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知事記者会見[平成26年度]

2017年6月8日

知事室 目次

臨時記者会見[平成26年12月3日(水)]

◆日時 平成26年12月3日(水)午後3時34分〜4時12分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)富山県ベトナム・タイ経済訪問団の派遣について リンク
(PDF120KB)
リンク
(7分48秒)
(2)新近代美術館(仮称)実施設計の概要について リンク
(PDF6187KB)
リンク
(15分22秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)新近代美術館(仮称)実施設計について リンク
(16分03秒)

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記者会見録

1 知事からの説明事項

説明する知事●知事 
 それでは、今日は2点、記者発表したいと思います。
 最初が、富山県ベトナム・タイ経済訪問団の派遣であります。
 お手元資料を見ていただきたいと思いますが、私が実際に出発するのは18日からでありますけれども、多くの方は16日から、まずベトナムへ行って、その後タイへ行かれる。私の方は国内でのいろいろな公務がありますので、タイで皆さんと合流するというふうになっております。
 1枚おめくりいただきますと、主な事業としましては、(1)は、19日(金)に「富山ものづくりセミナー」をバンコクで開催する。富山県側は私以下経済界の皆さん、県の職員等で、先方は現地の日系・ローカル企業。内容は県内ものづくりの企業のPRとか参加企業の技術・製品の紹介、現地企業との交流会といったようなことで、約40名、これは県側だけで約40名(※県、日系企業、日系の商工会、現地ローカル企業など合わせて40名程度)ということになります。
 それから、(2)のベトナム・タイでの現地進出県内企業等との交流会。これは前後いたしますが、17日にベトナムのホーチミン市で開催します。これには私の日程が間に合いませんので、民間の経済界の方、また、県の幹部が世話役をやりまして、県側としては約25名で参加するということになっております。
 それから、19日の夕方ですけれども、現地進出企業等との交流会、これはバンコクの方で、私も出ることにいたしておりますし、タイの投資委員会等ともお会いするということであります。
 それから、(3)のところで、タイの政府機関の訪問ということですが、先方の都合もあって今確定的には書けておりませんが、今のところ12月19日の午後、チャカモン・パースックワニット工業大臣、それから、ピチェート・ドゥロンカウェロート科学技術大臣と(お会いする)。
 もう1枚おめくりいただいて、あわせてタイで観光説明会も実施することにいたしおりまして、これは昼間の時間にバンコクの会場で行います。
 これは、先にこのページの一番下を見ていただきますと、別途観光団を組織しまして、この方々は最初にシンガポールへ行って、その後タイで合流して、ここで私も出席して富山県の観光PRを行うということであります。
 (今回の訪問の)メインとして、やはり工業大臣、科学技術大臣等にお会いしまして、特に富山県からバンコク、あるいは周辺のタイへ進出している企業、国の制度が違ったり、それから、タイ国政府はいろいろな歴史的危機があって、例えば外国企業に対しても必ずしも規制が同じでないとか、日系企業について少し配慮してもらってもいいのではないかとかいろいろなことがありますので、前回訪問した際も申し入れをして、実はそれに対応していただいたところもあります。そういったことについてのお礼とか、残された課題についても、できるだけ富山県からタイなどに進出した企業の経済活動が円滑にいくように制度改正等をお願いする。また、科学技術大臣の場合もそうですけれども、現地企業が人材確保の点で課題があるようですので、いい人材をぜひご紹介いただきたいとかといったこともお願いする。また、私どもの富山大学、それから、県立大学、それぞれ中国はもちろんですけれども、タイを初め東南アジアの大学との交流、留学生の相互の行き来がありますので、これまで以上に留学生を受け入れたい。また、こちらからも行きたい、そういう交流を深めたいということでいろいろ提案もして、相互の信頼関係を高めて一層の交流をしていきたい。特に富山県内は中国の方は相当多いのですけれども、東南アジアからの方はやや頭打ちの傾向にありますが、一方、県内企業から言うともう少し東南アジアの若い良い人材をいろいろな面で確保したいというニーズもありますので、こうした点も踏まえて実のあるお話をできればと思っております。
 実質これは2泊3日でかなり強行日程ですけれども、せっかく行く以上は成果があるように努力してまいります。
 先ほど、2の(1)で、(セミナーへの参加を県側だけで)約40名と言いましたが、県側だけではなくて、日系企業、日系の商工会、現地ローカル企業なども合わせてその程度ではないかということでありますので、訂正いたします。

 次に、新しい近代美術館(仮称)ですけれども、この実施設計(建物)の概要についてお話をいたします。
 既にご承知のとおり、今日ご同席いただいている内藤廣建築設計事務所に設計をお願いしているわけですけれども、このたび実施設計が上がってまいりましたので、その概要について、これは後ほど内藤先生から直接お話をしていただこうと思っております。
 1ページの建物概要ですけれども、敷地面積、延べ床面積等はここ(資料)にあるとおりでございます。それから、構造等もご覧いただいたとおり。それから、駐車場が約100台と言っておりましたが、正確に103台ということになってまいりました。このほか観光バス用の3台を敷地内に確保できるというふうになっているわけであります。ちなみに、現在の西地区はちょうど103台が置ける駐車場スペースになっていますから、その分は確保できたということになります。本体工事費は76億円。
 それから、新美術館の設置、運営の理念と特徴ということですけれども、ここにありますように5つのポイントを挙げております。
 1つは、「アートとデザインをつなぐ世界で初めての美術館」。私は世界中の美術館を見たわけではありませんが、ご造詣の深い内藤先生によるとこう言っていいのではないかということであります。また、雪山館長もご同席ですけれども、世界的コレクションを展示方法に工夫を凝らして、新しい切り口やテーマ、見せ方で紹介して、来館ごとに何かを発見してもらえるような企画を展開したいということであります。
 2つ目は、「立山連峰の美しい眺望、四季折々の景色が飛び込んでくる富山の新しいビューポイント」にしたい。これは説明の必要はないと思います。
 それから、3番目は、「鑑賞するだけでなく、見る、創る、学ぶといった双方向で美術を体験」。これは基本計画の際からも申し上げていることで、ここに記載したとおりであります。
 それから、4番目は、「芸術文化やデザインの振興はもとより産業の活性化にも寄与」する美術館でありたいということで、新たなデザインによる工芸品ですとか、伝統工芸とコラボした土産の開発などによりまして産業観光にも寄与したい、こういうふうに思っております。これにつきましては、この5月にニューヨークに行って、富山県の高岡銅器ですとか越中瀬戸焼等の工芸品の展示会を開催しましたけれども、期待以上の手応えや成果があったと思っておりますし、また、この10月に韓国・ソウルの東大門デザインプラザで富山県の伝統工芸品の展示会を開催しましたが、これも期待以上に、韓国だけではなくて、あの東大門デザインプラザは世界からいろいろな方が視察に来る場所でありますから、現地の責任者の説明によりますと欧米の方も大変高い評価をされていたということでありますので、そういったことも踏まえて、近代美術館ではありますけれども、時によっては伝統工芸なり新たなデザインによる工芸品、こうしたことの振興に寄与するようにしたい。ちょうど国の方でも、来年11月に全国の工芸品の大会も富山県で開かれることになりましたし、また、青柳文化庁長官とご相談をして、来年は準備をして、再来年あたりにこの北陸で伝統工芸品の国際展示会を開催したいという動きもありますので、そうしたものもにらんだ考え方であります。
 それから、5番目は、今、地方創生とか人口減少といったことが言われる時代ですけれども、「時代とともに成長して、価値が高まっていくような美術館」にしたい。建てた時は非常に評判がいいのですけれども、10年、20年、30年経つとだんだん値打ちが下がっていくということにならないようにしたいなと思っております。
 それから、今後の予定でありますが、12月に工事入札公告いたしまして、1月に入札、このあたりが順調にいきますと、県議会で契約についてご議決いただいた後、工事に着手しまして、再来年の(平成)28年の夏ごろには本体工事を完了し、(平成)28年度中に開館をする。ご承知のように世界に誇りとする美術品もたくさんありますから、枯らし期間が過ぎた後ということになります。
 ただ、ふわふわドームなどは屋上に移設することにしていますが、お子さんたちをはじめ保護者の方とか大変ニーズが高いので、できれば(平成)28年の夏休みには子どもたちがこの新近代美術館(仮称)の屋上で楽しめる(ようにしたい)。また、枯らし期間と余り関係のないものについては、これは今後相談ですけれども、美術館の中もある程度見てもらえる。それから、カフェとかレストランは、これから各論は詰めますけれども、状況が整えば(平成)28年夏くらいからオープンする。ちょうど屋上のオープンと同じにやっていくといったことを想定というか、期待をいたしております。
 以下は内藤先生から説明してもらおうと思いますが、1点、(資料の)屋上の(ページの)下の方に、「安全柵と外壁までの間に十分な余裕を取るなど安全対策に配慮」とありますが、公の建物でありますからお子さんたちがここで事故に遭ったというようなことがないように、そういった点には万全を期してまいりたい、こんなふうに思っております。
 また、いろいろな各論について、美術品や企画展、こういった点は、雪山さんが今いろいろご検討だと思いますし、また、カフェとかレストランをどういうふうにもっていくかということについては、それぞれ出店された皆さんとご相談をして、皆さんの期待が高くなっていますから、そうした期待に応えられるようにしていきたいなと、こういうふうに思っております。
 それでは、あと内藤先生、よろしくお願いします。

●内藤氏 
 私の方から、簡単に補足説明をさせていただきます。
 どんな建物かというのは、前に(模型が)あります。ご覧になってわかるように、こういうふうに両手で包むような形をしています。これは環水公園の環境を受けとめるという形で、その中に美術館の機能が入っています。
 1階のエントランス、県民ギャラリーという、割と小さい前面の方にそういう機能が入っていますが、2階は美術館の本体ということで、展示室が4つ、温湿度環境もケアができる、美術品にとって必要な環境が整えられている展示室が4つ入っています。ですからこの美術館の2階は「美術」というふうに考えていただいて、3階は、ギャラリー(※休憩スペースに用いる廊下部分)であったり、デザイン展示室であったり、工房(アトリエ)であったり、あるいは瀧口修造の部屋があったり、シモン・ゴールドベルクの部屋があったり、そういういわゆる「デザイン」。でもデザインとばかりは言い切れない、ある部分はアートとも非常に深くつながっている、そういう美術館のある種、展開形のような形の非常に個性的なフロアが3階に広がっています。
 そこから屋上に上がってきますと、屋上は先ほど知事のご説明がありましたように佐藤卓さんという我が国を代表するデザイナーの方がデザインをして遊具を考えていただいた。何となく屋上がもじゃもじゃとしていてわけのわからない、どうなるのだろうなというような格好で模型には入っていますが、これはできてのお楽しみということで、非常にアイデア満載のすばらしい、それから、全国的にも話題性のある屋上ができ上がると思います。ほとんどはグリーンで覆われていますので、環水公園の緑を受けとめるような、そういうような屋上ができ上がると思います。それで、この抱え込んでいるような形をこういうふうに切ってあります。これは基本的にはこの形は環水公園に対して受けとめていますけれども、(建物の東側を)こう切っているのは実は立山の方を向いていまして、でき上がると美術館の手前のところには(レストランの)ホール、ギャラリー(※休憩スペースに用いる廊下部部)がありますけれども、そこから見る立山は恐らく絶景であります。この向こうに環水公園の緑と池が見えて、その向こうに富山の町並みが見えて、その向こうに立山が見えるという、新しいビューポイントがこのあたりにできると思います。それと同時に、屋上に上がられた人たちはここから天気のいい日はその眺望を得ることができるという格好になっています。
 多少補足いたしますと、ちょっとこの(模型の)横を開けてご覧になった方が構成が割とわかりやすいと思います。
 箱みたいなのが中に入っていますね、白い箱が。こういうところが展示室になっています。その上も展示室になっていますけれども、ちょっと特別にここだけ赤い箱が入っています。これは瀧口修造の部屋を、やや特徴的な部屋になると思いますので、そこのところに少し突出するように、面積はそんなに大きくないのですけれども、そういうふうにしております。その奥に、今度シモン・ゴールドベルクの部屋があるということで、非常に3階のフロアを特徴づける一つとして、この美術館の収蔵物である瀧口修造とシモン・ゴールドベルクを軸にして3階のフロアを構成しようということになっています。
 その辺の詳しい内容は雪山館長に譲った方がいいと思いますけれども、もう一つ補足したいのは、先ほど外しました外壁ですが、外壁のこの部分、白くて、パネルでは全然わからないのですね。これは実はアルミの鋳物というか、押出成形というのですけれども、それで非常にしっかりした壁をつくろうというふうに思います。この建物の中にはいろいろアルミの鋳物を使ったり、いろいろな加工をして富山ならではの空間をつくり出したいというふうに思っています。それから、床とかは県産材の木を使うなり、あるいは県内で加工した木を使うなり、できるだけそういうようなことを心がけていきたいというふうに思っています。
 というところです。あとは何かご質問があれば、それにお答えする中で説明したいと思います。

●知事 
 それでは、一応我々の方の説明はこれで終わらせていただきます。

2 質疑応答

説明を聞く記者○記者 
 屋上を8月、夏休み中に先行オープンされたいというようなお話がありましたが、その際にはふわふわドーム以外に、佐藤さんデザインの遊具もできているという意味ですね。

●知事 
 もちろんです。それ(先行オープン)に間に合うようにしたいと思います。いろいろご検討いただいて、今お話があったようにすばらしいものになると期待しております。夏休みにはふわふわドームと、佐藤卓さんが今ご検討中の造形遊具を一体のものとして、魅力的な空間になるようにしたいと思います。

○記者 
 もう1点、よろしいですか。内藤先生にですけれども、先日、シンポジウムで、100年後に残る日本一の美術館にしたいというような意気込みを語られたのですが、今こうして実施設計がまとめられた中で手応えはいかがでしょうか。

●内藤氏 
 当然あります。ただ、美術館というのは、建築だけで長い時間を生き長らえるとは思っていなくて、当然、美術館を運営される館長をはじめ美術館の方々、それから何よりも一般の方々に愛されないといけないという、ここのところがこれから知恵を尽くして、できるだけ一般の方との距離の近いデザイン、建築の建物のデザインを目指していきたいというふうに思っています。

○記者 
 知事にですけれども、具体的に(美術館の)姿が見えてきただろうと思うので、改めて知事としての感想とこれからの意気込みをお願いします。

●知事 
 新しい近代美術館(仮称)ですけれども、皆さんご承知のとおり、今の美術館が耐震性で問題があるとか、万一火災とかの時に、今の消火方式では非常に致命的な欠点があるということで移転・新築ということになったのですけれども、せっかく移転・新築する以上は、今の時代にふさわしい、また、今だけではなくて、新幹線開業後の富山新時代、北陸新時代というものも考えた新近代美術館にしたいなと思っていましたが、内藤先生をはじめ、内藤事務所でいろいろ知恵を絞って大変優れた意匠の施設にしていただけているのではないかなと思います。
 また、お話に出たように佐藤卓さんもこの美術館のアートとデザインをつなぐ世界で初めての美術館にしたいという、この意気込みというかコンセプトにいたく共感されて、非常に張り切って屋上の遊具等もご検討いただいて、その佐藤卓さんのお気持ちは、後ろから2枚目の屋上庭園のコンセプトについて(の資料の中で)、11月9日のシンポジウムで発言された要旨が載せてありますけれども、「子どもにとっては、教育も遊びも芸術も境目がない。屋上だから遊び場という概念ではなくて、アートとの出会いなど、境目のないところにしたいのだ」といったようなことも含めて、大変注目される考え方で取り組んでおられます。
 また、内藤先生は、これまで三重県での海の博物館とかいろいろなところで大変優れた建築物をつくってこられた方ですから、本当に多くの皆さんがこの美術館に行くこと自体を楽しみにして、また、雪山館長にも頑張ってもらって、わくわくするようなすばらしい美術館になってほしいと思いますし、そういう準備ができつつあるのかなと大変うれしく思っております。
 県としても、いろいろな形でこの環水公園そのものももっと魅力があるように工夫しているわけですが、7年前は環水公園に来るお客さんが年間70万人でしたが、昨年が129万人、今年は大体140万人になりそうだということで、ここに美術館が来ると、今までの美術館は年間10万人余りだったのをできれば30万人くらいは来る美術館にしたいなと。環水公園に来るお客さんもどんどん増えていますし、また、今ソーラー船はsoraともみじが運航されていますが、来年4月には新たな非常に洗練度の高いソーラー船も運航することにしておりますから、大変活気のある、また憩いのある、潤いのある場所になると思いますし、ぜひそうしていきたいな、こういう気持ちであります。
 新幹線が開業しますと、やはりこれ(美術館や環水公園)があるから富山駅で降りてみたいなという気持ちになるような場所にしたいですね。そういう意味では、富山県、北陸の新たな観光拠点にしていきたい。狭い意味の観光ではなくて、人が集って交流する、そういう場にしていきたいなと思います。

○記者 
 屋上庭園の面積はわかりますか。

●知事 
 数字はあるか…。

○記者 
 では、別の質問で。先ほど押出成形ということを展示室6の瀧口修造さんの展示室のところでおっしゃられましたけれども、これは外側から見てわかるような感じなのですか。何か突き出ているなというのがわかるのでしょうか。先ほど(模型を)外してご説明されましたけれども。

●内藤氏 
 押出成形ですか。単純に言うとアルミサッシとかそういうのと同じです。そういう技術です。あれはところてんみたいにアルミを押し出して、ところてんみたいに同じ形をずっとつなげていきますよね。普通のアルミの板だと薄く布みたいな板を使うのですけれども、押出成形だと非常に厚い耐久性のすばらしく強いものができるのですね。それを外壁に使いましょうと。やはりアルミですから、富山ならではの素材で富山の光と空の色を映し込むような、そういうような材料としていいのではないかということで外側に使っています。

○記者 
 一般(の方)からわかるような感じなのですか。

●内藤氏 
 わかると思います。これは非常にある種重厚でありながら軽快という、アルミならではの独特の雰囲気が外壁を覆うことになるというふうに思っています。

○記者 
 内藤先生にお伺いしたいのですけれども、現在の近代美術館に収蔵されている作品を生かすためにいろいろな工夫をなさっておられると思うのですが、地方美術館として近代美術館が今持っている作品の価値というか、それはどのように評価なさっておられるか。内藤さんからご覧になって、どのように生かそうとしたか。

●内藤氏 
 私はまず驚いたのは収蔵品のすばらしさですよね。20世紀美術を中心とした美術はすばらしいものをお持ちだなと思いました。それから、デザインに関しても椅子のコレクションであるとか、ポスターであるとか、恐らく他に類を見ないコレクションをお持ちで、私はせっかくお持ちの宝物をできるだけたくさんの方に見ていただくような場をつくるということが設計だというふうに考えておりまして、そのように取り組んだつもりでおります。私、一建築家の目からして、とてもすばらしいアート、デザインのコレクションをお持ちだなという認識で見ております。

●知事 
 雪山さん、いいですか。

●雪山館長 
 当館のコレクションは、全国の公立美術館を見渡しても、20世紀美術の概要を示すこれだけまとまったコレクションはほかに余り例を見ないものだと思います。ただ、残念ですけれども、そのコレクションの良さといいますか、全貌というものを、なかなか県民の皆さんにご覧いただく機会がこれまでなかった。ですから、今度は展示室の配置等も大変工夫をいたしまして、なるべく新しい視点から見る、新しいテーマ、新しい切り口でご覧になっていただく、そういうことを心がけたい、そのように考えております。

●知事 
 少し補足ですけれども、今から6、7年前でしたか、富山で日露文化フォーラム(2006年)をやりましたね。その時にロシア側の代表はプーチンさんが高く評価している文化映画庁長官のシュヴィトコイさんという方で、この方が近代美術館の所蔵品リストを見てびっくりして、日本の地方の美術館で、ヨーロッパの一流の美術館でも持ってないような絵がいっぱいある、すごいと唸って、もっとこれはアピールした方がいいのではないかというアドバイスを当時いただいたのを覚えています。
 それから、シモン・ゴールドベルクの奥様の山根美代子さんも、ご自身が亡くなる前にシモン・ゴールベルクの遺品としての十数点の美術品を近代美術館に寄贈しようとされた時の動機も、もちろん富山県の方に音楽の面とかいろいろな面でもよくしてもらったということと同時に、この近代美術館の所蔵品が20世紀の本当にすばらしい美術品を収集していて、そこにあるいろいろな美術品が、生前シモン・ゴールドベルクさんが愛した美術品と非常に相通ずる作品がたくさんある。初めは東京都かどこかの有名な美術館に寄贈しようかと思っていたのだけれども、これは富山の近代美術館に寄贈したい、このように言われた経過がありまして、そういう方々がそうおっしゃるのですので相当自信を持っていいのかなと。むしろそれを十分アピールできなかったことが残念だったなと。
 ただ、幸いにしてというか、いろいろなことで移転・新築するということになりましたし、幸い財源も「地域の元気交付金」というものが146億円も獲得できたということもあって、その一部を活用すれば財政的にも可能だということになって今回の決断ができたわけで、そういう意味で内藤先生や佐藤卓さん、また雪山館長、いろいろな方々のお力でこの近代美術館が持っている潜在的な魅力、こういうものが大いに発揮されて、かつ、そこにアートとデザインをつなぐ世界初の美術館という新しいコンセプトも入れて、日本の美術館の中でも非常に先駆的だと言われるようにしたいものだなと思っております。
 それから、先ほどのご質問ですが、屋上の庭園面積は約3,600平米です。

○記者 
 この新築に伴って、新しい目玉となるような収蔵作品の購入などは予定されているかどうか、お聞かせください。

●知事 
 今せっかくこういう立派な美術館が移転・新築になるのですから、それを記念して何か考えてはどうかなという議論はありますけれども、これは今しばらくお時間をいただきたいなと思います。

新近代美術館(仮称)の模型

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