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知事記者会見[平成27年度]

2017年9月23日

知事室 目次

定例記者会見[平成27年4月23日(木)]

◆日時 平成27年4月23日(木)午後3時15分〜4時02分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)富山県経済・文化調査団のロサンゼルス・ニューヨーク派遣及びとやま伝統工芸PR展示会の開催について リンク
(PDF135KB)
リンク
(7分36秒)
(2)「とやま観光未来創造塾 グローバルコース」の塾生募集について リンク
(PDF3128KB)
リンク
(2分28秒)
(3)ふるさと名物商品購入助成事業の実施について  リンク
(PDF1101KB)
リンク
(3分19秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)とやま伝統工芸PR展示会について
(2)アウトレットパークについて
(3)新近代美術館(仮称)の入札結果について
(4)富山駅北口におけるJR切符の販売について
(5)新たなアンテナショップの検討状況について
(6)TPP交渉について
(7)「日本創生のための将来世代応援知事同盟」について
(8)富山湾岸サイクリングの感想について
リンク
(32分48秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

説明する知事●知事 
 私の方からは3点発表させていただきます。
 第1点は、富山県経済・文化調査団のロサンゼルス・ニューヨーク派遣及びとやま伝統工芸PR展示会の開催ということであります。
 昨年、ニューヨークでとやま伝統工芸PR展示会を開催しまして、大変手ごたえがあったというか、大きな反響をいただきまして、ぜひ毎年やったらどうかと。正直、私は2年に一度くらいかなと思っていたのですけれども、そういった声を多くいただきました。そこで今回は若手工芸作家を中心に(出展者を)構成しまして、ニューヨークはアート・文化の情報発信の拠点でありますから、そこで大いにアピールしたい。また、ニューヨークは文化だけではなくて、もちろん世界経済の中心ということでもありますから、この機会にアメリカや世界経済の情勢、またせっかく行くのですから、移転新築します県立近代美術館の今後の運営のあり方等を考えるための情報収集等を行うということでございます。
 また、新湊マリーナを大幅に拡張したり、また、富山湾が「世界で最も美しい湾クラブ」に加入が承認されたということもありますので、この機会にマリンスポーツの振興を図ろうと思っているのですけれども、ロサンゼルスはクルーズ客船の世界トップクラスの船会社の本社がマイアミと並んであるところでありますし、また、マリナ・デル・レイという世界的なヨットハーバーというか、ボートなどの係留施設があるところがありますので、そういったところも視察してきたいということでございます。
 5月12日からスタートいたしまして16日に帰ってくる、実質は3泊4日なのですが、前後飛行機の中にいるということですね。
 内容的には、1枚おめくりいただきますと、今ほど申し上げたとやま伝統工芸展示会のオープニングをやろうということで、ここにはニューヨークの総領事や大使、また、現地の美術館のコレクターなどにもあらかじめ案内をして、やりたい。それから、作家の方としては、昨年は大澤光民(おおさわこうみん)さん、般若保(はんにゃたもつ)さん、釈永由紀夫(しゃくながゆきお)さんといった大家の方というか、大澤光民さんはご承知のように人間国宝でいらっしゃいます。そういう方だったのですが、今回は若手の方を中心に、ここにあります5人の方、畠春斎(はたしゅんさい)さん、般若泰樹(はんにゃたいじゅ)さん、小原好喬(おはらよしとも)さん、岩崎努(いわさきつとむ)さん、出町睦子(でまちむつこ)さん、それぞれ高岡鉄器、銅器、城端の蒔絵、井波の彫刻、金箔。こういったような方々をお連れする。また、この機会に能作さんとか、天野漆器さん、ナガエさんとか、松井機業さん、こういった企業の製品も持って、併せてニューヨークでアピールしたいと思っております。
 それから、その下の方にクルーズ客船船会社の訪問とございますが、ロサンゼルスにありますプリンセス・クルーズ社を訪問しまして、伏木富山港へのクルーズ客船の寄港を働きかけるというふうにいたしております。
 それから、3点目は美術館の視察でありまして、ロサンゼルスにはJ・ポール・ゲティ美術館という、これはJ・ポール・ゲティさんというのは石油王と言われていた方で、大変膨大なコレクションを展示されている世界有数の美術館だということと、また、定期的に展示内容も変わって、リピーターも多い。それから、それ以外にもさまざまに先進的な取組みをされているというふうに伺っていますので、ぜひこれを拝見したい。ここに行くときには近代美術館の雪山館長なども同行していただくことになっております。
 その他、ニューヨークでもアート・アンド・デザイン美術館、これは昨年も寄ったのですけれども、ちょうど規模も県の近代美術館と近くて、ここも大変意欲的な取り組みをされていますので、再度お訪ねをして引き続きいろいろな面で連携していきたいと思っております。それから、ノグチ美術館とか、また、ニューヨーク近代美術館の第一分校(MoMA PS1)と言っていますけれども、若手の皆さんが先端的な美術活動をやっていらっしゃるところでありますので、県内からお連れする若手作家の皆さんにもいい刺激になるのではないかということであります。
 そのほかニューヨーク日本商工会議所の訪問、もう1枚おめくりいただいて、在ニューヨークの総領事・大使、ニューヨーク富山県人会との交流、また、先ほど申し上げたロサンゼルスではマリナ・デル・レイの視察というようなことで大変盛りだくさんの内容になっております。今はマリナ・デル・レイが世界最大と言われておりますが、(第2位の)ドバイマリーナが今工事中で、これができるとこれが1番で、マリナ・デル・レイは2番になるという話もありますけれども、現時点ではそういうことでございます。

 それから、2つ目は「とやま観光未来創造塾 グローバルコース」の塾生募集ということであります。
 新幹線開業ということもありまして、観光の面でも大変大きな成果が出つつあると思いますけれども、これを一過性にしないでさらに発展・飛躍させていく。そのために外国人の観光客、ビジネス客も増えておりますから、今回、とやま観光未来創造塾に「グローバルコース」を新設する。募集概要のところを見ていただきますと、外国人向けの着地型観光事業を起業できるビジネスプロデューサー、またはその事業を企画運営できるプログラムプロデューサーの育成を目指すということにしております。外国人向けツアーの現場で実際に働きながらガイド技術を身につけるとともに、起業・就業に必要な専門的な知識技術を習得する雇用型訓練コースだということであります。
 コースの特徴をその下に4つ上げてございますので、ご覧いただきたいと思います。
 受入先は、こうした分野では日本国内で第一人者と言ってもいい「美ら地球」(ちゅらぼし)の山田拓さん、この方は飛騨市古川町で活動されていまして、年間2,000人から3,000人の方々をガイドしていらっしゃる。そのうち6、7割は外国人だということで、大変著名な方であります。そういった方にお願いをしてグローバル人材を育成したいということでございまして、2枚目以降に塾生募集の案内が載っておりますので、これもご覧いただきたいと思います。

 それから、3番目はふるさと名物商品購入助成事業の実施ということでありまして、国の地域住民生活等緊急支援のための交付金、(地域)消費喚起・生活支援型ですね。この交付金を富山県としては11億円いただきましたが、そのうちの2億4,100万円を活用しましてこの事業を行うものでございます。
 実施方法のところを見ていただきますと、県内の特産品等を「ふるさと名物商品」ということで選定しまして、新たに開設します特設通販サイト『とやまいきいきmarket』や大手通販サイト、物産展などのイベント出展等によりまして定価から割り引かれた価格で販売して、割り引く分は県が助成する。割引率は、その下の方にありますが、原則定価の3割引きというふうにしております。
 取扱商品ですけれども、公募商品を300商品、企画商品や県のコンセプト商品等を200商品ということで、合わせて500商品くらいを考えております。【2】の企画商品、県コンセプト商品の200商品のうちには、既に県のコンセプト商品として出して一定の成功をおさめています「幸のこわけ」とか、「べつばら富山」、「富のおもちかえり」、こういうのも含まれますので、これに合わせて150商品ほど新しいものをつくりたいと思います。
 それから、戻りますけれども、今回募集しますのは公募商品の300商品程度ということでございます。これについては実務者中心に審査会的なものも設けて、希望が多い場合にはある程度絞ってやっていく。募集商品の要件が中ほどよりちょっと下に、例えば富山県内で生産、加工された産品であることとか、複数生産が可能であることとか、販売価格が3,000円から30万円程度とか要件が定まっておりますのでご覧いただきたいと思います。応募可能商品数は、1事業者につき5商品までとしております。
 なお、先ほど申し上げた特設通販サイト『とやまいきいきmarket』は一般のパソコンだけではなくて、スマートフォンからも注文できるということになっております。
 2枚目以降をまたちょっとご覧いただきたいと思います。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

説明を聞く記者○記者 
 三井不動産が小矢部に7月16日にアウトレットモールをグランドオープン予定ですけれども、三井の資料によると(三井アウトレットパークの開業時点での店舗数が)国内で2番目の大規模なアウトレットモール、あと富山県の観光情報をPRするブースを盛り込む、あるいは地場産品を売る店をつくる。アウトレットの域を超えて観光拠点という意味合いが非常に強いと思うのですけれども、こういうことについて知事はどういうふうに受けとめてございますか。

●知事 
 まず、前段(について、)最初は150とか160店舗と言われていたのが、私が聞いておりますのでは173店舗ということですから、やはり新幹線開業効果などもあって今北陸に大変注目が集まっている、その中でまた富山県のアウトレットパークも注目を浴びるということで、三井さんが最初思っておられたより希望がかなり多かったと聞いております。そういう意味では大変うれしいことであります。
 それから、同時に、今ご質問の観光情報発信のことについては私どもの方から三井さんの方に申し入れまして、従来のアウトレットパークだとどうしてもファッションとか日用雑貨とか、そういう国際的なブランド品を売るというところに極めて重心があって、それはそれでありがたいことなのですが、せっかくたくさんの人がお集まりになるので、ぜひそこを利用して富山県内の観光情報を発信させてほしいとお願いしまして、いろいろご相談してきた経緯があります。
 今回ここに観光情報発信ブースとして、「とやま旅ナビ@おやべ」というのを出店させていただくということにしていまして、これは県と地元小矢部市と高岡市と氷見市が共同で出店するような形にしまして、もちろん一定の費用も負担して、(来場者数は)当初の発表ですと300万人から350万人という数字も出ているくらいですから、ぜひ観光の面でも活かさせていただく。また、主要駅から路線バスをアウトレットパークに、富山駅からも、金沢駅からも、新高岡駅からも、また石動駅からもそれぞれバスを(運行する。)例えば石動駅だと今のところ1日17往復ですか、新高岡駅からも土日祝日ですと11往復、平日6往復というふうにやることにしておりますので、アウトレットパークに行って、かつ観光情報もそうですが、高さ50メートルの観覧車とかふわふわドームとか、家族連れが半日、場合によっては1日楽しめるような場所になる。また、そこに来た人がついでにバスなども利用して他の観光地も回れる。車で来た人はもちろんいろいろな回り方ができると思います。その他、(中国人が多く利用する)銀聯(ぎんれん)カードを使えたり、8通貨対応の外貨両替機を置くとかというように聞いていますので、多言語表記とか、これまでのアウトレットパークよりもまた一味も二味も違う、相当立派なものになる、グレードの高い洗練されたものになると期待をしております。
 そういう意味では三井さんのご努力も高く評価し、感謝したいと思いますし、また我々もいろいろ働きかけて随分受け入れていただいたなとうれしく思っています。

○記者 
 新幹線開業で、このアウトレットパークもそうなのですけれども、首都圏の方への呼びかけと言いましょうか、ご対応も計画されております。首都圏でのアンテナショップですか、現在の状況、今後の見通しについて(どのようになっているか伺いたい)。

●知事 
 これはご承知のとおり、ここ2、3年前から実はどこか良いところはないかなと思っていたのですけれども、特に昨年来、新幹線開業が3月14日ということも決まって、どこか適切なところはないか、併せてせっかくですからできるだけ有識者の方にも入っていただいて、新しい情報発信拠点がどうあるべきかという検討会もやってもらって、レポートもいただいております。まだ途中経過ですから申し上げにくいのですけれども、いま検討課題としてかなり具体的に議論をして、これからこれはというところが最終的に取りまとめられれば、もちろんこれは県議会をはじめ関係の皆さんのご理解もいただかなくてはいけませんが、なるべく速やかにやっていきたい。ただ、あるものは100%すばらしくて、他のものはそうではないということではありませんので、検討しても良いなというところは当然いくつかあるわけで、と同時に、こういう富山県のアンテナショップという点からもなかなか良い条件のところは、例えばファッションだとか民間の別のいろいろなお店にとってもすばらしい場所であるということが多いわけですから、費用対効果の問題も含めてできるだけリーズナブルな価格で入手できるところを今いろいろ比較考慮、さらにもっと他にないかといったようなことをやっている最中でありますので、一生懸命努力しているということでご理解いただきたいと思います。

○記者 
 今月20日に新しい近代美術館の落札業者が決まったわけですけれども、そもそも今年1月の入札が不調になり、その過程の中で当初の予定価格よりもおよそ7億円近く引き上げるという状況もありました。そもそも予定価格の設定自体が適切であったのかどうなのか、そして結果的に完成の時期も半年ほど遅れるという状況、その辺、知事はどう受けとめておられますか。

●知事 
 そうですね、これは直接の所管は土木部、特に営繕課を中心にやっていただいたわけですけれども、それぞれの工事費なり設備費の単価とかは直近の新しいデータをその都度更新しながら、もちろん工事費は同じ品質のものなら安い方が良いのですけれども、そうは言っても現実に工事費も上がる傾向にありますし、労務費も上がる傾向になっている。そこで土木部なり営繕課の方も一生懸命やってくれたと思うのですけれども、残念ながら、おっしゃるように最初の入札は応札がないということになりました。
 その原因は、1つは東京オリンピック・パラリンピック(の開催)ということもありますし、またアベノミクス(効果で)、首都圏・東京を中心に相当需要が高まっている。それから、東日本大震災の復興需要も高まっているといったことで、富山県に限らず、全国的にそういう傾向で入札が不調になるというケースが随分増えているように伺っています。もちろん不調にならないように努力はしていたつもりですけれども、そういうことになりましたので、速やかに改めてさまざまな工事費の単価、労務費の状況等々も見直して再入札をしたわけで、諸情勢を考えるとやむを得なかったかなと思っております。
 また、その間もさらに新しい美術館の運営のあり方についても議論を十分し、最初思っていた以上に時間ができましたので、今度のことを良い教訓にしながら、せっかくつくる美術館ですから、後になってしまったということがないように、できるだけ立派な美術館に、多くの県民の皆さんに評価していただけるようにしていきたいと思います。そういう意味では、今度ニューヨーク、あるいはロサンゼルスに行く際も、せっかくそこまで行くのならば、世界的に著名な美術館にも寄って今後の近代美術館の運営に役に立てたいと思っていますので、そういう地道な努力を積み重ねているということでご理解を賜ればと思っております。

○記者 
 この度の富山県経済・文化調査団のとやま伝統工芸PR展示会は昨年に続いて開催されるということで、改めて昨年度の手ごたえと、また今回は昨年と違って若手作家の方が中心となっていますが、派遣の方の実態をご説明ください。

●知事 
 まず、昨年については冒頭も申し上げましたけれども、例えば大澤光民さんの作品などはその場でも商談があって、ビジネスの取引のことですから余り細かなことまで私もチェックしていませんけれども、現実に成約もなって、また、大澤光民さんのケースですとメトロポリタン美術館にいずれ(作品を)収蔵するというふうな話にもなっているように聞いておりますし、またそれぞれ般若さんや釈永さんについても成約があったと思っておりますし、また、その後、大澤光民さんのところや般若さんのところなどにもわざわざニューヨークのコレクターが訪問されて製造工程を見て認識を深めて、今後も取引をしたいというお気持ちでそういうつながりもできたということで、やはり大きな成果があったのではないかと思います。
 お三方はそういうことでありますけれども、今回はもう少し若い世代に行っていただこうかということで、先ほど上げた5人の皆さん、岩崎さんは井波彫刻の方ですけれども、今岩瀬でいろいろ新しい創作に励んでいらっしゃいますし、それから、城端蒔絵の小原さんも、私このあいだ、現地を見てきましたけれども、一子相伝というのでしょうか、大変長い伝統ある高度な技術をお持ちの方で、まだお年も若いですから非常に期待できると思いますし、他の皆さんもそれぞれに、出町さんは若手とはちょっと言いにくいですけれども、これからさらなる成長、飛躍が期待できる楽しみな方ばかりですので、またこういう方々についてニューヨークのコレクターとか美術愛好家、そういった人たちがどういう反応をしてくださるか、これ自身が非常に楽しみで、またそういう反応を見て作家の皆さんも刺激を受けると思うし、また併せてそういう優れた伝統工芸品をつくる産地である高岡であるとか井波の彫刻であるとか、城端の蒔絵であるということで、例えば能作さんとかナガエさんとか、松井機業さんとか、そういったところでつくられる一般向けの汎用品も評価が高まるという面があるのですね。そういう優れた伝統的な美術作品をバックにした汎用品だということが個々の製品の評価を高めるという効果もあるので、今回そういう意味ではまた昨年とは違ってというか、同じ面もあるでしょうけれども、また一味違った成果・反応があることを期待しております。
 それから、これを富山県、あるいは金沢なども含めて北陸全体の伝統工芸品のさらなる発展・飛躍ということにつなげていきたいと思いますし、それから、近代美術館も今までは20世紀の世界的な名画、あるいはポスターとか椅子とか、そういうことが中心で、(新しい美術館では)それにさらに子供たちの創造活動のためのアトリエとかギャラリーとかということももちろんコースに組み入れてありますけれども、こういった伝統工芸品の展示もいろいろな企画展の合間にうまくはめ込んでいくということも考えていますので、いろいろな面で今回のニューヨークでの伝統工芸PR展示会は相当大きな意味があると思っております。

○記者 
 20日に三重県や鳥取県など12県の知事が、地方創生に提言をするということで有志のグループをつくられたと思います。富山は参加しておりませんけれども、まずはつくられたということに対しての受け止め方と、あと同じ地方創生という課題を持っている県として何か今後のかかわり方みたいなものを考えられていることがあれば教えていただきたいと思います。

●知事 
 詳しくは聞いていませんけれども、鳥取の平井知事さんとか、いわゆる知事会の中の若手の皆さんのグループでやられたと聞いております。あの方々は前は子育て支援でグループをつくってやっておられたのですね。地方創生というのが今度は新たな大きなテーマになったので、知事会の組織的な活動とは別に、若い有志の知事さん方で集まってなるべくアピールをしようではないかということだと聞いていますし、それはそれで私は非常に良いことだと思います。
 それで大いにやってもらって、地方創生については岐阜の古田知事さんが(全国知事会の地方創生対策本部の)本部長を務めていらっしゃいますし、それと非常に密接な関係にある税財政の問題は、地方税財政常任委員長を私が務めているということになっていますので、先般もちょうど同じ日に、その後開かれた正式の全国知事会、これはほとんど大半の知事さんが参加されたわけですけれども、その場でも私の方からも提案をして、これからの地方創生をしっかり進めていくためにはいかに財源を確保するか、例えば自由な交付金をぜひさらにつくってくれと言っているけれども、それは地方交付税の中で地方財政計画に計上してある「まち・ひと・しごと(創生事業費)」1兆円、こういったものとの関係をどう考えるかとか、また、今度東京から地方に本社機能とか研究開発拠点を移す場合は税制上の特別措置という、まさにこれまでなかった新しい制度をつくってもらいましたけれども、こういったことも含めて税制の面でもさらなる充実を図るかどうかとかいろいろなテーマがありますので、これは私が委員長を務めております地方税財政常任委員会と知事会の地方創生対策本部、古田知事が今本部長をやっておられますが、ここと連携してやっていく必要があるという問題提起をして、これは知事さん方にぜひそうしようというふうにこの間合意されましたので、そういう形でこれから7月の全国知事会の全体会議がありますし、また、その手前に例えば骨太の方針が決まるとか、あるいは政府が財政健全化計画をこの夏までにつくると言っていますから、こういったものについてもしっかり知事会として発言をしていく、そういうことで当然それなりの役割を果たしていかなければいけないというふうに思っております。

○記者 
 2つありまして、1つは、TPPの日米の交渉が行われ、今回は最終決着までいきませんでしたけれども、コメをめぐる丁々発止、非常にぎりぎりの交渉があったと聞いております。ただ隔たりも大きくて、今後富山県においてもまさにこれから田んぼに水が入って今年も新たな米づくりが始まるのですけれども、交渉の行方が非常に注目されていますけれども、改めてTPPのコメの問題について知事はどういうふうにお考えかということがまず1点。
 もう一つは、あいの風とやま鉄道が先だって一部高架化がなりまして、新幹線を利用された方が駅の北側にもあいの風(とやま)鉄道のホームを通って出られるようにはなりました。しかしながら、まだ北口からJRの切符が買えないという声なども実は聞いたりしております。県内では特例措置ということであいの風とやま鉄道の駅でJRの切符が買えるところはあるのですけれども、富山駅の北口、環水公園などもあって、県の一つのこれから顔になる北口でJR(の切符)も買えるようになればなという声もあるようなのですが、このことについて知事のご所見いかがでしょうか。

●知事 
 まず、TPPとの関連とコメの問題ですね。これはたまたま一昨日か、林農水大臣にお会いしたときにも、TPP交渉は大詰めなので、日本の農業についてしっかりコメなどの重要品目については関税制度を維持するとか、与党でも決められたいろいろな経過がありますけれども、最終的にもちろん自動車産業の問題もあると思いますけれども、総合的に国益を考えてしっかりやっていただきたいとお願いしてきたところで、そのとおりだと言っていただきました。
 最初の頃に比べるとまだ距離はありますけれども、かなり幅寄せができつつあるのかなと思いますが、いずれにしても私の方から言いますと、特に富山県はコメが農業の生産額の中の現状では大半を占めておりますので、コメの価格が余り下がりますと、一方で農業・農村の所得を2倍にするという議論と整合性がとれなくなりますから、そのことはかねて林大臣にも何度もお話をしてあって、そこが何とか成り立つように、もちろんTPPの交渉もしっかりしていただかなければいけないし、併せて、生産調整を見直しするというふうにもなっていますけれども、政府が生産調整を主導的にやるというのは見直すにしても、何らかのコメの価格を安定的に維持できるように、ある一定程度そういった仕組みが必要ではないかとかいろいろな問題提起もさせていただいておりまして、ぜひそうした地方の声に耳を傾けてほしいなと思います。
 併せて、これからの時代を考えると、コメだけに頼っていく農業ではちょっと厳しい面がありますから、例えばチューリップなどもこの10年、20年ややじり貧になっていますが、これも調べてみるとオランダのチューリップ生産と日本の例えば砺波でやっているチューリップ生産は労働生産性が10倍くらい違うわけですから、向こうが確か10アール当たり20時間くらい、日本では富山県などは240時間くらい(※224時間)かかっている。その差を何とか縮めて、そのために掘取りとか洗浄まで含めて、最初の種(※球根)を植えるところからロボット化して非常に省力化したハイテク農業をしていく。国にそういう補助制度がなかったので、この数年は砺波市と富山県と農協、農家で協力してやってきたのですが、今度は国の事業で取り上げていただけるようになりましたし、砺波の玉ねぎも確か5年ほど前は売り上げが950万円だったけれども、今は一生懸命やって2億円を超すようになりましたね。こういう努力を、ハトムギでも確か売り上げが1,000万円(※2,000万円)くらいしかなかったのが今は1億円に達していますから、もちろん米作も大事にしながら、他のいろいろな作物についていろいろな可能性を考えて新しい未来を切り開いていく、そういうことのバランスで、富山県農業をしっかり厳しい中でも発展させていきたいな、こういうふうに思っております。
 また、あいの風とやま鉄道の特に富山駅北口の問題については、そういう声があると聞いておりますけれども、これは、先ほどおっしゃったとおり、そもそもJRの切符は並行在来線になってしまうと、新幹線駅と併設されているところは別にして、原則廃止になっているのを、何とかそこをお願いして沿線市町ごとに1駅は残してもらったのですね。そういう交渉の過程で、富山市にはとにかく1カ所立派なのがあるのだからそれでやってくださいよというのがJRさんの姿勢でやむを得ないかなという判断をしたのですけれども、また実情をお伺いして、今までの経過から言うと北口で新たにつくるというのは難しい面もあると思うのですけれども、しかし、利用者の利便性ということは考えなければいけませんから、特に在来線が高架化すると北口から入っても割に便利なのではないかと思うのですが、それまでの間が特にアプローチが非常に複雑だと、私もこの間歩いてきましたけれども、確かにこれは前よりは良くなっていますけれども、やむを得ないのですがちょっと分かりにくいなという点がありますので、もう少し何とか改善の余地がないか、今ご指摘の点も含めて、利用者の方にもう少し利便性が高まるような工夫の余地がないかということについては、またあいの風(とやま)鉄道やJRとも相談してみたいと思います。

○記者 
 4月19日に、テレビでちょっと見たのですが、知事が自転車に乗って、(富山)湾岸サイクリングに参加された感想と、今後あのサイクリング施設を活かした展開をどのように考えていらっしゃるか、伺いたいのですが。

●知事 
 この間の(富山)湾岸サイクリングは、もともと主催者としての挨拶を予定していたのですが、せっかくならということで自分でも走ってみたのですが、やはり参加して良かったなと思いましたね。思ったよりもスムーズに走れましたし、大体20キロくらい走ったことになるのでしょうか。やってみると良いものだなと思いますので、ぜひ記者の皆さんもサイクリングをスポーツを楽しむ1つにしてもらえればなと思います。
 あの時に多くの県民の皆さんに、若い人はもちろんだけれども、熟年の方なども非常にあれを楽しみにして現に参加されていましたので、そういう方々から、今回限りではなくて来年以降もやってくださいよという声をお聞きしましたし、私自身も県議会をはじめ多くの県民の皆さんのご意見はお伺いしなくてはいけませんけれども、そういうご希望が多ければ、これは1回きりにしないで、毎年継続していくようなことも含めて(検討したい。)というのは、ちょうど台湾からもジャイアントの会長さんのご令嬢で、台湾サイクリング協会の会長をやっている方と、あと30人くらいのサイクリストの皆さんが参加されたのですが、皆さん、海越しの立山連邦はすばらしい、それから、このサイクリングコースはもちろんまだいろいろさらに改善してほしい点はあるけれども、大変良いコースだからこれはうまくPR、あるいは環境整備してもらえば、台湾からもたくさんサイクリングに来ますよ、こう言っていただきました。そういうスポーツ振興と観光振興、また、せっかく「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟承認させていただいたのですが、この国際ブランド力をそういうサイクリングとかマリンスポーツを振興することでさらに相乗効果で富山湾の魅力もアピールできるという面がありますから、できれば県議会やいろいろな皆さんともご相談をして、来年以降も続けた方が良いのか、今後検討していきたいと思っております。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。
 

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