富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成26年度] > 定例記者会見[平成26年4月23日(水)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成26年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成26年4月23日(水)]

◆日時 平成26年4月23日(水)午後3時00分〜午後4時13分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)富山県経済・文化調査団のニューヨーク派遣及びとやま伝統工芸PR展示会の開催について リンク
(PDF 128KB)
リンク
(8分45秒)
(2)富岩水上ライン新艇デザイン・仕様について  リンク
(PDF 1502KB)
リンク
(5分32秒)
(3)北陸新幹線開業PR用CMの首都圏におけるTV放送について リンク
(PDF 1134KB)
リンク
(3分30秒)
(4)交通インフォメーションブースの設置について  リンク
(PDF 1003KB)
リンク
(2分15秒)
(5)県立中央病院新棟基本計画の概要について リンク
(PDF 2781KB)
リンク
(2分42秒)
(6)県立中央病院の平成26年度診療報酬改定に係る医療機関2群指定について  リンク
(PDF 53KB)
リンク
(3分49秒)
(7)新湊大橋周辺地域の活性化・にぎわいづくり事業について リンク
(PDF 1023KB)
リンク
(4分23秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)とやま伝統工芸PR展示会について
(2)クルーズ客船の誘致について
(3)富岩水上ライン新艇のデザインについて
(4)中央病院の医療機関2群指定について
(5)新湊大橋の周辺の整備について
(6)道州制について
(7)教員の語学留学に対する県教委の対応について
(8)TPP交渉について
(9)豚流行性下痢(PED)について
リンク
(40分50秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

1 知事からの説明事項

アップ●知事 
 今日はちょっと発表項目がえらく多くなりましたので、なるべく簡潔にお話ししたいと思います。
 まず、第1ですけれども、ニューヨークに富山県の経済・文化調査団を派遣するということ。それから、あわせてとやま伝統工芸PR展示会の開催をするということでございます。お手元の資料にあると思いますけれども、かねて富山県としては、高岡銅器や漆器とか越中瀬戸焼とか、いろんな伝統的な工芸品で、いいものがあります。ただ、この10年、20年、どちらかというと、やっぱりこうした伝統工芸品の売り上げが減る傾向になっております。しかし、まだまだ海外でも日本の伝統工芸品に対する関心が高いと私は見ておりまして、この度ニューヨークで富山県の伝統工芸品のアピールをいたしたいと。また、ニューヨークを選んだのは、何といっても世界の文化とか経済、そうしたものの中心だからということであります。
 また、あわせて、せっかくニューヨークに行くならば、一つは近代美術館の移転・新築問題もございますので、民間の皆さんとご一緒にニューヨーク近代美術館、「MoMA」とよく言いますけれども、あるいはニューヨークにはアート・アンド・デザイン美術館といったようなものもございますので、こういったものも視察をしたいということであります。
 また、もう一つは、せっかくニューヨークまで行きますので、マイアミに私は別途参りまして、クルーズ客船の誘致のトップセールスを行いたいと、こういうふうに思っております。
 この資料の1ページ目を見ていただくと、最初14日に着きまして、ニューヨークでは富山県人会の皆さんがおられますので、お会いしますけれども、翌日は民間からいらっしゃる方々は経済・文化調査団ということで、ニューヨークの日本商工会議所なり、メトロポリタン美術館に行っていただきますが、私の方はマイアミに日帰りになりますが、ちょっと強行軍になりますが、クルーズ客船のトップセールスに行くと。それから16日からは、ジェトロなどにももちろん寄りますけれども、アート・アンド・デザイン美術館、またとやま伝統工芸PR展示会、また翌日はニューヨークのMoMA(ニューヨーク近代美術館)、またジョーン・マービス・ギャラリー、これもデザイン関係で有名なところであります。
 1枚おめくりいただきますと、まず、とやま伝統工芸PR展示会のオープニング、ここにありますように、ニューヨーク市内の大西ギャラリーと。この経営者の方が大変こうした分野でご造詣が深くて、ニューヨークでも高く評価されている方のギャラリーでございます。また、富山県からは大澤光民さん、般若さん、釋永さんの3人の作家にもご同行いただいて、皆さんの作品のアピールもしていただく。またあわせて、能作さんの錫製品とか、天野漆器の螺鈿のガラスとか、五箇山の和紙とか、こういったようなものもアピールをして、また少し趣向も凝らしまして、ニューヨークの有名シェフが本県の伝統工芸品の器に料理を盛りつけて、招待客に提供するとか、またもちろん富山県のアピールをいろいろやってまいります。
 それから、2つ目がクルーズ客船の船会社の訪問でありまして、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社、これは本社がマイアミにございますので、先般、もう一昨年になりますかね、向こうの副社長がこちらに表敬訪問されたこともございますし、かねてからいい機会があれば一度行きたいなと思っておりまして、今回、直接お話しする機会をいただけるということであります。
 また、もう1枚おめくりいただいて、シルバーシー・クルーズ社も訪問したいと思っております。
 ロイヤル・カリビアンの方は、昨年来た13万8,000トンクラスの船を上回るさらなる大きな船の建造や、アジアでの運航も検討しているとも聞いておりますので、そういった最新のクルーズ情報も手に入れたいなと。
 それから、シルバーシー・クルーズは、こちらの方は聞いている範囲では、3万トンクラスの船が中心のようですけれども、欧米のお客さんを乗せて日本周辺で周遊するビジネスプランを考えていらっしゃるということでありますので、ぜひ直接お会いして、富山県の伏木富山港が日本海側では最適であるというアピールもしてまいりたいと思っております。
 ジェトロのところはご覧いただきたいと思います。
 それから、美術館の視察としては、メトロポリタン美術館は私は行きませんけれども、同行していただく経済・文化調査団の皆さんには見ていただくと。ちなみに、私自身は以前に2度ぐらい、これは知事になる以前、就任させていただく以前にも行ったことがありますので、今回は参加しないで、マイアミの方に行くということであります。
 それから、アート・アンド・デザイン美術館、これは粘土とかガラスとか、金属、木材などのさまざまな媒体による現代的な嗜好品の収集・保存・展示を行う、大変最近話題になっている美術館でありますので、これはぜひ見たいと思っております。
 また、その下はさっき申し上げたMoMA(ニューヨーク近代美術館)でありまして、これは世界の現代美術といいますか、20世紀美術等をリードしてきたと言われる大変世界的に著名な美術館でありまして、これは私もこれまで見る機会がなくて、本などでは拝見していますけれども、ぜひ拝見して、私どもの近代美術館の移転・新築の今後の企画運営を考える際の参考にさせていただこうと。また、実施設計もこれからでありますので、参考にさせていただこうと思っております。
 それからもう1枚おめくりいただいて、あとはニューヨーク日本商工会議所、またニューヨークの総領事ともお目にかかる。またニューヨーク県人会の皆様に、以前にブラジルに移民をされた100周年でしたか、130周年でしたか、そのときに立ち寄らせていただいて、歓迎していただいたことがありますけれども、この機会にお目にかかりたいと思っております。
 まず、ニューヨークとマイアミ関係は以上であります。
 それから、2つ目でありますけれども、富岩水上ラインの新艇のデザインの仕様でございます。
 富岩水上ラインについては、このお手元資料の1の中ほどにもありますけれども、平成21年、今から5年前に7月から運航開始して、最初は6,000人台でありました。これは期間も短かったせいもありますが、それ以降は着実に増えて、昨年は1万9,000人台になって、合計7万6,000人台の方が利用されております。
 また、県内と県外を比較しますと、最初のころは県内の方が圧倒的だったんですけれども、最近では県外からの観光客などの皆さんが非常に比重が高くなっておりまして、もう半分に近くなっております。そういたしまして、大変東京や金沢なんかも含めて知名度が高くなってまいりましたので、新幹線が来年3月に開業しますと、もっと多くの皆さんがいらして、今の2艇では、ちょっと「sora」と「もみじ」では対応できないんじゃないかということで、もう1艇、新艇をつくりたいということで、予算措置もしてあるわけでございます。
 デザインは、2枚おめくりいただきますと、こちらのパネルにもありますけれども、ご覧いただきますように、大変スマートといいますか、すばらしく斬新なものになったかなと思っております。
 これは、デザイナーはGKインダストリアルデザインと書いてありますけれども、ここの代表デザイナーは田中一雄さんでありまして、秋田新幹線の「こまち」とか、成田エクスプレスとか、こういったような公共交通のデザインを幅広く手がけている方でございます。
 それから、特徴ですけれども、この前面の少し曲面になっているガラスとか、前方の絞り形状にしたことによりまして、移動体としてのスピード感を感じさせる形を持つと。一方では、客室や後部デッキに安定感のある水平・垂直の構成として、停泊中の静の美しさも考慮したモダンで先進的な形状だということになっております。ちなみに、この曲面ガラスは、新幹線にも使用されております新光硝子工業さんの曲げガラスを使用する予定にしております。せっかく地元にそういう技術のある会社があるのですから、ぜひ活用したいと思っております。
 また、フレーム構造としますので、例えば窓などは普通、まず壁があって、壁面に穴を開けて窓ができるという感じになりますけれども、これはフレーム構造で、いわゆる壁というのがありませんから、窓を大きくとって船内にいることを感じさせない開放的な空間を実現できると。また、船首から船尾までのフレームを一つの連続する輪に形づくるということで、新幹線開業による観光で来たお客さんなど、ビジネス客もそうですけれども、他所の地域にはない、他県や大都市にもちょっとないシンボリックな独創的な形状になっていると思います。
 なお、材質には、富山県の主要産業でありますアルミを使用しまして、カラーリングは憩いと親水の空間である富岩運河環水公園に調和するように、少し私が言うと何ですが、品格のある白を基調にしたモノトーンというふうにいたしております。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、寒さ、降雨対策のための配慮もここにしてありますし、また客室の屋根にはソーラーパネルを装備しまして、太陽光発電も活用できるというふうにいたしております。
 仕様はその下をご覧いただきたいと思いますが、55人乗りで、巡航時速度は4ノットというふうになっております。
 今のところ、入札手続を近々始め、明日からですかね、始めまして、来年の2月には建造工事を完了して、運航は4月からということにしたいと思っております。

 次に3番目は、新幹線PR用のCMの首都圏におけるTV放送についてということであります。
 新幹線開業を精いっぱいアピールしたいということで、首都圏でテレビCMを放送することにしております。今回は日本テレビとテレビ東京ということで、この4月28日から5月16日までということであります。日本テレビで19回、テレビ東京で46回と。それぞれ視聴率の高い、例えば人気バラエティーの「秘密のケンミンSHOW」ですとか、また朝の情報番組「ZIP!」とか、夜の「NEWS ZERO」とかいったようなもの。また、テレビ東京でも例えば「なんでも鑑定団」とか、「カンブリア宮殿」とか、「ワールドビジネスサテライト」とか、割合視聴率が高いものを選ばせていただいて、CMをやるということにしております。内容的には立川志の輔師匠に登場していただくような、ここ(資料)にあるようなものでございます。
 それから、首都圏といって、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬ということで、1都6県、4,300人(※4,300万人)近い人に向けて発信をするということであります。
 また、それ以外の媒体でのPRも予定しておりまして、丸の内ビジョンですね。これは丸ビルとか新丸ビルなど、丸の内エリアのビル20棟に90カ所のモニターがございます。1日の交通量、この界隈は166万人だそうですけれども、ここの166インチから32インチの大きなモニターを使って富山のアピールをいたすと。ハイビジョン映像ネットワークですね。4月28日からこれは5月31日まで「富山に北陸新幹線が走る」編をやろうと。上の日本テレビやテレビ東京のものと基本的には同じであります。
 その他にユーチューブも使いまして、CMの公開をすると。
 テレビの方はさっき言った志の輔さんを撮ったり、立山連峰などのものを1本ですけれども、ユーチューブの方は他にも幾つかつくりましたので、4パターンでPRをすると。
 2枚目を見ていただきますと、テレビCMなどは、この1の「富山に北陸新幹線が走る」編でやります。それからユーチューブの方は、さらにこの2から4までのものもあわせてやるということにいたしております。
 次は、インフォメーションブースの設置でございます。
 これは、富山県は例えば富山駅に来るまではなかなか便利だけれども、その後の二次交通に関する情報が必ずしも利便性が高くないという声もございます。そこで、二次交通に関するインフォメーションブースをモデル的に設置をいたしまして、新幹線開業後の二次交通の案内等についてどんな課題があるか等を確認をして、今後の改善につなげるということであります。
 業務内容ですけれども、県内観光地等への乗り継ぎダイヤとか乗り場の案内、それから県内の交通機関の利用案内、JRさんとか、私鉄とか、ライトレール、要するにバスなどであります。また、富山駅構内及び周辺案内誘導なども行います。受託の事業者はプラチナコンシェルジュというところにお願いをすることにしております。常時2名としてありますけれども、大体富山駅、現JR富山駅の正面入り口のところで7カ月間、土日、祝日、平日、それぞれ6時間あるいは4時間程度(案内を)行うということでございます。
 今後、新幹線開業に備えて、今こういうふうにやっておくことが、またいろんな課題を見つけて、改善することにつなげていけるのではないかと期待をしております。
 また、同時にいよいよ県民の皆さんや観光客、ビジネス客に富山県が北陸新幹線開業間近ということで、さまざまな準備をしているということもアピールできるというふうに考えております。
次が、県立中央病院の新棟の基本計画の概要でございます。
 新棟のコンセプトが1としてあり、2番目に新棟の概要と。それから、もう1枚お手元に、2枚目に中央病院の新棟基本計画概要というのがございますし、その他に中央病院の新棟基本計画の概要というのが入っていると思いますので、これをご覧いただきたいと思います。
 1枚目をご覧いただきますと、これ、一つ一つ説明していくと長くなりますが、コンセプトとしては6つありまして、国内最高水準の総合的ながん病院(※医療)を提供する。また、県民の皆さんが安心して県内でのがん医療を完結できるようにするとか、ここにあるような6つ挙がっております。
 それから、新棟の概況としては、また詳しくは見ていただきたいと思いますが、鉄筋4階建てで、延べ床面積7,300平方メートルということでございます。
 主な施設の概要は、この資料を1枚めくっていただきますと、1階には高度画像診断センター、2階に内視鏡センター、3階に高度集中治療センター、4階に低侵襲手術センターという、それぞれ今の時代の最先端のものを装備をして、今は何といっても、一生をとりますと、お二人に一人はがんにかかるという時代でありますから、がんについて日本海側ではトップと言ってもらえるような体制にしたいと思って進めるわけでございます。
 なお、整備スケジュールは1ページ目の下にございます。実施設計はこの4月から始めておりますが、来年の1月ごろに、できれば新棟工事着手をしまして、28年の夏ごろまでに新棟オープンができればというふうなことで、今、鋭意進めております。
 次に関連で、県立中央病院がこのたび平成26年度の診療報酬改定に係る医療機関2群指定というものを受けることができました。ちょっと2群指定というのもなじみがないかもしれませんが、これは2年前、平成24年のときに初めて診療報酬改定に合わせてできたんだと思いますが、この1、2、3という群分けをするということになったわけでございます。
 1群は大学病院の本院が基本的に指定をされます。それから2群は大学病院の本院に準ずる機能を有する病院ということで指定をされまして、その他が3群ということになるわけでございます。
 話せば長いので、2のところだけご覧いただきますと、2群指定を受ける意義というところがございますが、(1)にありますように、日本海側屈指の高度急性期病院として、一つの目指すべき方向だと思っておりまして、まず診療密度、これは手厚い診療が行われていることに対する評価。それから、前期研修医数、人材育成、研修医を受け入れていることに対する評価。それから、手術の難易度等に対する評価。これは高度な手術等を実施していることに対する評価。また、重症患者に対する診療についての評価。また、(2)として、県民にとって信頼できる医療、安心できる医療の提供につながる。(3)として、病院職員等にとっても高い使命感を保ち、士気を高めることにつながるというような評価(※意義)でありまして、こういった観点からの評価を受けまして、2群に指定してもらったということであります。
 ちなみに、この参考のところをご覧いただきますと、全国に大学病院本院というのは80病院数がございます。それから、1群に準ずる機能を有する病院、2群というのは、平成26年では99カ所ということになっておりますが、この2群指定を受けたのは北陸では、富山県の県立中央病院が今回唯一ということでございまして、大変私もこの点についてはうれしく思っております。
 ただ、一旦2群指定を受けても、この評価は大変厳しいものですから、例えば平成24年に2群指定を受けた病院でも全国を見ますと、今度は残念ながら2群指定を受けられなくて、3群になったところもありますから、今後この2群という指定を維持すること自身も不断の努力が要るわけでありまして、これは病院長以下、各現場の医師や看護師さんにも頑張っていただかなければいけませんし、県としてもしっかりとサポートしていきたい、日々努力をしてまいりたいと思っております。

 次は、新湊大橋の周辺地域の活性化・にぎわいづくりということでございます。
 これは内容としては3点ございまして、1つは、パークゴルフ場の増設ということであります。それから、2つ目は海王丸パークにおける水と光の空間創出ということであります。3番目が海王丸パークそのもののリフレッシュということであります。
 2枚目のポンチ絵を見ながら見ていただければと思いますけれども、海王丸パーク周辺のベイエリアについては、平成25年度、昨年はいらっしゃる方が100万人を超しまして、前の年に比べると、ちょうど100.4%ということになりました。そして新湊大橋完成以降、県内有数の観光地となっており、今後、新幹線開業ということもありますから、ますます増加をするのではないかと思います。新幹線開業まであと11カ月ということでありますから、また来年の10月25日には、先般発表しましたように、全国豊かな海づくり大会も開催され、この海王丸パークで開催されると。こういうことでありますので、これに備えて、今の3つの事業を行うことにいたしました。
 パークゴルフ場の増設につきましては、既に地元に18ホールのコースと、あと練習コース(9ホール)があるのですけれども、今回さらに9ホール増設して、練習コースも本来のコースにいたしまして、全部で36ホール整備することに結果としてはなります。今でも冬場は雪が積もらないものですから、大変県の内外から人気が高くなっておりますので、この機会に36ホールに思い切って拡充をして、多くの方に、県民の皆さんはもちろんですけれども、県外からも多くの方に来ていただいて、楽しめる場所にしていきたい。
 それから、2つ目の海王丸パークにおける水辺と光の空間創出は3つございまして、1つは海王丸のライトアップ事業でございます。2枚目の絵を見ていただくと、季節や時間ごとに色の変化、どちらかというと暖色系、あるいは青でやる場合もありますが、青い海とか夕陽の海を航行する海王丸を表現したいと。LEDの投光器で照射するわけであります。
 それから、現在、恋人の聖地モニュメントがございますけれども、これもライトアップをして、その名にふさわしいスポットにしたい。
 それから、海王丸パークから駐車場まで、統一感のあるライトアップをこの機会にいたしたいというふうに思っておりまして、基本的には暖色系の照明で統一をしまして、来訪者を温かく迎えるということにしたい。
 また、海王丸パークのリフレッシュ、これは全国豊かな海づくり大会のメーン会場でありますので、老朽化が著しい、写真にもありますように、三角テントとかパーク内の石畳等の施設の整備を行うということでございます。
 以上で、私からの発表を終わります。

2 質疑応答

全体○記者 
 大きく2点、お願いしたいのですが、1つは、今、自民党の方で再び道州制の議論がされているのですが、それに対して知事の賛成または反対の意見を改めて伺いたいのと、その理由も含めて伺いたい。
 もう1点が、これは富山市の森市長が10年前、英語教員を海外に市費で留学させようと思った際に、県教委から、それはならぬというような話があって断念したということを先だって話されたようですが、現状、今はどのようになっているのかというのを改めて伺いたいので、お願いいたします。

●知事 
 はい。まず、道州制についてですけれども、これは昨年の7月に全国知事会の全体会議でも、私からも大変重要なことですから、見解も述べさせていただきました。
 幾つかあるのですけれども、1つは、私は地方分権はむしろ大変熱心な方で、これまでもずっと知事に就任させていただく以前から熱心に取り組んできた方です。ただ、今言われている道州制にもいろんなパターンのものがありますが、分権を徹底する道州制ということで考えますと、うまく仕組めればいいんですけれども、1つには、今、中国とかインドとか、人口13億とか10億を超したりするような大きな人口を持った新興国も大変発展しておりますし、もちろんアメリカを初め、いろんな国々があるわけでございます。そういう中でうまく仕組まないと、日本の国というものを何か幾つかに分けてしまうような、1億3,000万、1億2,700万ですか、人口減少時代になっている日本を幾つかに分断してしまうようなことになりかねない、そういうことを考えなければいけない。
 もう1点は、この道州ということになりますと、今の都道府県は廃止といいますか、合併するというような感じになる面もあるわけですが、そうなると分権型の道州制ということですから、当然国の直轄事業なんかも減らす、また補助事業なんかも場合によっては全廃するというようなことにもなるわけだと思います。そのかわり自前の税収でやっていくと。例えば大阪の橋下市長さん、大阪府知事なんかをやっておられたときのご主張を聞きますと、例えばそういうことになるのだと思いますね。
 ただ、そうなりますと、昨年7月に全国知事会でも皆様に富山県として試算したものをお示ししましたが、何といっても、例えば道州として普通に言われている区割りを使いますと、東京を含む首都圏というか、関東が、南関東と北関東と分けるかどうかという細かい議論はありますけれども、いずれにしても東京が所属する関東州が圧倒的に財政力が強くなって、あと名古屋の東海と、大阪の関西あたりは何とか成り立ちますけれども、それ以外の道州はほとんど財政的にはちょっと成り立たないのではないかと。それを今のような地方交付税制度で財政調整するといっても、補助金やなんかを廃止したり、大幅に削減するかわりに、税金は国税ではなくて相当な額、地方税ということになりますと、例えばあのときの試算では、6.6兆円、国税から地方税に移譲するというような計算をしたわけですけれども、そうすると国は、財政力の少ない道州に交付税制度的なものを通じて足りない財源を補填しようと思っても、もう国の手元に残っている調整財源がそもそも減るわけですから、なかなかそういう財政調整はしにくいのではないかと。一時期、それなら道州間で水平調整すればいいのではないかというご意見もございました。
 しかし、皆さんも感じていらっしゃるように、一昨年から昨年まで私も知事会の税財政常任委員長としてまとめ役をやりましたけれども、法人住民税の法人税割を一部一旦国税にして、財政力の足りないところに再配分するというような仕組みもつくることに、結果としては実現しましたが、ああいったそれなりではありますけれども、道州間の財政調整という大きなテーマに比べれば、ささやかな財政調整ですら、やはり財源が相対的に豊かなところ、大都市の地域の方は強く反対されるわけですから、実際に道州間で財政調整をするなんていうのはなかなか難しい。実際問題、財源が豊かな州知事さんが、どうやってそれを州の住民の皆さんに説明できるのか、なかなか難しい。それはやっぱり国の税金としていただいているからこそ、財政調整に回せるという面があります。そういった財政面での本質的な問題。
 それから、もう一つは、道州が広域自治体とはいえ、自治体としてはやっぱり余りにも大き過ぎて、本当の意味で住民の皆さんがアイデンティティーを持てるのかと。また、この地域をよくするのにみんなで力を合わせてやっていこうではないかと。そのためにはボランティアでも、また進んでいろんな面で地域貢献しようではないかというふうになるかというと、道州という単位になりますと、なかなか実際上は言うべくして難しいのかなと。
 一方で、アメリカのような連邦制の国でも、50州と言っていますけれども、州によっては人口、たしか60万ぐらいの州も結構あるわけでありまして、大きく区分してまとめてしまえば、何かすごく世の中がよくなるというのは、ちょっと幻想だなという面もある。
 ですから、私は道州制については頭から反対ではありません。十分議論することはいいことだと思います。しかし、そうした大きな課題をしっかり議論をして、では、こういうふうにしたら、いい形の道州制になるのではないかと、そういうことなら、みんなで一遍それを、では、本当にどう実現できるのか議論もしましょうと、法律も仕組みましょうというのはいいと思うのですけれども、今、中央政治の場で言われている道州制は、ほとんど具体的な中身は道州制のたしか国民会議という名前でしたかね、法案上の名前は。それに全部委ねるような案になっていますので、ちょっとそういう内容では、なかなか多くの国民の皆さんの理解が得にくいのではなかろうかと。また、富山県内の県民の皆さんの理解も得にくいのではないかと。そういう意味で、私は道州制については十分に国民的論議を尽くして、その上ですべきであると。今の時点では、拙速で進めることについてはいかがなものかと、こんなふうに思っております。
 それから、先ほど言われた富山市長さんの、10年前に県教委に照会したら、ご趣旨は何か、富山市の学校の先生を海外に留学する費用を市が持っていいから、できないかということを問い合わせたら、当時の県教委が、ちょっと正確な表現は忘れましたが、了解が得られないから、できなかったというようなご趣旨だったと思います。
 また、あわせて今は大分時代が違うからとお客さん(問い合わせをされた方)がそうおっしゃったら、では、もう一遍県教委に言ってみるかというようなことも、たしか記事になっていたと思いますが、その後、最近、教育委員会の方にも確認いたしましたけれども、そういうことをやりたいから、ぜひ県教委の方で理解してくれとか、法令の解釈をきちっと前向きに考えてくれとかというようなお話は全くないと聞いております。
 また、10年前にそういうことがあったかどうかも確認したのですが、歴代の担当課長に確認した範囲では、そういうお話はなかったというふうに伺っておりますが、これは10年前のことで、私が知事に就任する前のことですので。ただ、かつて北日本新聞さんか何か地元紙で、どこか取材されたような記事もあったにも聞いておりますけれども、そこでも特に県の方でお断りしたということはなかったのではないかと思っております。
 なお、現時点でそういう市の方でお金を出すから海外に、例えばAならAの市の学校の先生を海外に研修に行かせるというのは、市の負担でいいからやっていいかと言われて、そういう問いがあったとすれば、私は法令の解釈としては別に問題はないと思います。もちろん、学校の先生の費用とか旅費は都道府県が負担すると法律に書いてあるのですけれども、そのときの旅費というのは、例えば通常県内で必要な出張をするとか、仕事で上京するとか、あるいは場合によっては海外に行く場合もあり得ると思いますが、標準的なものは当然県が負担するんですけれども、それを超えて個々の市が、自分の負担で、ぜひこの先生、あるいは何人かの先生方を研修に行かせたいというお考えであれば、私はそれはそうしていただいたらいいのではないかと。多分10年前でもそういう解釈だったと思いますので、県教委に確認しましたら、もし10年前にそういう正式なお問い合わせがあれば、当然そういうふうにお答えしただろうというのが回答でありました。
 以上であります。

○記者 
 クルーズ客船の誘致のことで伺いたいのですが、4月29日にはダイヤモンド・プリンセス号が寄港しますが、また5月にはマイアミで誘致に行かれるということですが、クルーズ客船誘致の意義というか、外国の観光客の誘致には航空路線の国際的利用の誘致もさることながら、外国クルーズも意義があると思いますが、その点について。

●知事 
 はい。私は、外国のクルーズ船には将来大いに期待できると思います。例えば、昨年来ていただいたボイジャー・オブ・ザ・シーズでしたか、あれなんかは13万7,000(※8,000)トンで、定員が3,800人ぐらいだったと思いますが。実際にいらしたのは、今、中国とか韓国とのいろんな国際情勢もあって、たしか2,800(※2,700)人ぐらいだったかと思います。それでも乗組員の方まで入れると、乗組員が大体1,200人ですから、大変な集団で、そういった方々が何十台、バスに朝乗って、中にはリッチな方はタクシーに乗ったり、いろいろなことをやられていたと思いますが、そして県内、一部の方は県外にも足を延ばされた方もあったかもしれませんが、高岡市内はもちろん、世界遺産の五箇山とか、あるいは立山黒部アルペンルートとか、いろんなところに観光に行って、そこで食事をされたり、お土産を買ったり、またいろいろ楽しんでいただけるわけですから、富山県の活性化に大いに役に立つと思います。
 今、たまたま、日本と近い国々でちょっと緊張感があったりして、お客さんが期待したほど集まらないので、クルーズ船の回数も余り増えないという状況にありますけれども、例えば私の記憶ですと、1989年から2009年の20年間で、世界のクルーズ人口というのは、たしか350万人から2,000万人ぐらいに増えたと思うんですね。ですから、20年で約6倍になったという実績もある。かつては地中海とか、カリブ海とか、そういうのが中心でしたが、近年ではアジアの方に順次比重が移ってきております。
 また、マイアミなどに本拠を置く大きな船会社ですと、今までアジアで最大なのは13万8,000のボイジャー・オブ・ザ・シーズでしたが、今後は15万とか、場合によっては16万トン級の大型客船をつくろうという構想もあると聞いておりますので、私みずから現地に行って、できるだけトップに近い方にお会いして、そうした考えを確認したり、またそういうことをやっていただけるなら、ぜひ我が伏木富山港はそうした大きな巨大なクルーズ船も受け入れられる体制にする用意があるので、ぜひ来てもらいたいと。もう少し小ぶりの、中堅クラスの船で欧米のお客さんが中心という会社もありますし、いろいろあると思いますので、そういったことで積極的に、せっかく来ていただくなら、この富山県は非常にクルーズ客船が寄港するところしては港もいいし、また(観光地としても)魅力的な場所であると。
 また、ご承知のように、環日本海クルーズ協議会(※環日本海クルーズ推進協議会)というのをいち早くつくって、私ども富山県と京都舞鶴港、北海道の小樽港と連携しておりますし、さらに仲間に入れてくれというので、鳥取の境港とか、秋田港なども入ってきていますから、できるだけ連携しながら、たくさんのクルーズ客船に来てもらう。そのことが富山県の活性化にもなる。来年3月北陸新幹線開業となりますと、クルーズはクルーズでもちろん楽しんでいただけたらいいのですが、富山空港、新幹線も含めて、陸・海・空で様々な組み合わせとか連携もできる、そういう新しい観光が築けるんじゃないかと私は思っておりまして、ぜひそうしたことに向けて努力をしていきたいと思います。


○記者 
 TPPに関する話なのですけれども、長い協議が続いていると思うのですが、知事としてどういう態度が望ましいかという、受けとめ方について伺いたい。また、農産物5項目についての取り扱いについて、ちょっと答えていただければと思います。

●知事 
 最後に何と言われました。

○記者 
 農産物5項目の取り扱いについて。

●知事 
 (農産物重要)5項目。いずれにしても、ちょっと細かなことはあれですけれども、何と言っても米などの重要品目については関税撤廃というのはだめですよということを含めて、かねてから富山県内の農業団体、農業関係者も含めて、強いご要望もいただいております。そのことを林農水大臣とか、また甘利大臣にもお伝えして、お願いもしてあるわけであります。
 ただ、一方で悩ましいのは、日本という国は一方で農業ももちろん大切なのですけれども、資源の少ない国ですから、やはり外国からエネルギー源や、またいろんな資源も輸入をして、それに付加価値をつけて輸出をして、その付加価値でもって、日本という国を成り立たせてきている。そういう意味での貿易立国をしてきた国ですから、できるだけさまざまな貿易をさらに活性化する、経済の相互交流も深めて、お互いに垣根を低くして、ともに発展していくと、こういう大きな方向というのはやっぱりこれは理解しなくてはいけないと思います。一方で食料自給率の問題もあります。何とか日本の農業をそれなりに立ち行くようにしながら、しかし、全体として貿易立国として成り立ってきた日本という国が、今後もこのグローバル化がどんどん進む時代にしっかりと生き抜いて、またこの10年、20年、残念ながら世界の中でむしろ地盤沈下してきた嫌いがありますが、しっかり日本の再生・再興を図る。それには何らかの形でこのTPPの問題も、日本の国益にかなうような解決を図ってもらいたいなと、こういうふうに思っております。

○記者 
 県として、県内生産者さんの競争力というか、ブランド力をつけるためのサポートだとか、何か支援する予定はあるのか。

●知事 
 はい。それはもちろんそうでして、例えばものづくりについて言えば、今度の予算でも高機能素材ラボとか、デジタルラボとか、あるいは製剤開発・創薬関係のラボをつくったり、あるいは普通の県ですと、多分ああいうものに技術開発とか研究開発に必要だといっても、1つ、せいぜい数千万円ぐらいしか投下しないのが普通じゃないかと思いますが、今回はそれぞれ3つ合わせると数億円のお金を投じて、ものづくり企業の研究開発をさらに進めて、世界の中で勝ち抜けるようにしていこうというふうにしました。
 また、農業についても、国は5年後に減反政策を見直していくと。同時に、主食用米だけではなくて、どうしてもお米が余るだろうから、飼料用米、豚や牛が食べるようなお米もどんどんつくりなさいという方向になっていますけれども、それはそれでもちろん、中央政治のそういう流れというものは受けとめなければいけませんが、富山県の場合は、豚や牛に食べさせるといっても、主要な産地は九州とか北海道で、流通費ばかりがかかるという面もありますから、いろいろ考えて、例えば薬用作物を栽培すると。そしてそれを漢方、薬の富山ですから、漢方系の薬の生薬にして、そして付加価値の高い農業も実現する。また富山県の医薬品産業も発展させるということを例えば目指しているわけですけれども、そういったふうに時代が大きく変わって、中でも富山県のものづくりや、また農業もしっかりと生き抜けるように、いろいろ課題はありますけれども、努力をしていきたいと。現にもう始めているということであります。
 ちなみに、余談になりますが、薬用作物についてはそういうことで、農水省さんは今まで薬用作物について補助金を出す、あるいはその薬用作物の商業(※産地)化を図るための機械などに補助金を出すことはなかったのですが、今度新しく補助金制度までつくって応援してくれるようになりました。これも林大臣に膝詰めで何度もお話をして、わかったということでやっていただいたわけで、そういう意味で私は大変、特区なんかは残念ながら今回の一次指定にはなりませんでしたけれども、結果として、しっかり実績が出ているといいますか、国の政策も動かして県として頑張っているというのは理解してもらえると思います。

○記者 
 発表項目の中で確認なのですけれども、まず中央病院の医療機関2群指定なのですけれども、これは病院運営の面に関して何かメリットみたいなものが、これを受けたことによって発生するものなのでしょうか。

●知事 
 はい。これは、この2群指定を受けますと、それだけ高度な医療を提供する、その力のある病院だというふうに認めていただいたということになりますから、細かな点はなんですけれども、当然、診療報酬なんか計算する際に、その分がプラスに働いて、そのかわり、だから2群以外のところに比べて、より高度な医療もする仕事でありますから、それにふさわしいお医者さんとか、あるいは設備とかも必要になりますけれども、一方では診療報酬なんかの面では一定の優遇というか、配慮はしていただける、そういうメリットがある。ですから、そういう意味では県民の皆さんから見れば、より高度な医療をできる病院だと評価してもらったと同時に、それなりのある程度診療報酬にも配慮してもらえるとなると、経営面でもより高度な医療をしやすい環境になりますから、メリットは相当あると、こういうふうに思っております。


○記者 
 あと、新湊大橋の活性化・にぎわいづくり事業で、2番、3番の海王丸パークに水辺と空間創出事業等、金額とかも書いてあるんですけれども、これって2014年度の当初予算にもう既に組まれているものなのか、別途補正でつけるものなのかという、スケジュール感をちょっと伺いたいのと、この2番と3番はいつごろまでに完成する予定のものなのかをお聞きします。

●知事 
 海王丸パークのこのライトアップとか、あるいは海王丸パークの駐車場までのライトアップ、あるいはリフレッシュ、こういうのは予算的にもある程度組んであると思います。それから、パークゴルフ場もそうですけれども、公共事業というか、港湾関係の県単事業も含めて、枠の中ではこういうことも可能性の一つとして予算を組んであったのですが、その後、地元のご希望を聞いたり、いろんなことを実務的にも詰めて、基本的には当初予算の中で対応できると考えて、今回発表させていただきました。だから、これで即何か9月に補正をやらなければいけないという分は、今回の発表の分にはないと思います。ただ、今後進めていく中で、ひょっとして地盤のこととか、あるいは新たな事業変更があったりということはあり得ると思いますが。

○記者 
このスケジュール感的なものは、2番、3番はどうなのでしょうか。いつごろ完成させたいということは。

●知事 
 これは基本的には今年度末までに完成させたいと思いますが、ただ、リフレッシュなどは、あるいは一部新しい年度に残るものがあるかどうか。ちょっとこれは後ほど回答させてください、細かな話になりますので。大部分は今年度やるということだと思います。


○記者 
すみません、水上ラインのデザインなのですけれども、ぱっと見たところ、何か新幹線っぽいなというイメージを受けるのですけれども。

●知事 
 見方ですね。この写真の撮り方が私は本当はちょっと不満なんでね。もうちょっと違う撮り方があったと思うのですが、しかし、そうですね、新幹線っぽいというか……。

○記者 
鼻のあたりが新幹線っぽいですね。

●知事 
 うん、なるほどね。ただ、それはあれでしょう。新幹線のまねをしたというよりは、やっぱり今の現代にふさわしい水辺空間を演出する船、ボートとして、どういうものがいいか。当然、デザイナーの方にいろいろ注文はしましたけれども、基本的には自由に発想していただいたわけで、この設計者はこの分野では日本で第一人者と言っていい方ですので。秋田新幹線のあれもたしかこの方の設計ですかね、田中一雄さんだったと思いますし、日本の中でも本当にまさにトップと言っていい方ですので、ちょっとこれはどうしても、それぞれの方々ごとの感じ方等もありますから、強制はできませんが、私は実は、この写真の撮り方がこういう角度で撮っていますけれども、違う角度から見ると、はっと胸を突かれるような、すごい斬新なデザインだと思いますけれどもね。少し先入観を捨てて、また見ていただければ。


○記者 
 PEDについてお尋ねしたいのですけれども。豚の下痢の。
 今後、被害が拡大しないために、どういった対応をとるのか、風評対策も含めて、どういう対策をしていくのかということと、あわせて昨日からだと思うのですが、富山県のホームページで、死んだ子豚の数、累計が公表されなくなっているのですが、一方で農水省のホームページを見ますと、各県ごとの累計の数が一覧になっているので、富山の分もわかるといえばわかるのですが、という現状がありまして、情報公開の仕方という意味で、県でも知事の考え方を聞かせてください。

●知事 
 PEDというのか、今度の病気については、幸い、もう既に実務的にも発表してあると思うのですが、例えば新型鳥インフルエンザのときは非常に伝染力が強くて、かつ人にも感染するという恐れも、現にそういう例もあるということですから、ああいう鳥インフルエンザ、新型のものが出ますと、ご承知のとおり、もうその鳥だけじゃなくて、同じ鶏舎、その周辺のものもみんな殺処分したり埋めたりするわけです。今度の事例はそこまでの必要性がなくて、子豚の方、一旦下痢症状になった子豚でも回復すれば、理屈上は、またそれを市場に出してもいいということになっています。それは農水省にも確認したんですが、間違いないわけで、現実に、だから今度の場合ももちろん、そういう下痢症状を起こした子豚がいる豚舎についてもきちんと消毒もしましたし、その隣接の子豚がいる、親豚も含めて、その豚舎をもちろんきちっと消毒したり、また今後、他所から入ってこないように、いろいろ県内で手当てはいたしております。そういう意味で、いわゆる新型の鳥インフルエンザなんかとは全く質の違うものだということは、まずご理解いただきたい。ですから、今後もそういうことが起こらないように、消毒や何かは徹底してやりますし、また今後もよそから持ち込まれないようなことは、県内随分徹底しております。
 それから、死んだ子豚の数については、ホームページから載らなくなったというのは、ちょっと私も今初めて伺いましたが、また原課の考え方も聞きますけれども、別に積極的に隠すという意図はないのだともちろん思いますし、また、そういうことはあってはならないので、ただ、事柄の性格上、これが次々伝染して、遂には人様にも影響するというような性質のものと違いますので、あるいは担当部署の方は皆さんも安心されたかなというので、その辺の情報は削除したのかもしれません。また確認をしまして、ましてお話のように、農水省の方ではそういうふうにされているというのであれば、なるべくいろんな情報を知りたいという機運も当然あると思いますから、国とできるだけ歩調を合わせたような形で対応したいなと思います。ちょっと実務的なことですから、また確認をいたしまして、対処いたします。

○記者 
 関連してですけれども、他の県で、感染した豚を出荷する際に、県で独自で検査をして、陰性ということが判明してから出荷するようにという措置をする方針のところがあるようですけれども、富山県としては、そこはどういう話になっているのですか。

●知事 
 今、下痢症状がおさまった子豚をどうするかというのは、ちょっと確認していませんが、もし出荷するとなれば、ちゃんとしたチェックはもちろんしたいと思います。いずれにしてもきちんとした対応は当然しますけれども、どこまでがあるべき姿なのか、ちょっとこれは、何といっても農水省や専門家の方もいらっしゃると思いますから、そうした皆さんのお考えも伺って適正に対処いたします。

○記者 
 ニューヨークの伝統工芸のPRですが、5日間、行ってからのことになるのかもしれませんが、知事としては美術品としてPRしたいかとか、実用品としてPRしたいか、どういう方向性で売ればいいかとか、その後、展示会した後ですけれども、どういう方向性を今の時点でイメージしておられるか、教えてください。

●知事 
 伝統工芸品につきましては、もちろん美術品という面もあれば、生活の利便性に資するためのものであるという面等もあると思います。これは人によって考え方に多少差があると思いますが、両方あっていいのではないかと思います。
 今回、ただ、少なくともニューヨークに行くというのは、そういう生活の用に足すものでありながら、そこに大変な美しさもあるのだという、これは昔、柳宗悦が言ったような民芸運動のときにもそういう議論がありましたが、それから同時に同じ工芸品でも、人間国宝の大澤光民さんが出されるものと、越中瀬戸焼の釋永さんが出されるものとでは、やっぱりそれぞれまた持ち味というか、アピールするところが少し違うのかなというふうにも感じていまして、いずれにしても両方の要素はしっかりアピールをしたいなと。ただ、ニューヨークまで持って行くというと、やっぱり生活の用に足すものでありながら、そこにまさに日本の美があるというところを強調するのだと思いますね。
 それから、同時に、これを今後どうするかということですが、もともとやみくもにニューヨークに持って行ってもいけませんから、実はこの大西さんという方は先ほど申し上げたように、この分野でニューヨークでは非常に評価されている方でありまして、この方などに去年秋ですか、富山においでいただいて、県内の伝統工芸品を全部ではないけれども、これはというものを見てもらっています。その中で、これはニューヨークを初めアメリカや世界で結構通用するのではないかと言っていいのではないかと言っていただいたものを、実は今度持って行くということですし、またさかのぼると、土肥信一さんといいまして、メトロポリタン美術館の学芸員を長くやられて、大変ニューヨークで高い評価の方にも、実は昨年の5月だったか、一遍県内を見ていただいて、この二重の目で見てもらって、これはというものを持ち込むと。それで、そこでいろんなアドバイス、これはそのまま極めてすばらしいという評価を受けられればもちろんいいですし、またすばらしいことはすばらしいけれども、もっとこういう工夫も要るのではないかとか、さらにこういうところを目指すべきではないかというようなアドバイスもいただいて、それを1回こっきりじゃなくて、できれば来年以降も、これは今回のニューヨークの関係の皆さんの反応を見なければいけませんが、何らかの形でつなげていきたいなと、こういうふうに思っております。
 それから、同時に、今度つくる近代美術館、移転・新築しますが、ここで今まで20世紀のピカソとかいったような、ジャスパー・ジョーンズとか、ああいったような絵、それから棟方志功とか、そういうような世界的な名画・名作だったのですけれども、それだけではなくて、一つはポスターとかデザインなんかも、椅子なんかもアピールもしますが、年に例えば一度ぐらいは、こういう高岡とかの銅器とか、越中瀬戸焼とか、県内にもそういう伝統工芸品でなかなか頑張って成果も上げていらっしゃるものもあるので、そういうものを美術館で企画展のような形で展示して、そして県民の皆さんはもちろんですが、新幹線でいらっしゃる観光の方やビジネス客の方なんかに大いにアピールしたいということを考えていますので、いずれにしても、その後のいろんな展開もいろいろ可能性を念頭に置いて進めているというふうに理解をしていただければと思います。

注)( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
※は、発言内容を訂正した部分です。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム