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知事記者会見[平成26年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成27年2月10日(火)]

◆日時 平成27年2月10日(火)午後1時32分〜2時12分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)「とやま Week in 東京2015」の開催について リンク
(PDF2240KB)
リンク
(8分25秒)
(2)富山駅におけるフリーWi-Fiサービスの提供開始について リンク
(PDF1194KB)
リンク
(3分49秒)
(3)第4回富山県ものづくり大賞の決定について リンク
(PDF3370KB)
リンク
(5分02秒)
(4)県営公害防除特別土地改良事業「黒部地区」の完工について リンク
(PDF2328KB)
リンク
(1分26秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)フリーWi-Fiサービスの提供開始時期について
(2)県営公害防除特別土地改良事業「黒部地区」の完工について
(3)地方創生関連予算、レジ袋無料配布廃止に係るプレミアム商品券の発行について
(4)新近代美術館(仮称)の整備について
(5)北陸新幹線開業に向けての期待や懸念について
(6)農協改革について
リンク
(21分26秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

説明する知事●知事 
 それでは、今日は4項目ほど記者発表させていただきます。
 最初が、「とやまWeek in 東京2015」の開催であります。
 いよいよ、あと一月ほどで新幹線開業ということでありますけれども、その直前に、東京丸の内のすぐそばにありますKITTE、以前は(旧東京)中央郵便局があったところですけれども、ここで1週間にわたりまして、富山の食とか伝統文化、自然、こういった富山の多彩な魅力を発信するということであります。開催期間は、ここ(資料)に書いてあるとおり、3月2日から8日まで、KITTEの1階と地下1階を使わせていただく。内容としましては、「とやま かがやきステージ」ということで、これは特設ステージで、ここ(資料)に書いてあるとおり、「越中(八尾)おわら」とか「こきりこ」なども披露しますし、また、柴田理恵さんのトークショーとか、富山県ゆかりの知名度の高い芸能人等に出ていただいて、富山県の魅力をアピールしていただこうと。
 それから、下の(2)ですけれども、「とやまインタラクティブイベント」とございますが、ディズニーの人気アトラクションでも採用されていますCGキャラクターが、来場された方と会話のやりとりをしながら本物のように動作し、双方向の映像で集客をする。そのことで、富山の自然や景観や文化や祭り、食べ物の魅力などもアピールするということで、ナレーションは立川志の輔師匠にお願いします。このCGのキャラクターというのは、(資料の)右下にありますように、イルカのCGキャラクターで、このイルカが来場者にいろいろ話しかけたりして対話するという大変おもしろい趣向になっております。それから、このCGは東京ディズニーランドの人気アトラクションの「タートル・トーク」でも採用されている技術だということでありまして、これは韓国のCGのパク・ヨンミンさんの技術のようです。大変楽しみだと思います。
 それから、次のページに行っていただきますと、「体験!とやまの技」ということで、井波彫刻ですとか庄川挽物木地絵付け体験、らでんのスマートフォンカバーづくり体験、(らでん)ネイルアートといったようなことがございます。また、「とやま満開弁当」ということで、今回五万石の千里山荘さんなどの監修(おもてなし「越中料理コンテスト」最優秀賞)の、県産食材を使った「とやま満開弁当」というのを毎日販売するとなっております。
 それから、その下は「とやま満開マルシェ」ということで、ここにあります、ます寿しとかかまぼことか、T五(ティーご)、あるいは地酒、こういったものを販売させていただく。T五は皆さんご承知のように、べつばら富山の15品目の商品の一つで、国の官公庁の「世界にも通用する究極のお土産」の9つのうちの1つに選ばれたというものであります。
 それから、6番目が、「とやま満開寄席」ということで、ここに挙げています3人の方にお願いするということであります。
 その他、「富山で休もう。」オリジナルフレーム切手を県内でも販売するのですけれども、「とやまWeek in 東京」の会場で先行販売しますとか、それから既に販売しています「天然の生け簀 富山湾鮨」、それから「世界で最も美しい湾クラブ」加盟記念の切手、こういったものも販売することにしております。
 それから、新幹線のジオラマとか雪の大谷のパノラマ写真、「たてもん」模型等も展示しますし、また、KITTEの地下食品街でとやま満開フェアも同時開催する、伝統芸能のステージ、体験ワークショップ、観光PR等々で各市町のご協力もいただくということにいたしております。この際に、「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟が承認されたとか、富山マラソンが(今年の)11月1日(に開催される)とか、10月24日・25日に全国豊かな海づくり大会(が開催される)とか、こういったこともPRするわけであります。
 もう1枚おめくりいただきますと、関連で、東京駅の近くの新丸ビルの中の7階の丸の内ハウスで、「富山県フェアin丸の内ハウス〜富山のすしと魚と酒を食す〜」というタイトルで、ここに書いてあるようなレセプションなりオリジナルメニューの提供なり、セミナーの開催、これには県内のすし職人の方にも出ていただくことにしておりますし、食、すしや魚や酒のPRもする。それから情報誌による情報発信、「discover Japan」を12万部出すということになっております。
それから、「富山くすりフェア」。これは最近県内でやってきたのですけれども、平成26年度は新幹線開業前ということで、首都圏で開催する。富山県外でこれをやりますのは10年ぶりということでございます。その内容はここにございますが、(会場は)丸の内のオアゾですね。これは、KITTEの方はご承知のように東京駅の南口からすぐのところですが、オアゾは東京駅の北口から近いところでありまして、オアゾ1階、これは「OO広場」とありますが、これは「おおひろば」と読むのだそうでありまして、このイベントスペースでPRをするということになっております。内容は、展示コーナーとか体験コーナー等、ここに書いてあるとおりでありますので、またご覧いただきたい。この中で、体験コーナーの生薬の香り体験ですとか、パッケージデザインのクイズとか、(「とやまWeek in 東京」と連携した)スタンプラリーというのは今回初めてやるということであります。
なお関連の会場の図面等、次のページに載っておりますので、ご覧いただきたいと思います。

 それから、2つ目ですけれども、富山駅におけるフリーWi-Fiサービスの提供ということであります。
 3月14日、新幹線開業の日からこのサービスをやろうということにしております。特に、ワンタップで簡単に誰でも無料でインターネットに接続できるということであります。新幹線開業で、首都圏とかあるいは外国からの方も含めて非常に多くの方がいらっしゃると思いますので、Wi-Fi環境の整備というのは大変大事だと思っておりまして、この度、県・富山市・民間企業等が連携しまして、「富山駅周辺Wi-Fi整備推進協議会」というのをつくって、簡単な手続で切れ目なくWi-Fiを利用できる環境整備したわけであります。
 その下に、「TOYAMA Free Wi-Fi」の概要と書いてございます。ロゴマーク等をつくりましたけれども、誰でも無料で利用できる、簡単な利用開始手続、1回の接続は3時間、1日24時間、365日接続可能だと。また、5カ国語に対応できるということでございます。これは、Wi-Fiの整備というのはいろいろなところでやっているのですけれども、非常に手続が複雑だったり、特に外国の方が入りにくい仕組みになっているケースが間々あるのですけれども、今回は非常に簡単なやり方で、京都、神戸などでやっているのと同じような方式でありますので、システムが同じ富山駅の場所によって違ったりしますと、その都度また(その場所の)Wi-Fiにつなぎ直さなければいけないとなったりしますけれども、そういうことがないようにした。サービス提供施設は、ここに挙がったとおり、富山駅の総合案内所周辺、とやま観光案内所等々から、マリエとやま、電鉄富山駅、あいの風(とやま)鉄道の13(駅)の待合室、また、この際ということで、富山県民会館においても導入するというふうにいたしております。このことで、首都圏等からのお客さんはもちろんですが、外国人のお客さんなんかも大変利便性が高く安心して富山を楽しめる。また、富山のおいしい料理とか観光地の写真をその場でSNSへアップして、一種の口コミ効果も期待できるのではないかということでございます。来年度は全市町村に協力を呼びかけまして、「富山県Wi-Fi整備推進協議会(仮称)」というものも立ち上げて、フリーWi-Fiというのを全県域に広げていこうというふうに考えております。1枚めくっていただくと、これがフリーWi-Fi(のロゴマークで)ユニバーサルデザイン(を意識したデザイン)でありまして、富山湾を象徴する「TOYAMA Deep BLUE」で表現をいたしております。

 それから、3番目は、富山県ものづくり大賞の決定ということであります。
 これは、こちらにも(パネルが)並んでいますけれども、(賞の受賞は)最近は2年ごとにやっているのですけれども、(今回の)大賞は、シキノハイテックさんの「静止画像圧縮伸長ハードウェアにおける超高精細画像技術の開発」ということで、こだわりのネーミングになっていますけれども、ここ(資料)にありますように、例えば、従来の画質に比べると約4,000倍の色を表現できるとか、画像の処理も高速で従来の2倍以上の処理スピードでできるといった特色があって、デジタルカメラとかスマートフォンで画像を大量に保存するために大変不可欠なもので、デジタルカメラやスマートフォン向けの採用実績は世界トップクラスということだと聞いております。富山県ものづくり大賞をつくりまして、今回4回目なのですが、IT分野での大賞は初めてでありまして、かつ、最終製品については自社による生産ではなくて、ライセンス供与による生産でありますなど、知的財産を活用した新しいビジネスモデルと、こういうふうに言われております。
 それから、優秀賞が、速水発条さんの「自動製造機による自動車シートベルト用巻き取りぜんまいばねユニットの開発」ということであります。これも受賞理由のところを見ていただくと、製造工程を全自動化しまして低コストを実現したとか、また、そのことで作業者ごとにばらつきがあった品質を安定化させる、また、自動車シートベルト用の巻き取りぜんまいばねユニットでは国内でトップシェア、世界でも第2位だそうでありまして、なかなか頑張っておられるなと思います。
 それから、3番目が、(特別賞として)テイカ製薬の「口腔内崩壊錠の製剤技術『howatt技術』の開発」ということでございまして、受賞技術・製品の内容のところに書いてありますが、幼いお子さんや高齢者などの嚥下が困難な患者等に対して、口腔内での少量の唾液のみで速やかに崩壊する易崩壊性を備えた錠剤でありますが、それを開発された。しかも、既存の設備で製造できるので、従来の錠剤と同程度のコストで提供できるということであります。
 最後に、(同じく)特別賞として株式会社ミヤモリさんの「伸縮性に優れた高耐久ロボットウェアの開発」ということであります。これもまたご覧いただきたいのですけれども、今まではこうした金属加工現場などの、例えば、高熱であるとか劣悪な環境で用いられるロボットウェアというのが、耐熱性の繊維の織物が用いられて、伸縮性を与えるために蛇腹の構造になったりしておりました。そのために全体のウェアが重いとか汚れやすいとか耐久性が悪いとか価格が高いといったような問題があったのですが、ここに書いてありますように、ガラス繊維のニット化技術を使ったりしまして、従来製品の数倍の耐久性を実現する、同時に軽量化や低コスト化も実現する。これは平成24年度の中小企業庁長官賞を受賞されております。
 いずれも、ものづくり県富山ということで、大変立派な(技術・)製品かと思います。

 次に、4番目は、県営公害防除特別土地改良事業「黒部地区」の完工ということでございます。
 これは、平成3年度から復元工事を進めてきましたが、復元すべき農地156ヘクタール全て完了するということになりました。また、事業の内容ですけれども、全部で116億円、地区ごとの復元面積と事業費はここに書いてあるとおりでございます。それから、完工式は2月15日にホテルアクア黒部で行うことになっております。また、これを機会に、後世にカドミウム汚染対策しっかりやったということも伝えるために記念誌を作成するということになっております。
 1枚おめくりいただきますと、対象の区域が図にされておりますし、また工法も、この図面の下の方に排土客土工法あるいは上乗せ客土工法ということで工法も説明してありますのでご覧いただきたいと思います。
 以上で私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

説明を聞く記者○記者 
 Wi-Fiに関しまして、県民会館も3月14日からサービスが提供されるということでよろしいでしょうか。

●知事 
 はい、3月14日からということであります。工事も今やっている最中ですが、間に合うと聞いております。

○記者 
 今回、黒部がこれで土地改良事業が完工するということで、富山と合わせて県内のカドミウム汚染農地の復元事業が完了する。それに当たって、知事はどのような思いを持たれるか。

●知事 
 やはり、今度の黒部地区の復元も、昭和48、49年頃に農用地土壌汚染対策地域に指定して以来のいろいろな経過がありますし、また、もちろん婦中町等のイタイイタイ病の起こった地域のカドミウム汚染問題もあったわけで、それぞれ長い年月かけて復元が完了したということであります。
 富山県は、カドミウムによる健康被害が発生した唯一の県でありますので、富山市の婦中町等はもちろんですけれども、黒部地区の復元事業についても、この記録を後世に伝えていくことが大事だと。そして、こうした教訓をしっかり次の時代にも伝えるために復元事業の概要やカドミウム汚染対策の歴史を分かりやすくまとめた記念冊子も作る。それを関係団体とか小中学校等に配布の上で、幅広い世代に事業の意義とか環境保全の大切さを伝えることにしております。
 既に、イタイイタイ病資料館もできておりますが、これについても県内の小中学生とか、もちろん一般の県民の方、県外や海外からも修学旅行などの一環として寄っていただいたりしておりますので、神通川流域におけるイタイイタイ病とか黒部地区の被害とか、そういうことが起こったことは大変残念なのですけれども、それをしっかりと対応して復元したり、健康被害についてはちゃんとした補償をしたりいろいろなことができて、緑豊かな大地の復元ということにもなってきました。ここまで来ましたことにつきましては、本当に多くの先人の皆さんの大変なご苦労、ご腐心もあったと思いますし、そういった皆さんや、また、これについてはもちろん地元の皆さん、また、農家の皆さん、いろいろな方が、県の職員なども含めて、それぞれの立場で努力したと思いますが、そういった関係者の皆さんのご尽力に感謝したいと、こういうふうに思います。

○記者
 今年度の国の地方創生に向けた、先に消費喚起だということで4,100億円が準備されておりますけれども、これに対してどういった案件等に使うのか非常に関心が高いのですが、一部、レジ袋(無料配布廃止に関連した事項に)もちょっと反映させたというのも(一部報道で)出ておりまして、これは(予算)編成途中であるかもしれませんが、方針みたいなものがあれば伺いたいと思います。

●知事 
 地方創生先行型とかあるいはそれ以外も含めて、平成26年度の補正予算、平成27年度の当初予算も作業大詰めでございますが、まだ発表前でありますけれども、ただ、少し一部報道された点もありますから、今の時点で申し上げられることを申しますと、プレミアム商品券を(発行する)。一つは消費を喚起するという趣旨でもあるのですけれども、せっかくそういうことをやるのであれば、これまで取り組んできましたレジ袋の無料配布廃止の取組みを支援するという形での環境保全の取組み、それから同時に今、少子化対策が国全体の課題になっているわけでありますので、地方創生と併せてですね。これを多子世帯への支援といった少子化対策、こういった目的を明確にして、いわば消費喚起という面と県民の皆さんの環境保全への取り組みをバックアップする面、また、多子世帯の皆さん、やはり経済的にも大変だという議論もありますから、こうした多子世帯も支援して少子化対策・子育て支援につなげる。そういう一石三鳥ということもおっしゃる方もいらっしゃるようですが、そういう趣旨で今最終調整を、まだ正式決定に至っていませんが、そういう方向で実現したいなと思って検討しているところであります。

○記者 
 実際の(予算)規模はどうでしょうか。

●知事 
 ちょっとまだ早いようにも思いますけれども、発行総額、せっかくやるのなら10億円規模を目指したいなと思っております。これは当然プレミアをつけなくてはいけないわけで、2割程度を軸に検討していることは事実であります。また、多子世帯の場合は、プレミア率をもう少し高めてはどうかと今思っております。また、利用できるのは、レジ袋の無料配布を廃止しているお店というふうにする方向で今検討を進めているということであります。

○記者 
 今のことに関連してなのですけれども、多子世帯へのプレミアム率を少し高めるということなのですけれども、富山市との保育料軽減の関係でいろいろあると思うのですけれども、これは富山市も含めるというイメージがあるのでしょうか。

●知事 
 そうですね。例の多子世帯の保育料の軽減は、19年前の経過があって、中核市に富山市がなられたときに権限も財源もお渡ししたので、こうした保育料の軽減を国の制度を上回る軽減は、中核市分は中核市さんがおやりになり、それ以外の一般市町村を県が支援するという役割分担をしてきましたので、そういうルールで今考えているのですけれども、プレミアム商品券というのは新しいことでもありますし、富山市民も含めて対象にしたいなと、こういうふうに今考えております。

○記者 
 もう1点、新近代美術館のことなのですけれども、先日、入札不調で議案も遅れるかなという話が出ているのですが、これについて、恐らく上乗せして再入札という流れになっているのですが、今どのくらいのものを想定しているのかというのが一つと、国の交付金というのは時期が遅れた場合について何か影響が出てくるものでしょうか。

●知事 
 まず、前段の方ですが、これは今まさに関係の事業者などからも、今の労務費がどうなっているかとか、資材の確保とか、確保できるとしても少し時間がかかるとか、そういった実情をよくお伺いして、経費も掛かり増しになる部分もあるでしょうし、そこを土木部の方で検討中ですので、いくらぐらい(かかる)ということは差し控えたいと思いますが、いずれにしても、かなりの金額が掛かり増しになるのかなと。
 また、もう一つは、お金の問題だけではなくて、東京オリンピック・パラリンピックとか、あるいは東日本大震災の復興も本格化してくるとか、あるいはいろいろな事情で資材の確保なども以前よりもタイトになっているので、例えば、発注側である県が考えているよりも数カ月ぐらい(資材の確保に)期間を欲しいとか、そういったようなことがいろいろあるようですから、そこをよく関係業界の実情もお伺いして、そして改めて入札条件も決めてやりますということです。したがって、いずれにしても、(入札には)公告から40日間必要ですので、次の2月議会には間に合わないと思いますが、なるべく早い、その次の県議会開催の際に、そういう契約案件を出せるように努力をしていきたい。
 それから、財源の面では、(地域の)元気(臨時)交付金を相当国にもお願いしてかなりの額を確保できておりますけれども、一旦基金に積んでいますから、最終的には財源の面で何か、このこと(入札の不調)によって(地域の)元気(臨時)交付金を返さなければいけないとか、そういう問題は起こらないということを思っております。

○記者 
 間もなく新幹線開業の1カ月前ということなのですが、その期待感、特に経済的な面では(どのような)期待感(があるか)というものと、あと、もしもあるようでしたら懸念感というか、(どのようなことを)危惧されているのかについてお願いします。

●知事 
 新幹線開業は半世紀近い県民の皆さんの悲願の実現ということですし、また、実際にも東京−富山間最速で2時間8分とか、輸送能力も約3倍になるとか、そういうことを考えますと、本当に50年、100年に一度のビッグチャンスだと思いますから、これを最大限に活かして、観光振興とか地元の産業の活性化、また、新たな企業誘致とかあるいは定住・半定住につなげていきたい。そのためにも、富山県の観光資源をもっとブラッシュアップ、食の魅力とか山の魅力、さらには、最近は富山湾は「世界で最も美しい湾クラブ」にも入れましたし、また、二次交通を便利にするとか、魅力あるまちづくりをさらに進めるとか、精いっぱい努力したいと思います。ある程度成果も上がってきていますから、相当多くの方に来ていただけるものと期待しております。また、現に企業誘致の面でも次々成果が出ているのは皆さんご承知のとおりであります。
 懸念という点でいうと、当然東京へ行くのが便利になりますから、県民の皆さんも、例えば東京ディズニーランドに日帰りで行けるとか、東京方面に行く人も増えるとか、いわゆるストロー現象が起こるのではないかというような議論とか、あるいは、どうしても終着駅である金沢が有利になるのではないかとか、いろいろなご心配もありますけれども、要は、それ以上に多くの、東京はじめ首都圏あるいは全国、場合によっては海外からたくさんの皆さんに(来ていただき)、幸い富山県は、県の中心線に沿ってバランスよく3つの駅が同時にできますから、その駅を中心にした二次交通とか道路も相当整備されますので、いろいろ懸念材料がないわけではありませんが、それを上回って良い効果が出るように努力していきたいなと思います。

○記者 
 近代美術館の関係で、次の県議会に案件を出せるということは6月県議会だと思うのですけれども、そうなると3カ月は遅れてしまうのでしょうか。

●知事 
 次の県議会というと、これは議会とよく相談してみなければいけませんが、理論上は、例えば、4月末か5月の初めに開かれる組織議会もありますし、それから、おっしゃる6月議会もありますので、これは今後、公告して40日後に入札ということのはずですが、そういった状況、また、県議会とご相談しながら、なるべく早くやっていきたい。ただ、いずれにしても、当初思っていたよりは若干遅れることは間違いないので、これはやむを得ないかなと思っています。

○記者 
 それと、その開館スケジュールということに関しては、屋上庭園の夏の先行オープンも遅れるのでしょうか。

●知事 
 今の感じですと、最初は確か平成28年夏頃に屋上庭園だけでもオープンしたいなと思っていたんですが、厳しいのではないでしょうか。

○記者 
 2017年春の本オープンも、やっぱり少しずれ込んでくるのでしょうか。

●知事 
 結局、そうですね。世界的な名画も所蔵していますし、他所からお借りするような展示品にしても、いい環境の中で出さないといけませんので、当然美術館の中の展示というか、オープンも、ある程度遅れるのはやむを得ないと思っております。しかし、それは公正な手続で県民の皆さんの期待に応えられるしっかりした施設設備にすると同時に、その内容も良いものにしていくということが何といっても大事ですから、ある程度そこはやむを得ないかなと思います。

○記者 
 政府自民党とJA全中が農協改革で一応の議論の決着がついたのですが、この後、減反の廃止ですとか、いろいろな県内農業を取り巻く環境の激変も予想される中で、今回の議論の決着について知事はどのように受けとめて、また、今回の改革で県内にも影響があるのではないかという声がありますが、その辺については、知事はどのように考えておりますか。

●知事 
 新聞報道その他によりますと、(JA)全中さんと政府側とである程度合意ができたというようにも伝えられておりますので、それはそれで一つ前進したのかなと思いますが、他の産業もそういう面があると思いますが、農業を取り巻く環境は非常に大きな変換点にあります。今までの制度、仕組みも、そうした新しい時代の要請に応えて、ある程度改革したり見直したりということは必要だと思いますけれども、なるべくそれが地方の農業、現場の実情に沿ったものにしていただいて、せっかくよかれと思ったのに、現場ですごい混乱が起こったということにならないような配慮をしていただくということが大事だと思います。
 そういう意味では、今回の(JA)全中の改革も、詳しい中身はまだ承知していないというか、若干流動的なところもあるようですけれども、できるだけ、現場で汗をかいている農家の皆さんがそういうことなら安心だと思っていただけるような改革にしていただきたいなということと、併せて、お話しのように、従来の生産調整制度も見直すとか、そのかわり農業・農村の所得を10年で倍増するとかコストを4割下げるとかいろいろなことをおっしゃっているわけですけれども、そうした政策がお互いに整合性を持って、それなりに地方の現場で実現に向かうように、政府の方でもご配慮いただきたい。また、私どもの県も、農業関係者の皆さんのご意見を承りながら検討して、国に対していろいろな場面でまた要望したりご意見を申し上げたいと、こういうふうに思っております。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

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