富山県ホームページ メニューを飛ばして本文へ

メニュー


検索


本文

ホーム > 組織別案内 > 経営管理部 広報課 > 知事記者会見[平成25年度] > 定例記者会見[平成25年6月6日(木)]

知事室へようこそWelcome to the Governor's Office

知事記者会見[平成25年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成25年6月6日(木)]

◆日時 平成25年6月6日(木)午後1時30分〜2時23分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)夏の誘客戦略「立山黒部+富山」の展開について リンク
(PDF 6845KB)
リンク
(8分33秒)
(2)富山県・京都府による東京シンポジウム「歴史・風土が育む未来遺産」の開催について リンク
(PDF 2672KB)
リンク
(4分57秒)
(3)立山道路(桂台〜美女平間)の開通日の前倒しについて リンク
(PDF 3732KB)
リンク
(3分41秒)
(4)特別職の給与の減額措置について リンク
(PDF 35KB)
リンク
(7分10秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)職員給与の臨時的減額の6月議会提案について
(2)富山−東京便へのB787型機の導入等について
(3)志賀原発の原子力規制委員会への報告について
(4)北陸電力との原子力安全協定の協議再開について
(5)合計特殊出生率の増加について
(6)北陸新幹線の列車名公募等について
(7)震災がれきの広域処理量の減について
(8)政府の成長戦略素案について
リンク
(26分27秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

※配布資料(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

※動画ファイルをご覧になるには、Microsoft社の「Windows Media Player」が必要です。Windows Media Playerがパソコンにインストールされていない方は、下記のMicrosoft社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。

Adobe Reader のダウンロード リンク
Windows Media Player のダウンロード リンク

記者会見録

1 知事からの説明事項

知事記者会見の様子(知事からの説明)●知事
 最初は、夏の誘客戦略ということでありまして、「立山黒部+富山」という新しい旅行商品の造成をいたしました。
 内容を見ていただきますと、JRとタイアップしまして、旅行商品の造成、販売をするんですけれども、これ(配付資料 JR東日本のパンフレット「立山黒部&富山」の表紙の写し)を見ていただくと、これだけ見たのではわからないんですが、皆さん従来だと、例えば北陸の旅行というと、旅行代理店なんかへ行きますと、どうしても金沢、北陸が中心のこういう書き方になっていて、石川とか福井はやや脇のほうにあると、こういうのが非常に多かったんですね。それで、私は東京のいろんな方から、富山県が非常に観光に熱心で、非常に魅力があるところだというのはすごく感じているし、実際行ってみると、食べ物もおいしいし、資源も多いんだけど、しかし実際に旅行代理店に例えば行ってみると、こういう雰囲気のものが圧倒的に多くて、富山(への旅行)というとせいぜい立山黒部アルペンルート、こういうのしかないと。これ(JR東日本の旅行パンフレット)は実際、立山黒部アルペンルートで山の上にある立山ホテルとか弥陀ヶ原ホテルと、あと宇奈月温泉が少しあって、あとは大町。だから、これで特に首都圏の人は黒四ダムぐらいまで行って、あるいは立山室堂まで行って、折り返してまた戻ると、大町側に。せっかく、例えば立山黒部というすごい資源があるのに、富山県全体の観光振興と必ずしも結びついていないんじゃないかというご助言をいただくことが多ございまして、そこで、うちの観光課の職員に大変頑張ってもらいまして、休日返上で一生懸命やってくれたんですが、JR東日本と連携しながら、まさに立山黒部アンド富山と、これが皆さん見どころでして、実はもう若干時間があれば、この中身もつけて本物のものを皆さんにお配りできるんだけど、まだ若干、微調整が残っているので、ちょっと表紙だけ見ていただくことになりましたが、この中には、もちろん立山黒部に行って、弥陀ヶ原ホテルとか立山ホテルももちろんあるんだけども、富山平野にたくさん魅力的なところがありますよと。ホテルももちろんあるんだけど、旅館もあるし、それから何より食べ物がおいしいとか、富山平野にはこんなに名所がたくさんあると。かつ、富山湾鮨とかおいしいものがたくさんあるし、例えばラ・ベットラの落合さんにも登場してもらって、食べ物も、観光資源も大変魅力的な富山平野がありますと。意欲的なホテル、旅館(については)ここに実際に自分のところに泊まったら料金が幾らだと、どういうサービスをしますというのを全部ここに書いてある。今まで総論的には富山県というのは非常に観光資源が多いというのが随分浸透してきたと思うんだけども、今回さらにその点を、実際に富山県に観光に来て宿泊をする、富山の食事を楽しむ、そういった観光行動につながるように、JR東日本といろいろ協議を重ねて、そういう段階に来たということであります。
 これとあわせて、JR山手線の車体広告をやらせてもらおうと思っております。これは、ここにありますように、立山氷河とか、それから弥陀ヶ原とか、それから新湊大橋・海王丸、こういったようなものも山手線の車体広告としてPRいたします。それから、旅行雑誌の「じゃらん」でのPRもやると。それから、全国規模の登山用品ショップにおけるPRということで、今、室堂のほうに石井スポーツ店などが夏にはイベントをやったりしますけれども、例えばホテル立山店にノースフェイスという店舗が出ておりますが、ここなども大変、この5月の連休などは売上げが5割を超えた、前年同期(比)5割増になったりしておりますが、こうしたことで引き続き、今までよりもさらに飛躍的に富山県に観光に来てもらうと、こういう作戦を立てて実行していると。
 もう1枚おめくりいただきますと、山ガールガイドとアルペンルートを散策するツアーということで、この7月から9月ごろにかけて12回程度やろうということにしております。ちなみに今年からは、山ガールの方を1年通年で雇用させていただいて、年末の12月から3月ぐらいまでは富山平野の富山の観光資源を、食べ物のおいしさも含めて十分観賞をしてもらい、知識を身につけてもらうと。立山に登った方々には、立山黒部の自然の豊かさ、雄大さのPRはもちろんですし、また弥陀ヶ原の散策などもコースをつくってご案内したりするのはもちろんですが、下山して富山平野に行ったら、富山平野にはこういういいところがたくさんあると。こういうPRを山ガールの方にもしてもらうと、こんなようなことにしております。
 それから、あわせて山ガール弁当というのも今回出すことにしていまして、富山駅や室堂で、これは源さんに協力してもらっているんですけれども、山に登る女性たちが楽しめるようなお弁当をつくっていただいていると。
 それから、アウトドアイベント、立山黒部アルペンフェスティバルもやることにしておりまして、これで今年で3回目ですが、去年は来場者が1万2,600人だったそうでありまして、今年もトレッキング等の体験ツアーとか、アウトドア用品の展示体験とか、安全登山の啓発とか、いろいろ楽しめるし勉強にもなると。そういったようなフェスティバルも予定しているところであります。

 それから、次に、富山県と京都府によります東京シンポジウム「歴史・風土が育む未来遺産」の開催についてであります。富山県と京都府、今回それぞれ誇りとできる歴史や文化、風土がありますけれども、今回、ここにあるような趣旨で、富山県と京都府と共同で東京シンポジウムをやろうと、こういうことでありまして、7月15日、これは祝日です。よみうりホールで1,000名ぐらい(の来場者)を予定しております。これは、先着順であり明日から募集をさせていただきます。
 内容は、その下にあるとおりでございまして、メーンはもちろん(富山側は)中西進先生と、京都側は村井康彦先生、この2人の大変知名度のある学者の方にそれぞれ越のくにの文化と平安京(※平安時代)始めの京都の文化の関係、相互に影響し合って、そうした結果、日本の文化に深みができ、より魅力的なものになったと、こんなようなお話をしていただけると思います。それを受けまして、私と京都の山田知事とで対談もさせていただくということになっております。
 1枚おめくりいただきますと、歴史・風土が育む未来遺産ということで、今日の日本の文化を築いてきた、それとそれぞれ都や越のくにの歴史・風土との関係とかといったようなことを、また中西先生はかねて日本の文化というのは南北構造だという大変な立派な論文も書いておられますが、そういった趣旨の議論になろうか思います。
 私もせっかくの機会ですから、多分、大伴家持が1,300年前に平城京から富山に来て、非常に作風が変わったり、成長されたり、こういったところは中西先生が当然大変ご造詣がある大学者でいらっしゃいますのでお話しされると思いますが、例えばそういうことでいうと、近代というか現代、例えば棟方志功などを事例として紹介させていただいて、この方も文化勲章をもらったり、世界的な賞をたくさんもらった著名な方ですけれども、この方も青森の出身で、東京に出て、京都の影響も受けたけれども、ご承知のように、第二次世界大戦の終わったぐらいから(※終戦間近に)富山の福光に疎開をされて、富山の風土、文化、人情に大変影響を受けて、作風にさらに深みができて、立派になったと言われております。
 そういった方々のお話もしながら、富山県の風土、特にとなみ野のほうには「土徳」という言葉もありますけれども、こうしたことが芸術、文化とかそういうことにかかわる人にいろんな意味でいい影響を与える。そういう魅力的な風土、人情を持った土地柄であるというお話もしようと。そうすると、北陸新幹線に乗って、立山黒部を見に来るという方をもっともっと増やしたいし、おいしい富山湾のお鮨とかお魚を食べに来る人も増やしたいんですが、あわせて、芸術とか文化の面でも創造的な人材を育む、そういう基盤のある富山県だということがアピールできて、より多くの観光のお客さんとか、定住・半定住、特にクリエーターみたいな方の半定住の場として非常に最適な富山県であるといったようなことをアピールしたいなと、こんなふうに思っております。

 次に、3点目ですけれども、立山道路の開通日の前倒しということでありまして、立山道路のうち桂台から美女平まではこれまで5月1日から開通するというふうにしておったんですが、来年から2日間、これを早めまして、4月29日の祝日の日からというふうにしようと思っております。そういたしますと、今度、雪の大谷の開通も1日早まって、4月16日からになったんですけれども、30日までは、これまでですと美女平まで立山ケーブルに乗って利用するしかなかったんですが、これからは4月29日からは、室堂までの例えば大型の観光バスによる直接乗り入れというのが可能になるということであります。それは、一つは桂台や美女平間の落石とか雪崩対策が相当進んできたということと、最近は積雪量も安定的に推移していると、こういうようなこともございます。
 それからまた、こういうことをしっかり考えてやろうという一つのきっかけになりましたのは、来年4月29日に伏木港にダイヤモンド・プリンセスという大型客船、11万6,000トンぐらいですけれども、お客さんだけで3,300人ぐらいの方が乗っている。乗組員を入れますと、約4,500人の方々でありますが、こういう方々がせっかく朝着いて、夕方また別の港に出港されるまで、なるべく富山県内を何十台もの観光バスに乗って楽しんでもらうわけですけれども、こういうふうにすると、時間がかなり節約できて、早く立山黒部の一番革新的な雄大で美しい風景、自然に触れることができると。外国等からいらしたお客さんにとっては、大変ご希望の多い観光スポットでありますから、そうしたことにもつなげて、これまで以上に大型クルーズ船の寄港回数を増やしていこうと。こういうことが狙いの一環でもあるわけでございます。
 あわせて、これは今日の本題ではありませんが、できれば立山、弥陀ヶ原に観光バスが来るのはうれしいんですけれども、えらく排ガスをまき散らして、自然の植生などに悪い影響も与えているじゃないかという議論もありますので、そちらのほうはまた今有識者会議も始めたところですが、必要な規制等があるということになれば、それはそれで適正に育成もしながら、環境面に配慮しながら、これまで以上に多くの観光客の方に雄大な立山の自然に触れていただく、こういう工夫もあわせてやっていくということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

 それから、最後になりますけれども、今回、国からの要請といいますか、9カ月間、最初は2年間ということでしたが、一般地方公務員の給与削減をしてほしいということで、いろいろ今、県の職員組合の皆様とも相談をしてまいりました。幸い、いろいろ人事課の職員や経営管理部長も含めて、真摯に職員組合の皆さんとお話し合いをしてきて、今朝、合意に至りました。大体、先般皆さんに国家公務員に準じた給与削減はやむを得ないと。国は2年間やるわけですけれども、9カ月間やっていただくということで提案をしました。ただ、あの時も、これまで大変行政改革に職員の皆さんにご協力いただいておりますので、期末勤勉手当は対象外にするといったような提案をさせていただいていたわけですけれども、細かなことは別にしまして、今朝、そういうことで合意をすることができました。職員組合、またお一人お一人の職員の皆さんには、大変苦渋の決断でありましたけれども、ご理解いただき、ご協力いただいたことについて感謝を申し上げたいと思います。
 県民の皆さんの幸せの充実、富山県の限りない発展ということが県政の大目標ではありますけれども、この実現のためには、官民力を合わせてやっていかなくてはいけないので、そういう意味では、県庁へ入った職員の皆さんにもそうした県民の幸せ、県政発展のために頑張ってもらわなくてはいけない。同時に、そのためにも行革や財政再建にも協力してもらわなくてはいけないということでお願いしてきました。今回そういうことで、つらい決断ではありましたが、組合の皆さん、職員の皆さんにもご理解いただいて、合意ができたということは大変うれしく思っております。
 なお、企業局と教育委員会は、これは労働組合の皆さんが(知事部局と)別になっていますので、まだ今の時点では交渉中ということでありますけれども、ご理解とご協力が得られるように、引き続き誠実に話し合いを進めていただきたいと、こういうふうに思っております。
 このことに関連しまして、特別職の給与をどうするかということでございますけれども、従来、遡れば平成7年(※平成17年)からの経緯がございますが、最初は知事の給与の減額が10%、副知事は7%、これが平成17年からでありましたが、20年度に一般職の給与、最初は17年からは3年間、管理職は5%、それから非管理職は3%だったんですが、20年からは一般職は、部長は4%、次長から課長さんは3%、それから一般の職員は1%(地域手当除く)と、こういうふうにしてまいりました。その際に、知事と副知事、(公営)企業管理者等については、逆に減額幅を増やして、知事は地域手当を入れますと18%、副知事は地域手当を入れると13%と、こういうふうに削減率を決めてきました。そして、一般職の削減率を一昨年4月、非管理職は削減はゼロにして、部長さん方は1%減らして3%、次長から課長は2%としましたが、特別職については削減率、減額率は前と同じというふうにしてまいりましたけれども、今回、一般職の皆さんにも、また一般の管理職にもご協力いただくということで、そのこととのバランスなども考え、一方で、国の場合は、例えば知事でいうと、国の各種の事務次官の給与をベースにして、給与の本俸を決めたりしておりますので、それも参考にしなくてはいけないですが、国の場合は、事務次官は9.77%の削減ということになっております。そういうことではあるんですけれども、今回、一般職の方に改めて今、平均で7.78%(※7.76%)という削減をご理解、ご協力いただくわけですから、今回は知事については給与を17%、地域手当3%、合わせて20%の削減。それから、副知事や(公営企業)管理者、教育長等については、これも相済まないなという気持ちもあるんですけれども、給与が12%、地域手当が3%、合わせて15%、こういった削減を9カ月間やらせていただくということにさせていただいたところであります。
 今回の私からの説明は以上で終わります。

2 質疑応答

知事記者会見の様子(記者との質疑応答)○記者
 富山−東京便に、今月15日から787の新型機が富山の路線に導入されるということで、全日空等に話を聞きますと、やはり新幹線開業を見据えての対策といいますか、対抗措置みたいなことをおっしゃられるんですけれども、改めて新幹線開業、今回は導入という部分に関してどういうふうに受けとめていらっしゃるのかという部分と、新幹線開業後のいわゆる東京便の存続についての知事のお考えを改めて。

●知事
 787(型機)については、ご承知のとおり、事故が結構起きたわけですので、その原因究明という点でどうかという議論はありますけれども、その後、世界で最もそういうことに厳しいと言われているアメリカの航空局のほうでも認めたようですし、安全ということはいずれにしても確認できたということでありますので、それを前提にしますと、そうした最新鋭機が富山−羽田便に配備されるということについては、利用者の皆さん、1機当たりの乗客数も増えますし、また大変安定的なというか、静かな環境で輸送される、運航されるということですから、安全面でクリアできたということを前提として考えますと、それはそれで富山−羽田便についてはよかったんじゃないかと思います。
 問題は、そのことによって、新幹線開業後も富山−羽田便をできるだけ継続していくこととの関係でどうかというお話だったかと思いますが、普通に考えると、今までの古いというか、従来の航空機に比べれば、安全面とか、また効率の面というような点で優れていることは一般的に言われていますので、新幹線との競争力という意味では、航空機側の性能がよくなれば、新幹線との競争関係の面で、少なくとも従来機に比べればプラスの要素があるんだと思うんです。そういう点では、ある意味では、存続をできるだけしてほしいという立場からいうと、歓迎したいと思いますが、今後もできるだけ、富山−羽田便の新型機も入ったことですから、さまざまな面でお客さんが気持ちよく乗れるように、また乗った場合にいろんな利便性が高まるようなことも含めて、例えば羽田に着いたら、羽田から今度、国内各地には乗継割引制度を普及させてもらっていますが、それからまたアジアを中心に、いろんなアジアの都市にもすぐ、便利な形で乗り継げるとか。そういった面での利便性を高めてもらうことで、新幹線との競争力が高まれば、新幹線が来ることで大変大きなプラスはあると思いますが、富山−羽田便もそれなりに存続しやすくなる可能性もありますので、ぜひそういうところを目指して、全日空さんともご相談をしていきたいなと、こういうふうに思います。

○記者
 発表にあった給与削減条例なんですけれども、県職労のほうとは合意に至ったということなんですけれども、残る企業局とか教育委員会はまだ協議中、交渉中ということなんですが、今日のこの段階で条例案を出されると。これは全て一本(の条例)のはずですよね。

●知事
 ええ、ですからもちろん企業局あるいは教育委員会も組合の皆さんの理解、協力が得られるということを期待はしておりますけれども、条例は諸般の情勢から考えて、この6月議会には出したいなと思っていまして、そのためにも、幸い県職労、一般職の県の知事部局の皆さんのご理解、ご協力が得られるわけですけれども、ほかの分野の皆さんにもご理解いただけるように全力を尽くしたいなと思います。

○記者
 北陸電力が志賀第一原発の下にある断層は活断層ではないという報告を今日出すそうですけど、もちろん本県には原発がありませんが、(北陸電力の)本店を富山に抱える県知事としてどういうふうにお考えですか。

●知事
 これは、北陸電力さんが近々出されるという、原子力規制委員会に、その報告書は正直まだ見ておりませんし、それから何か伺いますと、最終報告ではなくて中間的な報告で、さらにもう少しいろんな点を調査されるということですから、いずれにしても、今の段階で結論は出ないんじゃないかと思いますが。もちろん北陸電力さん、これまでも環境保全や地震対策も真剣に取り組んでこられたと思いますし、いろんな調査をして、活断層があるということは、証拠というか、そういうことはなかったというようなご報告の内容に承っていますけれども、この点はやっぱり日本を代表する専門家の皆さんが集まっていらっしゃる原子力規制委員会で十分ご審査いただいて、確かにそうだということになれば、それはそれで北陸電力さんにとってももちろんいいことでしょうが、富山県を含めて日本は今、エネルギーをいかに安定的に確保するかということが非常に大事な時期ですから、そういう活断層がないということが客観的に証明できれば、それはそれで国民全体にとって、少なくともプラスの話ではないかなと思います。

○記者
 今の質問に関連してなんですけれども、富山県と氷見市が北陸電力と協議をして、今、休眠状態にある原発の安全協定の協議が、これはもう1年近く開かれておりませんが、前回が(昨年の)6月29日だったと思うんですけれども、今後いつ頃再開される見通しかということについて。

●知事
 これは、もちろん安全協定、早目に結びたいところではあるんですけれども、まさに今の活断層がもし万々一あるということになると、そもそもあそこに(原発の)立地を続けることがどうかという議論になってくるわけですから、安全協定を結ぶ大前提のところがまだ不安定なわけで、まずはやっぱり活断層が確かにないということが客観的に証明されるということが大事で、そういう状態になれば、再稼働の問題も当然国のほうと電力会社とでも議論になるでしょうし、私どものほうとしても、そうしたことが視野に見えてくれば、改めて原子力安全協定を早く結ぼうというアクションをするということになると思います。ただ、今はその大前提のところが議論になっているわけですから、今はやっぱり電力側にしても、それよりも一番ベーシックなところを議論しているので、それまでの間は少し時間が欲しいということになるのは理解できるところだと思います。

○記者
 国の人口動態統計が発表されて、(富山県の)出生率が1.42に回復しました。この数字をどのように受けとめておられますでしょうか。

●知事
 これは正直、ちょっとうれしいというか、少し改善したということについては、前向きに受けとめたいと思います。ただ、少し改善したとはいっても、まだまだ人口減少を食いとめていくにはご承知のとおり、この数字が2.08ないといかんという計算になるようですから、できるだけそういうところに日本全体、また富山県も努力をしたいなと。すぐに2.08というのは無理でしょうけども、もう少し上がるように努力していかなきゃいかんと。
 幸い、今回出生率も少し上がったということもさることながら、富山県はこれで8年ぶりかな、出生の絶対数、数が8年ぶりで増加に転じたということでありますので、これは大変うれしいなと思っていまして、それは結局、結婚をして、出産をしようという方がやはり増えている。特に東日本大震災がきっかけで、家族の価値とか、家庭の価値とか、親子のきずなとか、そういったことの重要さが再認識されたことの影響だという専門家もいらっしゃるようですけれども、いずれにしても、それはいい方向だと思います。
 ただ、そのためにも、先般から進めております子育て支援、少子化対策、特にお子さんをもっと安心して産み、育てられるために、どういうことを支援したり、サポートしたらいいかという、この有識者懇談会というか、子育て支援・少子化対策県民会議の部会をつくって、今、専門部会をやっていますけれども、これの審議を急いで、またその審議の参考にして、できるだけ前向きな政策を展開するというふうにもっていきたい。
 幸いというか、安倍内閣でも改めて支援対策、少子化対策ということに力を入れるという動きになっておりますから、そうした国の政策の様子もにらみながら、できるだけこの機に、県民の皆さんが安心して出産をして、子育てもしていただけるような、そういう環境づくりに努力したいと思います。

○記者
 5月30日からだったと思うんですけれども、新幹線の列車の名前の募集が始まって、県のホームページにも昨日か何かに載っていたと思うんですけれども、知事としてはどのような列車の名前が(いいのか)というのと、あと長野の名前、呼び名のほうなんですけれども、あの協議というのは進んでいるのでしょうか。

●知事
 後の質問を先に申し上げますと、おっしゃるのはあれですね、北陸新幹線という名前に長野という表現が入らないかという点ですか。これは、長野県の経済界などの一部にそういう声があるということは伺っておりますけれども、正式に何かそういうふうにお話を伺ったということはございませんが、そういうふうに考える、長野県の中にそういうご意見があるということは理解はできるんですけれども。ただ一方で、北陸新幹線という名前は、この40年ほど前に整備計画や基本計画ができて以来の国が法律に基づいて定めた名前になっておりますので、まして金沢までは2年足らずになりましたし、さらに時間はかかりますけれども、敦賀までの延伸着工も進んでいる。さらには今、敦賀の先のルートをどうするかということを関西広域連合や福井県さん含めて議論を真剣に始めつつある中で、北陸新幹線が例えば富山どまりとか、当分その先には行かないというんだとあれですが、金沢まではあと2年足らずだし、その先の敦賀までもレールに乗った話で、そこから先、大阪までと考えると、ちょっと路線の名前に北陸以外の名前を付加するというのは、何となくバランスが悪いかなという気がしますよね。そういう意味では、やっぱり北陸新幹線という名前でいくのが基本かなと思っております。
 それから、今お話のあった列車名については、これは私が特定のこういう名前がいいということを申し上げるのは控えさせていただきたいと思いますが、一つには、やはり北陸地域を走るわけですから、沿線の住民の皆さんが、富山県民の皆さんはもちろんですけれども、石川なんかも含めて、あるいは福井や将来のことも考えて、それなりに皆さんが親しみが持てて、北陸のイメージにふさわしいような、できれば国民的に見ても、ああいい名前だなというものがあるといいなと思いますし、もう一つ、新幹線というのはやっぱりこの北陸信越地域に非常に大きなインパクトがあると思いますし、ストロー現象とかいろんな議論もされますけれども、うまく活用すれば、大変プラスの効果が大きいというか、そういう意味では私は北陸新時代というか、また同時に環日本海時代ですから、やっぱり沿線住民の皆さんが将来に希望とか誇りとか夢を持てる、勇気が出る、元気が出ると、こういうような名前になるといいなと、こういうふうに思っております。
 ですから、なかなかこれは県がこれがいいじゃないかとか、富山県がこうだとか、石川県がこうだということではなくて、ぜひそういう意味では富山県民の皆さんに、いろんないい名前を考えていただいて、大いに、今募集しているわけですから、これは最後はJRさんが決めるわけですけれども、JRの皆さんがなるほどといういい名前をどんどんお知恵をお出しいただいて、積極的に応募していただくということを期待したいですね。

○記者
 昨日、がれきの受入量の大幅削減が環境省からあったと思うんですけれども、まずこれの第一報を聞いたときの知事の率直な感想というのと、あと未だに、一部の市民グループの方とかが反対をされる、受け入れに反対だということでアクションを起こしているんですけれども、国に対して、こういう受け入れてほしいといっていた岩手県に対してなのかわからないですけれども、どういうふうに今回のことを、単純に減ったからよかったねという話ではなくて、何か数字がありきで話が進んできて、今回県内では3団体が受入れしたいというので県がコーディネートしてといった状況だったと思うんですけど、これをどういうふうに捉えていらっしゃるのかご見解をお願いします。

●知事
 今回、私どものほうで受入れを予定していた岩手県の山田町ですか、その可燃物の受け入れの量が減ったということなんですけれども、その理由、これは大臣名でそういう文書をいただきましたけれども、一つは、どうしても大量の災害廃棄物ですから、現地へ行かれたかどうかわかりませんが、山のように積み重なっているわけで、ある程度概算で、その中で可燃物がどのぐらいとか、いろいろ推定が入るのはやむを得なかったと思うんです。それが、実際に段々、かなり処理量が、既に処理済みになった分も増えてきて、また時間の経過とともに、より詳細な調査ができるわけですから、調べてみたら、思ったよりも可燃物の割合が当初の推計よりも低かったとか、また混合廃棄物の中の可燃物というのは、時間が経つと段々劣化して、いうなれば普通の土砂と変わらない、粉々になってしまって、あえて運んでいくという必要もないという状態になったりする分があったんだろうという、その2つの理由で、可燃物が実は当初想定よりも減ったというようなご連絡をいただきました。
 そういう意味では、正直いうと、もう少し緻密な推定ができなかったかなとは思いますけれども、やっぱりいろいろ考え合わせてみますと、私も現地へ行って、あのときやっぱりこれは大変だと本当に思いましたし、数字が変わるのはやむを得ないんじゃないかと。同時に、それがむしろ処理量が減る方向できているということは大変、そのこと自体は決して悪いことじゃありませんし、それからそれでもまだ、確か減ったといっても岩手県での処理済みの量というのは52%だというふうに、これは環境大臣からの文書でそうなっておりますので、まだ半分近く残っているということですから、これはやはり現地へ行かれたら実感されると思いますが、本当に早く広域処理に協力してあげないと、その後のまちづくりとか、地域振興に差しさわりがある。また、何より被災地の住民の皆さんに精神的な面でも大変ダメージが大きいと。これは理解できますので、引き続き、1市2組合とご相談しながら受入れしていくと。ただ、量が減りましたので、今のところ、1市2組合の受入れ、当初の量を大体同じような比率で少なくしていくということでどうかなということでご相談しておりまして、恐らくそういう方向に、細かい経緯は別にして、大きな流れとしてはそういうことになるかなと思います。

○記者
 昨日、アベノミクスの第3の矢が発表されまして、一部、例えば地方経済に対する対策が欠如していると指摘というか、批判も一部にあるようですが、知事は今回の3本の矢、成長戦略が出そろったわけですけれども、どのように受けとめていますか。

●知事
 成長戦略、そろったというか、私も安倍総理のお話を直に聞いていないので、正確なところはまだちょっとあれですが、今の段階でおっしゃれることを言われたということで、今後、夏ぐらいまでにもう少し肉づけをされるのではないかなとは思います。ただ、確かに成長戦略というと、規制改革とか税制とか、かなり思い切ったことをやるべきじゃないかというようなお立場の経済学者とか、いろんな経済界の方も中にはいらっしゃると思いますので、少し期待していた点に比べてもう少し頑張ってほしいというようなご意見もあるかもしれませんけれども、その点は、あれでおしまいというのではなくて、今後もいろいろお考えになるんではなかろうかと思っております。
 私のほうは、先般も経済再生(担当)大臣にもお会いしたり、昨日は国土強靭化担当の大臣の古屋大臣にもお会いしてきましたが、やっぱりぜひ今度の経済戦略として打ち出されたものをどうこういうということではなくて、いろいろ今まだご検討中のものがいろいろおありだと思うので、ぜひ地方にもっと光が当たる政策に配慮してほしいということは、この間お願いしてまいりました。特に例えば国際戦略特区なんかで言われているのは、これは最初打ち出された方々のお考えとしては、例えば法人関係税を減らすとかというようなことも含めたかなり思い切った内容になって、最初の頃はそういう話もありましたが、今まだ結論が出ていないんでしょうけれども、同時に我々、あれはどちらかというとやっぱり国内に1、2カ所か2、3カ所、どうも大都市地域中心におやりになるようなので、この間も経済再生担当大臣にお会いして、ぜひそういうことをやられるのであれば、富山県のように地方でも非常に懸命に頑張って、医薬品の世界とか、自動車関連とか、ロボットとか、航空機とか、いろんなことを頑張っているので、ここの富山県でやっていることは、小さいことに見えるかもしれないけれども、大都市に比べれば。しかし、大都市に本拠を置く大企業が実際にその製品をつくるときは、富山県で開発したそういう部品とか先端的な素材がなくてはできないわけだから、そこはちゃんと競争面でイコールフィッティングになるように、地方の今の従来ある特区というのは税制上の数値が大変さびしい内容になっていますから、そういうところはちゃんとバランスをとってほしいといったようなこともお話ししてきました。これからさらに煮詰めていかれるんだと思いますが、これからのご検討に期待をしたいと、こういうふうに思っております。

注)( )内は、発言内容をわかりやすくするため補足した部分です。
  ※は、発言内容を訂正した部分です。

知事記者会見の様子(知事のパネル説明)

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム