富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成26年度] > 定例記者会見[平成26年5月19日(月)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成26年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成26年5月19日(月)]

◆日時 平成26年5月19日(月)午後4時15分〜午後4時50分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)富山県経済・文化調査団活動結果報告 リンク
(PDF 1205KB)
リンク
(25分)
(2)法人実効税率の見直しについて リンク
(PDF 33KB)
リンク
(4分)

2 質疑応答

内容 動画
(1)クルーズ船の誘致について
(2)東海北陸自動車道4車線化に向けた検討会について
リンク
(5分50秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

1 知事からの説明事項

発表項目を説明する知事●知事 
 今日は、今回のニューヨーク・マイアミ出張についての報告ということと、それから今朝、全国知事会で地方税財政常任委員会も開き、その結果も踏まえて新藤総務大臣に要請、申入れをしてきましたので、それについて発表させていただきたいと思います。
 お手元にまず、富山県経済・文化調査団訪米概要報告というのがありますけれども、これに入る前に、今回のニューヨーク・マイアミ出張について、大きく言えば3点あると思っております。
 1つは、ニューヨークでの伝統工芸品の展示会。これはもちろん一定の期待なりもくろみのもとに開催したのですけれども、私が言うと、ちょっと身びいきになるかもしれませんが、予想以上に、期待以上に、非常に多くの方がお集まりいただきましたし、またご紹介をした大澤光民さん、般若保さん、釋永由紀夫さんもそれぞれ、大変熱意を持って自分の作品を発表していただきましたので、非常に熱気あふれる展示会になったなと思っております。日本から何人かの方にも、作家以外の方にも、経済界の方にもご参加いただいたのですけれども、国内・国外を問わず、こうした展示会、なかなか期待どおりにいかない場合もあるのですけれども、今回は本当によかったなと思っております。
 特に、本県の伝統工芸品について、ニューヨークの皆さんの反応を見ますと、なかなか期待があるというか、実際にその場で成約というか、ぜひこれを買いたいという話もありましたし、その買いたいというのが、5万円、10万円のものじゃなくて、もっと大きな単価のものでありますので、さすがニューヨークのコレクターというか、富裕層、日本にもそういう方々はいらっしゃるはずですが、1桁か2桁、場合によっては高いものでも、これは本当に欲しいと、必要だと思えば、実際に注文があるという世界なのだなという意味では、大変私も感動、感銘を受けました。
 また、現地でのアドバイスとして、一定の用途を持った日常品というよりは、これを現代美術作品として鑑賞する、そういうものとしてつくられたものの方が、ニューヨークや米国のそうしたことに関心がある方々の中では評価されるというふうなご助言もいただきましたので、今後、本県の伝統工芸品の振興を図る上で、国内の需要と、例えばニューヨークなどアメリカの需要、各国でそれぞれ違う面もあると思いますけれども、そうしたいろんなニーズ、国内外のニーズも踏まえて、この伝統工芸品の振興というものを図らなくてはいけないと思っております。
 また、あわせて3人の作家の方々も今回の展示会に、それぞれ非常に感銘を受けたと言っておられまして、また様々刺激を受けたと。現実にコレクターとか関心のある人からいろんな質問も出ましたし、またぜひ富山県に来て、あなたの工房を見に行きたいとか、それから一緒にあわせて観光的なPRもしたんですけれども、今まで日本というと、東京、大阪、京都ぐらいしか知らなかったけれども、今度はぜひ富山県に行きたいというような方々もおられまして、大変よかったなと思っております。
 今後、かねて文化庁長官の青柳先生などに、できれば富山県を含む北陸地域で伝統工芸品の国際的な展示会なんかもやってほしいと、国のイニシアチブで。こういったようなことも言っているのですけれども、次につながる措置を具体的に検討していきたいと思っております。また、現地ニューヨークでは、せっかくこれだけ反響があったのだから、1回だけやって、その後当分やらないというのではなくて、できれば継続的にやった方がいいというアドバイスもいただきました。こうしたことについても、また検討していきたいなと思っております。
 それから、2つ目の成果としては、近代美術館関係で、移転・新築ということで、皆さん、ご承知のとおり、基本設計もできているわけですけれども、せっかくやる以上は、10年、20年、あるいは50年経っても評価される美術館にしたいと思っておりまして、ご承知のとおり、ニューヨークは経済だけではなくて、世界の文化の中心でもございますし、大変著名な美術館がたくさんあるわけで、今回、メトロポリタン美術館、これは私自身は前回4年前に行って、つぶさに拝見しましたので、私はマイアミの方に行きましたけれども、そのほか、後ほどお話しするように、ニューヨークのMoMAとか、アート・アンド・デザイン美術館とか、グッゲンハイム美術館とか、またマイアミではマイアミ美術館も拝見しましたが、大変それぞれに参考になる点がありまして、これは移転・新築する美術館のあり方を具体的に検討していく中で、できるだけ生かしていきたいと思っております。
 3点目は、クルーズの誘致関係であります。これは、着きました翌日、日帰りでマイアミに出向きまして、ロイヤル・カリビアン・クルーズ社とシルバーシー・クルーズ社をお訪ねしました。後ほどまたお話ししますけれども、特にポイントは、16万8,000トンのクァンタム級のクルーズ船をアジアに配船し、来年夏以降に日本に寄港することも検討したいという情報も得ました。ロイヤル・カリビアンといいますと、皆さん、ご承知のとおり、昨年6月(※9月)に13万8,000トンのクルーズ船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」に来てもらったのですけれども、(クァンタム級についても)ぜひ伏木富山港に来てもらいたいと。将来は年に1回とかじゃなくて、2回、3回、5回、10回と増やしていきたいと思っているわけですが、そのこともお願いしてきました。
 また、高級体験型の客船を運用していますシルバーシー社についても、あそこはすごい富裕層を中心に、通常の旅にある意味で飽きた方々を対象に、北極海とか、あるいは太平洋や大西洋の孤島・離島などを行くとか、ある意味では、探検型のクルーズもやっていらっしゃるのですけれども、ここも日本一周のクルーズを考えたいといったようなこともおっしゃっているという情報をキャッチしましたので、ぜひ日本海近海を周る場合には、伏木富山港の背後(寄港の際)に、立山黒部、あるいは世界遺産の五箇山(を観光したり)、また様々な伝統的産業の体験などもできる、そういったようなこともアピールをさせてもらいました。ロイヤル・カリビアン社の方もシルバーシー社の方も、それぞれ大変関心を持っていただいて、前向きに今後の検討の対象にしてもらえたというふうに思っております。

 大体そんなことなのでありますけれども、各論はこの訪米概要報告というのを見ていただきますと、2ページ目は日程でございます。それから、3ページ目は調査団の名簿、それから4ページ目、これは着きましたのが夜なのですけれども、ニューヨーク富山県人会との交流会をさせていただきました。特に、会長の土肥さんという方は、ご存じの方も多いと思いますが、メトロポリタン美術館の学芸員を長くやられまして、大変ニューヨークやアメリカで評価の高い方であります。この方に、最近、絵画の贈呈もいただきましたので、そのこともあわせて、今度の富山(伝統)工芸PR展示会の開催についても大変お世話になりましたので、感謝状等も贈呈させてもらいましたし、ひとつひとつはこれ(資料)をご覧いただきたいと思いますが、絵画・彫刻家の吉田(※吉野)美奈子さんとか、文化庁の新進芸術家の海外研修生である松理沙さんとか、大変若い方で頑張っていらっしゃる方、また壮年・熟年の人で長くニューヨークで頑張っていらっしゃる方、活躍されている方々とお会いできて、大変よかったと思います。
 それから、6ページをご覧いただきますと、ロイヤル・カリビアン・クルーズ社、これは先ほどもちょっと申しましたように、一つは、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は来てくれて、それなりの評価だったのですけれども、既に伏木富山港は、15万トンのフリーダム級に対応できるような整備はしてあるということをしっかりアピールをしてきたということと、あわせて先ほど申し上げたように、来年6月からアジア配船されるクァンタム級の伏木富山港寄港をぜひ実現してほしいということで働きかけをしたわけであります。また、クァンタム級についての情報を早目にもらって、寄港に必要な港の整備の準備にも取りかかりたいということもお話ししました。
 特に今回、すごく収穫だったなと思うのは、普通はああいうものは社外に出さないのではないかと思いますが、ロイヤル・カリビアン社の方から、ボイジャーが寄港したときの乗客の方々のアンケート結果をお見せいただいて、伏木富山港は全体的に評価が高かったと。ただ、例えば、シャトルバスやタクシーなんかを使った観光地までのアクセスについては、やや評価が低かったよといったような説明もいただきました。これについては私の方から、今年の4月の11万6,000トン級の時は、そうした教訓に鑑みて、しっかり対応して、スムーズに対応できたというような説明もさせてもらいました。こうした一種の通信簿を見せてくれるというのは、逆に言うと、富山県を信頼して、こういった点をさらに改善してもらえば、もっと寄港しやすいとおっしゃっているのだと思いますので、大変よかったなと思っております。
 また、今度、小矢部に立地しますアウトレットモールのPRもしましたけれども、これは中国の乗船客だけではなくて、日本や欧米の乗船客にとっても大変魅力的な施設になると、これは大変いいことだと言っていただきました。そのほか、ターミナルの整備等についてもいろいろやりとりがありまして、寄港回数を増やしていただければ、整備も一層進むという話もして参ったわけでございます。
 それから、もう1枚おめくりいただいて、シルバーシーの場合も、先ほど冒頭で申し上げたようなことでありまして、特にロイヤル・カリビアンの場合も感じましたが、立山黒部の雪の大谷とか、(世界文化遺産の)五箇山合掌造り集落、こういったことも大変アピールできたんですけれども、ユネスコの無形文化遺産の話とか、あるいは高岡銅器や五箇山の和紙、城端の織物、こうした伝統工芸について、その制作過程を間近で見たり、また自分で体験できるツアーの企画なんかには大変関心を持ってもらって、最近、クルーズを利用されるお客さんのうち、かなりの方がこうした体験型のツアーにニーズがあるということで、大変いい印象を持ってもらったと思います。

 それから、8ページは、この日は私、行きませんでしたが、(和技)WAZAショップに高木団長(「高」ははしごたか)等に行っていただいた記述であります。
 9ページも(ニューヨーク)日本商工会議所、これは私、4年前に1回行っておりますけれども、今回は私は行けませんでしたが、高木団長等に行っていただきました。
 10ページはメトロポリタン美術館、これも4年前に私は行っております。
 それから、11ページは、16日になって、ジェトロのニューヨーク事務所の櫻井所長等にお目にかかりましたが、いただいたご助言としては、やっぱりアメリカは国土が広いので、ここにサプライヤーがバイヤーを回るというような飛び込み営業は効率が悪いので、ぜひ年何回かの展示会をうまく活用した方がいいと。特に1年目は、どうしても日本の感覚とアメリカの受け入れの感覚とは違うので、そこで改善をして、2年目に再度出展すると結構受注があるというケースが多いといったような具体的なアドバイスもいただきました。
 12ページは、これは在ニューヨークの草賀総領事・大使との昼食会を挟んでのいろいろな懇談でございまして、富山県の伝統工芸なり、また産業・観光、こうしたことについても大使にもこの機会にお話をしておきました。
 13ページは、アート・アンド・デザインミュージアムの訪問でありまして、いろんな美術館を今回訪れましたけれども、一番参考になった点が多いのは、このアート・アンド・デザインミュージアムかなと思っております。規模も比較的、私どもの近代美術館と比較しやすい規模でありますし、またアートだけではなくて、まさにデザインに力を入れようということでやっていらっしゃる。また、展示するものを鑑賞するだけではなくて、それを深く掘り下げる。このグレン・アダムソン館長の説明のところを見ていただきますと、制作過程にも注目をして、6階のフロアのオープンスタジオでは何人かの作家というか、方々が創作しているのをガラス越しに見られるというような仕掛けがしてありました。
 それから、あわせて館の運営費をどうやって調達しているかということについては、ここにありますように、個人や企業からの支援が多い。やっぱり税制の違いなんかもありますけれども、アメリカでは芸術に対する国民の皆さんの理解が高いなという印象を受けたところであります。それから、伝統的な面も、仕事もありますし、最先端のデジタル技術を使った作品なんかもありまして、大変参考になったなと思います。実際に14ページにありますけれども、3Dプリンターでつくったオブジェといったようなものなども拝見をいたしました。
 15ページは、富山の伝統工芸品PR展示会でありまして、ここでそもそも富山県というのは日本列島のどこにあるかということから始めて、その紹介と、特に富山県には伝統工芸品は1870年代から1930年代まで、高岡銅器がパリ万博やロンドン万博、シカゴ万博、フィラデルフィア万博などに積極的に出展されて、高い評価を得ていたことなどからを含めてお話をさせていただきました。最近、第二次世界大戦で途切れた格好になっていたわけですけれども、すぐれた作家を輩出している。改めて世界の経済・文化の中心都市であるニューヨークで展示会を開催したということでお話をしたわけでございます。また、草賀大使にもおいでいただきました。
 それから、もう一つ収穫だったのは、アート・アンド・デザイン美術館、これは最大のスポンサーというか、支援者でもいらっしゃるのだと思いますが、バーバラ・トンバーさん、この方はグローバルメンバシップ委員会の理事・会長でいらっしゃるのですけれども、この方も出向いていただいて、お祝いの言葉もいただきましたし、この世界では大変影響力のある方で、よかったと思っております。
 また、大澤光民さん、般若保さん、釋永由紀夫さんから、それぞれ自分の作品を説明しながら、それぞれの技法や特徴、制作への思いなんかについてスピーチもしてもらいまして、大変来場の皆さん、熱心に聞いてもらったなと思います。
 それから、実際にその場で、相当金額も高いものを実際に注文される方もありましたし、また、ぜひ具体的な商談というか、買いつけたいというお話もございました。
 それから、先ほど冒頭に申し上げましたが、今まで日本というと、東京、大阪、京都ぐらいしか行ったことなかったけれども、この機会に富山県に出向いて、この3人の作家、それぞれ人によって好みがありましたが、作家の工房も見たいとか、その機会に富山県の観光も、立山黒部とか、その他伝統工芸の体験とか、そういうことをやりたいという方が何人もおられまして、非常にうれしい、ありがたいことだったと思っております。
 それから、あと17日は半日しかございませんでしたが、皆さん、もうご存じかどうか、フランク・ロイド・ライトが設計したグッゲンハイム美術館、これは大変有名な美術館でありますが、ここでも小学校とグッゲンハイム美術館との共同による子供たちの芸術活動も行われているというようなことでありまして、もちろん作品はすばらしい作品がたくさんあるのですけれども、そういうことはもちろんとして、参考になったと思いました。また、ここはご存じの方が多いかもしれませんが、カタツムリのように、床が傾斜した建て方になってますので、大変いろんな意味でユニークな体験をさせてもらいました。
 それから、次のページ、ジョーン・マービス・ギャラリー。これはアメリカの方で、日本文化に関心を早いうちから持って、日本の美術品を専門に扱っているギャラリーを経営されている方のところを訪問しました。経営者の方、本人はちょっと出張中でありましたけれども、いろいろ担当の方から説明を受けまして、特に日本の作家はもともと力量や技能は備わっているけれども、そこに現代にふさわしい革新性、新しい造形力、自由な感覚といった魅力を付加してもらうと、欧米ですごく評価されるといった説明がございましたし、また土肥さんからも、日本の伝統工芸品は用途を持った日用品よりも、観賞用としての現代美術作品として制作されたものが評価を受けやすいといったようなご助言もいただいて、今後の本県の伝統工芸品の海外展開を図る上で大変参考になったと思います。
 また、19ページには、(和技)WAZAショップもちょっと初日は行けませんでしたので寄りまして、ここでは能作さんとか、天野漆器さんなんかのそれぞれ50品目ほど売っておられましたが、なかなか盛況でありまして、富山県の伝統工芸、作家の作品はもちろんということだけではなくて、こうしたものが非常にニューヨーカーに受けているというのは大変ありがたいことと思いました。
 20ページは、有名なニューヨークのMoMA(ニューヨーク近代美術館)も視察させていただきまして、これは2004年に日本の谷口吉生さんがリニューアルした近現代美術館ですけれども、セザンヌとか、ピカソ、ミロ、ジャスパー・ジョーンズ、大変すばらしい作品を数多く見ることができたということと、大変規模が大きいのですけれども、庭園をうまく使っていらっしゃるとか、展示方法等で大変参考になったなと思っております。

 それから、もう1点、法人関係の今日のお話ですが、1枚資料、お手元にあろうかと思いますが、午前中、知事会の地方税財政常任委員会を開きまして、そして法人実効税率見直しについての提案の取りまとめを終わったと。その後、11時50分から新藤総務大臣に要請をさせてもらいました。
 ポイントとしては、日本の法人の国際競争力等のために、諸外国と比べて比較すると、確かに高い水準にある法人実効税率の引き下げについて議論することは理解できる。ただ、一方で人口減少とか社会保障関係費の増加が避けられない中で、交付税原資分を含めますと、6割が地方の財源であります法人課税の見直しというのは地方財政に大変大きな影響を与えますので、代替財源の確保が必要。そこで、具体的な確保案として、例えば法人事業税の外形標準課税を考えられるのではないかと。これは努力をして成果を上げた企業にとっては、結果としてはむしろ法人所得にかかる税負担が軽減される効果を持つので、新規投資とか新分野への進出促進による経済活性化が期待できる。安倍総理が目指す経済政策の方向性と一致する。ただし、既にこれはやはり、外形標準課税が導入されている大法人、資本金1億円超について拡大する方向で検討すべきだと言っております。
 また、中小法人については、今回の法人税改革がそもそも法人の国際競争力の強化という観点から議論されていますので、やはり念頭にあるのは、大企業、ビッグビジネスということですので、現状ではまだまだ地方の中小法人には景気回復効果が十分に行き渡っていないという議論もある中で、資本金1億円以下の中小法人に外形標準課税を拡大するということは慎重であるべきだということもお話ししてまいりました。
 なお、経済界などの一部に、経済界といっても東京や大阪の経済界だと思いますが、法人の実効税率を下げる、そこで地方税に穴が開くなら、個人住民税や固定資産税の税率引き上げなんかやったらどうかという議論をする向きも一部にありますが、これは皆さんも感じていらっしゃると思いますが、消費税率が今度8%に上がり、さらに10%に上がるという、いわばプログラムになっているわけでありますから、その際に法人の実効税率を下げるかわりに、個人住民税や固定資産税の税率を引き上げることを検討しろというのは、私は普通に考えて住民の皆さん、国民の皆さんの理解を得ることは困難だと思っておりますので、こうしたことは現実的な措置ではないということも強く総務大臣に申し上げて、総務大臣も非常に理解をしていただいた。
 いずれにしても、法人実効税率の引き下げを検討する際に、地方の税財源に穴を開けないということで、しっかり頑張りたいというお返事をいただきましたので、これはこれで一つ成果があったなと思っております。
 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

質疑を受ける知事○記者 
 ロイヤル・カリビアンの方で、16万8,000トン級の船の寄港を要望されておられるようですが、受入れる上で必要な整備というのはどういったものがありますか。

●知事 
 これは先ほども申し上げましたように、16万8,000トンのクァンタム級の船がどういうふうに走行するのか、例えば曲がる場合も、どの程度の角度で曲がれるかとか、それから船の長さとか、そういったことをきちっと情報としてもらわないと結論は出ないのですけれども、先ほど申し上げたように、15万トンのフリーダム級については、もう既に対応できるような整備は終わっていますので、私どもの受けとめとしては、予測としては、すごく大きな整備費が要るというものではないだろうと。ただ、クァンタム級の性能なり規模によって、例えば防舷材とか係船柱とか、そういうものをもっと増やさなくてはいけないとかいったようなことはあるかなと思いますけれども、巨額の整備費が必要になるというものではないと思います。
 ただ、来年の夏ということになれば、早く情報をもらって、今年中に、あるいは少なくとも来年の6月に間に合うように整備をしなくてはいけないので、誘致を行うとともに、船の性能等について早く情報を欲しいということをあわせてお願いしたということです。

○記者
 報告事項とちょっと違うのですが、東海北陸自動車道の4車線化についてなんですけども、国と県とそれから中日本高速道路で研究会を今年度に開くということですが、来月にもその研究会の第1回が開かれるという情報があります。開催時期と開催場所、メンバーについて、知事が把握しておられることがあれば教えていただければと思うのですが。

●知事 
 今の4車線化についての検討会ですね。これはかねてから、全線4車線化を早くやってほしいということは何度もお願いしてきた。この数年やってきたことですが。今おっしゃった検討会、今のところ、「東海・北陸地方間のネットワーク交通課題検討会(仮称)」といったようなものを設けることになったと伺っております。メンバーは、国と中日本高速道路株式会社と富山県、岐阜県ということであります。
 第1回、今言ったそれぞれ具体的には、例えば国交省の本省の道路局とか、北陸地方整備局、中部地方整備局、中日本高速道路、それから富山県、岐阜県の実務者レベルになるというふうに思いますけれども、第1回の検討会には、これは事柄の重要性もありますので、野上副大臣と、あと私と岐阜県知事が出席するという方向で、早期に開催できるよう今調整中で、場所、日時までは決まっておりませんが、なるべく6月早目にと。それから、開催場所は現地調査も必要ですので、私の希望とすれば、富山県内でやっていただくとありがたいなと、こういうふうに思っております。
 いずれにしても、早く4車線化を進めたい。ご承知のように、今、白鳥から飛騨清見まで進んでいるわけですけれども、あと確か、終わるのに3年ぐらいかかる(平成30年度供用予定)のだったですかね。なるべく早く4車線化、富山県側をやってもらいたいということで、ぜひ引き続き積極的に進めてまいりたいと思っております。
 先ほど話題に出た小矢部のアウトレットモールなんかも、まさにそういう時、急がなくてはいけないということの材料になるわけですね。かつ伏木富山港に15万とか16万トン級のクルーズ船が来るとなると、お客さんの一部は富山県内だけではなくて、白川郷とかの方面にも行く人が出てくる可能性もありますし、五箇山に行くのでも高速道路、東海北陸自動車道を使うケースが多いわけですから、それぞれが別の話じゃなくて、ちゃんとリンクして、総合的に、戦略的に進めているというのを理解していただくとありがたいと思います。


注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
※は、発言内容を訂正した部分です。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム