけれども、これについて意気込みについて教えていただきたいのと、あと、今日、厚生労働省から発表があった人口動態の統計で、出生数が富山県は7,556(人)で、これは多分過去最低になっていると思うのですけれども、その数字の受け止めと、今後の総合戦略などで取り組んでいく課題だとは思うのですけれども、改めまして意気込みの方を教えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

●知事 
 まず、ドローンの方は、先ほど申し上げたように、4月22日でしたか、総理官邸に小型の無人機が発見されてからのいろいろな経過がございます。やはり私はドローンも使い方によっては県民・市民、あるいは人類のためにプラスになる場合もあると思いますから、ただ規制をすれば良いということではないと思います。ただ、現に何も規制がないから確かに危険なことが起こったり、あるいはそういう危険なことにつながるようなことを目的に飛ばすという人も残念ながらいらっしゃることも事実でしょうから、そういう面で、もちろん今、国で全国レベルで考えていらっしゃるわけですから、その結果として、特に県独自でやることはあまりないということになれば、それはそれでも良いのですけれども、まずは当面、県有施設内においてどんな規制が、少なくとも県民の皆さんなどの安全のために必要かということは、これはやはり早急に検討すべきことだということですし、また、これを議論する過程では、市町村のいろいろな施設の取扱いとの関係とか、あるいは一般の県民や民間の皆さんのご意見、ご希望もあると思いますから、そうしたこともしっかりお聞きして、これもまさにバランスのとれた妥当な結論を出していきたい。
 ただ、現在進行形で国も議論していますから、あまり国の規制と県の規制が重複したりということにならないように、そこはよくバランスをとってやっていきたい。また、当面県有施設ではございますけれども、市町村などの意見も伺いたいと思っております。
 それから、人口動態の件ですけれども、今お話のように、(出生数の)人数は確か7,556(人)で過去最低となって、この点は残念なのですが、ただ、同時に、ご承知のように合計特殊出生率は若干上がりまして。全国は減ったけれども、確か富山県は少し上がっていたのですね。前の年よりも0.02ポイント上がったと。国の方は確か、0.01ポイント下がりましたよね。全国が1.42で富山県は1.45で、0.03ポイント富山県の方が高いということになりました。
 もちろん希望するお子さんの数(など)をお聞きして、それから計算すると、富山県(の希望出生率)は確か1.9(人)ぐらいでしたかね。そういった数字から見ると低いわけですから、少し上がったからといって、過大に評価してもいけませんけれども、どうしても若い人の比率(人数)が下がる(減る)。したがって、出生数は減るけれども、合計特殊出生率が若干でも上がったというのは少し明るい要素かなと。
 これまで、今ではもう6年前になるのですか、平成21年に子育て支援・少子化対策条例というのをつくって以来、随分、病児病後児保育や一時保育、学童保育クラブの充実とか、あるいは仕事と子育ての両立では、一般事業主行動計画(の策定義務)を国はようやく101人以上にしたのを、富山県は(条例で)51人以上にし、また今度、30人以上に引き下げたように、全国でも一番熱心にやっている県なのですけれども、多少効果は出つつあるのかなと思う反面、まだまだ厳しいので、これこそ今度つくりました、とやま未来創造県民会議の場で、これまでも子育て支援・少子化対策県民会議の場で議論はしてきましたけれども、しっかりと議論をして、若者や女性、こういった方々の富山県への定住・半定住を増やす、またそういった若い皆さんが将来に希望を持ち、夢を持って、そして安心してお子さんを産み育てられる、そういうことになるような基盤整備、条件整備をしっかりやっていきたいと、こういうふうに思っております。

○記者 
 2点ございます。
 1点が、この夏に県の西部の方で大型商業施設が次々にオープンします。実際に県にも社長の方が来られたり、さまざまな場で雇用の件に関して雇用の増加が見込まれるということで期待の声もありましたが、一方であまり県民の方々が、そちらの方に就職の希望で行っていないという現状があるようです。例えば小矢部のアウトレットでは、オープン当初予定していた人数が集まらないので、その際は、東京からある程度人員を呼んでオープンに備える予定だとも聞いております。まさにオープンに対する期待と、一方でその期待されていた雇用が思ったよりも県民の方が集まっていらっしゃらないような状況に関しては、どんなふうに思っていらっしゃるのかということをお聞かせください。
 もう1点は、韓国でMERS(マーズ)という、コロナウイルスによる病気が流行しております。空港に直行便があるので、それに関する対応はどんなようなことをされていらっしゃるのか、お聞かせください。

●知事 
 まず、アウトレットパークとか、コストコさんもそうでしょうか。そういった大型施設が来て、思ったほど(就職を希望する)若い人が集まっていないというお話でしたが、これは正確な数字は私も承知しておりませんけれども、かなり採用もされているように聞いているのですね。ただ、例えばアウトレットパークさんだと私が承知している範囲では、173店舗も立地される。かつ、管理部門もありますから、割に短い期間に本当は1,000人、1,500人ぐらい採用したいということですよね。そうなると、毎年毎年若い方が高校を出たり大学を出たりして実社会に出られ、就職されるわけですが、急にそうはいっても、なかなかその年に大学を卒業される、高校を卒業して就職されるという方の数はおのずから限られていますから、一度には対応しにくいということはあるのだと思うのです。
 ですから、企業側の方も考えて、それは東京なりで従来勤めていた方々も応援にいらして、もともとそういうベテランの方も必要だということもあるでしょうし、数年かけて徐々に必要な雇用を確保していくというお考えではないかと思っております。そういう意味では、ある程度それは想定されていることではないかと思うのですがね。現実に富山県で言いますと、20歳から24歳ぐらいまでの世代の若い人は2年ほど前は確か男性の流出が100人を超しておりまして、女性は600人を超していた。しかし、昨年はこれが男性は大分流出が減ってプラス30人になった。それから女性は600人以上流出していたのが、確か450人(※500人)ぐらいまで減った。こういうことはやはりアウトレットとかあるいは太閣山ランドのそばに国際的な大規模コールセンターができて、3、4年の間に1,000人ぐらい雇うとおっしゃって、あそこも7割ぐらい女性の職場ですから、そういう意味では、そういった効果が徐々に出ているのではないか。
 有効求人倍率が高い1.4ぐらいでずっと続いているわけですね、昨年12月から。最近は1.47で高い方から全国6番目(※5番目)ぐらいになったのですかね。そういう中ですから、そこへまた若い人や女性に対する求人が増えるというのが、少し影響を受ける企業もあると思うのですが、全体として見ると、富山県から大都市に流出していた人を戻す効果、むしろ流出より流入させるところまで今、例えば男性だとマイナス百数十人だったのがプラス30人になっていますから、女性の方も大幅に流出が減っている。そういうことは、新幹線開業効果とともに、企業立地とかいろんなことを進めてきたことのプラスの側面だ。こういうものが来なくて、例えば他所の地域に立地したとしたら、こういうことにはならないわけですから、いろんな物事、全て良いことばかりではなくて、多少そのプロセスの中で摩擦があったりということがあると思いますけれども、大きな方向としては、そうした新たな雇用が生まれ、特に意欲のある、熱意のある若い人や女性の働き場所が増えるというのは、良いことではないかなと思っております。
 それからもう一つ、MERSの話。
 これはもちろん感染症ということでありまして、影響するところが大ですから、こういうことについては既に国からも通知が来ていますし、県としては当然各病院とかもちろん市町村とも連携をしまして、感染が疑われる人が出た場合には、隔離をして他の人との接触を防ぐとか、それから、空港とか港湾で韓国や何か(アラビア半島又はその周辺諸国)からいらした方で、MERSの疑いがあるという方は、これは実際に対応されているのは国家公務員の方だと思いますが、そういった皆さんが水際で防ぐようにされていますし、どこかしかるべきところに隔離するということになれば当然地元の病院とも連携して、これはしっかり万全を期して努力していきたいと思います。

○記者 
 公職選挙法の改正で18歳から投票できるということが、昨日衆議院を通過いたしました。県議選等で投票率が大分下がっていて、特に20歳前半に関しては20%強という状況なのですが、今後の主権者教育等に向けて県の方で、まだ時期尚早かもしれませんけれども、どのように受け止めているか、取り組んでいくか、お聞かせを願いますでしょうか。

●知事 
 まだ法律は通って(成立して)いないようですけれども、そういう方向にもなりつつありますから、これは仮にそうならなくても、20歳からの今の制度のもとでも、若い人たちの投票率が随分低いということでありますから、やはり高校教育とか学校教育のような時に、政治、社会についての関心を高めてもらって、いずれ有権者になった場合には、投票に行くというのは有権者の権利であり、また義務という面もあると思いますので、ぜひ賢い有権者として行動していただくように、学校教育の面でも考えなくてはいけないかもしれませんし、幅広い社会教育というのか、また家庭や地域や学校、企業、いろいろなところでやはり良き市民、良き県民であるためには、やっぱりしっかり権利行使してもらう、またそれが責任でもあるというふうになるように、やはり地域社会を担っていただくためには、そういった有権者としての権利や責務も十分果たしてもらうというのは大事ですから、これまでも選挙の場合は投票に行きましょうとか、いろいろなことはもちろんやっているわけですけれども、さらに努力しなくてはいけないと思います。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム