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知事記者会見[平成24年度]

2017年6月8日

知事室 目次

定例記者会見[平成24年6月7日(木)]

◆日時 平成24年6月7日(木)午後2時00分〜2時45分
◆場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 配布資料 動画
(1)平成24年度富山県原子力防災訓練の実施について リンク
(PDF 1075KB)
リンク
(8分35秒)
(2)夏の観光誘客キャンペーンについて リンク
(PDF 6792KB)
リンク
(4分44秒)
(3)高速ツアーバス事故を踏まえた県管理道路等の防護柵の改善について リンク
(PDF 157KB)
リンク
(1分33秒)
(4)高志の国文学館の開館について リンク
(PDF 6612KB)
リンク
(4分00秒)

2 質疑応答

内容 動画
(1)原子力防災訓練の意義について
(2)地域防災計画の改定時期について
(3)原子力規制委員会について
(4)原子力の安全協定について
(5)高志の国文学館の開館等について
(6)並行在来線の経営安定について
(7)野田再改造内閣について
(8)民主党県連大会への対応について
リンク
(25分47秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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記者会見録

1 知事からの説明事項

知事記者会見の様子●知事
 今日は4点、ご説明したいと思います。
 最初に、今年度の富山県原子力防災訓練の実施についてでございます。
 お手元の資料を見ていただきますと、昨年の東日本大震災の際の東京電力の福島第一原発事故の教訓も踏まえまして、EPZの範囲が8キロから10キロというのが見直されて、UPZということで30キロという目安が示されました。また、富山県の地域防災会議でも議論して、おおむね30キロというのが妥当ではないかというような議論になっているわけであります。そうしますと、富山県では、ご承知のとおり、氷見市がそれに含まれることになります。
 そこで、万々一、原子力災害が発生したときの迅速かつ的確な対応をしようということで、石川県と連携、協力しまして、同一の事故想定のもとに、本県では初めてとなる原子力防災訓練を実施すると。その成果や課題等については、今審議中の県の地域防災計画の改定に反映させていきたいと、こういうふうに思っております。今度の6月9日土曜日にやることで、午前中にやるということにしております。
 また、県庁から氷見市、高岡でやると。4番目の想定訓練、見ていただきますと、志賀原発2号機で、ここに書いてありますような緊急事態が起こったと。5キロ圏内で避難指示があったという前提をおきまして、その後、原子炉格納容器から放射性物質が出たと。そこで、30キロ圏内にも避難指示があったと、こういう前提で訓練をするわけでございます。一つは図上訓練ということで、緊急時における情報収集伝達訓練であるんですけれども、これは石川県のオフサイトセンターに富山県と氷見市から職員を派遣しまして、そして国や石川県などと情報を共有すると。また、北電からの通報等による情報伝達を富山県の本部、また富山県内市町村、消防、警察等の防災関係機関に対して速やかに伝達するということでございます。
 それから、県の原子力災害警戒本部については、これを設置して運営する訓練を富山県庁で行うということでございまして、私も本部長として参加させていただきます。内容はここにあるとおりでございます。
 それから、2枚目めくって見ていただいて、実働訓練として緊急時広報訓練、志賀原発から30キロ圏内の氷見市の住民の方に対して、事故の発生とか避難指示等の状況を防災行政無線や広報車等によって広報いたします。また、巡視艇によって漁船等の船舶への広報も行います。それから携帯電話の緊急速報メール配信によりまして、高岡や氷見を配信エリアとして広報するということであります。
 それから、放射線モニタリング訓練ですけれども、県内7カ所のモニタリングポストで、空間放射線量率の測定を強化すると。平常のときは1時間ごとなんですけれども、訓練の際は30分ごとに測定して、県本部に連絡するというふうにいたします。実施主体は県の環境科学センターが行うことになります。それから、可搬式、持ち運びできる放射線計測器による空間放射線量の測定も行うことにいたしております。
 それから、住民の避難訓練ですけれども、氷見市の避難地域の決定に基づいて、当該地域の交通規制やパトロールを行う。パトロールは県警が分担いたします。それから、志賀原発から30キロ圏内の住民の方を、今のところ具体的には集合場所、氷見市の八代地内を考えていますが、そこに誘導する。訓練では約100名の方に参加していただくことにしております。
 それから、バス及び自家用車で市の区域を越えて、高岡市の避難所へ避難するという想定をしておりまして、それから志賀原発から30キロ圏内の福祉施設、これは具体的には特別養護老人ホームのつまま園を考えておりますけれども、災害時要援護者の福祉車両による避難の実施もいたします。
 それから、(4)のところで、避難所の設置運営訓練ということで、高岡に避難所を開設しますが、これは今のところ、国吉小学校を想定いたしております。そのほか、ここに書いてあるようなことでございます。自衛隊や日赤奉仕団なんかにも参加してもらいますし、また可搬式自動車電話基地局は、これはNTTドコモ、それから災害用伝言ダイヤル171(イナイ)の利用、こういったことはNTT西日本さんに協力していただくわけでございます。
 また、(5)のところを見ていただきますと、避難所の設置運営訓練で、これは高岡市の先ほどの国吉小学校、ここで救護所をつくりまして、避難者の登録なり、放射線量の測定なり、問診等のスクリーニング訓練を行います。医師の方、放射線技師等にも参加していただくことにしております。また、安定ヨウ素剤の配布、服用について住民に説明をする。今回は国の方針がまだ示されておりませんので、安定ヨウ素剤そのものの配布は行いませんけれども、必要性の説明はさせていただくことにしております。
 それから、もう1枚おめくりいただいて、住民の皆さんへの防災意識の啓発ということで、除染車ですね、これは陸上自衛隊がお持ちですけれども、ご協力いただいて、除染車、除染措置、除染テント、これは除染テントは高岡消防本部、国吉小学校の体育館の中に置くことにしております。
 それからあと、原子力防災等に関する啓発パネル、それから住民の皆さんに対する放射線の基礎知識、原子力防災についての講習等でございます。
 参加機関、人員等はこの下に書いてあるとおりでございます。

 それから、次に、2つ目ですけれども、夏の観光誘客キャンペーンであります。
 まず1つは、今年はラムサール条約の湿地ですとか、あるいは日本初の氷河の発見ということで、立山黒部も新たに注目度が高まっておりますので、ぜひこのJR山手線車体広告などを実施しましてPRをしたい。特に昨年、山ガールの方を4人配置したのが大変、おかげさまで人気が出たようでありますので、今年もお願いしているわけですけれども、山手線の車体広告でも山ガールバージョンということで、富山の涼しい夏の立山の魅力をビジュアルに訴えたいと。また、富山湾鮨などの食、宇奈月の温泉、五箇山の伝統・文化等の魅力もアピールするということでございます。
 もう一つは、「おおかみこどもの雨と雪」というのが、今度アニメの映画として出ますので、これについても、時期を少しずらして、第2弾ということでアピールすることにしております。そのほかJR東日本のトレインチャンネルとか、JR東京駅、名古屋駅のデジタルサイネージを活用したPRもいたしますが、ちょっと1枚おめくりいただくと、タイプが幾つかあるんですが、JR山手線の車体広告のデザインとしては、縦長のAタイプのものですね。それから、もう1枚おめくりいただいて、もう少し正方形に近いBタイプのもの、Cタイプのもの、Dタイプのものとありまして、これらを車両ごとの特性に合わせてやろうということでございます。1編成11車両で、この間2編成で(車体広告を)やろうということでございます。
 それから、一番最後におおかみこどもの話も、最後から2枚目ですね、時期がずれますけれども、第2弾でこのかわいいお子さんのアニメと富山の自然の魅力を組み合わせてアピールするということでございます。
 それから、(資料の始めに)戻っていただきますと、2番として、立山を活用した夏の観光戦略を集中的に展開するということで、一つは個人客をターゲットにして、旅行雑誌「じゃらん」で登山を楽しむアルペンルート、あるいは下山後の富山旅の提案をする。このじゃらんの関東・東北版、14万5,000部だそうですし、メールマガジンも確か350万登録されている方があるようでありますので、大変効果があるんじゃないかと。
 それから、その下は山ガールガイドとアルペンルートを散策するツアーを実施したいと、これは7月から9月にかけて12回程度。また、山ガールの方をターゲットにして、山ガール弁当というのを、これ去年も出したら、えらい人気が出たそうでありまして、今年もやろうということであります。
 それから、立山黒部アルペンフェスティバルというのをアウトドアイベントとして、この9月に実施したい。これは県とTKKと石井スポーツさんとでやると。これに山岳警備隊なども協力してやるということでございます。皆さんもぜひまたよろしくお願いしたいと思います。

 それから、3点目が、高速ツアーバス事故を踏まえた県の管理道路等の防護柵の改善ということでございます。
 この間の高速ツアーバス事故については、もちろん旅行会社、ツアー会社のほう、バス会社のほう、また運転士さん、それぞれ責任があるわけですけれども、それはそれとして、できるだけ万々一の場合に備えた、大きな事故を防がなきゃいけないということで、防護柵の改善を図ることにしております。改善箇所は、私どもの県の管理としますと、県管理道路で42カ所、それから関越(※能越)自動車道の県の道路公社が管理している区間で137カ所ありましたので、それぞれこの図をご覧いただいたらと思いますが、ガードレールの端を取りかえて、コンクリート壁に接合させるなどしまして、防護壁の改善を進めるということであります。
 今後の予定もここに書いてあるとおりでございまして、特に能越自動車道は箇所も多いものですから、国の交付金の活用もこの間、前田、当時の国交大臣にお願いをして、そういうふうに改善をしてもらって、活用してやるということにしております。
 それから、最後に、高志の国文学館の開館についてご説明をしたいと思います。
 7月6日から10月14日までの4カ月ほどをやることにしておりまして、1つは、第一部は家持の歌の世界ということで、ここにありますように、5つの視点から越中万葉を読み解く。
 それから、第二部は、家持の人物像ということで、これもここに書いた4つの視点から、家持の人物像を探るというふうにいたしております。主な展示品としますと、古写本の万葉集の断簡、複製のようなものとか、またこの機会に越中万葉を題材にして絵を描いていただこうということで、郷倉和子先生、藤森兼明先生にもお書きいただきましたし、また富山県在住の大島秀信先生も描いておられます。また、この機会に、余り人の目に触れないんですが、安田先生の「大友家持像」というのもお借りして、展示させていただくことにしております。そのほか、越中万葉写真パネルとか、また越中万葉の絵本というのも先般出して好評を得てますが、その原画をぜひ多くの方に見てもらおうと。また、アニメで「マイの越中万葉体験記」ということで、これはピーエーワークスさんの方にお願いをして、万葉時代の富山の自然や暮らしを体験して、命の大切さなどを、主人公であるマイがタイムスリップをして学ぶと、こういう内容になっております。観覧料等はここに書いてあるとおりでございます。
 1枚おめくりいただきますと、開館記念講演会ということで、作家の五木寛之さんに講師に来ていただいて、「日本文化の底流」ということでご講演をいただくと。また、せっかくの機会でありますので、昨年、さかのぼれば一昨年ぐらいから準備してきましたふるさとの歌について、今回出来上がりましたので、なかなか、久石(譲)先生の曲で、本当にすばらしい歌になったなと思いますが、歌詞も公募で選んだわけですが、須藤さんという、これも富山県ゆかりのプロデューサーというか、詩人の方に補作をしていただいて、大変すばらしいものになりました。これのご披露もするということであります。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、富山県内に何人も万葉集等についてご造詣の深い、いろいろ研究もされておられる方がおられますので、そういう歌人の皆さん、また研究者の皆さんに、講座、講演をしていただくということであります。
 それから、もう1枚おめくりいただきますと、今回、開館記念展のポスター、またチラシでございます。またご覧いただきたいと思います。
 以上で、私からの説明とさせていただきます。

2 質疑応答

知事記者会見の様子○記者
 3つあるんですけれども、まず原発問題で、今度、原子力規制委員会という独立性の高い新しい組織が発足することになりました。原発隣接県として、これをどう評価して、どんな役割を期待しているのかというのがまず1点と。
 2点目が、先日、野田再改造内閣が発足したんですけれども、ここで新しい防衛大臣さん、国土交通大臣さんの人選を踏まえて、知事の受け止めを教えてください。
 最後に、先日の新幹線の中央要請で、遠からず金沢−敦賀間が正式着工認可になりそうだということで、それはよかったと思うんですけども、今後さらに、改めて並行在来線の経営問題というのがより重要視されてくることになると思うんですけども、今後、県として、あるいは同盟会として、国に対してどんな支援をどのように引き出していくのかというのを、改めて考えを教えてください。以上です。

●知事
 まず、最初の原子力規制委員会というのか、これについては、国会の場でいろいろご論議があって、最初の8条委員会ではなくて、独立性の強い3条委員会ということになったように聞いております。これはやはり悪しき意味の政治的判断じゃなくて、安全・安心を基本にした、非常にそういう意味では原子力防災は専門性の高い分野ですから、そういう有識者の方の安全・安心面での専門的な判断をなるべく尊重したいということで、それはそれでよかったのかなと思います。と同時に、安全性を重視するのはもちろんですけれども、昨年の福島原発でも、総理官邸含めていろんな要所要所に責任あるお立場の方々がいらしたんですけれども、結果として大変混乱した面もあったと伺ってますので、ぜひ新しい制度ができて、安全は重視しながらも、同時に安全重視していろいろ議論するのはいいんですけれども、いつまでも決断できないで何も決まらないんじゃ困るので、どこかでやはり最後は国の総責任者は総理ですから、立派な見識のあるご判断をされる、そういう仕組みになるように、今、国会でその法案の中身が議論されているようですので、大方の国民が見て、なるほどなというようなことになるような、そういう原子力防災体制にしてもらいたいと思います。
 それから、2つ目の防衛大臣についてでありますけれども、私、個人的に親しいということはございませんけれども、森本新防衛大臣はいろんな機会にご講演されたり、お話を伺ったりしておりますと、なかなかやはりこうした国の防衛だとか、あるいは外交問題についてはご専門でいらっしゃるというふうに思いますので。ただ同時に、いろんなご経歴の方ですけれども、これまでは少なくともそういう大臣とか、そういう責任あるお立場ではなくて、そういう学識経験者としての論評をされたり、評論されるお立場だったわけで、今度は大臣として重責を担われますので、これは日本の国のため、国民の皆さんのために頑張っていただきたいなと、こういうふうに思っております。
 それから、新幹線についてですが、お話は、並行在来線への支援をどういうふうに今後政府に求めていくかという意味ですか。これについては、平成2年、平成8年、当時の政府与党が決めたルールがありまして、今の政権になってもその基本が大きくは変わっていないんですけれども、それでもこの3年近い間、いろいろ働きかけもして、貨物調整金も最初は非常に少ない額だったのが、一たん12、13億になって、昨年の秋、倍増して、確か年間25億というふうにしてもらいましたよね。それから、新幹線の地方負担についても、これはもう4年ほど前になりますか、地方交付税で累積で300億円ほど、これは総務省の判断で、総務大臣の判断で軽減してもらったんですけれども、その後、今年の1月ですか、貸付料を活用した形で単年度50億弱、4年で200億ほど軽減するという方針も示してもらいました。
 こういう点で相当前進、そのほか細かくいえば、旧政権時代の補正予算で確か72億だったかな、軽減してもらった、73億だったかもしれませんが、そういう経緯はあると思いますが、そういう意味でかなり、最初の頃に比べると、先行する東海道、山陽、あるいは盛岡までの東北新幹線、あるいは上越新幹線と比べると余りにも不公平だと。不平等条約じゃないかと言っていた部分がかなり改善されましたけれども、まだまだ並行在来線の経営安定というところには少しというか、相当な距離があると思います。
 引き続き国の支援もお願いしたいし、またJRさんとの交渉、これも先般、真鍋新社長とお話をして、新型車両を全体の3分の2ぐらい導入する方向で考えていただくということと、それを(※それにより)実質的には初期投資を約50億円ほど減額してもらえるという大体のお考えを、そういう方針をとっていただける見込みとなったわけですが、大きな前進ですけれども、これもさらに努力をして、できるだけ他にも資産がありますので、できるだけ(譲渡価格を)減額してもらって、並行在来線がそれなりに安定した経営になるように努力していきたい。そのためにも、国土交通省あるいは国交大臣にも並行在来線の問題をこれからも粘り強くアピールをして、働きかけをしていこうと、こういうふうに思っております。

○記者
 ちょっと1点だけ。森本大臣のところで、あの方が政治家ではないということでシビリアンコントロールの面で批判も出ているようなんですが、その辺についてはどうでしょうか。

●知事
 そういう議論もあるようですけれども、もちろん国民の皆さんから選ばれた国会議員さんであるほうがベターかもしれませんが、国会議員さんもいろんな方がおられますからね。ですから、今までも国会議員さんだったけど、専門的知識がなくて問責決議にあったりしているわけですから、民間人ではあるけれども、防衛とか外交の問題に相当の見識を有する方が、普通にはそういうふうに思われている方が選ばれたというのは、それはそれなりに理解できるなと。
 一方で、シビリアンコントロールということもありますので、これもいろんな解釈がありますが、そういうことで森本防衛大臣、いろんなご議論があって大変でしょうけれども、大変重い、責任あるお立場になられたので、日本の国のために、また国民のためにしっかり務めていただきたいと。あんまり国会でそういうことをあれこれ言ってる暇はないんで、日本の国自体が今、土俵で俵に足がかかってきているような状態ですから、党派を超えて、心を一つにして、日本の国のために皆さんどうしたらいいのか、十分議論して、正しい方向を出していただきたいと、こういうふうに思っております。

○記者
 原子力防災訓練のことで伺いたいと思います。
 初の訓練ということで、訓練の意義といいますか、大抵あるような気がするんですが、通常の防災訓練であれば、どのような対策をとれば安全、大丈夫なので、こういう対策もやってくださいという訓練なわけですが、今回のを少し見させていただくと、安定ヨウ素剤の服用のタイミングであるとか、そもそもSPEEDIのデータがまだ出ていないので、国吉というところは多分原発から40キロぐらいだと思うんですが、40キロまで逃げるので大丈夫なのか、50キロ以上逃げるべきなのかとか、車でとかバスでということですけども、渋滞は大丈夫なのかとか、いろんな細かいところが詰まっていない中での、課題を探るというようなことを先ほども言われましたけど、訓練の意義についてお伺いしたいのが1点と、この訓練を活かした上で、多分県の地域防災計画、最終的にまとまるんだと思うんですが、そのまとまる時期は、今のところいつぐらいというお考えか、まとめる時期はいつか、その辺をお伺いしたいと思います。

●知事
 まず、原子力防災訓練のやり方について、もちろん理想論からいいますと、本当は国がちゃんとSPEEDIの端末も整備して、情報もいただくとか、また安定ヨウ素剤等の方針、それからおっしゃるようにUPZだけではなくて、PPAの問題もありますから、そういったことについてちゃんと国が、かつ国といってもいろんな人がいらっしゃるわけで、ちゃんとした見識のある専門家も入った安全面を重視したしっかりした方針を出してもらって、それを受けて防災訓練があるというのが一番いいと思うんですけれども、ご承知のような国政の状況ですから、いつまで待ってどうなるかわからないわけで、とにかく今、地方として精いっぱい、自分の判断でできることはやってみようじゃないかと。そこでおのずから課題も出てくるので、したがって国にもしっかり、そういう訓練もした上での課題は改めて改善なり対応してもらうように、もちろん地方として対応すべきことはしなきゃいけませんが、国がもっとしっかりやってほしいということを言おうと思っております。
 SPEEDIについては、国の方の説明、正式に聞いたわけじゃありませんが、新しい、最初、原子力規制庁というのができるということになってたんで、それができたらこのSPEEDIを使った、例えば志賀原発の場合だと放射性物質がどういうふうに拡散するかというような計算もして、そうしたことも提供しようという考えはどうも政府部内にあったんじゃないかと思うんですが、ご承知のように、原子力規制庁も今のようなことになってますので、なかなか作業が進んでいない。そういう意味で、私は、最近よく言われるように、やはりこういう未曾有の国難の時期ですから、党派を超えて国民のために、もっと早くこうした問題について答えを出して、前へ進めてもらいたいなと、こういうふうな思いを深くいたしております。
 安定ヨウ素剤も同じでして、これもやっぱり訓練等は、やっぱりじゃどういうふうに使うのかとか、もう少し具体的な国全体としての方針がないと、これはなかなか地方的な特色でこうしますとか、そういうような問題じゃありませんので、早く具体の運用のあり方について、専門家のしっかりしたご見解、それに基づいた方針を示していただく、それを活かしてやっていこうと思いますが、ともあれ今回やってみて、さっき自家用車や車を使ったりすると渋滞の問題が起こったらどうするかというようなこともお話がありました。今回はそんなに何万人という人に一斉に避難してもらうわけじゃなくて、確か100人とかそのぐらいの数ですから、それで渋滞ということにはならないと思いますけれども、今後本当に、万々一そういうことがあったという場合には、場所にもよりますが、何百人、何千人とか、場合によっては万の単位になるということもあり得ないわけじゃないので、そういったことも今回の訓練を通じて、改めてどういう課題があるかというのも整理をして、地方として対応すべきことはもちろんしなきゃいけませんし、国がしっかり対応してもらわなきゃいかんということの方がすごく多いんじゃないかと思いますが、それは国への提言等に活かしていきたいなと。
 それから、地域防災計画の取りまとめの時期というお話でしたが、私もなるべく着実に議論はしなきゃいけませんが、ある段階でこういうことですよということで、今の段階としてはそれなりに議論をすべきことはしっかりし、検討すべきことはした上で、それなりのものとして県民の皆さんへ提示したいわけですけれども、ご承知のような国政の混乱というか混迷で、原子力規制庁もできないし、また前の原子力安全委員会の委員長さんも、何か余りこれ以上新たな責任を負いたくないというようなこともあるようですし、そういう状態です。国の方の考えもはっきりしませんから、その段階でなかなか地方として、じゃこういう地域防災計画をつくりましたと、いろいろ課題はあるけれども、今の時点では最善のものだというようなものに、なかなか今の時点ではなりませんよね。
 ですから、もう少しこれは国の動向も見ながら、もちろん地方として努力すべきことは当然して、だからこそこの原子力防災訓練もこういう状況ではありますけども、実施をまずすると。それについても、例えば石川県と富山県がばらばらにやるんじゃおかしいから、この間、谷本知事ともお話し合いをして、一緒にやろうじゃないかと。お互いに連絡取り合って、本当に事故が起こったら、そうしなきゃ本当に大変なことになりますよね。今回はそのケースは考えませんが、将来としては、石川県の人が例えば富山県に避難するという場合もあり得るわけで、そういったことも含めて、地方として責任を持って対応すべきことはもうできることはやろうという姿勢でやっているということで、ご理解をいただきたいと思います。

○記者
 高志の国文学館の開館についてお伺いいたします。今回の主な展示品として5つ上げられていますけれども、そのうちほとんどが絵画のようなもので、断簡、レプリカとなっておりますのはどのような事情があってそうなっているのかということと、あと高志の国文学館の工事の状況がまだ前庭の工事中で、7月開館に間に合うのかというのをちょっとやや心配しております。その点について。

●知事
 工事については、もう1週間ほど前かな、現場に行っていろいろ、私自身も自分の目で点検もしてきましたけれども、今、随分朝早く夜遅くまでというか、頑張っていらっしゃるようで、何とか間に合わせたいというか、間に合わせますという説明でしたので、それはきっとそうなるんじゃないかと、またそうしてもらわな困ると思って、そうなるはずだと思っております。
 それから、絵画とかそういうのが多いけど、本物の古写本の万葉集の断簡あたりがちょっと寂しいんじゃないかというご趣旨かと思いますが、これはそもそもご承知のとおりで、古写本の万葉集で残っているものというのが非常に限られているのと、それから中西先生ともご相談したんですが、中西先生はそういう古いものが、もちろん本物があればそれは一番いいんだけど、余りこだわる必要はないので、今、レプリカといっても非常に精巧で、本物のイメージが非常によくわかるので、むしろ中西先生は、無理して本物を確保することにえらく労力を使うよりは、積極的にむしろレプリカを活用した方がいいんじゃないかというお考えでして、手に入るものはもちろん本物をお出しするんですけれども、そんなに多くはないかもしれませんですね。ただ、もともと、ご承知でしょうけどそんなに、万葉集の本体、奈良時代につくられたものはそのままというのはないわけで、その後の、後世のものが幾つか残っているということで、その中で今回展示(が)めでたくできるものと、ちょっとやっぱり今回見合わせるものとがあったということなので、これからも努力はしたいと思います。

○記者
 ちょっと古い話になりますけども、5月下旬に自民党の県連大会と民主党の県連大会がありました。知事の方は、自民党の方は出ていらしたんだけれども、民主党の方はご欠席ということだと思うんですけれども、ちょっと見ると、政権交代後は民主党の県連大会は連続して出ていらっしゃったんですが、今回は出られなかった。公務があったかと思うんですが、民主党の党大会も早くから日程決まっていたから、調整は可能だったかなというふうにも思えます。今もちょっと中央政府への批判もありましたけれども、今回、民主党の県連大会に出られなかった理由というのはどういうことかとお伺いしたいんですが。

●知事
 あれは何とぶつかっていたんだったかな。私が主催する会議、タウンミーティングだったか。私の方が出る会議がもっと先に決まってたんですよ。タウンミーティングだったかな。ですから、そういうわけで、そういう事情があるということを民主党の方々にもお話をして、そういうことなら仕方がないなと、向こうもご理解いただけたと思ってまして、何か今、特別考えがあって、無理すれば出れたのに出なかったんじゃないかというふうな趣旨の、念のためお聞きになったんだと思いますが、そういうことは全くありません。

○記者
 原子力防災に関してなんですが、安全協定の実務者協議というのが行われていますけど、一月に一度のペースで行われているんですが、次回はまだ予定が決まっていないと……。

●知事
 そうですね。6月中ぐらいには、また北電さんと議論を当然しなきゃいかんと思っているんですけれども、先方の都合もありますのと、それからこの原子力防災については、特に原子力発電の防災については、今ご承知のように再稼働をめぐって、大飯原発とか、いろんな動きがありますよね。そういうこともあって、北陸電力さんの方はその辺のこともよく勉強したいと思っていらっしゃる可能性もありますし、それから我々の方も、そういった動向も横目でにらみながら。何よりちょっと国の原子力防災についての考え方が、先ほども申し上げたように、何となくまだわかりにくい点があるんで、そういうことも踏まえて、全部そういう諸情勢が整わなきゃ協議しないというものでもないので、いろんな論点がありますから、私はできれば6月中ぐらいにやったらいいんじゃないかと思ってますが、先方の都合もありますから、できるだけやっていく。ただ同時に、今言った国の原子力防災、やっぱり原子力防災の問題というのは、エネルギー政策もそうですけど、やっぱり国全体として一つのプリンシプルというものがなくちゃいけない世界ですので、そういった国の安全対策も含めてエネルギー政策、原子力政策というものはどうもはっきりしない中での、ですから多少なかなか煮詰まりにくい部分もあるかなと思います。しかし、しっかりと交渉をして、その際には立地県と同等の安全、これを基本にこれからも努力をしていきたい、こういうふうに思っております。
 それから、さっきの話、やっぱり富山市内でタウンミーティングを、富山地区のをやっておりましたので、民主党の皆さんもそれはもっともかなと。私が出ないと始まりませんので、ご理解いただけたと思っています。

観光キャンペーンパネルの説明

高志の国文学館パネルの説明

注)( )内は、発言内容をわかりやすくするため補足した部分(※は訂正)などです。

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