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知事記者会見[平成24年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成24年12月28日(金)]

◆日時 平成24年12月28日(金)午後2時00分〜2時48分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)年末のあいさつ リンク
(PDF 266KB)
リンク
(8分33秒)
(2)知事の台湾訪問について リンク
(PDF 187KB)
リンク
(8分28秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)安倍政権について
(2)国会議員と首長との兼職について
(3)来年度の予算編成について
(4)災害廃棄物の本格焼却の見通しについて
(5)富山−北京便再開の見通しについて
(6)県警警部補の逮捕について
リンク
(29分23秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

知事記者会見の様子●知事
 今日はいつの間にか御用納めの日となりました。今年1年も記者クラブの皆さんにも大変いろんな面でご理解とご協力をいただいたなと感謝申し上げたいと思います。
 1年振り返ってみますと、今年はやっぱりいろんな意味で節目の年だったなと思います。まず、世界でいえばロシア、フランス、アメリカ、韓国等で大統領選挙がありまして、オバマさん以外はおかわりになったということですし、また中国では習近平氏、これは民主的な選挙ではないですけれども、政権交代もあったと。また、北朝鮮でもご承知のとおり4月に今の方が初代の第一書記になられたわけですから、世界のいわば主要国の指導者もほとんどかわったし、オバマさん以外は。また、それ以外の日本と大変関係の深い国の指導者もおかわりになったと。また、日本ではまた政権交代があって、安倍新内閣が登場したと。富山県ではおかげで私が3期目に入らせていただきました。いろいろ考えてみますと、世界も日本も大きく転換する中で、やっぱり富山県がそういう世界の中で、日本の中でしっかりと県民の皆さんの幸せのために、また富山県の発展のためにしっかりと頑張っていかなくてはいけないという思いを改めて深くしたところであります。
 お手元に日程表もあると思いますので、またご覧いただきたいと思いますし、既に10大ニュースなんかで極一部取り上げていただいているのもありますが、例えば活力の面ですと、年度の初めに高校生や大学生諸君の就職決定率もそれぞれ99.6%、95.1%で全国高いほうから2番目ということでスタートしましたし、これはやっぱり県教委だとか、企業の皆さんの協力もありますけれども、やっぱりそれなりに厳しい環境の中で富山県の経済界が、産業界がそれなりにやはり今元気で、課題はあるけど頑張っているということの反映だとも思いますし。また2年余りで北陸新幹線が開業するということ、また伏木富山港も総合的拠点港に昨年選ばれただけではなくて、上海便も国際海上コンテナ、従来週1便だったのが2便になり、また11月から3便になる。また、ロシアウラジオストクへの国際海上コンテナも月2便で、それでも横浜、名古屋、神戸と同じで全国トップだったのが、今度月6便になると。また、ウラジオへのRORO船も今まで不定期だったのが月5便で定期化されるというようなことを考えますと、ちょっと北京便は残念ですけれども、台北便も飛んでおりますし、国際空港路線の充実もありますから、やっぱり陸海空で随分前進があったと思います。
 また、県民の皆さん、非常に気にかけていただいていた並行在来線も、もちろんまだまだ課題はあるんですけれども、幸いJR西日本の真鍋社長とも今年二度にわたって交渉しまして、私どもの事務方も随分努力をしてくれまして、1年前ぐらいに考えていたよりも相当いい形で、大幅に譲歩してもらう形になって、並行在来線の安定経営、また利便性の確保にそれなりの目処が立ってきたなと。また、幸い市町村や経済界の協力も得られて進めてこれたということで、これもよかったと思います。
 このほか、未来の分野だと、全国高等学校総合文化祭、また、とやま世界こども舞台芸術祭とかありましたし、いずれも成功だったと言っていいと思いますし、また安全安心の分野だと広域消防防災センターや、またNICU、MFICU、小児外科、中央病院の充実、またデイサービスの規制緩和とか障害者の福祉的就労ができるとか、またカドミウム汚染農地の工事も完了して、イタイイタイ病資料館スタートとか、また科学オリンピックでありますとか、高志の国文学館とか文化の面でもそれなりに成果があったと思います。
 最近判明した警察官の殺人放火事件は、本当にこうして並べてみると、大変唯一というか本当に残念なことでありました。前にもお話ししましたが、こうしたことは絶対にあってはならないことで、県民の皆さんから大変信頼を損なったと思いますが、少しでも信頼回復ができるように、これは何といっても県警本部長さん中心にしっかりと反省すべきは反省して、公安委員会の皆さんのお知恵もいただきながら、早く再生に向かって歩み出してもらいたい。県としても精いっぱいバックアップをしたいと、こういうふうに思っております。
 いろいろ考えますと、そういう警察官の残念な事件はありましたけれども、全体として見ると、富山県が大きなグローバル化が進む大きな時代の転換期の中で、県民の皆さんの幸せなり富山県の発展のためにしっかりと足場を固めて新たに羽ばたいていく基盤はできたのかなと。何とかまずはあと2年で北陸新幹線開業といういよいよ富山県にとっての正念場が来ますので、これを最大限に活かして産業経済の活性化、観光振興、ビジネス交流の活性化とか、幅広い意味での富山県の振興を図っていきたい。また、何より富山県に生きる、働き、暮らす富山県民の皆さんが生き生きと働き暮らせる、そういう県にしていきたいと、こういう決意を新たにしたところであります。
 また、県政記者クラブの皆さんには引き続きご指導、またご協力をお願いしたいと思います。

 それから、1点発表ですけれども、1月7日から9日にかけまして台湾を訪問させていただくことにしております。これは1つには、この4月から、最初週2便、それから7月から週3便、しかし冬場になってチャイナエアラインのほうから、やはり足元をまず固めて新たな飛躍ということからいうと、冬ダイヤ、念のため週2便からスタートしたいという話がありまして、2便でスタートして、3便になり、2便になりましたけれども、幸い春から夏にかけてはもちろん、秋に入ってもそれなりの搭乗率、11月でも7割ほど、12月はまだ今の時点ですけれども53%ぐらいで、微妙な数字ですけれどもそれなりに健闘している数字だと思います。こうしたことも踏まえて、できれば来年の春から3便ではなくてできれば4便にならないかといったようなことも含めてしっかり交渉したいと、こんなふうに思っております。
 それから、それに併せてといいますか、台湾で、この間バンコクでビジネスサポートデスクをつくりましたけれども、台北でビジネスサポートデスクを開所したいと、こういうふうに思っておりまして、これの開所式も併せて行うと。それから、実務的な観光説明会は1月下旬からまたやるんですけれども、この機会に台湾の大手の旅行会社の幹部に集まっていただいて観光説明会も併せてやろうと、こういうことにいたしております。台湾は大変、インドもタイもそうですが、大変日本に対して友好的なお気持ちの方が多い国でありますけれども、観光、経済の面でもしっかりと結びついて、ウィンウィンの関係でお互いに発展できるようにしていきたいと、こういうふうに思っております。
 それから、資料はありませんけれども1点つけ加えますと、災害廃棄物の問題ですね。新川広域圏について、ご承知のとおり少し他の2つの地域よりは遅れてぜひ試験焼却やりたいと申し出がありましたが、年内はちょっと先方の都合もあって間に合わないわけですけれども、その後岩手県のほうといろいろ調整をしておりまして、今日付けで、今日の夕方までには災害廃棄物の試験焼却に関する覚書というのが、これは昨日結んだのですけれども、きょう試験焼却の実施基本計画というものを夕方までには記者クラブに棚入れさせてもらおうかと思います。これ内容的には、今まで富山広域圏、あるいは高岡市が事業主体としてやっていらっしゃいました。そこに新川広域圏をつけ加えるという内容であります。また、できるだけ早い時期に新川広域圏のご希望に沿った形で、年明け後できるだけ早い時期、1月中には何とかなるんじゃないかと思いますが、試験焼却の日取りを決めて実施できるように。これは何といっても、それをいつやるということも、我々は仲介はしますけれども、お決めになるのは新川広域圏ですけれども、そういう決定が円滑にいくように仲介の労はとらせていただきたいと思いますし、また決まりましたら広域圏としても発表されるでしょうけれども、県としても速やかに県民の皆さんにお知らせしたいと、こういうふうに思っております。
 それから、台湾でもう1点、台湾のファミリマートの本社も台湾で訪問することにしていまして、この内容は、1月下旬から2月中旬に富山県の観光キャンペーンを台湾ファミリマートさんと連携してやろうということになっております。台湾のファミリマートというのは、ここにありますように2,848店舗、約3,000店舗ありまして、大体毎日いらっしゃるお客さんから割り出しますと、1月下旬から2月中旬までの期間に、大体、今のところ1月23日から2月19日までの期間ということになっていますので、そうするとざっと5,200万人の人がこの台湾ファミリマートの各店舗をお使いになる。そこの一角に一定の商品、キャンペーン商品を置きまして、そのところに富山県のPRにつながるような資料も置いて、そして抽選をすると、例えばそのうち何組かは立山黒部アルペンルートに、例えばご夫妻でいらっしゃるといったような商品が当たるというふうにしております。1等商品、2等商品と幾つか準備しております。こうしたことでPRしますので、例えばこの間いらっしゃる5,200万人のうち1%の人がそのキャンペーン関係の商品に手を触れたり実際にお買いになったりすると、大体52万人の人が富山県の観光情報を目にするということになりますので、効果は相当大きいんじゃないかと。こういう形でやるのは初めてですけれども、ファミリマートさんとは確か今年の春いろんな面で連携協定を結んだんですが、その1つの成果として海外の台湾で富山県観光のPRにご協力いただけると、こういうことでありますので、お礼も兼ねてファミリマートの台湾本社をご訪問して、円滑に運ぶように打ち合わせもすると、こういうことになっております。以上です。

2 質疑応答

知事記者会見の様子○記者
 3点お願いします。まず、新しい安倍政権の話で、安倍政権の12年度、今年度の大型補正と13年度の予算、一体的に編成するいわゆる15カ月予算というものをつくる方針であると。これに対する知事の受け止め、期待感などでもいいですけれども、受けとめをお願いします。
 次に、これも新政権の話ですけど、新政権への注文というか、どのように取り組んで欲しいかということで、新幹線整備、あるいは新幹線の関連政策、あるいは原発の再稼働の問題、原子力防災の問題、新政権にどのように取り組んで欲しいのかという知事のお考えを教えてください。
 あと最後は、国会議員と首長の兼職の話です。日本維新の会が首長と参院議員の兼職を認めるという内容の地方自治法改正案を提出する意向だと。それに関連して知事ご自身は国会議員と首長の兼職についてどう思われるか。そして、ご自身の兼職についてはどうでしょうか。

●知事
 まず、15カ月予算。まず大型の補正予算を組んで、またそれと当初予算を合わせて15カ月予算を組むということについては、方向としては割合、合理的というか、今の置かれた政治経済、また日本の状況を考えますと、割合あり得るというか、普通に考えてそういうことだろうなという考え方だと思います。
 ただ、世上、その補正を大型にして10兆円規模と言われていますけれども、いずれにしてもそこまで行くかどうかはともかくとして、その前後の数字ということになりますと大変巨額な事業費が要りますので、通常の国庫負担率で国費が来ますと、例えば半分が地方持つと5兆円ということになるし、3分の1でも3.3兆円ということになる。やっぱり非常に、今この10年ほどすっかり疲弊した地方の財政、そのために行政改革も必死でやっているわけですけれども、とてもその裏負担に耐え切れないという県や、まして市町村も多いと思いますので。これは先日タイ、インド訪問を1日早く切り上げて、私は早速、自由民主党、あるいは公明党の幹部、また幾つかの省庁の次官とか局長にも御目にかかって、是非そういうことをやるんであれば、地方負担が足かせになって経済に対する積極的なプラスの効果が及ぶ補正予算が組めないということになってはいけませんので、ぜひ新しい交付金制度、地方負担をカバーするですね、そういうものをつくってほしいということを申し入れてございます。今まだ政府内で議論されてるようですけれども、一応知事会を代表した形でお願いに行ってきましたので、今政府のほうも、それはもっともな意見だなと思って動いていただいている方が相当数いらっしゃると思いますので、恐らくそういう方向に行くんじゃないかと。だとすれば大変妥当な考え方で、安倍政権は地方の声にも耳を傾けて、実効性ある形で補正予算を組むということになるのかなと。同時に私お願いしたのは、もちろん土木とか農林とか従来型の公共事業もこの間大分減りまして、削減が続いたので大変必要な予算額、例えばトンネルが落ちてくるなんていうのもそういうことの影響という面もありますからしっかり組んでいただくことも必要なんですが、あわせて、もちろん耐震化とか、東日本大震災もありましたし、防災ということももちろんですが、もう少し、やはり医療とか人づくりとか、そういった分野でも光を当てて、しっかり地方で、いわゆる従来型の公共事業的なものばかりではなくて、県民の生活、福祉、教育、人づくり、そういったことにも目配りをして欲しいとお願いしていますので、そうしたものになればなおいいなと思っております。15カ月予算というのは、そういう意味では、それなりの常識的な考え方だろうと思います。
 それから、新政権についての期待というか、特におっしゃる新幹線については、私は敦賀まで延伸を決めていただいたということについては、これまでの野田政権についても一定の評価を申し上げたいと思いますが、ただ、金沢開業の後、福井までの開業に確か、その金沢開業の時点から11年かかるということだったかと思います。今からいうと13年余りかかるということで、やはりちょっと時間かかり過ぎかなと。早く、もっとスピードアップして欲しい。それから同時に、今金沢乗りかえでちょっと不便になるんじゃないかというような心配される県民の皆さんもいらっしゃるわけで、やはり早く大阪までつなぐと。そして、日本の国土を、単に太平洋側との格差是正ということだけではなくて、日本の国をしっかりバランスよく発展させるのに、太平洋側の従来の国土軸のほかに日本海側にしっかりした国土軸をつくってもらう。これが大事で、新幹線を大阪まで早くつなぐということがそのために最も必要なプロジェクトだと思いますので、もっとスピードアップしてやっていただくということを安倍政権には期待したいなと思います。それが同時に中国とか、最近はプーチンさんもまた改めて極東ロシアに大変開発したいという意欲を燃やしてらっしゃるようですし、また韓国、またさらには東南アジア、インドということを考えますと、そのアジアに面した日本海側に今光を当てておかないと日本全体の国益が損なわれると、こういうふうに思っていますので、ぜひそうしていただきたいと思います。
 それから、原子力防災、原子力発電の再稼働のご質問ですけれども、私やっぱり東日本大震災、それから福島第一原発の事故ということがあったわけですから、原子力についてはやはり安全安心ということをきちっと、その対策が確立されるということが一番大事だと思います。しかし、同時にその安全対策というものがしっかり確立されるんであれば、単純に「原発ゼロ」とか、「脱原発」とか「卒原発」という言葉を格好よく言うんではなくて、やっぱり国民の皆さんにとって、もちろん原子力の安全対策が確立されるということがもちろん大前提ですけれども、それが確立されるということであれば、やみくもに原子力発電をやめますと電力料金も相当上がって国民生活を圧迫する、また日本の産業の空洞化はもっと加速化する、いろんな問題もあるわけですから、ここはバランスをとって、できるだけ原子力発電への依存度を下げていくという方向はまあいいんじゃないかと思っておりますけれども。再生可能エネルギーなどにももちろん引き続き力を入れるとともに、バランスのとれたエネルギー政策をしっかり政府として、何といってもエネルギー政策について権限も責任もあるのは中央政府ですから。安全対策も含めて。そして、しっかり提示していただく。我々が国民の皆さんも含めてそういうことなら安心だなと、経済の問題も含めてね。そういうふうに感じ取れるようなしっかりしたビジョンと政策を打ち出してもらいたいなと思っております。
 また、首長と国会活動との関係で、まず首長と参議院との兼職という話については、ドイツの場合は連邦参議院というのがあって、この連邦参議院の議員というのは、言うなれば日本に当てはめれば県知事のような立場の人が参議院議員を兼ねているわけですね。ですから逆にドイツの国は大変分権型の国になっておるといういい面もあるわけです。ですから、兼職ということは一般的に考えればあり得ないわけではないので、例えば憲法改正もしっかりして、今衆議院と参議院の関係がいかがなものかという議論もかねてからありますから、そういうことで今の国会の二院制なんかも改革すると。同時に国と地方の関係も大胆に見直すということであれば、それはそれで1つの考え方ではないかと。しかし、それは大変大きな問題もはらみますから、十分論議を尽くす必要があると思います。
 ただ、そういうふうな明確な憲法改正とか制度改革がない中で、今の都道府県知事が、あるいは市町村長さんが国会議員を兼ねるといったようなことについては、一般的に言うとなかなか難しいんじゃないかなと思いますね。市町村長さんのことは市町村長さんが判断されたらと思いますが、富山県知事として実際仕事をこれで8年と2カ月ほどやらせてもらいましたが、知事という職責は本当に仕事は無限にあるんですね。やっぱり県民の幸せのため、富山県の発展のためと思うと、率直にいうと本当に無限にあると。ここまでならいいというものはないわけで。しかし、オーバーワークになって健康を損なってもいけませんし、また実務を担う職員のことも考えなくてはいけないということで、自ずからなる限界があるわけで、そういう立場の知事という者が国会議員を兼ねるというのは、どっちかがものすごく疎かになる、両方ともすごく中途半端になるという可能性がすごく高いような気がしますね。ですから、一般的には難しいように思いますし、また今のは仮の質問だと思いますが、仮に頭の体操的に石井知事はどうですかと言われると、そういうことは全く考えていませんね。そういうことをやるとどちらかが疎かになる。そして県民、国民の皆さんにご迷惑かけることになるおそれが高いと思いますので、私はそういう道はとらないという考えであります。

○記者
 予算の関係でお伺いします。国のほうの予算編成が例年よりかなり遅れるということですけれども、県の予算は通常どおり2月に発表されて、3月末までに決まるというスケジュールで考えていらっしゃるかどうかということと、国のほうは今年、年末年始返上で予算編成作業に入るということですけれども、県のほうは何か年末年始そういった対応されるかどうかお伺いします。

●知事
 まず、予算編成は、県議会との関係ですけれども、まず予算編成についていうと、国の補正予算が、伝えられるようにかなり早く、例えば補正予算をお決めになるということになれば、場合によっては2月というか3月議会の前にですね。場合によってはですよ、何らかの形で対応するということを考えなければいけないかもしれないなと思います。
 それから、当初予算は恐らく例年よりも、普通に考えて、政府のほうでもその動きになっているようですけれども、いつもより編成が遅れて、多分、地方財政対策の骨格が決まるのも、例年なら12月の中旬、それも10日前後、10日過ぎぐらいに決まるものが、多分2月の早くしても初旬とか中旬になるんじゃないか。また、地方財政計画というのはうまくいって2月いっぱいぐらい、末ぐらいになるんじゃないかと思いますので、そうなるとやっぱり、それを受けた当初予算編成というのは、どうしても例年より少し遅れることになると思いますから、そうすると、これは県議会とご相談しなくちゃいけませんが、そういった事情は県議会の皆さんも恐らくご理解いただけると思うので、普通に2月から開いている県議会がどうしても3月に入る可能性が高いような気がしますね。そうしますと、補正予算のほうはそれまで、3月議会まで待つのかということも含めてよく相談したいなと。いずれにしても県議会のことですから、また県議会の皆さんともご相談をしていきたいと思いますが、私としてはいずれにしてもできるだけ速やかに対応していくということが必要だと。特に、今、大型の補正予算組まれるというのは、地方も含めて今の日本が経済、産業の面でも、富山県こそ地方の中で相当いいほうですけれども、雇用の問題とか、また安全防災対策含めてなかなか課題山積で早く対応したいということだと思いますから、政府が早く対応するのに地方がのんきに構えているということは許されることじゃありませんので、できるだけ早く対応する工夫をしたいと。また皆さん、繰り返しになりますが、だからこそ私はインド訪問も一日早く切り上げて、そのまま富山に帰らずに東京に行って、まさに政府に、せっかくやるならこういうふうにやってほしいと申入れもしてきているわけで、自ずから私の姿勢、対応はご理解いただけるんじゃないかと思います。
 (年末年始の対応については)正月、元旦とか2日からということはなかなか難しいし、私は極力大みそかも含めて休んでほしいなと思っていますけれども、いろんなケースが考えられますので、部によっては、あるいは課によっては、財政課なんかはそれでなくてもいつも御用納めの後も仕事している人も少なくないように聞いていますし、今霞が関のほうはまさに年末年始返上でいろんな作業やっていらっしゃるようですから、省庁によってちょっと違うと思うんですね。省によってはもう今日、明日ぐらいである程度実務的な整理をつけて、あとは年明けということになるところもあるんじゃないかと思いますので、そういう国の動きを見ながら、やみくもに職員を残業させたり休日に出勤させたりするのは私の望むところではありませんので、各省庁の動きを見ながら、どうしても必要なところは臨時に対応するということはあるかもしれません。それとは別に、ここ恒例になりましたが、世界同時不況の後、御用納めの後も29、30日まで中小企業金融とか雇用の窓口とか、そういうところをいつも開けるようにしておりますので、それは例年どおり対応していくことになると思います。

○記者
 2つお伺いしたいんですけれども、1つは先ほどお話ありました災害廃棄物の試験焼却の件なんですけれども、新川については1月中に実施できるみたいな話がありましたが、富山、高岡については試験焼却が終わっています。それの本格焼却のタイミングの見通しというのは、新川が終わってからみたいなことなのか、それの見通しをお伺いしたいのが1つと。あと台北便、週4便の要請に年明けに行かれるということなんですけれども、北京便は依然止まったままなんですが、北京便の再開については、今後何かその辺の再開に向けての取組み等考えてらっしゃるのかどうなのか。その2つお願いします。

●知事
 まず、災害廃棄物の問題について言いますと、これはやっぱり本格焼却をいつやるかというのは、前から申し上げているように、まずは富山広域圏なり高岡市役所がどう判断されるかということで、早めに是非やりたいということになれば。もちろんその過程で、まず普通に考えると、一部のデータは出ていますけど、試験焼却の結果の。まだ一部、周辺の土壌なんかの放射能濃度がどうだとかといったのは今まだ調査中で、近く出るんじゃないかと思いますが、そういうデータも踏まえて、まずは最終処分場なり焼却施設をお持ちの市町村サイドでお考えをまとめていただいて、それが、この頃にやりたいということであれば、私どものほうで岩手県と相談をすると。できるだけご要望に沿うようにしていくと、こういうことだと思います。
 その際に、新川広域圏の試験焼却の結果を待つかどうかということについては、今言った富山広域なり高岡市さんの判断になると思いますが、そこまでお待ちするかどうかですね。被災地のほうはできるだけ早く協力していただけるものならして欲しいと思っていらっしゃると思いますので、幸いまだ最終のいろんなデータが出ていませんが、これまでの結果のように全く問題のない、むしろ放射能物質とは言えないようなレベルだということになれば少し早めにやるということになるのかもしれません。そこはもうあくまで市町村側のご判断と。それを我々としては、それを活かして岩手県側と協議を進めると、こういうことであります。
 それから、もう一つは、台湾訪問のほかに北京便どうするかということですか。これは結局、あの後、この間申し上げたように運休になりそうだということで、早速、植出副知事にも大連なり、その後も事務方に南方航空の本社などにも行ってもらっておりますけれども、それぞれ報告を受けても、また各方面から伝わってくる話も、これはまさに外交領土問題に起因して中国の中央のほうからのお考えというか、そういうものがあっての今の結果ですから。私はやっぱりまず、かねて国土交通省や関係方面にも、政府にもお願いしているわけですが、やっぱり国と国の外国ルート。あるいは航空運輸行政。そういう同士でそれなりにまず努力をしていただくということが大事で、その辺の様子も見ながら県としてもできるだけの努力はもちろんしたいと思っていますが、大きなそういう流れがないと、できるだけ流れを大きく見ながらこれは対応するのが適切だと。例えば向こうの要人にお会いするにしても、全く見込みのないところに。私自身も県政さまざまな課題があって富山県を留守にするということ自身だってそう自由ににできるわけじゃないので、全般の諸情勢を見ながら適切に対応したいと、こういうふうに思っています。

○記者
 県警の警部補が逮捕された件なんですけれども、昨日、新たに殺人事件を起こす前に窃盗も起こしていたというのが明らかになりまして、今回の事件で県警の現職の警察官が逮捕されたということと同時に、その重大事件を起こしながらも何年間も勤めていた、捜査が未解決になっていたということが新たに分かってきているんですけれども、それに関しての受止めと、この間署長会議で知事は信頼が地に落ちたというふうにおっしゃっておりましたけれども、改めて信頼回復に何が必要になってくるのかということをお聞かせください。

●知事
 この間署長会議でもお話しをしましたけれども、やはりまずは何といっても現職の警官が県民の方お二人を殺害して、かつ放火するといったことで、本当に絶対にあってはならない、本当に残念、無念な事件だともちろん思っております。
 今のご質問ですけれども、私自身も署長会議でもお話をし、もちろん別途本部長にもお話ししているし、公安委員会の委員の皆さんにもお話ししているのは、やはりそういう事件を起こしたということ自身も大変なことでありますけれども、その後2年数カ月にわたってなかなか犯人を捕まえられなかったということと、その経過として、今窃盗の話もありましたし、また被害者のお二人と転居される前は比較的近いところに今回の被疑者が住んでいて、お付き合いもあったということでありますから、そうした際に、もちろん参考人ということではなくて、被害者の方のいろんな諸状況を知りたいということで接触されたんでしょうけれども、お話しのように、警察官であるが故に、まさかそういう事件を起こすはずがないという思い込みがなかったかどうか。そういうことも含めて、二度とこういう事件が起こらないようにするにはどうしたらいいのか。特にそういう、そこでもう一歩、二歩踏み込んでいたら意外ともっと早く分かったかもしれないということも考えられるわけで、そこをそうできなかったところに少し警察官相互の過度な信頼感というか、身内だからまさかとかそういうようなことがあったかどうか。そういったことについては、これはこの機会に徹底して事実関係を調べて、そうした事情も明らかにして、そうしたことが今後二度と起きないように警察内部の相互牽制というか、チェック体制といいますか、それをしっかりしていただくように署長会議でもお話ししましたし、本部長さんにもお願いしていまして、新美本部長も本当に一生懸命やってくれていると、また公安委員会でも随分真剣に議論していただいていると聞いていますので、しっかりした対応していただけるものと期待しています。また、そうしないと、ここまで失墜した県民の皆さんの県警に対する信頼というものがなかなか回復するのが大変だと思うんですね。是非、本当に真剣にやってくれていると思いますけれども、この機会に徹底した事実関係、また原因究明、またこうしたことが二度と起こらない体制づくり、しっかりやって欲しいと思っております。

注)( )内は、発言内容をわかりやすくするため補足した部分などです。

【 情報発信元 】
経営管理部 広報課 電話:076-444-8909  [ お問い合わせフォーム