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知事記者会見[平成25年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成25年7月2日(火)]

◆日時 平成25年7月2日(火)午後1時33分〜2時18分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)置県130年記念事業『ホームカミングデイ』及び『「ふるさとの空」のど自慢コンクール』の開催について リンク
(PDF 9016KB)
リンク
(6分55秒)
(2)「開館1周年特別展 辺見じゅんの世界」の開催について リンク
(PDF 3203KB)
リンク
(4分49秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)参議院選挙について
(2)道州制等について
(3)TPPへの対応等について
(4)北京・大連便の運航再開など外交政策への期待について
(5)立山の入山料の試験導入について
(6)南砺市での滑落事故に係る消防防災ヘリの対応について
リンク
(34分12秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

知事記者会見の様子(知事からの説明)●知事
 それでは、今日は2点発表させていただきます。
 1つは、置県130年記念事業でありまして、ホームカミングデイと。これはお盆のころ。それから、この秋に「ふるさとの空」のど自慢コンクールというのをやることにしております。お手元資料をご覧いただきますと、まずホームカミングデイの方は、8月17日を予定しておりまして、これはやはり県民の皆さんはもちろんですけれども、東京、大阪、名古屋とかいった方で今は住んでいらっしゃる、働いていらっしゃるという方も多いわけですから、そういった方々が帰省しやすいお盆の時期にしたということであります。
 構成は1部、2部に分かれておりまして、開会式の後、富山の祭り公演ということで、越中大島太鼓だとか明日(あけび)の稚児舞とか、また五箇山の民謡、おわら節といったようなものもご披露すると。また、「ふるさとの空」の合唱をするということですけれども、独唱で高野百合絵さん、また合唱の方は合唱団樂音樹、これは男女の混声合唱団ですけれども、お願いをして出ていただくことにいたしております。最後は参加者全員で歌うというようなことを考えているようであります。
 それから、第2部のほうは、1つは映画ですけれども、富山県が舞台となった映画を一挙上映しようということで、1つは「おおかみこどもの雨と雪」、また「ほしのふるまち」、「釣りバカ日誌」ということであります。
 また、ふるさと再発見バスツアーということで、教育文化会館前で発着ということですけれども、県の西部のコース約3時間半、これは新湊大橋や、ひみの番屋街の方へ行っていただく。それから、東部のコースは4時間ほどかかりますが、魚津水族館とか生地の方へ行っていただくということであります。
 それから、関連イベントとしまして、富山の祭りクイズラリーだとか縁日の開催、親子でヨーヨー釣りを楽しめるようなことを考えるとか、あるいは鱒寿しの食べ比べとか、もちろんまちの逸品ブラッシュアップ事業なんかの土産品なども販売させていただきます。また、富山のふるさとの空、また定住・半定住、観光といったような富山をPRするブースを設けまして、この機会に久しぶりに帰省した方とか、あるいはそこから富山県に観光などでおいでになったような方にものぞいていただければと思っております。
 参加人員は約600人で、入場無料ということですけれども、そのうち約200人は東京富山県人会(連合会)とか近畿富山県人会とか東海県人会の方々が約200人ぐらい参加されるということでありますので、一般の県民はそうすると残り400ぐらいの入場枠になりますので、今日から募集をしまして、8月7日に抽選をして、希望者が多い場合は、多分多いのではないかと思いますが、入場整理券を配付してご参加いただくということであります。
 なお、バスツアーは、これは一人500円いただくということになっておりますが、それ以外は基本的に無料というふうにしております。
 1枚おめくりいただいて、「ふるさとの空」のど自慢コンクール、これは秋も深まった11月16日に予定をいたしております。これはパレブラン高志会館のカルチャーホールでやるということでありまして、予選を40組で実施して、そこを勝ち抜いた12組の方にやっていただくということでございます。どなたでも参加できますが、グループでの参加は10名以内というふうにしております。応募方法等はここに書いてあるとおりで、9月30日必着となっております。
 ゲストに元NHKのアナウンサーの宮川さんに来ていただくことにしております。この方はのど自慢の司会を12年間務めたという大変知名度の高い方で、全国600カ所訪問したけれども、その中で富山県が一番好きだといつもおっしゃっている方でありまして、大変ありがたい方でありますので、今回ゲストにお招きをしたと。ちなみに、宮川さんが何が富山が好きなのかと(言うと)、まず富山に降りたときの富山県の空気、富山の水、それから富山のお米、それでつくったお酒というのはみんな好きだということでありまして、酒のさかなの富山湾のお魚もお好きだということであります。
 なお、特別審査委員として「ふるさとの空」の作詞の補作をやっていただいた須藤晃さんに来ていただくと。そのほか審査委員長にはふるさとの歌づくり実行委員会の委員長(※会長)をやっていただいた遠藤さんとか、また小中(学校)の現場で音楽を教えていらっしゃる方とか、幅広い方に入っていただくことにしております。

 それから、2つ目は、高志の国文学館の開館1周年を記念いたしまして、特別展ということで「辺見じゅんの世界」というのを開催することにしております。これは、ご承知のように当館の初代館長に就任することになっておりまして、辞令をお渡しする直前だったんですけれども、平成23年9月に亡くなられた辺見じゅんさんですけれども、ご承知のように民話とか短歌、随筆、ノンフィクション、多彩な分野で活躍された方でございます。この方の作品世界の魅力を紹介して、また私ども日本人に伝えようとした辺見じゅんさんのメッセージについて考えてみるということでございます。(前期展が)8月10日から9月23日までということであります。それから、後期展が9月27日から11月11日まで(となっております)。
 内容は、前期展は「辺見じゅんが見た風土」ということで、特にお父様の角川源義さんが大変辺見先生の作品世界に影響を与えたとも言われていますので、そういったことを探るといったようなことが中心です。また、富山の風土とか北陸の風土が辺見さんのやはり作品に影響を与えているというのはよく言われていることでございます。それから、後期展は「辺見じゅんが語り継ぐ父たちの世紀」ということで、ご承知のとおりお父上も戦争に出征された方ですけれども、戦死者たちへの鎮魂を文学によって果たそうとされていたとも言われるんですが、「男たちの大和」とか、「収容所(ラーゲリー)から来た遺書」とか、代表作はたくさんございます。そうしたものから紹介をするということでございます。
 そのほか、辺見じゅんさんの歌碑の除幕式を開催することにしておりまして、これは9月23日に高志の国文学館で行うことにいたしております。歌碑の名前は、歌はここに書いてある、「海鳴りは人恋ふるかな古志といふまぶしき山河われの故郷」と、こういうものであります。
 それから、記念上演会として、2枚目を見ていただくと「男たちの大和」の上映とか、また特別展関連講演会ということで、お兄(※弟)さんの角川春樹さんとか、歌人の岡野弘彦さんとか、有馬朗人(※ひろと)さんとか著名な方々に来ていただいてご講演もしていただくと、こういうふうになっております。
 大体私からの発表はそうでありますが、これ(特別展のパネルになっている写真)は辺見じゅんさんの、少なくとも亡くなられるよりしばらく前のお若いころの写真であります。それから、これ(配付資料の特別展のチラシ)の裏を見ていただくと、ここに辺見じゅんの世界ということで、辺見じゅんさんのいろんな取材ノートでありますとか、「男たちの大和」の取材テープとか、テープ起こしの原稿とか、あるいは角川源義さん自筆の句集とか、また辺見じゅんさん自筆の色紙とかいろんなものが展示されることになっておりまして、大変辺見じゅん先生のファンの方も多いわけで、この機会にたくさんの県民の皆さんに来ていただけるんじゃないかと期待をいたしております。
 私からの説明は以上であります。

2 質疑応答

知事記者会見の様子(知事と記者との質疑応答)○記者
 参議院選挙について2点お伺いします。今回の明後日公示される選挙なんですが、最大の焦点は衆参のねじれが解消するかどうかだと言われていますが、知事は県政の発展のためにはねじれ解消が望ましいとお考えかどうかということがまず1点目。
 2点目なんですが、前回の3年前の選挙は事実上の自民対民主の選挙で、知事は出陣式はどちらも出席されずに、両方の陣営を確か激励されたという記憶があります。今回は、知事選で推薦された政党は自民党の候補だけだと思いますが、今回は支持を明確にされるのかどうか、また出陣式とか激励のご予定とかあれば教えてください。

●知事
 まず最初のご質問ですけれども、ねじれ解消というのは確かに焦点だと思うんですが、私としますと、それはある意味では結果の話で、やっぱり年末、安倍第二次内閣がスタートしてから、長らく低迷しつつあった経済、日本の経済、少し前途に明かりが灯ったかなという感じがしておりますけれども、やはり安倍政権の三本の矢で、金融政策、財政政策、経済成長戦略というので、やっぱりいよいよ3番目の経済成長戦略が中身のあるものかどうかといったことが非常に問われる1つのポイントじゃないかと。
 それからまた、今、ここ数年来、地方分権推進という時代になっているわけですけれども、そうしたことを特に今、三位一体改革以来、やはり地方の疲弊が進んだと言われておりますし、また、今確かにアベノミクスで少し明るい雰囲気になっていますけれども、県内の経営者に聞きますと、やっぱり皆さんまだまだ、何となく雰囲気は明るくなったけど、自分のビジネス、仕事に実際にプラスになったというような感じはまだしないと、実感がもうひとつ湧かないというお答えが非常に多いので、そうした現状を踏まえて、今の与党の皆さんがどういう政策を打ち出して訴えかけられるのか。また、もちろん野党の皆さんもいろいろなご主張されるんだと思いますが、そうした中で、やっぱり日本全体のもちろん建て直しと再生ということも極めて大事ですし、同時にこの10年、20年、日本自身が地盤沈下しておりますけれども、その中でも特に疲弊の著しかった地方というものをしっかり再生する、どういう政策を打ち出して、また説得力を持ってお話しいただけるのか、そこが私は今回の選挙の大変大事な点ではないかなと思います。もちろんそれ以外にもエネルギー問題とか安全保障、領土問題とか、また人口減少がこのまま行くとどんどん進みますから、少子化対策、子育て支援といったようなことをどう進めるか。それからまた、次の時代を担う人づくりをどうするかと。こういった、安倍内閣、教育再生と言っておられますけれども、そうしたスローガンだけではなくて中身がある政策をどれだけ説得力を持って有権者にアピールされるかと。また、野党がそれに対してどういう主張をされるかと。こういったところがポイントかなと思っております。
 この機会に十分国政のあり方について議論していただいて、いずれにしても日本という国がしっかり経済再生を含めて立ち直る、また地方の疲弊ということについても十分配慮していただいた政策が、この選挙を踏まえて出来上がった政権、あるいは国会の構造の中で実現する体制になればありがたいと思います。
 それから、今回の知事選(※参議院選)についてどういう知事は立場をとるかというようなお話がありましたが、私ご承知のとおり、最初に8年半前に知事選挙に出させていただいたときから幅広い政党の方々からご推薦もいただいてまいりましたので、特定の政党を支持するというのはなかなか難しいと思います。ただ、いわば県民党という立場だということをいつも言ってまいりましたのでですね。ただ、今回まだ公示が始まっていませんけれども、今回出馬が予定されている方々の中には、実際にこれまで国会議員ではなかったけれども別の立場で大変地方自治、地方行政の面で実績を積まれた方、成果を上げられた方、また政策面で見て私の考えていることと割に共通する点が多い方、こういった方もいらっしゃるような気がしますので、これは最終的には実際に公示された後になりますけれども、場合によってはそういう方々、中には私の昨年の知事選挙の際に大変熱心に激励、応援してくださった方もいらっしゃるので、そういった方を激励に行くといったようなことは考えられるのではないかなと思いますが、まだ決めておりません。公示がはっきりしたところで、よく考えた上で対処したいと思います。

○記者
 出陣式は出席されますか。

●知事
 ちょっとまだ今の時点で個別にどうするということは差し控えたいと思います。

○記者
 道州制のことなんですけれども、今県が考え方を取りまとめているということだと思うんですが、現在どれぐらいのところまで来ているかということと、今度の愛媛の全国知事会議で(県の考え方を)表明するということでそれはいいかどうかということを聞かせてください。
 もう1点、今参院選の争点の中でも道州制というのは大きな争点の中の1つにも挙がると思うんですが、参院選の争点の中に道州制が挙がったことについて、知事としてどういうふうに見ていらっしゃるか。
 あと3つ目なんですが、先日の自民党の第二選挙区支部の会合で知事がおっしゃったんですが、「大都市の利益を代表する声が少しずつじわじわと増えている気がする」というふうな言葉おっしゃったと思うんですけど、これは県知事として具体的にはどういった時にそういったことを感じていらっしゃるのかというのをお聞かせできないかと思います。

●知事
 まず道州制については、先般の6月県議会でも私の考え方の一端を述べておりますけれども、庁内プロジェクトチームをつくって、いろいろ実務面での検討もしていただいたので、来週ですか、全国知事会が開かれましたならば当然話題になるといいますか、議論になる重要な項目の1つですから、これについてはその時点で、これまでの検討結果も踏まえた考え方、道州制についての考え方、問題点、今後少なくともこういったことをしっかり検討した上で、この導入の可否というか、仮に導入するとしてもこういうことが満たされないといけないとか、そういったことについて問題提起もして、いずれにしてもこの問題は国民的な論議を十分尽くさないといけないなとこういうふうに思っております。
 先般も地元紙の世論調査が少し出ておりましたが、確か反対が5割を超えて、賛成が確か2割はいかなかった、10数%くらいだったかなと。ということは、反対が賛成の3倍ぐらいということですね。それから、確か2、3割ぐらいの方がわからないというお答えだったと思う。わからないというお答えが非常に多いということは、十分国民の皆さんにこの道州制というものが持つ意味とか、社会にどういう影響を与えるのか、そうしたことの十分論議が尽くされていないからだと思うので。この問題は、私は頭から道州制反対だという考えではありませんけれども、まさに富山県も発足して130年ということですが、これだけの歴史のある都道府県制というものをなくして道州制ということにするには、よほど論議を尽くして、確かにこういう手立てをすれば今より国民の皆さんが幸せになるという確信が持てなければ、軽々に思いつきとか、いろんな課題がある中で、何となく道州制といえば改革派のような印象を与えますので、そういう当面の何か政治スタイルとして取り上げるような問題ではなくて大変重要な問題ですから、事柄の重要性も踏まえてしっかりと知事会の中で議論をしていこうと思いますし、また同時に国民の皆さんにも、また国政にいらっしゃる皆さんにも知事会としてしっかりとしたそういう問題提起をすべきだろうと、こういうふうに思っております。
 それから、何となく今大都市の利益といいますか、そういうような雰囲気が出ているというのは、例えばどういうところかということでしたが、今の段階での印象ですけどね。例えば、経済再生とかというので、国際戦略特区を設けるといったような議論がありますけれども、どうも今のところお考えなのは、全国、例えば本当に限られた1、2カ所とか、あるいは2、3カ所とかということで、かつ、どうも聞こえてくるお話は、日本でも、今既に中心的な大都市の一定のところを想定されてるやにも感じますのでね。そういうことを私は一概に否定するつもりはありませんが、それ同時に、先ほども申し上げたこの5年、10年、あるいは20年近くやっぱり疲弊を続けてきた地方が、もっと活気がある、元気が出る政策をあわせて打つと。例えば地方にもそういう特区、今までも何とか特区ってありましたけど、税制上の措置もないしね。規制緩和といってもやや端っこの話が多かったわけで、やっぱり本当に経済再生ということで日本を立て直していくというならば、もちろん大都市の牽引力、そこの発展をさせていくということも大事ですが、あわせてやっぱり元気な地方があって日本の元気があるんだと私は思っていますので、是非ですね。それからまた、地方の中小企業が頑張っているからこそ日本のものづくり産業とかそういうものが元気があるので、そこの視点を知事会の中でも、今までも言ってきましたし、そういう流れは少なくとも知事会の中にはあると思いますけれども、今度の全国知事会でもそういったことは主張したいと思いますし。また今回の選挙でもそういった地方の活性化、それを通じて日本を再建すると、そういう視点も重要になると思いますし、そういう主張が今回の選挙の中でもいろんな政党から出ることをむしろ期待したいと思いますね。

○記者
 道州制が参院選の焦点になることはどうですか。

●知事
 そうですね、焦点というか、幾つかあるうちの1つにはなるんでしょうけれども、ここで、ですから論議が深まることはいいと思うんですがね。中身がなくて、ただ現状を変えるという意味では何となく目新しい感じがするのでね。ただ、流れで道州制といった政党が、中身を十分詰めないままで何となく、(選挙)結果も良かったから、これで国民の皆さんの信任を得たんだということになるのはちょっとどうかなと。やっぱり十分、各政党の政権公約を拝見しても、道州制といってもその中身はまことに抽象的なので、そこは選挙の結果いかんにかかわらず十分国民的論議を尽くしていって、道州制が中長期的に望ましいということに仮になったとしても、それにはさまざまなハードル、今より良くするためには国民の目から見ていろんなハードルがあると思うので、私はなかなか今一部の方が言っている道州制では今より良くなるというふうにはとても思えないので、そういう意味では選挙の結果いかんにかかわらず、道州制については、今後もしっかりした議論をまず積み重ねるべきだと。国民みんなで、しかも抽象論ではなくて具体論で、例えば今言われている多くのことは、今の都道府県制度で本当にできないのかということもあるし。それから、例えば都道府県を廃止してその大部分、ほとんどの事業は市町村に譲ると言っているけど、ついこの間平成の大合併をやって、未だにその後遺症もあって、いい面もあるけどいろいろ言われている中で、それを急いでやるということは半ば半強制的に市町村合併をまたやるのかということにもなるし。それから道州というけど、どこに州都を置いて、道州間はおのずから財政格差が今より大きくなると思うんだけど、その調整をどういう仕組みでやるのかとか、そういうことをしっかり一つ一つ検証していかないと、これだけ歴史があって、国民の皆さんに定着している都道府県制というのをなくす以上はいろんな検証をしっかり具体的にして、今より間違いなく良くなるんだということでなければ、後で悔いを残すことになる、そんなふうに思っていますね。

○記者
 3点お伺いしたいんですが、参院選後ぐらいでしょうか、TPPに正式に交渉入りすることが予想されると思いますが、この参院選で富山選挙区から送り出す候補として、結果的にどの方がなるかわかりませんが、参院選でTPPに対してどのような考え方を有権者に訴え、またどういう考え方を基本的に持っていてほしいというふうに知事は期待されますかということがまず1点目です。
 2点目は、先日の県議会の代表質問で、TPPに関する県の農林水産業に関する影響額を知事は示されましたけれども、TPP交渉、20超の分野がある中で、市場アクセスとか知的財産とかISDとかがありますが、知事として一番関心を持ってる分野は何でしょうか。それが2点目です。
 3点目ですが、先日、上市町で岸田外務大臣と会われた際に、北京・大連便の早期運航再開に向けた支援をお願いしたいということを要望されました。その中で、日中関係が、路線需要の低迷を先方は挙げているけれども、その背景には日中関係があると考えておりますというようなことを触れておられました。地方の観光が外交によって時にあおりを受けることがあるという認識があるのかなというふうに思ったんですけれども、地方の政治を預かる身として、地方観光を振興する上において、外交ではどういうことを気をつけてほしいかという思いがあればお聞かせください。以上3点です。

●知事
 まず、TPPについては、私の考えは先般の6月議会で申し上げたとおりで、もちろん農業に対する影響が何といっても大きいわけですけれども、したがって、農業が交渉いかんによっては大変重大な影響を受けますから、例えば米などの重要品目の関税撤廃は避けるべきだということを農業関係者の方々が中心におっしゃっているわけで、それは私は非常によくわかりますし、それは是非安倍総理にも、そういったお米などの重要品目については聖域を守るんだと、そういう交渉の余地は十分あるんだということを理由にして、確かこの7月末の交渉参加(の表明に際し、)ということもおっしゃっているわけですから、それは是非貫いてもらいたいと。同時に、やっぱり日本という国は、さはさりながらものづくり産業、製造業などを中心に、資源の乏しい国ですから、結局日本の国内でそうした第2次産業等で、第3次産業もあるかもしれませんが、付加価値をつけて、それを外国の皆さんが輸入する、買ってもらって、それで国を成り立たせている、そういう意味での貿易立国という国でもありますから、ここでTPPでお互いに関税を引き下げたりいろんな障壁を減らしたりしてやっていこうという中で、仲間外れになるようなことになっては全体として日本の国の国益を守れないということもあり得るわけですから、最終的には十分そうした農業の問題等に留意しながら、本当の意味で国民の皆さん、いろんな立場、いろんな分野の国民の皆さんがいらっしゃるんですけれども、全体として日本の国にとって一番いい、まさに国益を実現するように頑張っていただきたい。また、そういうバランスのとれた主張をする方が国民の信任を受けるということが望ましいかなと思っております。
 それから、ご質問は農業以外にもどんな分野に影響があるか、関心があるかということですか。これは、私もあらゆる分野について勉強しているわけではありませんが、やっぱり医療の分野とか保険の分野とか、いろんな点で懸念する声があるわけですから、当然ながら交渉する中央政府の皆さんはそういった点も含めて粘り強くやってほしいし、また今回の参議院選挙でもそうしたことが議論になるんじゃないかと思っております。
 それから、この間の岸田外務大臣への要請とも関係しますが、北京・大連便ですね。他の休止になった路線も、いずれも日中間の外交関係が微妙になってきたこともあり、もちろん他の事情もないとは言いませんが、搭乗率が下がり、そこへかなり尖閣諸島問題で重要な影響が出て、お客さんもどんと減るということで運航停止になった経過もございますから。私が大臣にお願いしたのは、もちろん日本の国として安全保障の問題とか領土問題とか、これはやはり国としての筋論、しっかり主張していただくのは当然でありますけれども、同時にそこをうまく、いわば一種の政経分離とでも言いますかね。やっぱり経済の問題とか観光の問題とかというのは、文化面でもそうかもしれませんが、非常に日本と中国、あるいは韓国なんかもそうかもしれませんけれども、大変密接な関係に既になっておりますから、日本の活性化、また元気な地方をつくっていくということからいっても、そういう外交関係の国として主張すべき筋論はもちろん貫いていただきたいんですけれども、そのことが結果として地方の経済、観光、いろんな点に非常に大きな影響を及ぼすということにならないように、いろんなことに配慮して外交をやっていただければと、こういうことはもちろんお願いしておりますし、その点は大臣にも、それはそのとおりだと言っていただいたと思っております。
 いずれにしても、この北京・大連便ですね、早く運航再開したいと思っておりまして、今いろんな努力を、もちろん国にもお願いしていますけれども、県としてもいろんな努力を積み重ねているところでありまして、今後も頑張っていきたいと思います。

○記者
 質問2点です。まず1点目なんですが、入山料に関してなんですけれども、富士山が世界遺産登録を機に入山料試験導入という方向になりましたが、富山県でも2年後の新幹線開業で、恐らく輸送力、鉄道は3倍以上に増えるということで、立山への入山者が増える可能性もありますが、入山料試験導入に関して、県として今後具体的に検討されることがあるかという点が1点目です。
 2点目は少し細かい話で恐縮なんですが、先月南砺の山中で事故に遭われた方を救出するためにヘリが出動しましたが、連携している各県ともに整備等でなかなか飛べず、新潟から飛んでかなり遅れてしまい、結局亡くなるという事態になりましたけれども、何らかの問題点がなかったかどうか、県としての見解と、今後、周辺県と何らかの協議などを行う予定があるかというこの2点について教えてください。

○記者
 質問2点です。まず1点目なんですが、入山料に関してなんですけれども、富士山が世界遺産登録を機に入山料試験導入という方向になりましたが、富山県でも2年後の新幹線開業で、恐らく輸送力、鉄道は3倍以上に増えるということで、立山への入山者が増える可能性もありますが、入山料試験導入に関して、県として今後具体的に検討されることがあるかという点が1点目です。
 2点目は少し細かい話で恐縮なんですが、先月南砺の山中で事故に遭われた方を救出するためにヘリが出動しましたが、連携している各県ともに整備等でなかなか飛べず、新潟から飛んでかなり遅れてしまい、結局亡くなるという事態になりましたけれども、何らかの問題点がなかったかどうか、県としての見解と、今後、周辺県と何らかの協議などを行う予定があるかというこの2点について教えてください。

●知事
 まず、入山料の件ですけどね。これは富士山には富士山のいろんなご事情があると思うんですけれども、富山県としては、お話しのように2年後に新幹線開業ということもちろんありますけれども、今の時点でそれを理由に直ちに入山料について具体的な検討を始めるということは考えておりません。当面、今検討始めておりますのは、マイカーなんかは規制、そもそも立山の一定以上のところには入れないようにしてあるわけですけれども。観光バスなんかでもかなり今では、大都市などではもう走行できないような性能の、排ガスを除去する性能がちょっと足りないようなバスが立山にお客さん運んでかなり来てるといったような問題もありますので、こうしたものを、おっしゃるようにこれから新幹線も来ますといよいよお客さんも増えると思いますから、そうした観光バスなんかの排ガス規制なども行って、これを県独自で、条例によるのか、あるいは今の法体系のもとで何らかの法律なり規則なりでカバーできるのか、今検討中でありますけれども、そうした環境への影響を規制強化するような形で対処するのかなと。まずそれが先決かなと。と同時に、一般論とすれば、大変にお客さんが増えてきたときに、それに伴ってさまざまな清掃とか廃棄物処理とかといったようなことも含めて財政支出も増えることになりますから、それを登山される方に一定の受益者負担を求めてはどうかという考え方ももちろん一般論としては当然ありますので、そうしたことは一般論としては十分あると思うんですが、今の時点で検討するかと言われれば、今はまだその状況ではなくて、今言った環境保全の面からの規制強化について今検討を始めているということであります。
 それから、南砺の山中の事故のときの対応、正直詳しいことは聞いていませんけれども、結局ヘリコプターという輸送手段の常として定期的に検査をしなくてはいけないとか、また、もちろん何らかの不具合が生じたときは臨時に検査しなければいけない。一方で、ヘリコプターそのものは、それぞれ大変貴重で高価なものでありますから、1つの県でたくさん何台も保有するということはなかなかできないわけですので、従来から、例えば富山県の消防ヘリが定期点検に入ったという場合は、あらかじめ隣県の石川県とか岐阜県とか、あるいはケースによっては長野県とかそういうところと、あるいは新潟もそうじゃないかと思いますが、近隣の県とあらかじめお話し合いをしておりまして、お互いにカバーし合うと。石川県さんの方が定期点検に入っている場合もありますからですね。そういうふうにしているんですが、たまたま今回、石川もそんなようなことで、結果として新潟からおいでいただいたということかと思いますが、これはまた、今回、もう少しこの事柄の事案をよく精査しまして、今の仕組みで何か問題があるとすれば、もちろん当然直さなくてはいけない、改善したらいいと思いますが、ヘリコプターというものの性格上、ケースによってはそういう場合が出てくると。ですから同時に、やはり山に登ったり、あるいは深い山中に入ったりする方については、いざというときにはやっぱりいろんなことでそうした消防だとか警察だとかいろんな方、あるいは地元の方々にご負担をおかけすることになりますから、入山する際に十分また自己点検もしてもらわなければいけない、そういう面もあろうかと思います。この事案については正直まだ詳しく聞いていませんので、そうした事柄をよく確認して、適切に対処してまいりたいと思います。

○記者
 先ほどの参院選の関係の続きなんですけれども、県選挙区について特定の政党は支持なさらないということでしたが、比例の場合、今回の選挙の制度では個人を支援することもできるわけですけれども、比例の方でも特定の政党は支持せずに、したがって、個人の応援もしないということでよろしいでしょうか。

●知事 
 特定の政党だけを支援するということはなかなか、私が前から申し上げているように、多くの政党からご推薦をいただいて、県民党的立場で県政運営をやってきてるわけですから、比例区についてもそういう立場からいうとおっしゃるようなことになろうかと思います。まだ公示前ですので、余り具体的にあれこれというのはちょっと差し控えたいと思いますがね。

○記者
 比例の場合は地元関係の候補者がいらっしゃって、個人名で投票することができるんですが、そちらも含めて。

●知事
 それはちょっとまだ正直、公示前でもあるし、細かく全てまだ検討しておりませんので、また正式に立候補者が決まった段階でよく考えてみたいと思います。

注)( )内は、発言内容をわかりやすくするため補足した部分です。
  ※は、発言内容を訂正した部分です。

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