富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成26年度] > 定例記者会見[平成26年9月4日(木)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成26年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成26年9月4日(木)]

◆日時 平成26年9月4日(木)午後2時00分〜3時10分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)平成26年度9月補正予算(案)の概要について リンク
(PDF605KB)
リンク
(36分45秒)
(2)公債費負担適正化計画について リンク
(PDF23KB)
リンク
(2分40秒)
(3)「富山で休もう。」キャンペーンの実施について リンク
(PDF2153KB)
リンク
(6分45秒)
(4)平成26年度富山県国民保護共同実動訓練の実施について リンク
(PDF32KB)
リンク
(1分45秒)
(5)高志の国文学館企画展「川の文学−うつりゆく富山の歴史の中で−」の開催について リンク
(PDF1089KB)
リンク
(2分40秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)9月補正予算(案)について
(2)土砂災害対策について
(3)ドクターヘリの共同運航について
(4)北陸新幹線の新高岡駅停車等について
(5)並行在来線におけるICカードの導入について
リンク
(21分20秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

1 知事からの説明事項

説明項目を説明する知事●知事 
 今日は、発表項目がかなり多いので、順次お話しします。
 まず、平成26年度の9月補正予算についてであります。
 今回、106億6,700万円ほどの補正額となっております。額とすると、昨年、一昨年よりはやや少な目ですけれども、3年前、4年前を上回っておりまして、また、昨年の大型補正予算・2月補正とか、また、当初予算などを考えますと、相当積極的な予算編成を行ったつもりでいます。特別会計はまたご興味があれば後でお話しするとしまして、1枚おめくりいただきますと、一般会計総額106億6,800万円のうち、全部で柱を8本掲げておりますが、何といっても北陸新幹線開業直前対策の加速と強化ということが非常に大きな柱になっております。あと、少子化・人口減少対策、また、小規模企業も含めて中小企業の振興と経済の活性化、あと、農林水産業、安全・安心、医療・福祉、教育・文化・スポーツと、かなり幅広い内容になっております。
 まず、新幹線開業直前対策でありますけれども、ここの下に「首都圏戦略プロジェクト」とあって、★が首都圏本部予算とありますけれども、これまでは、従来の東京事務所は独自に予算要求というのはしなかったのですけれども、今後は、基本は本庁の各部局で予算要求してもらおうと思うのですが、首都圏本部というものをせっかくつくりましたので、各部局横断の首都圏戦略のプロジェクトチームでいろいろ議論した結果、予算要求も一定のものは、特に各部局にまたがるもので共通的なものは首都圏本部で要求しようというふうにしたところであります。
 まず、第1点、これは知事政策局、また、実施面では観光・地域振興局と共同になりますが、「北陸新幹線開業前日首都圏PR事業」ということで、新幹線開業前日には、JR東(日本)さんも、JR西日本さんも相当思い切ったPRをされると思いますけれども、富山県もその中で独自の存在感もあわせてアピールしなくちゃいけないということで、県としても首都圏においてインパクトのある大型広告を実施して、県内に何しろ3つの駅が拠点としてできるわけですので、これを中心とした県内各地の魅力をアピールしたいと思っております。
 そのあと4つは首都圏本部の予算ですが、「とやまWebマガジン首都圏情報発信事業」とか、これは首都圏在住者をターゲットとしてWebサイトを立ち上げて、SNSの活用を図りながら本県情報の発信を図るとか、あるいはその下の「(とやま・)首都圏ネットワーク形成(事業)」は、富山県ゆかりの人・モノ・スポットを調査・リスト化してネットワーク化する。また、意見交換会等を行って情報発信もしていく。
 また、「首都圏スタンプラリー・食の魅力発信(事業)」というのも、新幹線開業イベントやゆかりの地をめぐるスタンプラリーを実施したい。また、首都圏の寿司店で、今のところ結構話題を時々呼んでいる「すしざんまい」さんとコラボをして、首都圏寿司店で「富山の鮨」メニューを提供するといったような、ちょっと少し斬新な案を今考えております。
 また、そのほか「首都圏情報発信拠点に関する有識者会議(仮称)」とありますのは、東京アンテナショップ、今、有楽町の前の東京交通会館の地下1階で随分健闘していまして、売り上げ2億円、あのスペースで2億円というのは大したものだとよく言っていただくのですけれども、いささか手狭になってきた。また、新幹線開業、6年後の東京オリンピック・パラリンピック等も考え、(それを)視点・視野に置いて、東京アンテナショップの機能や立地場所等について検討を行うというふうにしております。
 それから、『「富山とりっぷ」誘客促進(事業)』ですとか、これはJRさんとタイアップして冊子の作成・配架をするといったようなことですし、また、近代美術館もせっかく世界的にも評価される名画を持っている割には、外国のそういう分野の人は知っているけど、東京の人は知らないということもありますので、東京ステーションギャラリーと近代美術館との連携展に合わせてPRイベント等をやっていこうと。これ(連携展)は来年の3月21日から5月半ばまで考えておりまして、東京ステーションギャラリーに行って行う。主催は、東日本鉄道文化財団ということになるかと思います。
 また、国内外からの観光誘客の促進ということで、東京をはじめ首都圏は大事なのですけれども、関西も忘れてはいけないということで、特に阪急沿線には旅行によくお出かけになる割合リッチな方もたくさん住んでおられるということもありますので、阪急の西宮ガーデンズ、これは西日本で最大級のショッピングセンターでありますが、1日5万3,000人来館されるというようなところでありますけれども、ここでPRを大いにやろうと。また、阪急線の中に中刷り広告とか駅貼りポスターといったようなことでアピールし、また、名古屋も忘れてはいけませんので、丸栄栄店での観光物産PRイベント、「じゃらん東海」への広告掲載というようなことであります。
 また、もう1枚おめくりいただいて、「香港グルメツアー造成促進(事業)」ということで、これは8月に私もフードエキスポに行きまして、香港の富裕層の方々がいかに日本の食、和食、また、日本の安全で新鮮なおいしい食に魅力を感じていらっしゃるかということを痛感しましたので、こうした取り組みをし、特に本県の冬の魅力(味覚)をアピールしていこうと。
 また、東南アジア、中国、インド等の関係も大事なのですけれども、欧米やオーストラリアとの関係も大切ですから、旅行雑誌の「ロンリープラネット」とか「ミシュランガイド」、こういったようなところとも連携しまして、富山のPRを大いにやろうと思っております。

 それから、二次交通、魅力あるまちづくり関係ですけれども、1つには並行在来線の新駅、富山東−富山間でやることにしておりましたが、このほど富山市さんとも調整がつきましたので、新駅設置の基本設計への支援を行う。これ(基本設計)は、あいの風とやま鉄道が実施するわけですけれども。
 それから、富山地鉄(富山地方鉄道)の「新幹線二次交通活性化事業」。これは地鉄(富山地方鉄道)さんの市内の軌道路面補修を支援する。本当は平成26、27年までと思っておられたようですけれども、せっかくやるのならば新幹線開業に合わせて前倒しでやってしまおうということでございます。
 また、あいの風(とやま鉄道を)、多くの県民の皆さん、また、県外からの観光客の皆さんにもご利用いただきたいということで、『あいの風とやま鉄道「ぷち旅」支援事業』といったことも進めることにしております。
 また、定期観光バス運行を支援しまして、少し気軽に『「ぐるっと富山」観光バスツアー造成支援事業』といったようなこともやらせていただいて、これからは首都圏からの個人旅行客が非常に増えると思いますので、そういった方々の県内周遊を促進する。
 また、「エンジン01」は、ご承知のように富山市で開催することにしておりましたが、引き続き高岡でも一定規模で開催することになりましたので、これは富山だけではなくて高岡も支援するということで、所要額の約4割を県が支援をするというふうにしております。
 また、その下の県民会館あるいは近代美術館については、それぞれご承知のように、今、工事費単価、労務単価が非常に上がっていますので、それの見直しに伴う工事費等の増額、また、県民会館について言うと、1階と8階に入居される事業者が決まりましたので、そこと調整の上で必要最小限の什器とか備品等の整備を行う。また、近代美術館についても、県民、市民の皆さんのご要望もありますので、バリアフリー施設の設備の充実をする。エスカレーターを置くとか、あるいは駐車場の屋内化を図るといったことでございます。
 それから、空港関係では、国から10分の10の交付金もいただけましたので、新幹線開業後の富山(きときと)空港の維持活性化策について調査・検討をする。先般第1回目をやったのはご承知のとおりでございます。
 また、「富山きときと空港PRパンフレット作成事業」ということで、新幹線が開業しますと、何といっても東京へ行くのに新幹線が便利だということはもちろん間違いないと思いますが、それでも例えば県の南部の方が東京に行く場合、富山から東京の南部に行く場合、横浜、川崎に行くような場合、これはやっぱり羽田空港経由が大変便利でありますので、富山(きときと)空港には無料の非常に大きな駐車場があるといったようなことも含めて、もっとアピールをしていく。
 また、富山きときと空港の東京便利用者の実態調査を、これは2年前にも1度やったのですけれども、改めて調査をして、新幹線開業後も東京便の路線の維持につなげていきたい。
 また、伊丹便については、この4月に全日空の社長さんにお会いした際に、ぜひ伊丹便の検討をしてほしいとお願いした経過がございますけれども、県内、関西それぞれ2,000社を対象にした調査を実施しまして、どれだけのニーズがあるか、そういったこともしっかり把握しながら、全日空さんに働きかけをしてまいりたい。
 また、「東京便リピーター確保事業」というのは、東京便を一定回数利用したお客さんに特典を付与させていただいて、例えば片道10回以上利用した方には5,000円相当のANAの旅行券を進呈するとか、そういったような形でリピーターの確保をやりたい。これも新幹線開業をにらんだ対応であります。
 また、その下の「韓国誘客強化事業」というのは、10月に韓国で、「世界で最も美しい湾クラブ」の総会がございますので、今のところ日程が合えば私が行こうと思っておりますけれども、その際に、せっかく韓国に行くのですから、ソウルで富山県の観光アピールもしてまいりたいということであります。
 また、その下の「国際路線冬季送客支援助成の拡充」というのは、冬季利用の需要拡大のために助成対象の拡大、助成額の引き上げなどを行う。
 また、その下の「羽田乗継国際線・国際交流等促進事業」というのは、特に冬場、羽田乗り継ぎの国際線利用をされる、目的が国際交流とか企業研修といったような場合ですけれども、それを積極的に推進しまして、羽田便の存続といったことにも寄与するようにしたいということであります。
 それから、次のページいっていただいて、「伏木富山港の活性化」ですけれども、この5月にニューヨークに行きました際に、日帰りでマイアミに行ってまいりましたが、早速ロイヤル・カリビアン社の部長さんが(富山県に)おいでになって伏木富山港の方を見てもらいまして、相当いい手応えをいただいたわけですけれども、いよいよ世界最大と言っていいのでしょうか、今の時点では最も大きな16万トン級のクァンタム級の船、クァンタム・オブ・ザ・シーズとおっしゃっているようですけれども、これのアジア配船、来年の夏から始まりますが、ぜひこれを伏木富山港に受け入れられるような操船シミュレーションを実施する。
 また、「首都圏自家用船舶オーナーの誘致(促進)」。これは、せっかく「世界で最も美しい湾クラブ」に正式加盟できる可能性が高いと思っておりますけれども、それに備えて、首都圏でボートとかヨットなどを持っていらっしゃる皆さんに、富山県、新幹線でいらっしゃると2時間ちょっとですので、富山の方にもぜひ係留してもらいたい。そのアピールのために雑誌広告とかボートショーに出展をする。
 また、その下の「新湊マリーナの施設の拡充」は、新湊マリーナにおける水上及び陸上での収容隻数を、この際思い切って増やす。今現在466隻収容できるのですが、ここに新たに水上と陸上合わせて240隻分の増強を図って、首都圏などでボートやヨットなどを持って楽しみにしていらっしゃる方々をできるだけ富山においでいただいて、新たな定住・半定住にもつなげていきたいということであります。東京の感覚からいうと、やはり湘南とか、伊豆半島とかへ行きますと結構時間かかりますから、いろいろ考えると新幹線で2時間ちょっとというのは非常に大きいと思っておりまして、これを生かそうということであります。
 また、その下の「伏木富山港のふ頭用地の造成」、これは現在の、まず、岸壁の方は直轄事業で、延ばしていただくように国にお願いしているわけですけれども、それと対応して陸地側の北ふ頭のコンテナヤードをさらに2.7ヘクタール程度拡充をしようと。昨年、荷物、物流が12%伸び、また、今年の上半期さらに7%増になっていますから、このままだとスペースに余裕がなくなる、荷物のほうが多くなってしまうということになりますので、素早く対応したいということであります。
 それから、2つ目の大きな柱が少子化・人口減少対策への対応ということで、皆さんご承知のとおり日本創成会議で、あと25、6年経つと、20歳から39歳までの女性が半分以下になる自治体が、全国の自治体の半分ぐらいになるといったようなレポートも出ました。本県でも、機械的に計算すると5市町がそれに当たるということになります。そうしたことも踏まえて、この際、既に「人口減少対策検討チーム」というのを庁内で発足させていますし、県の子育て支援・少子化対策県民会議でも、基本計画策定部会も立ち上げてやっているわけですが、有識者アドバイザーを設置していろいろご助言をいただき、また、子育て支援や少子化対策のミーティングを追加するといったことであります。
 また、その下の「地域少子化対策強化事業」というのは、国からさらに交付金もいただいて、若い世代を対象としたライフデザインの啓発、子育て支援人材の確保、仕事と子育てについての意識調査などを行いたいと思っております。
 また、これも国の基準が緩和されたこともありますので、「地域子育て支援事業(一時預かり)の拡充」でございますが、保育所等で今行っていただいている一時預かり事業、これの補助基準額や要件の見直し、実施箇所の増加ということをやろうと。この一時預かり事業を行う事業所も5カ所ほど増やして131カ所にしたいと、こういう計画もしております。

 それから、3つ目の大きな柱が中小企業の振興と経済の活性化ということであります。
 幸い富山県、有効求人倍率が1.37(平成26年7月現在)ですか、いずれにしても1を大幅に上回っているわけですけれども、その中でも今東京をはじめ日本を代表するようなビッグビジネス(を展開される)皆さんが、富山県のものづくり企業がぜひ欲しいといったような、人材を根こそぎがばっと持っていってしまわれるという問題もあります。そういう意味では人材確保が大事になっておりますので、一つは「中小企業ものづくり人材等育成支援事業」ということで、高機能素材とか、デジタルものづくりとか、ライフサイエンス、こういったところの中小企業を対象にして、人材の確保・育成に向けて訓練付き雇用を実施する中小企業に対して人件費等を補助するというものであります。
 また、「高度ものづくり人材確保支援事業」というのは、高度で専門的な知識、技術を有する人材、学科にもよりますが、細かな要件はこれからですけれども、例えば工学部の大学院の修士課程などの資格を持っているような人、こういった方々がなかなか今確保できなくなっておりますので、中小企業が基本ですけれども、一定の要件を満たす中堅企業なども対象に支援をしていきたい。
 それから、その下の「人材確保コーディネーターの配置(事業)」というのは、首都圏に人材確保コーディネーターを1人置く。そして富山県の企業の魅力の紹介、個別就職相談、PR冊子の作成、こういったことをやるということであります。
 また、「ものづくり未来シンポジウム(の開催)」ということで、5つの分野別のものづくり研究会の参画とか、最先端ラボの活用などを企業や大学に広く周知する。
 また、その下の「新ものづくり総合見本市の開催準備」、来年の4月にものづくり総合見本市をやることにしていますが、そのための準備経費であります。
 そのほか、「ナノテク研究者の招へい」ですとか、また、「とやま伝統工芸若手作家育成事業」というのは、先般5月の連休明けにニューヨークに行きまして、3人の作家の方の伝統工芸展、また、あわせて富山県の高岡銅器とかいろんなPR、越中瀬戸焼とかやったわけですけれども、大変反響があり、手応えがありました。そこで、ぜひそういった方々はもちろんですけれども、若手の作家の育成にも力を入れて、富山県の伝統工芸の海外発信に向けて進めていこうということであります。
 それから、もう1枚おめくりいただきまして、今、設備投資資金の中に、国も税制改正をやって、設備投資を一定の場合にした場合に、その投資額の即時償却を認めるとか、思い切った政策を持っておられますけれども、中小企業ものづくり補助金とか、こうしたものを受けて、県としてもぜひこの機会に設備投資を大いにやってもらおうというふうにしておりますが、今回、金利を一般の中小企業については0.05%(引き下げて1.45%)、それから国で小規模企業基本法とか、小規模企業支援法というのもできておりますので、そうした小規模企業の実情も踏まえて、小規模企業についてはさらに0.05%引き下げて1.40%、それから、経営安定資金の中にも今1.45%というのがありますが、これも合わせて1.40%にして、小規模企業また中小企業ができるだけ積極的に設備投資をしやすい環境にしていくということであります。
 また、農林水産業の振興としては、「富山市公設地方卸売市場施設改築への支援」、それから「氷見漁協の製氷・貯氷施設改築への支援」、それから「香港グルメツアーの造成」というのは、先般もフードエキスポへ行ってきた結果を踏まえて、香港のメディア5社、旅行会社2社、それぞれ1名ずつですから7名の方を招へいしまして、富山県のグルメツアーの造成をやってもらおうということであります。
 それから、全国豊かな海づくり大会、いよいよ1年後となりましたので、そのためのPRキャラバンをやる。また、あわせてプレイベントをやるのですけれども、同じ日に雨晴海岸でクロマツを植樹したりということで、海岸林を育む集いをやる。そのことで来年の豊かな海づくり大会と3年後の全国植樹祭、いずれも通常ですと両陛下がお出ましになる国民的行事ですが、これを海づくりと森づくり、両方相まって最大限の効果が出るように取り組んでいこうということであります。
 また、『「富山のさかな」ブランド化(推進事業の拡充)』というのは、東京スカイツリーでPRイベントをやりまして、富山の魚のアピールをする。
 それから、5つ目の大きな柱が安全・安心ということでありまして、これは初めてといっていいと思うのですが、この間も魚津で地滑り等の集中豪雨による災害がございました。また、広島でも土砂災害で大変悲惨な結果になっております。本県は幸い人命にかかわるようなことは出てないのですけれども、ぜひこの機会に災害復旧に加えて河川の堤防のかさ上げとか浚渫(しゅんせつ)、道路の法面崩壊・崩落対策、用排水路の改修ということで、既に被害が起きたところの災害復旧はもちろんですが、その災害の未然防止の事業を、県の単独の投資としてやろうということで、これは初めてこういうことに取り組ませていただきます。
 それから、災害関連公共事業の追加を、ここにあるように3億7,200万ほどやることにしております。
 それから、「災害救援物資拠点整備(事業)」は、老朽化しております現在の備蓄施設を移転新築するというものでございます。
 また、「緊急浸水対策計画策定調査に係る市町村への支援」というのは、先ほど申し上げた7月の集中豪雨等によって浸水被害のありました魚津市のほか、今後に備えて計画を作成する滑川市、黒部市、これは県と連携して意欲のあるところをぜひやってもらおうというふうにしたわけですけれども、それに対する支援を行う。幸い国と県・市それぞれ費用負担をしてやれるということになりました。集中豪雨が非常に増えてきていますので、現に被害のあった魚津市だけではなくて、未然防止というところに力を入れているということをご理解いただきたいと思います。
 また、「木造住宅耐震改修(支援制度の拡充)」、これは今までも耐震のための住宅の改修は補助対象にしていたのですが、寝室とか、居間とか、一室だけでもやるというのもこの際対象にしようと。例えば大きな家にご高齢の方がお一人で住んでいらっしゃる場合に、家全体を耐震化しなければ補助対象にしないというのはちょっと無理ではないかと。例えばいつもいらっしゃる確率の非常に高い居間とか、寝室とか、そういうところだけやるというのでも応援しようではないかということにいたしまして、これは市町村とやっていますので、意欲のある市町村と一緒にやろうということでございます。
 それから、「防災行政無線(の再整備)」、大分老朽化が進みましたので、今回再整備をするということにしております。今回これで光回線と衛星回線の二重化ができるということであります。
 また、「空港用化学消防車の更新」とか、また、交通安全は大事ですから、信号機の新設改良を行う。

 それから、6番目の柱が社会基盤、生活基盤の整備でありまして、道路とか河川等公共事業的なものを積ませていただいております。
 また、もう1枚おめくりいただいて、「県単の道路橋梁(整備事業)、河川(海岸整備事業等の追加)」。先ほどの10億円も含めて全体で40億計上しまして、精いっぱい社会の基盤、生活基盤(整備)、安全・安心に資しようということにしております。
 それから、医療・福祉の充実と環境保全ですけれども、まず、「県立中央病院の新棟の建設」でありまして、これはがん等の高度専門医療、あと災害時の緊急医療充実のための新棟建設でございます。
 それから、一般にリニアックと言っておりますけれども、「最新型放射線治療装置の導入」、これも確か6、7年前に導入したのですけれども、この分野はもう日進月歩でありますので、新たな最新のものを導入して、少しでも県民の皆さんにプラスになるようにしたいということであります。
 それから、「新たな総合リハビリテーション病院の整備」、今、高志リハビリ病院等と言っておりますが、ここも当初予算で予算計上もちろんしているのですけれども、労務単価の見直しによる工事費の増額、また、医療機器の整備等についての債務負担行為の設定を行うというものであります。
 また、ドクターヘリについては、この3月ごろから議論を積み重ねてまいりました。医師とか、消防士さんとか、ご専門の方でいろいろ議論をいただいてご提言もいただきました。また、その際に、隣接県と共同運航ができないかという話もあったわけですけれども、幸い岐阜県との話が概ねまとまりましたので、ドクターヘリの運航に向けた準備経費を計上するというふうにいたしております。
 また、「医療・福祉施設のスプリンクラー(設置)への支援」とか、また、旧井波高校の校舎跡を解体して、そして南砺市に敷地は譲渡するといったような経費を上げております。
 また、「再生可能エネルギー導入推進基金の積み増し」。幸い国から8億円いただけましたので、これは防災拠点となる公共施設への再生エネルギー、小水力とか、太陽光とか、これを支援するために一旦基金に積み増しまして、今、市町村などの希望も伺っていまして、できれば11月ごろまでにこれを改めて助成金として市町村あるいは県自らやるものもございますけれども、そういうふうにすることにしております。
 なお、企業局、電気(事業)会計で、富山新港に太陽光発電所(仮称)ですけれども整備することにしております。
 また、教育・文化・スポーツ関係では、いよいよ27年度に県立大学を法人化するということにしておりまして、そのための基本計画の策定経費、また、県民会館の耐震化とか近代美術館(の移転新築整備費)、これは再掲であります。
 それから、最後から2番目のところに、「TOYAMAアスリートマルチサポート事業の拡充」でございますが、これは空港のそばの総合体育センターは大変評判がいいのですけれども、あそこに測定機器等が集中して整備されていますが、やはりサポート対象となる中学生、高校生だけでも800名を超します。そうなると、どうしてもその体力測定等が土日に集中しますから、なかなか1カ所では効率的に進められない。そこで、西部の体育センターを県西部の拠点ということで最新鋭の測定機器等を整備しまして、総合体育センターと役割分担しながら、このマルチサポートをやっていこうということであります。
 その他、元気とやま未来創造基金、これは元気交付金をいただいたもののうち、まだ事業実施できてないものをこの基金に積み立てる。
 それから、決算剰余金につきましては、その一部を、決算が6億1,400万円ほどの黒字になりましたが、そのうち3億5,000万円を県債管理基金に積み立てるということであります。
 あと、後ろの方は公共事業と県単の箇所でありますので、ご覧いただきたいと思います。

 それから、2つ目が、公債費の負担適正化計画ですけれども、これは平成22年度決算で18%を超えて起債許可団体となりました。そこで、公債費負担適正化計画を作って、県債の新規発行の抑制に努めるなど、財政健全化に取り組んでまいりました。この結果として、25年度決算でこの比率が17.4%となりましたので、当初の計画を2年間前倒しをして、起債許可団体から脱却できるということになりました。
 この実質公債費比率が大幅に低下した理由ですけれども、1つは新幹線の貸付料、これはJRさんが新幹線の施設をいわば国(鉄道・運輸機構)からお借りして運営する。したがって、その借り料は国に払う。全部国に入ることになっていたのですけれども、富山県としてそれはいかがなものかと言って、さんざん論戦をやった経過がありますが、結果としてそれを富山県を含めて地方の建設費負担の軽減に充てられるということになりました。その額(起債軽減額)がざっと259億円ございます。23年度、24年度、25年度合わせてですね。その分がその地方債、県債の発行額の減少につながった。また、地域の元気臨時交付金、これは第2次安倍内閣が発足した時に、こういうものをつくってほしいということを、富山県を含めて全国知事会で国に要請しましてつくっていただいたわけで、その分が富山県についても新規県債の発行の抑制になったということであります。
 そのほか、県債の繰上償還の実施による元利償還負担の軽減とか、また、できるだけ低金利で借り入れるということによる利払いの減少といったようなことが、効果があったと考えております。

 3番目は、「富山で休もう。」キャンペーンでございます。あまり丁寧に説明していますと時間がかかりますので簡単にしたいと思いますが、まず、キャンペーンの期間は今年の10月1日から12月31日であります。北陸デスティネーションキャンペーンが来年の10月から12月にありますけれども、それを念頭に置いて、1年前のプレデスティネーションキャンペーンというような位置づけでやっていく。それで、その概要がここ(資料)にありますけれども、まず、キャンペーンの概要ですが、これは別紙1、1枚おめくりいただきたいと思いますが、特別企画として、郵便局連携企画「富山で休もう。手紙を送ろう。」。これは市町村ごとに20種類の特別消印を制作いたしまして、期間中、観光地や駅前など県内30の郵便局で投函する手紙やはがきに特別消印を押印していただける。それから、「富山湾鮨」の記念切手を発売する。にぎり寿司が切手という形で出るのは全国で初めてだそうでありまして、県内郵便局で1,200シート限定販売ということでございます。結構これは人気が出るかなと期待しております。
 また、【2】として、「とやまDE鮨デビュー」とありますけれども、お子さんたちと一緒に安心して食事を楽しめる寿司店を紹介して、お子様の鮨デビューを応援する。富山湾鮨加盟店が今、64店舗ありますが、そのうち約40店舗で実施するということで、お子様メニューを、例として、お子様寿司5貫+特製卵焼き、これを1,500円で提供するとか、先着1,000名のお子様に「富山湾鮨折り紙セット」をプレゼントする。これはこちら(展示品)の方で見ていただくと、あそこに富山湾鮨を折り紙で作るというふうになるのですが、後ほどまた記者の方にご鑑賞いただきたいと思います。
 それから、3つ目として、1枚おめくりいただきますと、富山のクラフト魅力発信ということで、「手ざわりの秋」。富山県には高岡とか、井波とか、八尾、朝日町とか、いろんなところでクラフトの伝統あるところがたくさんありますが、そういったところで、地元作家とクラフトのまちを巡る特別ツアーなども含めていろんな方に楽しんでいただこうと。
 それから、大きな2つ目が、旅行者へのおもてなしの充実ということで、この3ページの下の方から始まりますが、宿泊施設と連携して「富山で休もう。」宿泊プラン。その中では、足のリフレッシュ、足裏マッサージみたいなものとか、チェックアウト延長による24時間滞在プランとか、ゆっくり休んでもらう特別宿泊プランを用意しております。
 また、「富山で休もう。」はがきプレゼントということで、はがき2枚をセットで先着25,000名にプレゼントをする。記念フレーム切手・特別消印で郵送してもらう。また、特産品のプレゼントもございます。
 それから、もう1枚おめくりいただいて、旅行者へのおもてなしの充実という方ですけれども、「休んでかれ。」スマイルフォトコンテストというものもやる。
 また、手ぶら観光サービス。旅行者の手荷物をJR富山駅構内の観光案内所でお預かりをして、当日夕方までに県内の宿泊施設にお届けする。これは富山駅、JRの富山駅構内にはヤマト運輸さんが今入られるご予定でありますので、これはJRさんがお決めになったのですが、いずれにしてもそうした運輸会社さんと相談をして、こういうシステムをやろうとしております。
 そのほか「富山で休もう。」キャンペーンで、パンフレットスタンドの製作・配置と、それからコンビニエンスストアを初め郵便局や寿司店、観光地、宿泊施設で各種のPRグッズをお配りして「富山で休もう。」をアピールする。例えばサークルKサンクス84店、ファミリーマート89店にスイングPOPを掲出するといったことを考えております。
 それから、もう1枚おめくりいただいて、キャンペーン情報の発信ですけれども、首都圏のJTB旗艦店での「富山フェア」の実施とか、首都圏等での季刊誌「ねまるちゃ」秋号の配架とか、ちなみにこの「ねまるちゃ」の表紙に写っていらっしゃる女性は内田もも香さんで、これは確かボランティアでご協力いただいているということで、首都圏のJR各400駅、また、高速道路のサービスエリア等に配架しようと。(「ねまるちゃ」では)さまざまな体験企画を紹介しております。最近はやはり個人旅行、家族旅行が多いので、こういう分野が、国内はもちろんですが、海外のお客さんにも大変喜ばれております。
 それから、東急線や宿泊予約サイトへの広告掲出とか、また、もう1枚おめくりいただいて、楽天トラベル、じゃらんネット、るるぶトラベル、こういったところの活用、また、JR系のホテルで富山の食のフェアをやるといったようなことも進めております。

 それから、次に、国民保護の共同(実動)訓練ですけれども、これは(説明を)簡単にいたしたいと思いますが、今年の10月1日にクロスランドおやべでやる。小矢部(市)それから北陸中央病院、松沢公民館、水島スポーツセンター等でやる。特に病院を訓練場所にしますのは、本県では初めてということになっております。
 主な訓練等はその下に書いてございまして、想定としては、特にテログループによって化学剤、特に地下鉄サリン事件で有名になったサリンがまかれたといったようなことで対応するわけですが、そのために、今度は「参加機関」というところを見ていただくと、陸上自衛隊なども例年のとおり参加していただくのですが、特に第10特殊武器防護隊に参加していただいて、この地下鉄サリン事件の時に出動した除染車を、これはサリンの除染といったような特殊な非常にそういう性能、機能を持っているのですけれども、こうした特殊車両に初めて本県に参加していただいて国民保護訓練を行います。

 それから、もう1点、高志の国文学館の企画展「川の文学−うつりゆく富山の歴史の中で−」とございます。これは、富山県は山も海もすばらしいと思うのですけれども、川も大変たくさん大きな川があるわけでございます。それを県西部と、それから県中部、県東部と分けまして、特に県西部では越中万葉の世界で、佐竹美保さんの越中万葉の絵を描いてもらいましたが、そういった絵本からも特に印象深いところをアピールしてやるとか、あるいは砺波市出身の山田(和)さん、ノンフィクション作家でいらっしゃいますけれども、庄川などでいろんな事件があったことなども取り上げた、そういう資料を紹介しようと。
 それから、県の中部では、何といってもイタイイタイ病とか、あるいはさかのぼりますと舟橋、神通川・松川、それから「蛍川」宮本(輝)さん、それから、あと初代の歌川広重の「六十余州名所図会」の中で、「越中 富山船橋」というのがございまして、さまざまな貴重なものがありますので、そうしたものの展示とか写真のパネルなどを行う。また、県東部では、タイトルとして「氷雪の水、幽翠の谷」とありますけれども、早月川、片貝川、また、黒部川、こういったものも取り上げることにしております。
 また、記念イベントとして、黒四ダムとの関わりで有名な熊谷組の太田会長さんとか、また、ノンフィクション作家の山田さん等のご講演なども行うことにしております。
 ちょっと長くなって恐縮ですが、以上で発表を終わらせていただきます。

2 質疑応答

説明を聞く記者○記者 
 今回この予算の概要の説明のところで、相当積極的な予算というふうな表現があったと思うのですが、一番今回力を入れた部分はどういうところかというのを(伺いたい)。

●知事 
 そうですね、あちこちに力を入れたのですが、やはり何といっても来年3月14日、いよいよ開業の日も決まりましたので、北陸新幹線開業対策というのはこの数年間非常に最重要の課題の一つとしてやってまいりましたが、いよいよ第4コーナーを回って最後の直線に入ったという感じでありますので、新幹線開業直前対策の加速と強化ということで打ち出させてもらいました。こういうところを見ていただくと、当初予算並みのいろんな予算が入っておりますが、私どもの意気込みは十分ご理解いただけるのではないかなと思う。
 特に首都圏でのさまざまなアピールも進めますし、また、同じく首都圏でもこれまで必ずしも十分でなかった東急沿線とか(でのアピールと)いったこともやりますし、それから、関西、中京圏も、ともすれば東京からのお客さんばかり目がいきますが、こうしたところにも目配りをしようと。あわせてアピールするだけではなくて、やはりいらした方が大変便利になったなとか、大変ホスピタリティがあるなと思っていただくのが大事ですから、二次交通の整備や、また、魅力あるまちづくりに力を入れた。また、空港は新幹線が来ることによって、いい面も多々ある反面、富山−羽田便は路線が維持できるかどうかという大変大事なことでもございます。こういったことにも目配りをする。また、伊丹便なども、なかなかハードルは高いと思いますけれども、しっかり取り組んでいこうと思う。
 あと、もう1点は、予算そのものはそんなに大きくありませんが、少子化・人口減少対策への取り組みをいよいよ本格化させていく。そのために、まず、先ほど申し上げましたように日本創成会議のレポートだと、消滅する可能性がある市に全国で800ぐらい選ばれた中で、機械的に計算するとそうなる中に県内でも5つ挙がっていますので、そういったところをはじめとして、これからの少子・高齢化、人口減少、急には止められないと思いますけれども、そうした中でいかにそのまち、都市を、特にまちを、拠点となる中心的なところと、市町村ごとにやっぱりあると思うのですね。その周辺のいろんなコミュニティー、こうしたものをうまくネットワークを組みながら、高齢化や少子化が仮に進んでも、しっかりと包括的な地域のケアができるような体制、それから、同時に、人口減少を食い止めるのに、今でも子育て支援とか、企業誘致とか、いろんなことをやってきましたが、さらにさまざまに若い人がもっと魅力を感じるようなまちづくりとか、定住・半定住の環境づくりをどうするかとか(を考えたい)。
 それから、今、地方が疲弊をして人口が減るということと同時に、では、東京は非常に幸せかというと、東京も実はやはり一極集中の、確かに政治も、経済も、文化も、一見集まって活力があるようですけれども、高齢化がどんどん進んでいて、大都市の中でのやはり一種の限界がはっきり出てきている面があると思います。保育所待機児童もすごく多いとか、それから、ご高齢の方がひとり暮らしで看取られないままで、マンションやアパートの一室で亡くなってしまうとか、それから、合計特殊出生率、東京はものすごく低いですよね。たしか1.1ぐらい、場所によっては0.9ぐらい(※H24東京都全体では1.09)になっている。こういうことを、やはりもっと東京がどんどん人をブラックホールみたいに吸い込んできたこの構造を断ち切って、地方でもっと充実した人生、しかも地域で汗をかいて働いて暮らして、かつ充実した人生を送られる。少子・高齢化、急には止まりませんけれども、ある程度それに歯止めをかけて、そうした大きな状況の中でしっかりとまちを守っていく拠点とネットワーク(づくり)、そういうことをいろんな面で交通の問題もあるでしょうし、若い人の働き口の問題もある。いろんな論点があると思いますが、しっかり取り組んでいきたい。その出だしを、まず、ここでやっている。
 そのほか、安全・安心ですね。やはり魚津でああいう災害もありましたし、それから、広島では、本当に誠に残念な、大変たくさんの方が亡くなるという土砂災害がありました。ああいったことが県内で、もちろん広島の皆さんには心からお見舞い申し上げたいと思いますが、県内でああいったことが起こらないように、これまでも、例えば魚津の場合もかなり早い段階で、避難勧告まではしてないけれども、電話で市の担当の部局から雨が相当降ったところの区長さんに電話をして、もし異常を感じたら早く避難してもらった方がいいですよという話もしてあって、それを受けての自主避難ということになりましたので、富山県はうまくいっている方だと思いますけれども、さらに今回の広島のような事件、悲惨な事故、災害、そういうことを踏まえて、富山県でああいうことがないように精いっぱい、既に災害が起こったところの復旧も大事ですけれども、未然に災害を防ぐ。そのために財政もまだまだ厳しい中ですけども、思い切った予算措置を講じた。こういった点を県民の皆さんにご理解いただければなと思っております。

○記者 
 土砂災害の話で、今日の午前中にも担当実務者の会議が、市町村との会議があったと思うのですけども、先ほど自主避難などの話もありましたが、ただ、その自治体、市町村として避難勧告が出なかったというのも事実ですし、広島でもその遅れがちょっと指摘されているところですけれども、県として市町村の避難勧告とか、その準備情報も含めて、運用に対する支援ですとか指導をすることが何かあれば教えてください。

●知事 
 これまで、まず、土砂災害(警戒)情報は気象台と富山県が共同で出すわけですね。気象台の方はもちろん気象の方ですが、県でないとどこに危険箇所があるかわかりませんから、そこで共同発表して土砂災害警戒情報、これを出すのですけれども、これは基本は市町村単位で出すのですね。よほど広い、例えば富山市さんみたいにかなり大きな、合併が進んで大きくなったところは3地域に区分して出していますが、それでもかなり面積が広い。そうすると、ここの市町村は、やはり危険性がある程度あれば避難勧告など出してもいいようなものですけれども、やっぱりそこはためらいがある、空振りになったらと。
 そこで、この8月19日からは、県の判断で、気象台とももちろん相談しますが、例えばA市なりB市の、A市といっても広いから、その中のどの辺が一番危険だというその地名を挙げて、特にそういうところについては危険性が高いですよという情報を差し上げるということにしました。これが内閣府の方の担当部局の耳に入って、富山県の取り組みは先進的だとご評価いただいたようですけれども、これはとりあえず魚津市と県で試行しているのですが、できれば私はその結果も見ながら、意欲のある市町村にはほかの地域でもそういうことを早くやった方がいいのではないかと思うが、一応、まずは魚津でやってみて、順次、市町村のご希望が多ければ、特に希望の多いところ、特にそういうところは土砂災害が起こりやすいところをたくさん抱えていらっしゃるところでもあると思いますから、そういうところは順次そういう仕組みを導入していきたいなと思っております。

○記者 
 ドクターヘリなのですけれども、岐阜県と概ね共同運航ということで(良いのか)。

●知事 
 共同運航は岐阜県さんもやろうということで、これは知事同士でも話し合ったことですから。ただ、概ねと言ったのは、細かな運用の面でいろいろあると思いますので。要するに岐阜側と共同運航というのは、もうやるということで理解していただいて、それは前提です(問題ないです)。岐阜県の方も喜んでいらっしゃるように聞いています。富山県内はもちろんですが、飛騨・高山の方も救命率が上がったり、後遺症が残る人が減ることは間違いないと思いますから。

○記者 
 「かがやき」が高岡に停まりませんという報道がございましたが、それであの後、高岡市長もJR東日本さん・西日本さん双方に要望に行かれたりしているのですが、県としてこの後どのような取り組みをやっていかれますか。

●知事 
 「かがやき」が新高岡駅に停まらないことについては、私も誠に残念だなと思っています。JRさんとしてみると、まず、シャトル便を富山−金沢間走らせるというのも、一つには、在来線の関西・名古屋方面からの在来特急が金沢止まりになるということに対する代替措置という面もあると思うのですが、もう一つは、シャトル便を全列車、新高岡に停めるという判断をされたのも、むしろこっち(県)が強く要請したからですけれども、やはり高岡に対する配慮という面があると思うのですね。ですから、JRさんもそれなりの配慮はしていただいたと思うのですけれども、やはり「かがやき」が全く停車しないというのはちょっと残念というか、誠に残念だなと。
 そこで、一つには、もう既に高岡市長さんや地元の国会議員さんなども、あるいは市議会などもいろんな要請活動をやられておられますけれども、一昨日県の方も土木部長とか担当の部長さん、課長さんを同行してもらって一緒にやっていこうと思っていますけれども、もう一つやっぱり大事なことは、JRさんもやはりいろんな事情で判断をされたと思うのですが、新高岡駅で乗り降りするお客さんが増えれば、おのずからJRさんとして、停めようかという選択肢も十分出てくると思うのですね。そこで、JRさんなどへの要請も、地元高岡市さんと連携してやっていこうと思いますけれども、あわせてやはり高岡が県西部の拠点あるいは飛騨・高山とか能登半島への結節点、そういう役割を従来以上に担える環境をつくって、乗り降りするお客さんの数を増やしていくということが大事だと思うのですね。
 そこで、これまでもある程度やってきていますけれども、今、準備していますのは、例えば来年の1月ぐらいになるかもしれませんが、新高岡駅から能越の方面、氷見の番屋街とか和倉温泉に向けてバスを運行させる、そういう実証実験・運行をやるとか、あるいはこれは加越能バスさんとかいろんな地元のバス会社さんとのご相談でもありますけれども、例えば海王丸パーク方面にバスを走らせるとか、そういうふうになるとすれば路線の新設ということになりますし、それから、新高岡駅と高岡駅間の交通軸を強化していく。それから、来年の7、8月ごろになりますが、三井アウトレットパークができたら、ここに高岡駅、新高岡駅からシャトルバスみたいなものを走らせるとか、ほかにもいろいろお考えあると思いますが、施策を組み合わせて、なるほど、高岡というのは富山県の西部のお客さんが相当程度乗り降りする大事な駅であるということを示すことによって、JR西日本さんが(「かがやき」を)停車、全部はなかなか難しいと思いますが、一定のものを停車させる、そういうきっかけづくりができればいいなと。
 現に、私が(開業日の)発表があった時、すぐさま、これはちょっと残念だということで、(JR西日本の)真鍋社長にお電話で直接話した際も、例えば東海道新幹線を例にとると、新横浜(駅)は最初「ひかり」は全く停まっていなかったのですね。しかし、その後、お客さんが相当程度乗り降りするという状況になったので、その後は結構新横浜(駅)にとまるケースも増えてきたといったようなこともございますので、これは粘り強く努力を積み上げていくということかと思います。

○記者 
 三井アウトレットパークができた時は(新高岡駅から)シャトルバスを走らせるというのは、高岡の施策に県が補助を出すということなのか。

●知事 
 これはこれからの詰めですけれども、一つは、路線バスの事業者が自主判断としてやられる。しかし、もし採算が十分とれれば、別に高岡市や県の補助は要らないということにもなりましょうし、(シャトルバスが)必要ではあるけど採算面ではなかなか厳しいということになれば、これは高岡市さんとのご相談ですけれども、高岡市さんも支援をする。その内容によって、県も一定程度支援するといったようなことも可能性としては十分ある。ただ、これはやはりいろんな方とのご相談の上での話で、いずれにしても県営とか市営のバスという話ではないと思うのですね。

○記者 
 北陸新幹線に関連して、先日のJRとのトップ会談で、ICカードの(利用者が)、金沢駅で誤って降りた前提として、入場記録を消去する機械を設置するという話があったと思うのですけれども、これについて知事はどのようにそのイメージをしているのかということと、外部のICカードが導入されるということの意義についてお聞かせいただきたいと思います。

●知事 
 まず、ICカードを導入する(メリット)というのは、やはりすごく大きいと思いますね。今は残念ながらカード化されてない路線とか、お隣の県も含めて、県内でもほかのカードだとか、あるいはカードを使っていらっしゃらないというとこもあるわけですけれども、JRさんの中でもそうですが、今の時代を考えると、いずれそういうカード化はどんどん進んでいくと思うのですね。そこで、首都圏や関西圏あるいは中京圏、札幌、福岡、そういう大都市圏でみんな今共通で使っているICカードにうまく相乗りというか、乗せていただけたというのは、これはすごい成果で、単独でつくる場合に比べて多分35億円ぐらい安く上がったことになると思うのですね。そういうことが一つですけれども、しかし、当面は残念ながら、石川県さんの方はICカードをすぐに導入するというご予定がないようですから、それにはいろんなご事情があるのだと思います。しかし、せっかくカードを持った方が、つい金沢までカードを使えると思って行ってしまうというケースは結構あると思いますので、そこでJRさんにもお願いをして、金沢駅で、その場で消し込めるような設備を置いてもらう。それがないと、後でまた、富山駅なり、高岡で戻った時にしか消せないということになりますと大変不便になりますから、その点についてJRさんも、最初はそう簡単な交渉ではなかったのですけれども、難色を示しておられたのですが、理解をされた。石川県さんもそういうことについてご承知だと思いますので、円満にまとまってよかったなと思っております。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
 ※は、発言内容を訂正した部分です。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム